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【2017年11月01日(水)投稿】
中国において、2017年10月25日(水)に中国共産党を今後5年間率いる「習近平」氏の2期目の指導部が始動したことにより、習近平総書記の「1強体制」が構築されることになったようだ。
これにより、中国関連銘柄が動意づいている。習近平氏の1強体制が構築されることにより、中国における権力争いなどによる政治的リスクが軽減され、中国でのビジネスを展開する企業では追い風とみなされるからだ。
中国関連銘柄としては宮越ホールディングスやタカキタ、関門海に注目だ。
中国関連銘柄 本命株・出遅れ株 宮越ホールディングス
時価総額:25,963百万円
PER:(連) 31.10倍
PBR:(連) 2.30倍
≪2017/11/01時点≫
中国関連銘柄の出遅れ株・本命株として宮越ホールディングスに注目したい。宮越ホールディングスはもともと、電機機器などの製造・販売を手掛けていたが電機事業からは撤退しており、現在では中国の深セン市に事業拠点を置き、中国における不動産賃貸や不動産開発・投資事業などが柱の企業となっている。つまり今では宮越ホールディングスは中国での事業に重きを置いている中国関連銘柄と言える。
中国で習近平1強体制が強まったことにより、中国での事業に注力する宮越ホールディングスに物色が向かっている。11/01(水)もストップ高まで買われていた。
宮越ホールディングスは、時価総額の規模も大きくなく値動きはそこそこ軽いと言えよう。中国関連銘柄の出遅れ株として注目したい。ただし業績的な部分では不透明感も。注意しつつ監視したい銘柄だ。
中国関連銘柄 本命株・出遅れ株 タカキタ
時価総額:11,004百万円
PER:(単) 15.62倍
PBR:(単) 1.57倍
≪2017/11/01時点≫
タカキタも中国関連銘柄の出遅れ株・本命株として注目したい銘柄だ。タカキタは11/01(水)には反落したものの、10月末には大きく株価を上げる動きを見せた。これは中国関連銘柄としてのテーマ性が注目された結果だろう。
タカキタは飼料系農機を手掛ける企業でクボタ・井関農機・ヤンマーなどと資本提携する農機関連企業として知られている。中国では大規模な農業政策が推進されており、タカキタは中国におけるビジネス展開を積極的に行うことを標榜している。中国でのビジネス拡大が期待されている格好と言えるだろう。
さらに、日本国内においても安倍政権で国策として農業分野の競争力強化を目指していることもタカキタには追い風といえる。
タカキタも時価総額規模は大きくなく、PER・PBRはまだ過熱感を感じない水準ではないだろうか。中国関連の出遅れ・本命株として注目したい銘柄だ。
中国関連銘柄 本命株・出遅れ株 関門海
時価総額:5,824百万円
PER:(単) 56.76倍
PBR:(単) 8.34倍
≪2017/11/01時点≫
中国関連銘柄として外せないのが、フグ料理店の「玄品ふぐ」を展開する関門海だ。
中国ではフグ料理は2016年に解禁されたばかりで、中国人にはまだまだ物珍しく人気があるようだ。関門海は2017/03/29に「玄品ふぐ」の中国フランチャイズ展開に向けて、上海企業とエリア本部契約を締結したことを発表しており、すでに中国にフグ料理店を展開しているようだ。過去にも中国関連銘柄として注目されたこともあるので、中国関連銘柄のテーマ性物色が長引けば再び動意づくか?!
関門海は経営再建中の銘柄で、時価総額の規模が小粒で値動きが軽い。短期資金の集まり易い銘柄なのでその点も面白いと言えるだろう。