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昨今、インターネット通販の拡大により世界的にダンボールの需要が増しているようだ。ダンボールの需要増は日本の株式市場にも影響を与える可能性がありそうだ。
このページではダンボール関連銘柄について本命株・出遅れ株 一覧をわかりやすく詳しくまとめていく。
ダンボール関連銘柄とは
ダンボール関連銘柄とはその名の通り、ダンボールの製造・販売などダンボールに関連する事業を手掛ける銘柄の総称である。
ダンボールの需要はここ最近、年々右肩上がりとなっている。これは主な要因はインターネット通販の拡大だろう。皆様も経験があると思うが、アマゾンなどのECサイトでお買い物をするとたいていはダンボールに商品が梱包され送られてくる。
つい最近もアマゾンなどインターネット通販の拡大により日本の流通業界がパンクしそうだ、というニュースが報じられていたことからも想像できるが、まさに今ダンボール市場は拡大の一途を遂げている。
まぁそりゃあ、ダンボールの需要も増すわなって話だ。みんながネット通販でバンバン買い物しているのだから。ダンボールの需要増を背景に、ダンボール向けの古紙価格なども年々高騰しているようだ。
いずれにしても、世界的にダンボールの需要が増してきていることは事実。日本のダンボールメーカーなどにとってはビジネスチャンスが到来していると言って良いだろう。
インターネット通販の勢いが落ちることは、今のところは想像できない。ダンボールの需要増はしばらくは続くと見てよいのではないだろうか。ダンボール関連銘柄も一つのテーマ株としてチェックしておいて損はないだろう。
ニンテンドーラボはダンボール関連銘柄に追い風か!?
2017年01月18日(木)に任天堂より「ニンテンドーラボ」が発表されたが、このニンテンドーラボの発表はダンボール関連銘柄の追い風となりそうだ。ニンテンドーラボはダンボールの工作キットを組み立て、ニンテンドースイッチのコントローラーなどを組み合わせることでニンテンドースイッチを活用した新たな遊び方を提案する新商品である。
ニンテンドーラボの肝となるものが、ダンボールの工作キットであることから、ニンテンドーラボがヒットすればダンボール関連銘柄にとっても追い風となりそうだ。
実際には、ニンテンドーラボで使用するダンボールの総量自体は大したことはなさそうに思えるが、連想買いで騰がってしまうのが株の面白いところでもある。実際に、ニンテンドーラボが発表されてから、一部のダンボール関連銘柄が急騰したことも事実だ。
実際にニンテンドーラボが発売され、ヒットすれば再びダンボール関連銘柄が物色される可能性もありそうだ。なお、ニンテンドーラボ関連銘柄については別ページにまとめてあるので、下記リンクより参照してほしい。
ニンテンドーラボ関連銘柄とダンボール関連銘柄は重複しているものも多いので、併せて把握しておくと良さそうだ。
ダンボール関連銘柄 一覧
- 3861 王子ホールディングス
- 3941 レンゴー
- 3946 トーモク
- 3708 特種東海製紙
- 6208 石川製作所
- 3953 大村紙業
- 3892 岡山製紙
- 3943 大石産業
- 3947 ダイナパック
- 3952 中央紙器工業
- 5964 東洋刃物
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ダンボール関連銘柄 本命株・出遅れ株
それではダンボール関連銘柄のなかでも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命株 王子ホールディングス
時価総額:764,844百万円
PER:(連) 20.14倍
PBR:(連) 1.16倍
≪2018/01/30時点≫
ダンボール関連の中核株として注目したいのは王子ホールディングスだろう。王子ホールディングスは1873年創立の老舗の製紙企業で、製紙国内首位。もちろんダンボールも手掛けており、インドやマレーシアなどにもダンボールの新工場を建設している。アジアなどでのダンボール需要にも対応できそうだし、まさにダンボール関連の中核株と言えるだろう。
ただし、王子ホールディングスは時価総額の大きな大企業。ダンボール関連というテーマ性だけで爆発的な株価上昇を見込めるわけではないのでその点は注意。取り組むとすれば中長期スタンスが前提となりそうだ。
本命株 レンゴー
時価総額:238,529百万円
PER:(連) 20.75倍
PBR:(連) 0.91倍
≪2018/01/30時点≫
レンゴーもまさにダンボール関連銘柄の中核株と言える。レンゴーは段ボールや板紙、包装紙のリーディングカンパニーでさまざまなパッケージングを手掛ける企業である。「ダンボールといえばレンゴー」と言えるくらいに有名なダンボール関連銘柄なので注目しておいて良さそうだ。
ただ王子ホールディングスほどではないが、レンゴーも時価総額規模は大きめ。値動きは比較的緩やかだろう。PER、PBRでは過熱感がないので、中長期スタンスで取り組むならば面白いかもしれない。
本命株 石川製作所
時価総額:19,158百万円
PER:(連) 31.90倍
PBR:(連) 6.25倍
≪2018/01/30時点≫
防衛関連銘柄としてお馴染みの石川製作所だが、こちらはダンボール関連銘柄としても注目しておきたい。石川製作所はダンボール製造機も主力製品の一つなのだ。しかも2017年7月には、このダンボール製造機事業を強化するとも発表している。世界的にダンボール需要が高まってきていることから、事業強化をするということだ。
こちらもまさにダンボール関連銘柄と言える。石川製作所は、時価総額規模も大きくなく値動き妙味の観点からも面白い。北朝鮮情勢もまだまだ不安定なので、防衛関連銘柄としても注目したい。ダブルのテーマを有する銘柄として注目だ。
本命株 大村紙業
時価総額:11,551百万円
PER:(単) 43.76倍
PBR:(単) 2.22倍
≪2018/01/30時点≫
大村紙業は2017年1月に任天堂がニンテンドーラボを発表した際に、一気に株価が上がった銘柄の一つ。大村紙業はダンボールやダンボールケースを手掛けている銘柄。ユーザー密着型の工場を展開しており、多くの品種で小ロットでも生産できることが強み。
ユーザー密着型で、いろいろな形のダンボールを生産することができることから、ニンテンドーラボ関連の思惑で買われたのかもしれない。
いずれにしてもダンボールを手掛ける小粒銘柄なので、関連銘柄の一角として覚えておきたい。小粒銘柄なので値動き妙味の観点からも注目だ。
本命株 岡山製紙
時価総額:4,059百万円
PER:(単) 55.87倍
PBR:(単) 0.45倍
≪2018/01/30時点≫
岡山製紙は王子HD系で中国・四国が地盤の板紙中堅企業だ。岡山製紙は果実贈答箱や「美粧段ボール」と呼ばれる、そのまま商品のパッケージとして利用できるダンボールなどを手掛ける。こちらも、ダンボール関連銘柄の一角として注目。なお岡山製紙も時価総額規模の小粒な銘柄。値動きは軽いので、人気化すれば面白そうだ。
本命株 大石産業
時価総額:10,820百万円
PER:(連) 8.45倍
PBR:(連) 0.71倍
≪2018/01/30時点≫
大石産業もダンボール関連銘柄の一角として注目したい。大石産業は昭和40年からダンボールを取り扱っており、今ではダンボール事業は柱の一つとなっている。こちらも時価総額規模の小さいダンボール関連銘柄なので、人気化すれば火柱が立つかも。普段目立たない銘柄なので、PER、PBRも過熱感はない。ダンボール関連銘柄というテーマ性が注目されれば、面白いかもしれない。
出遅れ株 ダイナパック
時価総額:17,910百万円
PER:(連) 13.19倍
PBR:(連) 0.41倍
≪2018/01/30時点≫
大ナパックは家電向けのダンボールが柱の企業。こちらも、ダンボール関連銘柄の一角として注目したい。こちらも時価総額規模はそこまで大きくなく、値動き妙味はありそうだ。
出遅れ株 中央紙器工業
時価総額:7,942百万円
PER:(連) 12.18倍
PBR:(連) 0.67倍
≪2018/01/30時点≫
トヨタグループの中央紙器工業もダンボール関連銘柄の一角として注目。こちらは東海地区が地盤で、自動車部品や家電製品用のダンボールを手掛ける銘柄だ。
出遅れ株 トーモク
時価総額:43,190百万円
PER:(連) 7.94倍
PBR:(連) 0.67倍
≪2018/01/30時点≫
トーモクもダンボール関連銘柄の一角として注目しておきたい。トーモクはダンボールや紙器製品を中心とした総合包装メーカー。ダンボールでは、もっとも一般的な形式のA式ダンボールや、飲料や加工食品等の包装に使うラップアラウンド式段ボール、水産品向け耐水段ボール、住宅設備製品向け段ボール、家電製品向け段ボール、美粧段ボール製品などなど、さまざまな種類のダンボールを手掛けている。
こちらもまさにダンボール関連銘柄の中核銘柄と言えるだろう。トーモクは時価総額規模は小粒というほどでもないが、十分値動き妙味はあるレベルと言える。トーモクをダンボール関連の本命株として注目するのも面白いかも。
出遅れ株 東洋刃物
時価総額:1,688百万円
PER:(連) 9.66倍
PBR:(連) 1.01倍
≪2018/01/30時点≫
ダンボール関連銘柄の出遅れ株として東洋刃物に注目するのも面白いかもしれない。東洋刃物は情報産業、鉄鋼、製紙向けに工業用刃物を製造・販売する企業。
ダンボールそのものを製造・販売しているわけではないが、ダンボール用ナイフや製紙用カッターなどダンボールの製造に欠かせない製品を手掛けている。こちらもダンボールの需要が増せば、ビジネスチャンスとなるかもしれない。
面白いのは東洋刃物は時価総額規模が超小粒な点。もし人気化すれば値動きは早そうだ。ダンボール関連の出遅れ株として注目したい。
ダンボール関連銘柄 まとめ
ダンボール関連銘柄は爆発的に株価が急騰するテーマ株とはいえないかもしれないが、今後も需要は右肩上がりで上がっていきそうなので、緩やかながらも息の長いテーマ株となりそうだと予想している。ダンボール関連銘柄の本命株・出遅れ株 一覧は把握しておいて損はなさそうだ。