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【2018年07月27日(金)投稿】
2018年は観測史上最高の猛暑となっている。
猛暑の後に懸念されるのは、やはり「台風」ではないだろうか。猛暑による強い日射は何も地上だけに降り注いでいる訳ではなく、熱帯の海上も暖め続けている。海上の温度が上がれば上昇気流を生み出し、台風の発生率が上昇する傾向にあるのだ。
とにかく今年の異常気象、これは何も日本だけの話ではない。世界気象機関(WMO)によると、米国のカリフォルニア州では52℃を観測したらしい。北極圏のノルウェーなどでも33℃を突破し、北半球全体が酷暑の状況となっている。
これだけの異常気象なのだから、台風の振る舞いも「異常」なものとなっている。今週末に本州へ上陸が予想されている台風12号は日本から南の海上で発生して、通常の「逆」、東から西へと通過する予測となっているのだ。これには気象庁も「台風がどんな振る舞いをするのか全く予測が付かない」と白旗状態だ。
今回の台風上陸を受けて、再度「水害対策」の関連銘柄に大きな注目が集まるかもしれない。その中でも特に当方が注目している銘柄をピックアップしようと思う。
水害対策関連銘柄 本命株 日特建設
時価総額:31,666百万円
PER:(連) 13.49倍
PBR:(連) 1.30倍
≪2018/07/27時点≫
日特建設は水害対策関連銘柄の中でも大注目だ。
ダム建設の基礎工事や地盤改良などに取り組んでいる企業であり、西日本豪雨以来注目度の上がっている銘柄である。日本の気候が亜熱帯化している現状を踏まえれば、国内の水害に対する意識は自ずと上がるだろうし、治水見直しは政府の今後の課題となるかもしれない。
日特建設は時価総額も比較的小さく、値動きも軽そうだ。台風対策、水害対策への物色人気が高まれば資金の集中も起きやすいと思う。
海面温度が上がれば上昇気流が発生し易くなり、台風が生まれ易い状況となる。今年はこの猛暑、異常気象のせいで例年より広範囲で「台風が発生し易い状況」にあるそうだ。
しかも今年は日本近海の海面温度も高い為、台風は上陸まで成長を続けながら大型になり易いらしい。つまり今年の台風は暴風、大雨、高潮などの「水害」が発生し易い状況という事になる。「水害」の怖さは西日本豪雨で嫌という程実感したと思うが、それ以上の水害の可能性も想定しておく事が肝要だ。
それに付随して水害対策関連銘柄は再度注目を集めるかもしれない。水害対策関連銘柄 本命株・出遅れ株 まとめ一覧 も再度チェックしておくべきだと思う。
とにかく今回の台風12号で大きな被害が出ないことを祈るばかりだ。特に、西日本豪雨で被害を受けた地域では更なる被害が出ることのないよう十分に注意してもらいたい。