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2020年も終わり、来年から2021年となる。
年がわかると干支も変わるが、株式市場で毎年一定の人気を集めるのが、来年の「干支銘柄」である。
干支銘柄が物色人気を集めてしまう点からも、株式市場は人気投票のようなものというのが良く分かるだろうが、2020年の相場は新型コロナウイルスから金融緩和で株高という流れだけに、干支銘柄のアノマリーが今回大きく躍動する期待がある！実際に干支関連は業績にはほとんど関係ないにも関わらず、「ご祝儀買い・ゲン担ぎ」ということなのか、毎年、その年の「干支」にちなんだ銘柄が買われるのだから面白いものだ。
来年2021年の干支銘柄(子年関連銘柄)もチェックしておくべき時期だ。
と、いうことでこのページでは2021年 丑年銘柄(うし年関連銘柄)について本命株・出遅れ株 一覧をわかりやすく詳しくまとめておく。
2021年 干支銘柄(丑年関連銘柄)とは
2019年 干支銘柄(丑年関連銘柄)とは、その名の通り2021年の干支である「丑年(うしどし)」に関連する銘柄の総称である。
「縁起が良い」からなのか、新年の「ゲン担ぎ」からなのか毎年、年末年始の時期には株式市場で新年の干支にちなんだ銘柄が物色される傾向にある。正直、業績にはほとんど関係なくダジャレのような語呂合わせに過ぎないが、それでも一定の人気を集めるケースがあるだけに、この関連銘柄が上昇となればゲンを担いだトレーダーの資金が入ってくると言える。
2020年の「子年(ネズミ年)」では、1月から新型コロナウイルスの流行という世界に激震が走るパンデミックで、前半戦は何を買っても下がるという相場だった事から、「アノマリー」もくそもないという状況だったが、今回は相場環境は打って変わって「お年玉相場」と年明けからなる事も予想される事を考えると、「2021年、丑年関連の銘柄はアノマリーが働いてもおかしくない！」
実際に2020年は乃木坂46でお馴染みの日本製パソコン「マウス」販売する子年関連の【6670】MCJは年初来高値更新！そしてネズミと言えばお馴染みの「ディズニーランド」を持つ【4661】オリエンタルランドも上昇！
子供服を扱う【7515】西松屋チェーンも上昇。勿論後付けにはなるがこういった銘柄もある
十二支全てをまとめると「辰巳（たつみ）天井、午（うま）尻下がり、未（ひつじ）は辛抱、申酉（さるとり）騒ぐ、戌（いぬ）笑い、亥（い）固まる、子（ね）は繁盛。丑（うし）つまずき、寅（とら）千里を走り、卯（う）跳ねる」。
それぞれ辰年や巳年では株価が天井をつける傾向があり、午年は下がりやすい。戌年や子年、寅年などが高くなりやすいなどといわれているぞ。
また、丑年の相場格言は「つまずき」といわれているが、これまでのアノマリーでは前半よくて年のなかばに天井をつけて後半に下落する傾向が高いという、だがもう一つ丑年は「我慢（耐える）」「これから発展する前触れ（芽が出る）」とも言われているだけに、新型コロナウイルスに耐えて目が出る年と言えるだろう。
2021年 干支銘柄(丑年関連銘柄) 一覧
2021年 干支銘柄(丑年関連銘柄)として注目されそうな銘柄を一覧にしてみる。まあアノマリーという部分からも半分はネタ様なものもあるが、相場環境がいい時は、何でも理由をつけて上がる傾向があるだけに頭に入れておくのも面白いだろう。
- 6925 ウシオ電機 社名にウシが入る
- 7483 ドウシシャ 社名にウシが入る
- 6502 東芝 トウシバ、社名にウシ
- 3053 ペッパーフードサービス いきなりステーキ運営
- 9861 吉野家ホールディングス 吉野家運営大手牛丼チェーン
- 2762 三光マーケティングフーズ 東京チカラめしなど運営
- 7562 安楽亭 焼き肉屋
- 7616 コロワイド 子会社に牛角など飲食全般
- 2269 明治ホールディングス 牛乳・乳製品
- 2270 雪印メグミルク 牛乳・乳製品
- 2266 六甲バター 乳製品
- 2206 江崎グリコ 乳製品
- 3069 ＪＦＬＡホールディングス 仔牛、乳製品、家畜用飼料
- 1380 秋川牧園 無農薬無投薬の食肉・牛乳
- 2819 エバラ食品工業 エバラ焼き肉のたれ
- 8043 スターゼン 大手食肉卸
- 2292 Ｓ ＦＯＯＤＳ 牛肉、内臓肉輸入 食肉小売
- 2296 伊藤ハム米久ホールディングス食肉大手
- 2264 森永乳業 牛乳・乳製品
- 6592 マブチモーター 社名にモーとウシの鳴き声
- 4765 モーニングスター 社名にモーとウシの鳴き声
- 6594 日本電産 モーター製品（ウシの鳴き声）
- 2929 ファーマフーズ ウシの鳴き声のニューモ育毛剤
- 9887 松屋フーズホールディングス 松屋運営大手牛丼チェーン
- 7550 ゼンショーホールディングス すき屋運営牛丼チェーン
- 8091 ニチモウ 社名にウシの鳴き声のモーが入る
- 2282 日本ハム ハム・ソーセージなど食肉首位
- 2281 プリマハム 業界３位。肉などの加工食品に強み
- 2753 あみやき 国産牛使う焼肉店「あみやき亭」
- 2816 ダイショー 焼き肉のたれなどを扱う
2021年 干支銘柄(丑年関連銘柄) 本命株・出遅れ株
それでは2021年 干支銘柄(丑年関連銘柄)のなかでも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしてみよう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
2021年 干支銘本命株 6925 ウシオ電機
時価総額：170,434百万円
PER：(連) ---倍
PBR：(連) 0.82倍
≪2020/12/31時点≫
ウシオ電機は東証1部に上場する産業用ランプで世界首位の実績を持ち、半導体・太陽電池製造装置など光応用製品事業ならびに産業機械事業医療装置分野にも展開する企業だ。
名前に「ウシ」と入っている事からも丑年関連の本命銘柄と記載するが、事業内容は5G社会において必須な半導体事業を扱っている。新型コロナウイルス対策関連でも「神戸大学との共同研究で222ナノメートル紫外線直接照射による人体皮膚への安全性と殺菌効果の両立を立証したと発表。」しているがウイルス不活化、殺菌する力を持っているとの事。
同社は今期経常を一転黒字に上方修正するなど、業績は回復基調となっておりチャートも1400円近辺が上値抵抗となっているが抜けていけば一段高も！
本命株 7550 ゼンショーHD
時価総額：416,426百万円
PER：(連) 411.16倍
PBR：(連) 5.16倍
≪2020/12/31時点≫
ゼンショーHDは東証1部に上場する干支の牛を取り扱う牛丼チェーン最大手のすき屋を主力として傘下には、回転すしチェーン「はま寿司」、ステーキ・ハンバーグのファミリーレストラン「ビッグボーイ」を展開する企業だ。
飲食店は新型コロナの影響を大きく受けた業種の一つでもあり、21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は128億円の黒字から4.3億円の赤字と転落となっているが、客足も回復基調、テイクアウトで業績改善を進めている。
株主への還元もしっかりしており、業績が苦しい中でも配当20円を実施。いちよし証券は格付けＡ、目標株価2800→3800円と強気の見通しをだしている。時価総額的にアノマリーで動く規模ではないが丑年の今年は業績回復の期待
本命株 9681 吉野家HD
時価総額：124,202百万円
PER：(連) ---倍
PBR：(連) 2.99倍
≪2020/12/31時点≫
吉野家HDは東証1部に上場する牛丼チェーン店の老舗、牛丼と言えば吉野家！というブランドイメージをもち、お持ち帰り寿司の「京樽」、「はなまるうどん」など多数の外食を展開する企業だ。
牛丼の老舗だけに丑年関連の本命といえる。このコロナ化で業績面は大幅な赤字に転落するという状況となっているが、出前館とのコラボやポケモンとのコラボなどテイクアウト事業に注力。
このコロナ化で売上は著しく落ち込んだが、業績の悪い店舗を閉店させ今生き残れる着実な経営をしている事からもここからの伸びしろは高い。
チャートは下落基調とはなっているが1800円近辺が底値となっている事からも年明けからの動きには期待したいところ。
本命株 7483 ドウシシャ
時価総額：72,770百万円
PER：(連) 11.70倍
PBR：(連) 0.97倍
≪2020/12/31時点≫
ドウシシャは東証一部に上場する、ニッチ市場をターゲットとした生活関連商品の企画・開発・生産・販売を中心に「開発型ビジネスモデル」と、独自の仕入ネットワークを活かし多岐に渡る国内有名メーカーの食品や海外有名ブランド商品販売する「卸売型ビジネスモデル」を展開する企業だ。
社名に「ウシ」が入っているというネタ的な要素は強いがPER11.6倍、PBR0.97倍で利回り2.57％と割安、直近の10月30日の決算では、21年3月期の連結業績予想は、売上高を920億円から1010億円、営業利益を53億円から86億、純利益を36億5000万円から59億円の上方修正をしており業績は抜群！
チャートは揉み合いの動きとはなっているが一段上に跳ねそうなチャート形成となっている事からも今後の動きも面白そうと言えるぞ。
本命株 2929 ファーマフーズ
時価総額：59,025百万円
PER：(連) 42.04倍
PBR：(連) 17.71倍
≪2020/12/31時点≫
ファーマフーズは東証マザーズの上場する機能性食品素材を販売、ギャバや葉酸卵が主力とし「育毛剤ニューモ」を販売している。
育毛剤ニューモという部分がウシの鳴き声っぽいと、正直こじ付けな感じではあるが、この育毛剤「ニューモ」は12月30日で累計出荷数は300万本を突破と大ヒットしており出荷ペース上昇、さらに医薬部外品の白髪染毛剤「ヘアボーテ エクラ ボタニカルエアカラーフォーム」の定期顧客件数が10万件を突破するなど定期購入者は増加傾向となっている。
同社の主力製品の一つ「ファーマギャバ」を配合したサプリメントは、機能性表示食品制度で初めて「論理的思考力を維持する機能」で消費者庁に届出受理されており、認知機能を維持改善する食品をメーカと共同で開発していくとの事だ。
直近の決算では前半に広告費を一気に投下した事で、8-10月期(1Q)最終は14.2億円の赤字拡大となっているが、ここからは回収の見込みも高い。がん治療などの創薬への研究なども行っている。
チャートは右肩上がりの上昇ではあったが決算での赤字が嫌気され、株価はダラダラと売られる展開が続いているが、高値3445円から2000円まで下落となった事からもそろそろ売り物も一巡するとみれるだけに年明けから切り返しの期待は十分と言えるぞ。
出遅れ株 1380 秋川農園
時価総額：4,910百万円
PER：(連) 39.83倍
PBR：(連) 2.65倍
≪2020/12/31時点≫
秋川農園は東証ジャスダックに上場する無農薬・無投薬の鶏素材や牛乳を製造販売。無農薬野菜など直販宅配を展開する企業だ。
新型コロナウイルスの流行以降、「オンラインなどで商品を選び配送してもらう」という動きが当たり前となってきているが、同社は「生協（生活協同組合）」へ商品を提供しているが、鶏卵・鶏肉、乳製品は好調に推移。
乳製品＝ウシというところで丑年として選ばせてもらったが、業績面、そして時価総額が49億円でチャートも切り返している動きだけに、一発ある出遅れの大穴株と言えるぞ。
2021年 干支銘柄(丑年関連銘柄) まとめ
2021年の干支銘柄(丑年関連銘柄)についてはこんなところだろうか。もし、他にも「こんな丑年関連銘柄でおもしろいものがあったら記載していくぞ」
あくまで干支関連はゲン担ぎ・ご祝儀買という程度にとどめなければ上昇してもすぐに梯子を外される傾向が高い。だがこの株高の流れは何でも買ってやれという傾向が高いだけに、中には大化けする銘柄がでてくるかもしれないぞ。
その場合はしっかりとテーマを内包した業績が安定している干支銘柄ならと言う感じだが、業績が今一つのただ干支関連という銘柄は長期スタンスでどっしり腰を据えて取り組むものではないので、その点は注意だぞ。
