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【2018年08月21日(火)投稿】
eスポーツ関連銘柄 MCJ
時価総額:100,737百万円
PER:(連) 16.29倍
PBR:(連) 2.85倍
≪2018/08/21時点≫
乃木坂46を起用した「マウスコンピューター」のテレビCMを観た事がある方は多いのではないだろうか。マウスコンピューターと言えば親会社はMCJだが、どうも最近は相当業績が良いらしい。
MCJの主力事業は「マウスコンピューター」が手掛けるパソコン製造や関連製品の受注販売、実はこの分野は日本の大手家電メーカーが続々と撤退している鬼門でもある。例えばソニーは2014年に国内パソコン(VAIO)事業から撤退しているし、東芝やシャープも軒並み撤退している赤字部門だ。
そんな中、この分野でグングン業績を伸ばしているのが、マウスコンピューターを擁するMCJだ。乃木坂46を起用したテレビCMで認知度を高めてシェアを拡大する方針がドンピシャリと嵌ったのだろう。2018年8月3日に発表した第一四半期連結決算では営業利益が前年同期比31.3%増と大幅に業績を伸ばしている。
そのMCJは連結子会社を通じて、人口知能(AI)開発やディープラーニング向けパソコンシリーズの投入など、事業拡大にも注力しているが、2018年8月20日にゲーム対戦競技「eスポーツ」の業界団体である日本eスポーツ連合「JeSU」に正会員として加盟した事を発表、大きな注目を集めている。
マウスコンピューターはゲーミングパソコンブランド「G-Tune」を展開しているが、eスポーツ大会やイベントへの協賛、機材提供など、今後更にこの分野へ支援の幅を拡大する方針だ。マウスコンピューターはeスポーツへの支援を行う事で、ゲーミングパソコンの販売を伸ばすのが狙いなのだろう。eスポーツとの親和性は高いと思う。
MCJはこれで「eスポーツ関連銘柄」として堂々と名乗りを挙げた事となるが、このゲーム対戦競技「eスポーツ」の市場は意外にも相当大きい事をご存知だろうか。
保守的な日本ではあまり認知されていない部分が多々見受けられるが、世界的には既に大きな盛り上がりを見せており、海外ではスポーツとして多くの国が認知している。多くの企業がスポンサーとなり、プロリーグなどが発足している国もあり、将来的にはオリンピック競技として認知されるかもしれないのだ。
米国の調査会社によればeスポーツの世界市場は2019年には1兆2000億円規模にもなる見込みで、最近ではサッカーで有名なレアル・マドリードがeスポーツへ参入した事が大きな話題になっている。今後この分野は物凄いスピードで注目度や市場が拡大するかもしれない。
eスポーツといえば、来月は日本でアジア最大級のゲーム見本市「東京ゲームショウ」が開催される。短期目線でも関連銘柄への物色人気が拡大するかもしれない。eスポーツ関連銘柄は以前まとめた記事があるので、今の内にチェックしておきたい。