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【2016年09月14日(水)】
2017年 ノーベル賞関連銘柄 本命株・出遅れ株 一覧 まとめはコチラ≫
毎年10月の大イベント。
それがノーベル賞の発表ではないだろうか!
例年10月のノーベル賞の受賞者の発表が近づくにつれ、関連銘柄が動意づくよな。2016年のノーベル賞、日本人の受賞者はいるだろうか?!
この機会に2016 ノーベル賞関連銘柄をまとめておこう。
ノーベル賞関連銘柄とは
ノーベル賞関連銘柄とは、もちろん10月に受賞者が発表されるノーベル賞に関連して株価の動く銘柄のことである。
ノーベル賞とはダイナマイトを発明者であるアルフレッド・ノーベルの遺言に従って始まった世界的な賞であり、物理学賞、化学賞、生理学・医学賞、文学賞、平和賞、経済学賞の「5分野+1分野」があり、それぞれの分野で大きな功績を残した人物に贈られるものだ。
この「5分野+1分野」のなかで、株式市場に大きな影響をもたらすのは主に物理学賞、化学賞、生理学・医学賞ではないだろうか。
つまり、株式市場の中でも医療やバイオ、素材関連の銘柄がノーベル賞関連銘柄として注目されるケースがほとんどだ。
特に記憶に残っているのは、2012年に山中伸弥京都大学教授が「iPS細胞」でノーベル生理学・医学賞を受賞したことにより、バイオ関連銘柄の大ブームが押し寄せバイオ関連株が大幅に株価をあげたことだ。
バイオベンチャーとして有名なタカラバイオは翌年には最大で株価8倍にまで株価を上げたし、その他コスモバイオやらカイオムバイオなどは株価10倍以上にまで成長。バイオと名の付く銘柄はとにかく買われたわけだが、これらはまさしくiPS細胞で山中伸弥教授がノーベル賞を受賞したことにより巻き起こったもので、ノーベル賞関連銘柄と呼べるハズだ。
他にも2014年には名古屋大学の天野弘教授と赤崎勇教授が青色発光ダイオード、つまりLEDでノーベル物理学賞を受賞し、LED関連銘柄が注目されたケースもあった。
ノーベル賞関連銘柄はとんでもないパンチ力を秘めている可能性もあるのだ。
2016年日本人のノーベル賞候補は?!
2016年 ノーベル賞関連銘柄を知るには、2016年にノーベル賞を受賞する可能性をもった人を知るのが先決だ。
と、いうことで2016年 ノーベル賞候補の日本人をザックリ書いておこう。ここでは、株式市場に大きな影響を与える可能性のある「物理学賞、化学賞、生理学・医学賞」の受賞候補者を挙げていく。
「物理学賞」候補者
東京工業大学 細野 秀雄教授
鉄系の超電導体を発見。リニアモーターカーに代表される超電導技術に革命をもたらした人物
理化学研究所 創発物性科学研究センター センター長 十倉 好紀氏
強磁性、強誘電性などを同時に複数有する物質である、新しいマルチフェロイック物質を発見。
東北大学 電気通信研究所長 中沢 正隆氏
世界中の高速光ファイバー通信網を支える、エルビウム添加ファイバー増幅器を開発。
東北大学 電気通信研究所 大野 英男教授
磁石の性質を持つ半導体を開発。
「生理学・医学賞」候補者
東京工業大学 大隅 良典栄誉教授
「自食作用」を意味する「オートファジー」という現象を世界で初めて肉眼で観察し、そのメカニズムを解き明かす。
東京大学大学院 医学系研究科 水島 昇教授
世界で初めて、生きている細胞内でオートファジー現象を可視化。
東北福祉大学特任教授 小川 誠二氏
病院で診断に使われるMRI装置の基本原理を発見。
京都大学大学院理学研究科 森 和俊教授
小胞体内変性タンパク質の検出と、その修復によるメカニズムを発見した人物
大阪大学 坂口 志文 特別教授
制御性T細胞と、転写因子Foxp3の特性と機能に関する発見をした人物
理化学研究所 多細胞システム形成研究センター特別顧問 竹市 雅俊氏
細胞同士をくっつける物質『カドヘリン』を発見。
「化学賞」候補者
名城大学 飯島 澄男 終身教授
炭素で構成されており、ダイヤモンドの2倍の硬さをもち、アルミニウムの半分の軽さで、銅の1000倍も電気を通しやすい特徴をもっていると言われる、「カーボンナノチューブ」を発見した人物
九州大学高等研究院 特別主幹教授 新海 征治氏
機械のような機能を分子にも持たせようという概念の分子機械のパイオニアです。
京都大学大学院 工学研究科 北川 進 教授
地球温暖ガスの二酸化炭素を効率よく吸着する『多孔性金属錯体』の合成方法発見。
東京理科大学学長の 藤嶋 昭氏
鏡の曇りどめなど幅広く使われている、酸化チタン光触媒で医療機器の衛生面の向上。
首都大学東京教授の 春田 正毅氏
金は触媒に使えないという常識を覆し、新たな触媒の世界を切り開く。
2016 ノーベル賞の発表日程
2016年のノーベル賞発表日程は以下の通りだ。
10月3日 生理学・医学賞
10月4日 物理学賞
10月5日 化学賞
2016 ノーベル賞関連銘柄 一覧
オートファジー関連銘柄
3386 コスモ・バイオ
4557 医学生物学研究所
4974 タカラバイオ
鉄系超伝導の関連銘柄
5802 住友電工
5805 昭和電線ホールディングス
酸化チタンの光触媒
4028 石原産業
4098 チタン工業
4027 テイカ
2016 ノーベル賞関連銘柄 本命
コスモ・バイオ
やはりノーベル賞関連銘柄といえば、毎年注目されるコスモバイオは外せないだろう。コスモバイオは2012年のiPS細胞の時にも急激に株価をあげたバイオ関連銘柄で、毎年のようにこの時期には注目されるノーベル賞関連銘柄だ。
コスモバイオはノーベル賞候補にもなっているオートファジーに関連する試薬を手掛けるオートファジー関連銘柄でもある。
医学生物学研究所
こちらも毎年常連のノーベル賞関連銘柄の一角。こちらも有名なバイオ関連銘柄でオートファ ジーのモニタリングに有用な抗体を取り扱っており、2016年もノーベル賞関連銘柄として注目される可能性は高い。
タカラバイオ
タカラバイオもお馴染みのノーベル賞関連銘柄と言えるだろうな。こちらもノーベル賞候補のオートファジーに関連する銘柄だ。注目。
正直、2016年のノーベル賞の本命はどれか?!まだ当方も予想しきれていない状況だ。後ほど、「これが2016年 ノーベル賞関連銘柄の本命だ」という銘柄がでてくれば追記していく。
【2016年09月15日(木) 追記】
チタン工業
チタン工業も毎年、ノーベル賞の受賞時期になると動意づく銘柄で、2016 ノーベル賞関連銘柄の一角だ。
チタン工業は酸化チタン光触媒に関連する銘柄。光触媒とは光の力をつかって、自らは何も変化することなく周りのものに化学反応を与える触媒物質。代表的な光触媒物質が酸化チタンである。酸化チタンは具体的には、ガラスの曇り止めだったり、防菌だったり、いろいろなモノに広く使われる。
チタン工業は酸化チタンを生産する会社で、酸化チタン光触媒のドンピシャ銘柄と言える。注目だ。
テイカ
テイカも酸化チタン光触媒に関連する銘柄だ。ここは酸化チタンと界面活性剤の二本柱。界面活性剤は洗剤などにふくまれるものだな。光触媒などの新事業を育成しているらしいし、ここもまた面白い2016ノーベル賞関連銘柄と言えるだろう。
石原産業
石原産業は酸化チタン大手。こちらもテイカやチタン工業と同じく、2016ノーベル賞関連銘柄として注目だ。
【2016年09月23日(金) 追記】
10月が近づくにつれてドンドンとノーベル賞関連銘柄が動意づいているように感じるな。
ちなみに09/23(金)は以下のバイオ関連銘柄が軒並み前日比プラス圏を推移。もはや、バイオ関連銘柄が軒並み買われているような印象すら感じるな。
ノーベル賞関連銘柄
4582 シンバイオ製薬
2397 DNAチップ研究所
4572 カルナバイオサイエンス
7774 ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
2931 ユーグレナ
4564 オンコセラピー・サイエンス
4571 ナノキャリア
6636 SOL Holdings
4585 UMNファーマ
4503 アステラス製薬
4574 大幸薬品
4519 中外製薬
4502 武田薬品工業
4576 デ・ウエスタン・セラピテクス研究所
4570 免疫生物研究所
2191 テラ
4586 メドレックス
2395 新日本科学
7747 朝日インテック
4582 シンバイオ製薬
4974 タカラバイオ
2531 宝ホールディングス
4581 大正製薬ホールディングス
2370 メディネット
8086 ニプロ
3386 コスモ・バイオ
4575 キャンバス
4579 ラクオリア創薬
7777 スリー・ディー・マトリックス
4978 リプロセル
4584 ジーンテクノサイエンス
4565 そーせいグループ
4240 クラスターテクノロジー
4406 新日本理化
6340 澁谷工業
4524 森下仁丹
4557 医学生物学研究所
4369 トリケミカル研究所
2342 トランスジェニック
4583 カイオム・バイオサイエンス
4594 グリーンペプタイド
さて、その中でも特に脚光を浴びていたのはシンバイオ製薬だ。ノーベル賞関連銘柄の本命として躍り出た感じかな。むしろこの日はシンバイオのおかげで、ノーベル賞関連が動意づいたのかもな。
本命 シンバイオ製薬
シンバイオは09/23(金)にストップ高。米調査会社のトムソン・ロイターが21日にノーベル賞候補者24人を発表。その中に熊本大学名誉教授で崇城大学DDS研究所・特任教授の前田浩氏がんに薬剤を集める「EPR効果」を見つけたことが評価されノーベル化学賞の候補として挙げられているのだ。
この前田浩氏はシンバイオ製薬のシニアアドバイザーになっていることから一気に注目を集めた格好だ。2016 ノーベル賞関連銘柄の本命と言えるだろう。シンバイオは時価総額も小さく、値動きとしても非常に軽い。面白い銘柄だ。
【2016年09月27日(火) 追記】
本命 小野薬品工業
がん免疫薬オプジーボで有名な小野薬品工業も2016 ノーベル賞関連銘柄で本命視される一角だ。先日トムソン・ロイターがノーベル賞候補者24人を発表したが、そのなかで生理学・医学賞の候補者の一人として京都大学の本庶佑(ほんじょ・たすく)名誉教授が挙げられた。
本庶佑名誉教授は免疫細胞の働きを抑制する作用のある分子「PD-1」を発見した人物だ。
小野薬品工業のオプジーボはこのPD-1の機能を活用した「がん免疫治療薬」であり関連銘柄として注目を浴びている。
シンバイオと比べ、時価総額のケタが違うのでやはり値動き的には面白みにかけるが、当方は前々から小野薬品には期待しているし、長い目でみても注目だと思っている。長期で考えるならば安いところで拾わなければだが。
【2016年10月04日(火)】
やったな!2016年も日本人がノーベル賞を獲得したぞ!
10月03日(月)に、東京工業大の栄誉教授「大隅良典」氏がノーベル賞「医学生理学賞」で受賞することが発表された!
大隅良典氏はオートファジー(自食作用)と呼ばれる現象を解明した人物だ。日本人の単独受賞。しかもこれで日本人の受賞は3年連続だ!誇らしい。
※ちなみにオートファジー関連銘柄についてはコチラに詳しく書いたので、気になる方はチェックしてくれ。
大隅氏がオートファジーを解明した実績でノーベル医学生理学賞を受賞したことにより、オートファジー関連銘柄が動意づいている。
下記の2016 ノーベル賞関連銘柄、オートファジー関連銘柄に注目だ。
本命 コスモ・バイオ
コスモバイオはノーベル賞関連銘柄、オートファジー関連銘柄として最注目の銘柄だ。4日は寄らずのストップ高状態。同社はオートファジーの関連試薬を手掛けており、まさにオートファジーのド本命銘柄として注目されている。時価総額もさほど大きくなくバイオ関連銘柄の中でも割と値動きのあるほう。値動き的にも面白いし注目だ。
本命 医学生物学研究所
こちらもオートファジー関連銘柄で注目される銘柄だ。同社はオートファジーを長年に渡り研究してきている企業で、オートファジーのモニタリングに有用な抗体を取り扱っている。なお、こちらも4日は寄らずのストップ高状態。注目度の高さが伺える。時価総額はややコスモバイオよりも大きいものの、値動きは十分ある。オートファジー関連ではコスモバイオと肩を並べる銘柄といえるか?!
本命 タカラバイオ
タカラバイオもオートファジー関連銘柄として注目。こちらはオートファジーの研究に用いる製品群を販売している銘柄だ。ただし、こちらは時価総額がかなり大きいため、値動きの妙味的にはコスモバイオや医学生物学研究所の方が面白そうか。派手な値動きを嫌う人にはオススメかもな。
本命 トランスジェニック
トランスジェニックもオートファジー関連銘柄。ここはオートファジーをモニタリングする「トランスジェニックマウス」の作成受託サービスを行う企業。ここも値動き的にも面白い。
本命 オンコリスバイオファーマ
オンコリスバイオファーマもオートファジーの研究を行っている関連銘柄だ。ここはオートファジーに関する製品を販売しているわけではなさそうだが、研究を行っているだけでも注目されそう。