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【2018年11月19日(月)投稿】
年末年始の時期が近付くと、株式市場で毎年一定の人気を集めるのが、来年の「干支銘柄」である。
干支銘柄が物色人気を集めてしまう点からも、株式市場は人気投票のようなものというのが良く分かる。干支銘柄なんて、別に業績にはほとんど関係ないもの。なのにも関わらず、「ゲン担ぎ」ということなのか、毎年、その年の「干支」にちなんだ銘柄が買われるのだから面白いものだ。
そろそろ2019年の干支銘柄(亥年関連銘柄)もチェックしておくべき時期だ。
と、いうことでこのページでは2019年 干支銘柄(いのしし年関連銘柄)について本命株・出遅れ株 一覧をわかりやすく詳しくまとめておく。
2019年 干支銘柄(亥年関連銘柄)とは
2019年 干支銘柄(亥年関連銘柄)とは、その名の通り2019年の干支である「亥年(いのししどし)」に関連する銘柄の総称である。
「縁起が良い」からなのか、新年の「ゲン担ぎ」からなのか毎年、年末年始の時期には株式市場で新年の干支にちなんだ銘柄が物色される傾向にある。正直、業績にはほとんど関係なくダジャレのような語呂合わせに過ぎないが、それでも一定の人気を集めるケースがあるから面白い。
例えば、2018年の戌年(いぬどし)の際にはペット保険関係から「アニコムホールディングス」や犬の「ワン」という鳴き声から「 No.1」とか「アズワン」「ウッドワン」などが注目されたようだ。
2019年は「亥年(いのししどし)」ということで、イノシシや豚にちなんだ銘柄などが物色される可能性が高そうだ。具体的には食肉(豚肉)を取り扱う企業などは関連銘柄として注目されそうかな。
また、一般的に野生のイノシシは畑などの農作物を荒らす「害獣」だ。イノシシなどの獣害を軽減させる罠や猟銃などを手掛ける獣害対策銘柄もイノシシ年関連銘柄として注目される可能性がありそうだ。
2019年 干支銘柄(亥年関連銘柄) 一覧
2019年 干支銘柄(いのしし年関連銘柄)として注目されそうな銘柄を一覧にしてみる。他にも候補があれば、是非コメント欄などから教えてほしい。
- 2281 プリマハム 肉製品(ハムなど)
- 2282 日本ハム 肉製品(ハムなど)
- 2288 丸大食品 肉製品(ハムなど)
- 2296 伊藤ハム米久HD 肉製品(ハムなど)
- 2293 滝沢ハム 肉製品(ハムなど)
- 2291 福留ハム 肉製品(ハムなど)
- 2292 S FOODS 肉製品(主力は牛肉だが豚肉も取り扱い)
- 7983 ミロク 猟銃製造・販売
- 5658 日亜鋼業 獣害総合対策製品
- 7821 前田工繊 獣害総合対策製品
- 3524 日東製網 獣害防止ネット
- 6814 古野電気 猟犬GPSマーカー「ドッグナビ」
- 2331 ALSOK 鳥獣被害対策
- 6674 ジーエス・ユアサ 本社住所が猪之馬場町
2019年 干支銘柄(亥年関連銘柄) 本命株・出遅れ株
それでは2019年 干支銘柄(亥年関連銘柄)のなかでも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしてみよう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命株 滝沢ハム
時価総額:6,926百万円
PER:(連) 35.61倍
PBR:(連) 1.76倍
≪2019/11/20時点≫
2019年 干支銘柄(亥年関連銘柄)の本命株として滝沢ハムをピックアップしておきたい。滝沢ハムは、社名の通り食肉・豚肉・ハムなどをメインに取り扱う企業。
ご存知のとおり、イノシシと豚は非常に近い動物。イノシシを家畜化した動物が豚。と、いうことで豚肉を取り扱う食肉関連企業はいのしし年関連銘柄として注目される可能性がある。
同じく豚肉やハムを取り扱う企業といえば、日本ハム・プリマハム・伊藤ハム・丸大食品などのほうがメジャーな印象があるが、これらはいかんせん時価総額規模が大きく値動きが重い。
ならば、時価総額規模が小粒で出来高も薄い滝沢ハムのほうが値動き妙味としては面白そうだ。と、いうことで滝沢ハムは2019年 干支銘柄(亥年関連銘柄)の本命株として注目しておきたい。
本命株 福留ハム
時価総額:8,024百万円
PER:(連) 98.46倍
PBR:(連) 1.18倍
≪2019/11/20時点≫
滝沢ハムと同様の理由で福留ハムにも注目だ。福留ハムも豚肉やハムを取り扱う銘柄で、日本ハムや伊藤ハムなどに比べて時価総額規模が小さく出来高も薄い。なので、こちらも干支銘柄(亥年関連銘柄)として注目するのなら面白そうだ。滝沢ハムと同様、2019年の干支銘柄(いのしし年関連銘柄)として注目しておきたい。
本命株 ミロク
時価総額:5,755百万円
PER:(連) 6.55倍
PBR:(連) 0.44倍
≪2019/11/20時点≫
猟銃を手掛けるミロクも2019年の干支銘柄(亥年関連銘柄)として注目される可能性があるかもしれない。
前述したが、イノシシという動物は一般的に畑や作物を荒らす害獣でもある。ならばイノシシなどの害獣を仕留める猟銃を手掛けるミロクは関連銘柄の一角として注目される可能性がある。
加えてミロクは時価総額規模も小粒で値動きが軽い点も面白い。普段、あまり目立つような銘柄でないためPER、PBRも過熱感はないようだ。PBRは1倍以下な点も◎。
ミロクも2019年の干支銘柄(亥年関連銘柄)の本命株として注目だ。
本命株 日亜鋼業
時価総額:17,286百万円
PER:(連) 21.55倍
PBR:(連) 0.37倍
≪2019/11/20時点≫
線材の2次加工大手の日亜鋼業も2019年の干支銘柄(亥年関連銘柄)の一角として注目だ。
日亜鋼業は鉄線などの線材の大手企業だが、獣害総合対策製品も手掛けている点に注目したい。獣害対策製品としてはイノシシ用の防護柵やシカ用防護柵、サル用防護柵などを手掛けている。こちらもイノシシに関連した銘柄の一つといえるのではないだろうか。
日亜鋼業の時価総額規模は超小粒というほどでもないが、値動きはそこまで重くはないだろう。PBRが1倍以下な点も注目。こちらも2019年の干支銘柄(亥年関連銘柄)といえるだろう。
本命株 日東製網
時価総額:3,764百万円
PER:(連) 5.00倍
PBR:(連) 0.72倍
≪2019/11/20時点≫
漁網など、合繊製無結節網を手掛ける日東製網も2019年の干支銘柄(亥年関連銘柄)として注目しておきたい。日東製網は漁網だけでなく獣害防止ネットも手掛けるからだ。
日東製網も時価総額規模が小さく値動きが軽い銘柄。干支銘柄として物色される可能性はありそうだ。
ALSOK
時価総額:542,853百万円
PER:(連) 24.48倍
PBR:(連) 2.40倍
≪2019/11/20時点≫
警備サービス2位のALSOKも実は、鳥獣被害対策ソリューションを手掛ける企業なのだ。悪意ある人から警備するだけでなく、イノシシやシカなどの鳥獣被害からも守ってくれるとはさすがALSOKだな。ALSOKは鳥獣対策に必要な機器(罠など)の設置・管理をはじめ、有害鳥獣の駆除などトータルサポートを行っている。
こちらもイノシシに関連する銘柄の一角といえるかもしれない。ただしALSOKは時価総額規模がかなり大きい銘柄。干支銘柄としては値動きにそこまで期待できないと思うのでご注意を。
2019年 干支銘柄(亥年関連銘柄) まとめ
2019年の干支銘柄(亥年関連銘柄)についてはこんなところだろうか。もし、他にも「こんな亥年関連銘柄もあるよ」という意見があればコメント欄などから教えてほしい。
ちなみに干支銘柄は毎年、年末年始時期に一時的に物色人気を集めるが、やはり語呂合わせのようなもので業績とはほぼ無関係。物色人気も一時的なもので終わるただのゲン担ぎテーマである。したがって干支銘柄は短期決戦が基本。時価総額規模が小さめの小粒銘柄を短期スタンスで取り組むくらいがちょうどいいのではないだろうか。
干支銘柄は長期スタンスでどっしり腰を据えて取り組むものではないので、その点は注意しておこう。