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【2017年03月22日(水)】
水素エネルギー関連銘柄 本命・出遅れ 澤藤電機
時価総額:7,283百万円(2017/03/22時点)
03/22(火)は澤藤電機がドーンとストップ高になったな。
なかなかの大材料が出たようだぞ。どうやら、03/22付けの化学工業日報で「澤藤電機と岐阜大学は共同研究でアンモニアを原料に常温・常圧・無触媒で高純度水素を製造する装置を開発したと発表した」と報じたようで、これが刺激材料となった格好だ。
この記事によると、大気圧プラズマでアンモニアを分解するらしく、試作機では純度99.999%を達成し、さらに燃料電池での発電も確認したとのこと。
燃料電池で利用できるほど、純度の高い水素をアンモニアから作り出せるというのはなかなか面白い。今後はアンモニアを燃料とする燃料電池車への活用が期待できてしまうということでもある。
澤藤電機は日野自動車系の企業で、電装品・電子製品、発電機、冷蔵庫などの製造を行っている企業だが、今回、岐阜大学と共同で開発した水素エネルギーの製造装置で燃料電池車関連銘柄・水素エネルギー関連銘柄の本命として台頭してきたということだ。
澤藤電機の時価総額は03/22時点で7,283百万円と規模も小さく、値動きは軽い。今後の株価推移が気になる銘柄だ。
また、澤藤電機の急騰により、他の水素エネルギー関連銘柄などに人気が波及する可能性もあるかもしれない。引き続き、水素エネルギー関連銘柄には注目したい。
【2017年03月29日(水) 追記】↓
澤藤電機の急騰が止まらない
澤藤電機は03/22に岐阜大学と共同研究でアンモニアを原料に常温・常圧・無触媒で高純度水素を製造する装置を開発したと発表して、そこから連騰しているので29日で6連騰か。
当方、アンモニアの生成方法に関しては全く無知なのだが、アンモニアってけっこうコスト安いんじゃないのか?アンモニアを原料にして水素を製造できるとなればコスト的にはかなり優れていそうな気がするぞ。
将来的に水素エネルギーで走る燃料電池車が量産体制になった場合、低コストでアンモニアから水素を生成できれば、エネルギーコストを抑えることができるかもしれない。
ともかく、この材料で一気に水素エネルギー関連銘柄・燃料電池関連銘柄の本命として台頭してきた格好なので、大材料として取り扱われて当然か。この急騰も頷ける。
澤藤電機の急騰前日の終値は257円なので、29日の終値時点で
257円→873円(+239.69%)
2017/03/22~2017/03/29
すでに株価3.3倍になっているということか。凄いな。
澤藤電気に関しては、あとはどこまで騰がるかが見ものだな。
あとは水素エネルギー関連銘柄・燃料電池関連銘柄・水素ステーション関連銘柄として澤藤電機が急騰していることにより、他の水素エネルギー関連銘柄に買いが波及する可能性に注目したい。
当方が注目している澤藤電機以外の水素エネルギー関連銘柄は以下の通りだ。
水素エネルギー関連銘柄 本命 山王
山王は水素エネルギー関連銘柄として注目の銘柄だ。山王は2017/01/18に東京工業大学と共同開発した「金属複合水素透過膜とその製造方法」に関する2件の特許を取得したと発表し、急騰した経緯のある銘柄だ。
澤藤電機のアンモニアから水素を製造できるように、別の技術で山王も水素を製造できる技術を持っているということか。こちらも澤藤電機の物色につられる可能性もあるかもしれない。有力な水素エネルギー関連銘柄として注目したい。
水素エネルギー関連銘柄 本命 ニッポン高度紙工業
ニッポン高度紙工業も水素エネルギー関連銘柄・燃料電池関連銘柄の本命として一時期物色されたことのある銘柄だ。ニッポン高度紙工業は電気絶縁用セパレーターの専業企業で燃料電池用の電解質膜を手掛けていることから、燃料電池関連・水素エネルギー関連銘柄の一角として注目される。
今のところ(03/29現在)まだ株価をあまり上げていないように見えるが出遅れ銘柄とみて注目すべきか?
水素エネルギー関連銘柄 日本精線
日本精線も水素エネルギー関連銘柄として注目だ。日本精線は水素分離膜モジュールを手掛ける銘柄だ。この水素分離膜モジュールとは、水素ステーションでの水素製造装置や家庭用燃料電池の水素精製プロセス、また半導体産業で使用される超高純度水素ガス精製分野向けなどをターゲットにした製品だ。こちらもドンピシャな水素エネルギー関連銘柄・水素ステーション関連銘柄と言えるだろう。
水素エネルギー関連銘柄 宮入バルブ製作所
宮入バルブ製作所も水素エネルギー関連銘柄として過去に注目されたことのある銘柄。同社はガス容器や設備用バルブなどを手掛ける銘柄で、水素用のバルブなども手掛ける。過去に水素・燃料電池展で「極低温用バルブ」を出展したことも話題になった銘柄だ。
宮入バルブ製作所はどちらかというと低位株よりの銘柄で、時価総額の規模も小さい。人気化すれば火柱が立ちやすい銘柄なので、水素エネルギー関連銘柄のなかでもダークホース的な存在として注目したい。