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2024年も残すところわずかとなり、2025年がすぐそこまでというところ。
2024年相場は日経平均が初の4万円台に到達した。その一方で8月5日は1日の下落率が歴代2位となるなどとにかくインパクトのある年だったと言えるだろう。
2025年は巳年ということなので干支に関連する銘柄を少し触れていこうかと思う。
もちろんこれは縁起ものみたいな認識が強く、ネタ的な要素だと思っておいてほしい。
今回の記事では、巳年と相場の関係や巳年関連銘柄の本命株などについて触れていくつもりだ。
巳年と株式相場の関係
乙巳(きのとみ)とは?
乙巳(きのとみ)は十干十二支の一つで、十干の「乙」と十二支の「巳」を組み合わせた年を指す。陰陽五行では木の陰と火の陽が結びつく年で、新たな変化や発展を象徴する。
歴史上、乙巳の年には重要な出来事がいくつか記録されている。例えば、西暦645年の乙巳の変(大化の改新)は日本の政治体制を大きく変えた転換期とされる。これは中央集権化を進める契機となり、後の日本の歴史に大きな影響を与えた。
また、1905年(明治38年)は日露戦争終結の年で、日本が国際的地位を大きく向上させた年だ。これも乙巳の年に当たる。
乙巳の年は、社会的な転換期や革新の象徴とされることが多い。歴史や運勢を振り返る際、注目される年号の一つと言えるだろう。
株式相場における巳年とは
巳年は干支の一つで、「金運を呼ぶ蛇」として縁起の良い年とされる。特に投資の世界では、この縁起が関連銘柄に注目を集める要因となることが多い。
過去の巳年にはこんな相場になったことがある。
2013年(平成25年)の巳年では、アベノミクスの影響で日経平均株価が年初の10,395円から年末の16,291円まで約56%も上昇し、東京株式市場全体が活況を呈した。
また、1989年(平成元年)の巳年も株式市場の大きな上昇が記録された。この年の日経平均株価は、年初の30,159円から12月には史上最高値の38,915円に到達。バブル経済のピークとなり、日本の株式市場が世界中の注目を集めた年でもある。
さらに、1977年(昭和52年)の巳年も日経平均は上昇傾向を示し、安定した景気回復とともに投資家の関心が高まった。
このように、巳年は好調な相場が展開されやすい年と認識されている。
逆に、2001年(平成13年)の巳年では、ITバブル崩壊の余波が続き、株式市場は低迷。日経平均は年初の13,785円から年末には10,542円まで下落した。巳年だからといって必ずしも好調になるわけではない。
もちろん業績や市場環境をしっかりと見定める必要はあるが、巳年関連銘柄には短期的な需要からの株価変動は十分に狙えるのでひとつの投資アイデアをして知っておくことは非常に重要だ。
巳年関連銘柄とは?
巳年関連銘柄とは、2025年の干支「巳年(みどし)」に関連する銘柄のことを指す。
株式市場では意外とこういった縁起ものだったり関連する銘柄に対してご祝儀的な買いが入ることは少なくない。
もちろん必ず買われるわけでもないし、一時的なものになりやすい傾向もあるのであくまでも注意は必要だ。
巳年に関連するテーマや業界
巳年は「蛇」を象徴する年であり、縁起や文化的な要素が投資テーマとして注目される。市場では、巳年に関連するテーマや業界が話題になることが多い。
まず、蛇は「金運」や「繁栄」の象徴とされるため、金融関連や宝飾品業界が注目される傾向がある。例えば、銀行株や保険会社、金や貴金属を扱う企業が巳年のテーマ銘柄として取り上げられることが多い。
また、蛇の「脱皮」のイメージから、成長や変革を象徴する業界も注目される。特に、新興企業やスタートアップ、テクノロジー関連の業界が話題になることがある。再生可能エネルギーやAIといった革新分野も投資対象として注目されやすい。
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巳年関連銘柄の本命株一覧
それではここからが本題の「巳年関連銘柄」をピックアップしていこうと思う。
辰年関連銘柄一覧リストと本命株を紹介するが、あくまでも個人的な見解だということだけは理解しておいてほしい。
コード | 銘柄名 | 概要 |
---|---|---|
7182 | ゆうちょ銀行 | お金を連想させる銀行 |
8306 | 三菱UFJ | お金を連想させる銀行 |
8316 | 三井住友FG | お金を連想させる銀行 |
8411 | みずほFG | お金を連想させる銀行 |
7157 | ライフネット生命保険 | お金を連想させる保険を扱う企業 |
7325 | アイリック | お金を連想させる保険を扱う企業 |
7326 | SBIインシュアランスグループ | お金を連想させる保険を扱う企業 |
8798 | アドバンスクリエイト | お金を連想させる保険を扱う企業 |
2780 | コメ兵ホールディングス | お金を連想させる貴金属を扱う企業 |
3964 | オークネット | お金を連想させる貴金属を扱う企業 |
5857 | AREホールディングス | お金を連想させる貴金属を扱う企業 |
7456 | 松田産業 | お金を連想させる貴金属を扱う企業 |
7826 | フルヤ金属 | お金を連想させる貴金属を扱う企業 |
9270 | バリュエンスホールディングス | お金を連想させる貴金属を扱う企業 |
2736 | フェスタリアホールディングス | お金を連想させる宝飾品を扱う企業 |
3174 | ハピネス・アンド・ディ | お金を連想させる宝飾品を扱う企業 |
3185 | 夢展望 | お金を連想させる宝飾品を扱う企業 |
8008 | ヨンドシーホールディングス | お金を連想させる宝飾品を扱う企業 |
7105 | 三菱ロジスネクスト | 名前にヘビ(スネーク)が入っている |
4344 | ソースネクスト | 名前にヘビ(スネーク)が入っている |
7363 | ベビーカレンダー | 名前にヘビ(スネーク)が入っている |
9766 | コナミグループ | 人気作メタルギアソリッドの主人公が「スネーク」 |
286A | ユカリア | ヘビに見えなくもないロゴのIPO |
些細な要素だが無理矢理ピックアップするとこんな感じになるだろう。
メガバンク以外は比較的小型の銘柄を多めに一覧にしてみたので、短期的な値動きを狙うのにはいいかもしれない。
筆者が本命視する巳年関連の本命株【5選】
AREホールディングス(5857)
AREホールディングス(5857)は、アルミニウム製品を中心に、素材の加工・販売を行う企業。自動車部品や建築資材、電子機器など幅広い分野で使用される製品を提供する。強みは、高度な加工技術と品質管理に加え、環境に配慮したリサイクル素材の活用にある。特に、軽量化ニーズが高まる中、自動車業界での需要増が見込まれる。持続可能性を重視した事業戦略により、競争力を発揮している。
巳(へび)はお金や貴金属などを連想させるということからこちらの銘柄をピックアップした。
2024年3月ごろから下落基調が続いているが、足元の株価は1700円をサポートラインに下げ止まる格好となっている。反転してくると意外と面白い銘柄かもしれない。
松田産業(7456)
松田産業(7456)は、食品や貴金属、環境リサイクル事業を展開する企業。食品分野では、安全・安心な原料や加工食品の供給を行い、幅広い顧客基盤を持つ。貴金属分野では、リサイクル技術を駆使し、電子部品や産業廃棄物から金や銀などを回収する事業が主力。環境配慮型のリサイクルプロセスが強みであり、持続可能性を意識した事業展開が評価されている。多角的な事業構造が安定した収益基盤を支えている点も特徴的。
巳(へび)はお金や貴金属などを連想させるということからこちらの銘柄をピックアップした。
2024年は堅調な値動きで右肩上がりのチャートを形成している。時価総額も800億程度と大きすぎず、安定感のある値動きで非常に買いやすい銘柄だと言える。
フルヤ金属(7826)
フルヤ金属(7826)は、貴金属加工や関連製品の製造・販売を行う企業。特に白金族金属(プラチナ、イリジウム、ルテニウムなど)を用いた高機能材料を得意とし、半導体、電子部品、医療機器などの先端分野で活用されている。高い精密加工技術とリサイクル能力が強みで、資源の効率的活用を実現。特に、需要拡大が続く5G通信や医療分野での市場成長が期待される。独自技術と専門性で安定した収益基盤を構築している。
巳(へび)はお金や貴金属などを連想させるということからこちらの銘柄をピックアップした。
2024年は7月ごろから調整局面を迎えているが、半導体分野での高機能材料などを扱っていることから業績面でも注目している銘柄だ。
ソースネクスト(4344)
ソースネクスト(4344)は、PCやスマートフォン向けのソフトウェア、ハードウェア製品を提供する企業。AI翻訳機「POCKETALK(ポケトーク)」が代表的な製品で、翻訳技術と利便性で世界的に評価されている。その他、セキュリティソフトや学習ツールなど多岐にわたる製品群を展開。強みは、独自開発力とユーザーフレンドリーなデザイン、迅速な市場対応力にある。多言語対応やITセキュリティ需要の高まりを背景に、さらなる成長が期待される。
名前に巳(へび/スネーク)が入っている枠で、小型で短期資金が入りやすそうな銘柄としてピックアップした。
干支銘柄ってこんなちょっとふざけた感じの方が値動きあったりする場合が多いのもまた事実だ。
ユカリア(286A)
ユカリア(286A)は、主に医療および高齢者関連の事業を展開する企業。事業内容としては、医療機関向けのM&A支援や事業承継サポート、高齢者向け介護施設の運営と入居相談サービス、さらに高度管理医療機器(コンタクトレンズ)の製造・販売など。特に高齢者施設事業では、利用者や家族のニーズに応じた施設紹介や生活支援サービスを提供し、成長市場を背景に注目を集めている。
IPOに関しては、2024年12月12日に上場予定で、公募株数は約394万株、売出株数は約636万株。主幹事はSBI証券で、高齢化社会をテーマにした需要が評価される見込みだ。
こちらは「ロゴマークがヘビっぽい」「脱皮からIPOを連想」という理由で選出した。
特に注目しているのは医療機関向けのM&A支援や事業継承サポートの事業だ。筆者の住んでいる地域でも古い病院や後継者問題を抱えている病院が山ほどあり、逆に開業したいがなかなか難しいという医師も多く存在する。その点と点をうまく繋ぎ合わせる事業は今後加速度的に拡大していくと考えられる。そういった理由で筆者が注目している銘柄の一つだ。
まとめ
巳年関連銘柄の紹介は以上だ。
先述したとおりだが、巳年関連銘柄などの干支銘柄はあくまでも値動きがある可能性があって、短期的な資金が向かいやすいという特徴だけは絶対に忘れないでくれ。そして、ピックアップした銘柄たちもあくまでも個人的な見解だということは分かってほしい。
株式相場において巳年はポジティブな印象もあれば、ネガティブな印象もある。
しかし、これはどの年においても同じであって、結局後付けにすぎない。
2025年どのような相場になるかは誰にもわからないが、どんな相場になっても値上がりする業種やテーマ、銘柄は存在する。
大事なのはいかに知識があるか、アンテナを張っているかだと考える。
このブログではいろいろなテーマ株を中心に取り上げているから、次に資金が集まりそうなテーマ関連銘柄を予想しながらのぞいてみてもらえると嬉しい。