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今、韓国で大流行している「トコジラミ」という害虫をご存じだろうか。その被害は深刻で、韓国語でトコジラミを意味する「ビンデ」と「パンデミック」を掛け合わせて「ビンデミック」という言葉が生まれ、連日報道されるほど大きな社会問題になっている。
お隣、韓国で大流行のトコジラミ被害、当然、インバウンド需要が大幅回復を見せる日本での対策が急がれている。
そんな中、トコジラミ対策に関連した銘柄として「フマキラー」の急伸に出遅れるカタチで、コインランドリーFC展開する"アノ"企業に物色の矛先が向けられている。
そもそも「トコジラミ」とは?
「トコジラミ」とは、別名 南京虫(ナンキンムシ)とも呼ばれ、体長5ミリから8ミリほどのカメムシの仲間だ。主に屋内に生息し、人や物に付着して生息エリアを拡大するのが特徴で、訪日外国人や海外からの帰国者による予期せぬ持ち込みなどによってトコジラミ被害が拡大したとみられている。
厄介なのが、インバウンド需要が大きく回復した今、日本にトコジラミが持ち込まれてしまうケースが急増し、相談件数も増加しているとのことだ。
さらに、市販の殺虫剤が効かない「スーパートコジラミ」と呼ばれる害虫も増えているらしい。
トコジラミ対策関連株とは?
連日の報道もあって、猛威をふるうトコジラミに対策した関連製品・サービスなどを手掛ける「害虫駆除・対策に関連した銘柄」に注目が集まっている。
以前、「ヒアリ」が国内で相次いで見つかった際には、害虫対策商品や関連サービスの需要高まりが考えられ、殺虫剤や害虫対策を手掛ける企業に広く買いが入った。この需要高まりから考えられる「トコジラミ対策関連株」を一覧でピックアップしてご紹介する。
トコジラミ対策関連株 一覧
- フマキラー(4998)
- アース製薬(4985)
- アサンテ(6073)
- サニックス(4651)
- ダスキン(4665)
- シェアリングテクノロジー(3989)
- レック(7874)
- エステー(4951)
- ニックス(4243)
- ユニチカ(3103)
- 白洋舎(9731)【New】
- きょくとう(2300)【New】
- WASHハウス(6537)【New】
思惑から物色が進んだトコジラミ関連株「WASHハウス(6537)」
ヒアリの発生が大きく報道された際にもあったように、「フマキラー」や「アース製薬」といった殺虫剤や害虫対策を手掛ける企業が買われる展開が想像される。
今回のトコジラミ被害においても「フマキラー(4998)」がいち早く急伸。その後、洗濯需要が増えるとの見方からクリーニング店を運営する「白洋舎(9731)」「きょくとう(2300)」に物色買いが向かう。
さらにその思惑は思わぬ展開を見せ、クリーニングFCを展開する企業にまで循環物色を発展。九州を中心にコインランドリーをFC展開する企業、「WASHハウス(6537)」に思惑買いが向かう展開を見せた。
昨日の取引では、6月8日につけた年初来高値380円を更新する430円という連日ストップ高の急騰ぶりを見せている。(ちなみに本日もストップ高の買い気配で推移)
トコジラミ関連株の"思惑買い"の流れをざっくり解説
一連の流れ
- フランス・韓国を中心に"トコジラミ被害"が拡大
- 海外からの帰国者・郵送物からの"トコジラミ国内持ち込み"を懸念
- トコジラミ被害・対策に関する"報道が過熱"
- 殺虫剤メーカー / クリーニング店の株が急伸
- コインランドリーFC展開の「WASHハウス」が出遅れ急騰 ←【今ココ】
トコジラミを持ち帰りたくない! > 家の洗濯機は使いたくない! > "そうだ!コインランドリー!!" ⇒ 【 WASHハウス 】といった流れのようだ。
WASHハウス(6537)
WASHハウスは、九州を軸に遠隔管理型のコインランドリーをFC展開する企業。その他、コインパーキングや店舗等の企画、運営、管理なども手掛けている。
連日の「トコジラミ被害」に関する報道によって、高温乾燥が可能で布団などの大物の洗濯物を処理できるコインランドリーの需要が拡大するとの思惑から、WASHハウスが関連銘柄の一角として買われている。
さらに、殺虫剤が効かない「スーパートコジラミ」という厄介な存在もWASHハウスに物色が向かったひとつの要因になったと考えられる。
「トコジラミ関連」として大きなテーマとなるかは別として、フランスや韓国を中心に世界に広がっているトコジラミ被害。国内における相談件数の増加が見られている中、先に紹介した「トコジラミ対策関連銘柄」は引き続きチェックしておいてほしい。
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前日に動いた"今日の注目株"ピックアップ
トコジラミ関連のほか、前日に動いた"今日の注目株"をピックアップしてご紹介する。
さくらインターネット(3778)
自治体がもつ個人情報などを管理する政府クラウドを巡って、新しい提供事業者として「さくらインターネット」が選定されたことが起爆に。さらに、来日したエヌビディアのジェンスン・ファンCEOと岸田首相と面会を経て、その後の記者会見で「生成AI分野でさくらネットとの連携」に前向きなコメントを出したことが買い材料となっている。
スマートバリュー(9417)
さくらインターネットの3連騰・大幅高の動きにつられスマートバリューにも思惑買いが向かう展開に。日本全体の行政サービスの最適化へ向けて、さくらインターネットとの行政DX領域における連携協議が行われていたことから思惑買いが向かっているとのことだ。
HPCシステムズ(6597)
エヌビディアののジェンスン・ファンCEOが来日した際、岸田首相が「GPUの供給要請」をしたことから、エヌビディアのパートナー企業の「HPCシステムズ」に買いが集まっている。