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先週はNYダウの下落から日経平均株価も2万円を割れるという動きとなったわけだが、2万円を割り込むと買いがくる傾向から来週もこのラインを意識されての攻防は続いていくと言えるだろう。
先週発表された材料の中で、当方的に遂にきたか！という来週も思惑が交差する面白い銘柄があったので記載するぞ！
秋元康関連 思惑株 4712 キーホルダー
時価総額：19,233百万円
PER：(連) 375.00倍
PBR：(連) 1.65倍
≪2020/05/16時点≫
キーホルダーはJトラスト傘下のリノベーションなど不動産が主力としライブなど総合エンタメ業も展開する企業だ。
まずSTOP高を付けたキーホルダーの5月14日の材料は、女性アイドルグループ「乃木坂46」の運営且つ芸能プロダクション会社、ノース・リバーの全株式を取得するとの発表。
これを好感されSTOP高を付ける急騰となった！
キーホルダーは「おニャン子クラブ」「AKBグループ」などを手掛けた秋元康が、新株予約権で2500万株もの玉をもっている銘柄だ。
以前にも秋元康が大量保有者して、株を裁く為の権利行使の条件が【5営業日連続で株価の終値が150円を上回れば新株予約権の30％、終値が260円に達すれば100％の権利を行使】という事で株価は300円以上いくなど噂が回り思惑から株価が急伸した過去があった。
だが昨今の新型コロナウイルス流行でイベント禁止などの影響からも同社の株は大暴落となりキーホルダーの株価は2020年3月13日には株価は46円まで急落。
秋元康は権利行使する条件【5営業日連続で株価の終値が150円を上回れば新株予約権の30％、終値が260円に達すれば100％の権利を行使】の他に、キーホルダーの【株価が終値で62.5円を下回った場合、満期日（2028年7月23日）までに125円で全株買わなければならない】という条件も結んでいた。
株価が62.5円を下回った事から秋元康は新株予約権者は権利行使の放棄ができなくなり強制的に125円で買わなくなってしまった。60円の株価時点では秋元康は数十億円もの損害が出ている状況となっていた。
もはや必ず125円で買わなければいけない…秋元康の大逆転劇はあるのか！
この状況に秋元康も、さすがにどうにかしなければいけないと思っていたのだろうが、今回「乃木坂46」のマネージメントなどを受託という「まさに切り札」を切ってきたと言えるだろう。
実際にAKBやSKEなどは落ち目となって正直オワコン感が強いが、テレビやCMを見ても乃木坂の人気は圧倒的で日本のみならずアジアでの人気も高い。
好きな女性アイドルグループでも1位となっているが、なりたい女性の顔ランキングでも乃木坂メンバーが上位を席捲している！
乃木坂46のマネージメント及びコンサート等の制作ならびに、グッズ等の企画というのは低迷していた株価への刺激材料になっていくのは間違いない。
STOP高で120円となっているが秋元康が権利行使３０％する為には5営業日150円を続けるという条件がある、ここからは思惑相場で面白い動きが続いていく可能性があると言える！
