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日々ニュースでも報道されている新型コロナウイルスの感染の拡大が止まらない事から
中国当局は、日本を含む海外への個人、団体旅行を27日から、当面、中止すると発表したな。
SARSウイルスの時もだが、さっさと発生源の中国武漢市だけを隔離する様にしておけばよかったのに、とは思うが、既に世界的に感染が拡散傾向にある為、とにかく防護、感染症対策を各国でとって沈静化をは図ってもらいたいものだ。
まあ今の医療技術は過去とは日にならないレベルで進歩していますので、伝説の流行病スペイン風邪(1918年に大流行したインフルエンザ、世界中で5000万人が死亡、人類史上過去最大のパンデミック)の様になる事はないだろうが、感染者は日を追うごとに増えている。そして世界にばらまかれている。
今回の新型コロナウイルスでマスク関連の暴騰がおこったが、中国が27日から渡航禁止という手段をとった事により、観光業務や大量の中国人観光客の消費を狙っていたインバウンド系が打撃を受ける可能性は高いだろう。
実際、去年の春節商戦はインバウンドは、
2月の総売上高が過去最高の319億2000万円を記録、2018年2月比14.8%増と2019年は春節が非常に好調だった。
春節期間で去年需要が高かったのが百貨店だ。その為、大丸などを参加にいれる「3086」J.フロント、そして「8233」高島屋、「3099」三越伊勢丹HD 「8242」エイチ・ツー・オーリテイリングなどは打撃を受ける可能性が高い。
そして去年の外国人観光客に人気の商品をランキングにするが
外国人観光客に人気のあった商品は以下の通り。
1位:化粧品
2位:ハイエンドブランド
3位:食品
4位:婦人服飾雑貨
5位:美術・宝飾品
春節期間は、高額業品もバンバン売れるという事もあり、この期間で中国の団体客、個人客がこれないというのは〝インバウンド相手に商売をしていた関連会社の業績に左右されるのは間違いないだろう。〟
その他にもJR東日本、JR東海、JR西日本などの交通機関、そしてツアー会社も打撃を受けるとみていいだろう。
それでは本題の新型コロナウイルスでダメージを受ける日本のインバウンド関連銘柄を記載するぞ!
新型コロナウイルスで打撃を受けるインバウンド関連の銘柄
新型コロナウイルス関連 インバウンド関連 銘柄 8202 ラオックス
時価総額:29,587百万円
PER:(連) ---倍
PBR:(連) 0.52倍
≪2020/01/26時点≫
ラオックスは2009年に中国の蘇寧雲商傘下に入り、中国人の日本国内での「爆買い」などで良く知られるインバウンド関連の銘柄だ。海外からの旅行客に向けての免税品販売と家庭用電気製品販売、ファッション用品、ホビー用品、時計などを扱う国内での物品販売に強みをもっている。
春節の直前に社長インタビューで、2020年12月期最終損益が3期ぶりの黒字に転換するとの見通しがポジティブ材料視で株価は一時急騰したが、今回の中国人旅行客などの渡航禁止はどう考えてもダメージがあるとみれる。
新型コロナウイルス関連 インバウンド関連 銘柄 6561 ハナツアー
時価総額:10,769百万円
PER:(連) ---倍
PBR:(連) 2.09倍
≪2020/01/26時点≫
ハナツアーはインバウンド専門の格安旅行会社だ。中国で急成長を遂げているBtoB向け旅行サービス「好巧(Haoqiao)」とデータ連携(API連携)をしている事などから、正直この新型コロナウイルス問題などが無ければ、春節のインバウンド本命株の一つと言える銘柄だ。
親会社は韓国企業であり、今回の新型コロナウイルスは、アジア圏で特に広がっており、同社はインバウンドの約半数を占める韓国・中国の団体客手配を中心としている事からも、旅行者のキャンセル問題などからしてもダメージは避けられないといえる。
新型コロナウイルス インバウンド関連 銘柄 9989 サンドラッグ
時価総額:462,408百万円
PER:(連) ---倍
PBR:(連) 2.51倍
≪2020/01/26時点≫
サンドラッグはドラッグストアの大手企業だ。中国人スタッフの強化などで「爆買い」への対応をスムーズにおこって、爆買いブームが終わった後も、同社の売り上げも回復基調に入り増収増益。オリンピックを見据えインバウンドへの免税対応店などにも強化している。
インバウンドに特に力を入れているという点を考えると、この新型コロナウイルスで客の減少は売り上げに直結して響く可能性は高い。
新型コロナウイルス関連 インバウンド関連 4911 資生堂
時価総額:2,988,000百万円
PER:(連) 38.01倍
PBR:(連) 6.08倍
≪2020/01/26時点≫
中国でも大人気の資生堂の化粧品だが、中国での化粧品市場シェアで資生堂は3位をつけている。グループ全体の売上も中国は2割を誇ると稼ぎ頭となっている。
2019年も「春節」(旧正月)の大型連休にともなう訪日観光客での売上の思惑から株価は上昇した経緯があるだけに、訪日外国人がこないとなる同社銘柄への失望につながりかねない。
新型コロナウイルス関連 インバウンド関連 2736 フェスタリアホールディングス
時価総額:2,038百万円
PER:(連) 20.14倍
PBR:(連) 1.45倍
≪2020/01/26時点≫
宝飾品の製造と小売りチェーンを手掛ける銘柄だ。全国の百貨店やショッピングセンターなど幅広く展開しているぞ。
貴金属や宝飾品なども外国人観光客の爆買いの対象となっていた時期があるので、フェスタリアホールディングスもインバウンド関連銘柄の中心銘柄として注目されていた。直近の決算も今一つという感じだが、今回のインバウンド需要が取り込み内となるとさらなる苦境に晒される可能性がある。
新型コロナウイルス関連の有望銘柄などは是非下記をみてもらえたらと思うぞ