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今後は一部の雪道を走る時は、スタッドレスタイヤ(スノータイヤ)を装備していてもさらに「タイヤチェーン」の装備が義務化されるらしい。
2018年11月15日(木)、国土交通省は気象庁が警報を出すレベルの大雪が降った際、立ち往生となることが懸念される高速道路や国道の一部の期間において、全ての車にタイヤチェーンの装着を今冬から義務付ける方針を発表している。
過去に立ち往生が起きた場所などから、およそ20区間を2018年11月末～年度末までに順次指定し、それ以降も順次指定。あわせておよそ200区間に大雪の際、タイヤチェーンの装着義務化を指定する考えとのことだ。
これまでは法律上はスタッドレスタイヤ(スノータイヤ)を装備していれば雪道も問題なく走れたが、それでは危険ということだろうか。いずれにせよ今後、日本の国道・高速道路は一部の大雪の際、タイヤチェーンが義務付けられる区間ができるということだ。
そうなれば、タイヤチェーンに関連する銘柄にとっては大きなビジネスチャンスとなるかもしれない。株式市場でも「タイヤチェーン義務化」によって一部の銘柄に注目が集まる可能性がある。このページではタイヤチェーン義務化関連銘柄について本命株・出遅れ株 一覧をわかりやすく詳しくまとめておく。
タイヤチェーン義務化関連銘柄とは
タイヤチェーン義務化関連銘柄とは、その名の通りタイヤチェーンの義務化で恩恵を受けるだろう銘柄の総称である。
近年、あおり運転による死亡事故などが報じられたことなどから、自衛のためにドライブレコーダーを付ける人が増えたという。株式市場でもドライブレコーダー関連銘柄は大きく注目された。
今回の国交省のタイヤチェーン義務化のニュースも、ＴＶなどで大々的に報じられればタイヤチェーン関連銘柄に注目が集まる可能性がありそうだ。タイヤチェーン義務化関連銘柄 本命株・出遅れ株 一覧はしっかりと把握しておこう。
タイヤチェーン義務化関連銘柄 一覧
- 7297 カーメイト カー用品
- 2666 オートウェーブ カー用品
- 3352 バッファロー カー用品
- 3190 ホットマン カー用品
- 9832 オートバックスセブン カー用品
- 4464 ソフト９９ カー用品
- 9976 セキチュー カー用品
- 7466 ＳＰＫ カー用品
- 9882 イエローハット カー用品
- 7509 アイエーグループ カー用品
- 6036 ＫｅｅＰｅｒ技研 カー用品
- 7508 Ｇ-７ホールディングス カー用品
- 7551 ウェッズ カー用品
- 5446 北越メタル タイヤチェーン
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タイヤチェーン義務化関連銘柄 本命株・出遅れ株
それではタイヤチェーン義務化関連銘柄のなかでも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命株 カーメイト
時価総額：6,438百万円
PER：(連) 7.06倍
PBR：(連) 0.53倍
≪2018/11/16時点≫
タイヤチェーン義務化関連銘柄の本命株として注目したいのはカーメイトだろう。カーメイトは、ドラレコ関連銘柄が注目された時にも特に株価を伸ばした銘柄の一つで、カー用品の製造や卸売を手掛ける企業だ。
カーメイトはカー用品販売を手掛けるだけでなくタイヤチェーン「バイアスロン」も手掛けている点に注目したい。
カーメイトは時価総額規模も小粒で、値動きも軽い。また現時点ではPER、PBRも過熱感は見受けられない。PBRが1倍以下の点も面白い。カーメイトはタイヤチェーン義務化関連銘柄の本命株として注目しておきたい。
本命株 オートウェーブ
時価総額：1,908百万円
PER：(連) 11.16倍
PBR：(連) 0.64倍
≪2018/11/16時点≫
オートウェーブもタイヤチェーン義務化関連銘柄の本命株として注目したい。オートウェーブは千葉県が地盤のカー用品店。オートウェーブもドラレコ関連銘柄が注目された時に物色された銘柄の一つ。
タイヤチェーン義務化は区間が限定されるので、千葉県地盤という点は少し気がかりだが、やはり一定の恩恵はあるのではないだろうか。
オートウェーブも時価総額規模は非常に小粒で値動きが軽い点に注目。また現状ではPER、PBRも過熱感はなさそうだ。オートウェーブもタイヤチェーン義務化関連銘柄の本命株として注目だ。
本命株 バッファロー
時価総額：1,977百万円
PER：(単) 9.31倍
PBR：(単) 0.42倍
≪2018/11/16時点≫
時価総額規模の小粒なカー用品関連銘柄としてはバッファローにも注目しておきたい。バッファローは埼玉県を地盤にカー用品のオートバックスをＦＣ(フランチャイズ)展開している企業だ。
バッファローも地盤がさいたま県と言う点は少し手掛かりだが、まぁそれでもタイヤチェーンの義務化が大々的に報じられれば、一定の恩恵はありそうだ。
バッファローも時価総額規模は小粒でPER、PBRには現状では過熱感は感じない。こちらもタイヤチェーン義務化関連銘柄の一角として注目だ。
本命株 セキチュー
時価総額：6,229百万円
PER：(単) 30.03倍
PBR：(単) 0.52倍
≪2018/11/16時点≫
セキチューは中堅ホームセンターやカー用品専門店を展開している群馬県が地盤の企業。こちらは出来高が少ない銘柄だけどどうかなぁ。地盤が群馬ということなので、千葉や埼玉よりは雪に縁がありそうだが。
セキチューも時価総額規模は小粒。出来高も少ないので、もしも人気化すれば火柱は立ちやすい銘柄といえるだろう。こちらもタイヤチェーン義務化関連銘柄の本命株として注目しておきたい。
本命株 ソフト９９コーポレーション
時価総額：22,319百万円
PER：(連) 13.57倍
PBR：(連) 0.47倍
≪2018/11/16時点≫
ソフト９９コーポレーションもタイヤチェーン義務化関連銘柄として注目しておきたい。カーワックスや補修材などのカー用品を手掛けているが、タイヤチェーンも手掛けているようだ。こちらはその他、カー用品販売系の銘柄に比べて少し時価総額規模が大きいが、値動きが重いというほどでもないだろう。ソフト99もタイヤチェーン義務化関連銘柄の一角として注目だ。
出遅れ株 北越メタル
時価総額：4,793百万円
PER：(連) 15.34倍
PBR：(連) 0.30倍
≪2018/11/16時点≫
新潟県が地盤の鉄鋼系銘柄の北越メタルもタイヤチェーン関連銘柄の本命株として注目だ。北越メタルは「異形棒鋼」や「高強度鉄筋」などの鉄鋼製品を手掛けているが、実はタイヤチェーンも手掛けている。
また北越メタルは時価総額規模も小さく値動きが軽いし、普段そこまで目立つような銘柄ではないのでPER、PBRをみても過熱感はないように思う。北越メタルも出遅れのタイヤチェーン関連銘柄として注目しておきたい。
タイヤチェーン義務化関連銘柄 まとめ
日本の一部の国道区間において、一部の大雪の際にはタイヤチェーンの装着が義務化される。これはカー用品を取り扱う銘柄にとってはビジネスチャンスとなりえる。ただし、あくまでも「大雪が降り易く、また立ち往生しやすい区間」に限るとのことなので、そこまで業績に大きなインパクトを与えない、というう可能性もある。
タイヤチェーン義務化関連銘柄 本命株・出遅れ株 一覧を把握しておくことは大切だが、期待し過ぎるのは要注意。慎重に判断したいテーマ株と言えるだろう。
