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蓄電池関連銘柄も国策テーマ株!!
小泉進次郎環境相は「気候変動×防災」を政策のキーワードとして掲げているのだが、環境省は11月21日に、2019年度補正予算案に関連経費に太陽光発電パネルなど発電設備と蓄電池をセットで導入するための補助制度を新設して盛り込むとした。
再生エネルギーの活用推進へ環境省は太陽光パネルなどの補助を行ってきたが、蓄電池に関してはまだ太陽光パネルに比べ進んでいない、太陽光パネルは天候などに非常に左右され天候が悪い場合は電気の供給ができない。
今回太陽光発電パネルとセットで蓄電池に対して力を入れると政府が発表しているだけに今後蓄電池へ政府が力を入れていく動きとなるだろう。
蓄電池関連の銘柄は災害時などに安定して電力を供給する事からも、温暖化や災害に対して力を発揮する事を考えると同銘柄も国策テーマも国策と言えるだろうな。
蓄電池は、つまりは充電して何回でも使える電池だ。一般的な単三電池の事を一次電池といい、放電のみで使いきりとなるが。蓄電池は二次電池と呼ばれいる。
様々なところで使用されているが、分かりやすく言えばスマートフォンなどは何度も充電して使えるから一番身近でわかりやすいものではないだろうか。
蓄電池の種類は
リチウムイオン電池:ノートパソコンや携帯電話など現在のモバイル機器のバッテリーに用いられる電池。直近でもチウムイオン電池の開発に貢献した旭化成名誉フェローの吉野彰氏がノーベル賞を受賞したが、日本ではリチウムイオン電池のメーカーシェアが高い。パワーもあり寿命も長い。家庭用、産業用としても今後使われていく電池。
鉛蓄電池:圧倒的にコストが安い、ガソリン車のエンジン起動に使用する事が多い。放電しきると劣化が生じやすい。充電の回数ができない。
ニッケル水素電池:充電、放電のスピード、そしてパワーはあるが寿命が7年程度と短いハイブリッドカーのバッテリーなどに使用されている。
NAS電池:日本ガイシが世界で初めて実用化したメガワット級の電力貯蔵システム。従来の鉛蓄電池に比べて体積・質量が3分の1程度とコンパクトだが、常温では動作しないため、作動温度域に温度を維持する必要がある。
レドックスフロー電池:バナジウムなどのイオンの酸化還元反応を利用して充放電を行う蓄電池。電極や電解液の劣化がほとんどなく長寿命であり、発火性がなく安全性が高い。太陽光や風力などの再生可能エネルギーの導入を拡大していく上で必要。
蓄電池関連 本命・出遅れ株
蓄電池の容量、そして充電の時間が短くなるなどは様々なモノに役立つ事は間違いない。まだこれから注目のテーマ株だが、株価的に妙味がありそうなものを記載したぞ。
蓄電池関連銘柄 本命株 出遅れ株 古河電池
時価総額:25,650百万円
PER:(連) 10.68倍
PBR:(連) 1.03倍
≪2018/11/05時点≫
蓄電池関連では本命銘柄として今後浮上する可能性があるのが古河電池だ。古河電工直系の蓄電池メーカー。
IoTを活用した生産効率化を推進。自動車用、産業用電池をはじめ、「はやぶさ」といった人工衛星用のリチウム電池などに強みを持つ特徴的な製品を開発、新型鉛電池「ウルトラバッテリー」は、通常のバッテリーの急速充放電サイクル4倍の「長寿命化」を実現しているぞ。直近の決算も20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の6.6億円となっているな。
まだチャート的にも上昇余地はPER、PBRもテーマ性を考えたら割安なところも注目ポイントと言えるだろう。
蓄電池関連銘柄 本命株 出遅れ株 FDK
時価総額:28,043百万円
PER:(連) ---倍
PBR:(連) 3.18倍
≪2019/12/01時点≫
FDKは蓄電池関連銘柄の本命銘柄といえるだろう。富士通の参加、FDKは各種一次電池、モバイル機器のキーデバイスである2次電池のトップメーカー、2次電池の重要性はスマートフォン、EV自動車などからも需要が高まっていく事からも5G関連としても注目される銘柄の一つだ。セラミックス型全固体電池を開発し量産に向けて動いており今後FDKは蓄電池関連銘柄の注目株といえそうだ。
チャートを見ると、上値が重い展開が続いているが、下値も堅い。テーマ性からも切っ掛け一つで投資家の注目を集めやすい銘柄と言えるだろう。
蓄電池関連銘柄 本命株 出遅れ株 日本碍子
時価総額:591,246百万円
PER:(連) 13.83倍
PBR:(連) 1.22倍
≪2019/12/01時点≫
日本ガイシも蓄電池関連銘柄として注目だ。送電線を支え、鉄塔や機器との間を確実に絶縁するガイシ世界一、電力グリッド・システム・エンジニアリングを手掛ける世界有数の企業だ。
NAS電池は日本ガイシが世界で初めて実用化したメガワット級の電力貯蔵システム、商標登録もある。アブダビに大規模バッテリー工場を建設、現在、みずほ証券もレーティングを1800から2100に格上げしているぞ。
チャートを見ても日足は高値圏で根固めをしている動きだが週足、月足を見てもらえば分かるが妙味があると言えるだろう。
蓄電池関連銘柄は太陽光発電関連銘柄とも非常に近縁のテーマ株といえる。当サイトではすでに「蓄電池関連銘柄」を以前にもまとめているぞ。
そして太陽光発電を含む「再生可能エネルギー関連銘柄」をまとめているので、そちらも併せてチェックしておくことをオススメする。