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【2018年05月23日(水)投稿】
2018年5月23日(水)の株価上昇率ランキングで一際目立つ「テーマ株」があったので紹介したい。
上の画像を見て貰えれば一目瞭然だが、2018年5月23日(水)は上昇率1位に「大村紙業」、3位に「平和紙業」と上昇率ランキング上位を『段ボール関連銘柄』が占めた形だ。
段ボール関連銘柄 大村紙業
時価総額:10,027百万円
PER:(単) 51.45倍
PBR:(単) 1.91倍
≪2018/05/23時点≫
更にそれだけはなく、段ボール大手のレンゴーの株価は一時1014円を突破し、1990年以来の高値をつけたと言う。実に28年ぶりの高値である。
これは余程の材料があったのだろうと調べてみたら、日本経済新聞が「インターネット通信販売の急拡大で、ダンボールの需要が急激に増えている」と報じていた。
レンゴーの他にも、段ボール大手のトーモクも業績が好調らしく、両社ともに19年3月期は最高益更新を見込んでいるそうだ。ダンボールの原料となる板紙の需要は、このまま行くと2022年には16年比で約2割増える見通しらしい。
ダンボールの世界最大の需要国は中国で、2022年には7200万トンの需要を見込まれており、実に世界需要の4分の1を占める事になるそうだ。中国のネット通信販売市場は前年比1割強のペースで拡大を続けているらしく、それに伴い段ボールの需要も日々増加している訳だ。それにしても物凄い成長スピードだな。
米国でも生産量最大手のインターナショナル・ペーパーは段ボール生産能力を約1500トンと2倍近くまで増やしたそうだ。世界2位の生産量を誇る中国のナインドラゴンズは重慶や瀋陽など中国の5カ所の工場拡張を急いでいる。19年6月までに生産能力を2割増やす計画だ。
日本でも国内大手のレンゴーが2018年7月には凸版印刷から段ボール製造子会社を約50億円で買収する計画を発表している。世界の段ボール競争は熾烈な争いになりそうだな。
確かに最近、家にダンボールが増えたような気がする。当方のような一般家庭でも、通信販売を利用する機会が増えた影響かもしれない。
どうやら世界的に「段ボールバブル」が始まっているようだ。あともう一つ注目したいのが石川製作所ね。↓
段ボール関連銘柄 防衛関連銘柄 石川製作所
時価総額:15,103百万円
PER:(連) 107.74倍
PBR:(連) 4.47倍
≪2018/05/23時点≫
そういえば石川製作所はダンボール関連でもあるし、防衛関連の本命株でもある。米朝首脳会談の雲行きが怪しくなって来たようだし、双方のテーマ性から狙える石川製作所は個人的に注目しておきたいと思っている。
また、段ボール関連銘柄の本命株・出遅れ株一覧と防衛関連の本命株・出遅れ株は下のリンク先にまとめてある。話題のテーマ株だけにしっかりチェックしておきたい。