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11月26日、本日の日経平均株価は3日ぶりに反落。前日比「193円50銭安」の「3万6160円66銭」で取引を終えた。
日本株の下落の要因だがトランプ次期大統領が、中国からのほぼ全ての輸入品に対して10%の追加関税をかけると表明した事が要因だが、カナダやメキシコについても2025年1月20日の就任初日に25%の関税を課すための大統領令に署名すると宣言している。
トランプ氏が22日に財務長官として指名したスコット・ベッセント氏は、中国の通商政策を批判する立場にあり、米中の関係悪化という部分も危惧され、懸念しての売り込まれる事態となっている。
だが世界的な貿易の流れを抑制することになる発言だけに、金融市場は混乱が広がっている。だがトランプ大統領はそもそも大統領選挙でも関税に対しての発言をしていただけに、AIが過度に反応して売りが売りを呼ぶ事態に発展したと言えるだろう。
ブルームバーグでは、トランプ次期大統領は、米国のパートナーとの交渉手段としても関税を選好しており、選挙戦の最中でも連邦所得税を関税からの収入に置き換える可能性に言及と記載している。
トランプ氏の関税は消費者物価を上昇させ、既に高いインフレを加速となり、貿易の流れを方向転換または縮小させると警告をだしているエコノミストもいるが、確かに関税を実施すれば、地政学的な不確実性を増大し、市場の反応はドル高、利回り上昇、株安となる可能性はあると言える懸念となるのは間違いない。
だが米国の大手ハイテク株などは生成AIという強烈なテーマもあり伸びしろは高いと言えるだろう。
マーケット・サマリー
- 日経平均株価:38442.00(-338.14円)
- TOPIX:2689.55(-26.05ポイント)
- プライム:1384.14(-13.45ポイント)
- スタンダード:1232.44(-3.94ポイント)
- グロース:841.91(+8.96%)
- グロース250:635.47(-2.71%)
過去にも前回の大統領時にも、Xで突発的な発言を繰り返していたトランプ次期大統領だが、今後もトランプ劇場によっての株価乱高下はあるだろう。だが、トランプ次期大統領への経済対策の期待は高いだけに期待感はある。
特に日本の「グロース市場」は年末のヘッジファンドの休みとなると小型株が動きやすくなり力を発揮する傾向にある。本日の値上がり率ランキングTOP10では、グロース銘柄が5社ランクイン。今後の巻き返し&復活・好転なるか??
値上がり率ランキング【TOP10】
順位 | 銘柄名(証券コード) | 市場 | 前日比 | 株価 |
---|---|---|---|---|
1位 | カイオム (4583) | 東証グロース | +36円 +26.60 % | 266 円 |
2位 | ログリー (6579) | 東証グロース | +40 円 +11.70% | 382 円 |
3位 | シャノン (3976) | 東証グロース | +49 円 +10.99% | 495 円 |
4位 | DWTI (4576) | 東証グロース | +9 円 +9.68% | 102 円 |
5位 | アンビジションDX (3300) | 東証グロース | +182 円 +8.28% | 2379 円 |
6位 | LAHD (2986) | 東証グロース | +400 円 +7.19% | 5960 円 |
7位 | 雨風太陽 (5616) | 東証グロース | +62 円 +6.62% | 999 円 |
8位 | JDSC (4418) | 東証グロース | +57 円 +6.18% | 980 円 |
9位 | eWeLL (5038) | 東証グロース | +99 円 +5.28% | 1973 円 |
10位 | アンジェス (4563) | 東証グロース | +3 円 +5.17% | 61 円 |
今日の上昇銘柄を見ても小型のバイオ株などが上昇傾向にあり、これを見ても年末はグロース株の盛り上がりが期待できそうだ。注意点としてはグロース市場はIPOの換金売りなどもありそうではあるところはある。
暗号通貨、仮想通貨関連は一旦下落となっているが、これが今週で大きな売り物が出れば、再度強いリバウンドが期待できると当方は見ているぞ。