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米国がイラン司令官を殺害!地政学リスク再燃!
新年早々、2020年1月3日米国がイランの革命軍ソレイマニ司令官を殺害!このニュースから〝戦争〟になるかもしれない…。この不安からNYダウ、そして世界的に全面安という展開をみせた。
正月で日本市場は休場とはなっているが、日経平均CFDは23800円から米国の攻撃、そしてイランの報復不安から一時23200円台を割り込む場面を見せ、為替も去年のフラッシュクラッシュという程ではないが109円台から一気に円高方向にふれて108円を割り込む動き見せるなど地政学リスクが再燃して売り圧力が進む形となった。
トランプ大統領は「司令官はテロリストの指導者で、アメリカ人や大勢のイランのデモ隊を殺害し、さらなる攻撃を準備していた」と投稿している。あくまで正当な判断と主張している。
今回のイラン側からの報復措置はまだわかってないが、イラン側が報復措置をとった場合、トランプ大統領は直ちにイランの52か所を攻撃すると表明し強く警告をだしている。
だが、イラン側は「報復」をしてくる可能性は高いとみていいだろう。何よりも9.11に飛行機を突っ込むなどのテロをおこしている。米国に泣き寝入りするという事は考えにくく、ソレイマニ司令官を殺害され、ソレイマニ司令官の部下による弔い合戦は避けられないだろう。この問題は長期化する可能性は高い。
遠くの戦争は買い、近くの戦争は売り
相場の格言でこの言葉があるが、意味は遠くで発生した戦争は売り材料となりにくいが、近くで発生した戦争からは被害をこうむる可能性があるので売り材料となりやすいという事だ。
この格言を考えると日本としては当てはまる部分ではあるが、為替はどうしても円買い、つまりは円高方向に進みやすい傾向にある。
2020年イラン・北朝鮮問題での地政学リスク、テロ対策で恩恵!防衛関連の本命・出遅れ銘柄は?
北朝鮮の核問題、そして中東の地政学リスクで恩恵を受ける銘柄と言えば、やはり真っ先に浮かぶ銘柄は、防衛関連の銘柄と言えるだろう。
野党・民主党が「中東の緊張が高まれば、軍事支出の増額に反対できないかもしれない」と発言しており、何よりも日本でも「北朝鮮の脅威がある。核実験、大陸間弾道ミサイルの発射」という地政学リスクがある事を考えると、2020年のスタートは「地政学リスクによる防衛関連への買い」となるとみているぞ。
防衛関連銘柄 本命株 6208 石川製作所
時価総額:11,393百万円
PER:(連) 94.84倍
PBR:(連) 3.47倍
≪2020/01/05時点≫
防衛関連と言えば、石川製作所はやはり本命銘柄といっていいだろう。過去にも何度か防衛関連で記載している銘柄ではあるが、海上自衛隊向けの機雷や航空自衛隊向けのフライトデータレコーダーなどを製造している。
同社は段ボール製函印刷機など紙工機械のメーカーではあるが業績を見ると紙工機械よりも防衛機器での売上が高く防衛機器が主力事業といえるぞ。
北朝鮮問題で防衛関連の筆頭という事から株価は急伸していたが、今回の米国、イランの地政学リスクの再燃で防衛関連のテーマ株として恩恵を受ける可能性は十分だ。
防衛関連銘柄 本命株 7980 重松製作所
時価総額:5,047百万円
PER:(連) 35.60倍
PBR:(連) 1.08倍
≪2020/01/05時点≫
防衛関連で時価総額も小さく需給優先で防衛関連に物色買いがこれば急騰が期待できるのは重松製作所だ。重松製作所は産業用防毒マスクを手掛ける銘柄で、官公庁向けにも実績をもっている。
直近の決算でも上方修正しており産業用防毒マスクで首位となっている事からも投機筋などが仕掛けてくる期待があるぞ。
防衛関連銘柄 本命株 多摩川ホールディングス
時価総額:13,672百万円
PER:(連) 41.76倍
PBR:(連) 3.82倍
≪2020/01/05時点≫
同社はPC、スマホ関連の製品を主力とする企業で、国の研究機関や民間の5G関連で、官公庁からの大口引き合い案件についても一部を受注を発表しており、5Gの注目株でもあるが、防衛省電子装備研究所を取引先にもっているぞ。
防衛関連、5Gというダブルテーマを持ち、高チャートを続けている。時価総額も低いという事を考えると妙味ある本命銘柄の一つと言えるだろう。
防衛関連銘柄 出遅れ株 6703 OKI
時価総額:132,484百万円
PER:(連) 9.39倍
PBR:(連) 1.31倍
≪2020/01/05時点≫
OKIは防災関連システム、防衛関連システム及び通信キャリア向け通信機器等の製造・販売している会社だ。防衛省に潜水艦用ソナーシステムを納入している。PER9.39、PBR1.31、配当利回り3.29%と利回りも高い。
時価総額からも大型の銘柄ではあるが、利回りの高さからも注目されていく可能性が高い。チャート位置を見ると出遅れ銘柄といえるのではないだろうか。