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「2019年問題」という言葉はご存知だろうか?!
2019年問題とは、2009年11月に開始された住宅用太陽光発電の余剰電力買い取り制度が、2019年11月以降で順次「10年間の買い取り期間満了」を迎えることを指している。
19年11月~12月で買い取り機関の満了を迎える住宅用太陽光発電はおよそ53万世帯にも上るといい、これらの家庭用太陽光発電では「余剰電力の固定価格での買い取り」が終了することで、その後は売電しようとしても買い取り価格が下がる見込みだという。
資源エネルギー庁では、今後の余剰電力の行き先について選択肢の一つとして、家庭用蓄電池を購入し、余剰電力を家庭内で蓄電し、夜間に利用する方法を示している。
と、いうことで株式市場では「蓄電池関連銘柄」に注目が集まりつつあるようだ。このページでは蓄電池関連銘柄について本命株・出遅れ株 一覧をわかりやすく詳しくまとめておく。
蓄電池関連銘柄とは
蓄電池関連銘柄とは、その名の通り蓄電池に関連する銘柄の総称である。2019年11月以降、住宅用太陽光発電の固定買い取り期間が満了することによって、今後余剰電力は各家庭で「蓄電池に蓄電する」という選択肢が資源エネルギー庁より示されている。
これにより、今後は太陽光発電設備を整えている家庭からは蓄電池の需要が高まる可能性があるといえる。
蓄電池関連銘柄は太陽光発電関連銘柄とも非常に近縁のテーマ株といえる。当サイトではすでに太陽光発電を含む「再生可能エネルギー関連銘柄」をまとめているので、そちらも併せてチェックしておくことをオススメする。
再生可能エネルギー関連銘柄 本命株・出遅れ株 一覧 まとめはコチラ≫
蓄電池関連銘柄 一覧
- 6701 NEC 蓄電池・蓄電システム
- 6752 パナソニック 蓄電池・蓄電システム
- 6753 シャープ 蓄電池・蓄電システム
- 6864 エヌエフ回路設計 蓄電池・蓄電システム
- 6902 デンソー 蓄電池・住宅用EV充電システム
- 6971 京セラ 太陽光発電システム・蓄電システム
- 6674 GSユアサコーポ 太陽光発電システム・蓄電システム
- 6996 ニチコン トライブリッド蓄電システム
- 7011 三菱重工業 マンション向け蓄電池
- 1925 大和ハウス工業 スマートハウス 蓄電システム
- 6502 東芝 蓄電システム「エネグーン」
- 5121 藤倉ゴム工業 マグネシウム蓄電池の試作品を完成
- 5333 日本ガイシ NAS電池
- 5802 住友電気工業 レドックスフロー電池
- 6937 古河電池 産業用蓄電池
- 6955 FDK オフィス・家庭用蓄電システム
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蓄電池関連銘柄 本命株・出遅れ株
それでは蓄電池関連銘柄のなかでも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
ニチコン<6996>
時価総額:72,618百万円
PER:(連) 15.08倍
PBR:(連) 0.70倍
≪2018/11/05時点≫
ニチコンも蓄電池関連銘柄の本命株といえるだろう。ニチコンは家庭用蓄電システムの累積生産台数でで※世界的ナンバーワンを誇るメーカーだ。(※2016年3月現在、ニチコン調べ)
家庭用蓄電システムや、EV(電気自動車)にも電力を供給できるシステムなども手掛ける。またニチコンは超小型・低価格の単機能蓄電システムを2019年1月に市場投入するとも発表している。まさに蓄電池関連銘柄の本命株といえる事業内容だ。
加えて、ニチコンの時価総額規模は小粒というほどでもないが、蓄電池関連銘柄のなかでは時価総額規模が小さい方。値動き妙味の観点からも蓄電池関連銘柄の本命株といえるだろう。
NEC<6701>
時価総額:873,888百万円
PER:(連) 34.86倍
PBR:(連) 0.99倍
≪2018/11/05時点≫
NECは蓄電池関連銘柄の中核銘柄といえるだろう。NECは通信インフラ設備で国内首位の銘柄だが、蓄電システムも手掛けている。電力事業者向けの大型蓄電システムに加え、家庭住宅用の小型蓄電システムも手掛ける。NECは蓄電池関連銘柄の中核株といえそうだ。
ただしNECは時価総額規模も大きい大企業。値動きは緩やかなので、取り組むとすれば中長期スタンスが前提となりそうだ。
パナソニック<6752>
時価総額:2,890,924百万円
PER:(連) 10.99倍
PBR:(連) 1.50倍
≪2018/11/05時点≫
パナソニックも蓄電池関連銘柄の中核株として注目しておきたい。パナソニックは白モノ家電が主力の家電メーカーだが、住宅設備系も展開しており、住宅用の蓄電システムも手掛けている。こちらも蓄電池関連銘柄の中核株として抑えておきたい。
ただしパナソニックも知っての通り大企業。値動きは相応に重いので取り組むとすれば中長期スタンスが前提となるだろう。
シャープ<6753>
時価総額:963,142百万円
PER:(連) 10.29倍
PBR:(連) 2.36倍
≪2018/11/05時点≫
家電大手のシャープも蓄電池関連銘柄の一角といえるだろう。シャープは住宅用エネルギーソリューションシステムとしてクラウド蓄電池システムを手掛けている。こちらも蓄電池関連銘柄として注目だ。ただし、シャープも時価総額規模は大きめ。こちらも取り組むとすれば中長期スタンスが基本となりそうだ。
エヌエフ回路設計<6864>
時価総額:13,742百万円
PER:(連) 17.04倍
PBR:(連) 1.64倍
≪2018/11/05時点≫
エヌエフ回路設計ブロックは蓄電池関連銘柄の本命株として注目だ。エヌエフ回路設計ブロックといえば、量子コンピューター関連銘柄としても本命株としてピックアップした銘柄だが、同社は家庭用のリチウムイオン蓄電システムも手掛けている。
エヌエフ回路設計ブロックは蓄電池関連銘柄のなかでは特に時価総額規模が小粒な銘柄だ。値動き妙味の観点からも本命株として注目したい。また量子コンピューター関連銘柄というテーマ性も有しているため、複数のテーマ性から注目したい銘柄だ。
デンソー<6902>
時価総額:4,013,223百万円
PER:(連) 12.94倍
PBR:(連) 1.07倍
≪2018/11/05時点≫
トヨタ系自動車部品メーカーのデンソーも蓄電池関連銘柄として注目だ。デンソーは家庭用のリチウムイオン蓄電池を手掛けており、電気自動車と住宅の間で急速充電を可能にするシステムを手掛けている。このシステムでは、家庭で貯めた太陽光発電を電気自動車に供給することも、車両に蓄えた電力を住宅に供給することもできるようだ。
今後、電気自動車がさらに普及すればデンソーのEVと住宅で相互電力供給ができるシステムはさらに需要が高まるかもしれない。
ただしデンソーも時価総額規模は巨大な企業。値動きは緩やかなので、取り組むとすれば中長期スタンスが前提となるだろう。
GSユアサコーポ<6674>
時価総額:199,178百万円
PER:(連) 15.23倍
PBR:(連) 1.15倍
≪2018/11/05時点≫
GSユアサコーポレーションも蓄電池関連銘柄の中核株といえる存在だろう。GSユアサは太陽光発電システム事業に本格参入してから15年以上の実績をもち、蓄電システムも手掛けている。こちらも蓄電池関連銘柄の一角として把握しておきたい。
台風被害などからも蓄電池関連に政府が財政支援!
蓄電池関連で最新のニュースがあったので記載しておくぞ。
小泉進次郎環境相は「気候変動×防災」を政策のキーワードとして掲げているのだが、環境省は11月21日に、2019年度補正予算案に関連経費に太陽光発電パネルなど発電設備と蓄電池をセットで導入するための補助制度を新設して盛り込むとした。
再生エネルギーの活用推進へ環境省は太陽光パネルなどの補助を行ってきたが、蓄電池に関してはまだ太陽光パネルに比べ進んでいない、太陽光パネルは天候などに非常に左右されるもの、天候が悪い場合は電気の供給ができない。
今回太陽光発電パネルとセットで蓄電池に対して力を入れると政府が発表しているだけに今後蓄電池へ政府が力を入れていく動きとなるだろう。
蓄電池関連の銘柄は災害時などに安定して電力を供給する事からも、温暖化や災害に対して力を発揮する事を考えると同銘柄も国策テーマも国策と言えるだろうな。
蓄電池は、つまりは充電して何回でも使える電池だ。一般的な単三電池の事を一次電池といい、放電のみで使いきりとなるが。蓄電池は二次電池と呼ばれいる。
様々なところで使用されているが、分かりやすく言えばスマートフォンなどは何度も充電して使えるから一番身近でわかりやすいものではないだろうか。
蓄電池の種類は
リチウムイオン電池:ノートパソコンや携帯電話など現在のモバイル機器のバッテリーに用いられる電池。直近でもチウムイオン電池の開発に貢献した旭化成名誉フェローの吉野彰氏がノーベル賞を受賞したが、日本ではリチウムイオン電池のメーカーシェアが高い。パワーもあり寿命も長い。家庭用、産業用としても今後使われていく電池。
鉛蓄電池:安価で使用実績が多く、信頼性に優れている、自動車のバッテリー起動に使用する事が多い。サイクル回数の増加に伴い性能が低下してしまうという欠点
ニッケル水素電池:充電、放電のスピード、そしてパワーはあるが寿命が7年程度と短いハイブリッドカーのバッテリーなどに使用されている。
NAS電池:日本ガイシが世界で初めて実用化したメガワット級の電力貯蔵システム。従来の鉛蓄電池に比べて体積・質量が3分の1程度とコンパクトだが、常温では動作しないため、作動温度域に温度を維持する必要がある。
レドックスフロー電池:バナジウムなどのイオンの酸化還元反応を利用して充放電を行う蓄電池。電極や電解液の劣化がほとんどなく長寿命であり、発火性がなく安全性が高い。太陽光や風力などの再生可能エネルギーの導入を拡大していく上で必要。
蓄電池の容量、そして充電の時間が短くなるなどは様々なモノに役立つ事は間違いない。
そこで蓄電池関連で業績も良い本命・出遅れ株を記載しよう。
本命株 出遅れ株 古河電池
時価総額:25,650百万円
PER:(連) 10.68倍
PBR:(連) 1.03倍
≪2018/11/05時点≫
蓄電池関連では本命銘柄として今後浮上する可能性があるのが古河電池だ。古河電工直系の蓄電池メーカー。
IoTを活用した生産効率化を推進。自動車用、産業用電池をはじめ、「はやぶさ」といった人工衛星用のリチウム電池などに強みを持つ特徴的な製品を開発、新型鉛電池「ウルトラバッテリー」は、通常のバッテリーの急速充放電サイクル4倍の「長寿命化」を実現しているぞ。直近の決算も20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の6.6億円となっているな。
まだチャート的にも上昇余地はPER、PBRもテーマ性を考えたら割安なところも注目ポイントと言えるだろう。
本命株 出遅れ株 FDK
時価総額:28,043百万円
PER:(連) ---倍
PBR:(連) 3.18倍
≪2019/12/01時点≫
FDKは蓄電池関連銘柄の本命銘柄といえるだろう。富士通の参加、FDKは各種一次電池、モバイル機器のキーデバイスである2次電池のトップメーカー、2次電池の重要性はスマートフォン、EV自動車などからも需要が高まっていく事からも5G関連としても注目される銘柄の一つだ。セラミックス型全固体電池を開発し量産に向けて動いており今後FDKは蓄電池関連銘柄の注目株といえそうだ。
チャートを見ると、上値が重い展開が続いているが、下値も堅い。テーマ性からも切っ掛け一つで投資家の注目を集めやすい銘柄と言えるだろう。
本命株 出遅れ株 日本ガイシ
時価総額:591,246百万円
PER:(連) 13.83倍
PBR:(連) 1.22倍
≪2019/12/01時点≫
日本ガイシも蓄電池関連銘柄として注目だ。送電線を支え、鉄塔や機器との間を確実に絶縁するガイシ世界一、電力グリッド・システム・エンジニアリングを手掛ける世界有数の企業だ。
NAS電池は日本ガイシが世界で初めて実用化したメガワット級の電力貯蔵システム、商標登録もある。アブダビに大規模バッテリー工場を建設、現在、みずほ証券もレーティングを1800から2100に格上げしているぞ。
チャートを見ても日足は高値圏で根固めをしている動きだが週足、月足を見てもらえば分かるが妙味があると言えるだろう。
蓄電池関連銘柄 まとめ
2019年で台風被害もだが、千葉の台風は深刻な停電などおこり、これからも電力というものはきっても切り離せないものだ。地震などがおこった場合を考えると蓄電池は国策案件だ。実際震災の時はガソリン不足でガソリンスタンドに長蛇の列ができ、それでもガソリンをもらえない人が多かった。蓄電池が大容量にストックできる様になれば、その様な問題も解決でき、逆にEV自動車にストックした電気を取り出して家庭に供給するという事も可能となる。今後はEV自動車などは普及していくのは間違いない事を考えると蓄電池への後押しとなるだろう。蓄電池関連銘柄はますます注目度が高まる可能性がある。蓄電池関連銘柄の本命株・出遅れ株 一覧はしっかりと把握しておくべきだろう。