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※このページは2021年10月8日(金)に追記・更新しました。
2018年07月初頭、活発な梅雨前線が停滞したことにより西日本をこれまでに経験したことのない豪雨が襲った。5日以降の豪雨災害により、命を落とした方はすでに100名を超えたおそれがあり、安否不明者の数も60名を超えるなど被害者の数は増えている。
このたびの水害により亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りします。また避難を余儀なくされた方々が一日でも早く通常の生活に戻れるよう願います。
なお、道路や鉄道、電力や水道などのインフラ関連も大きな被害を受けており、この西日本を襲った記録的な豪雨により日本の株式市場でも「水害関連銘柄」に注目が集まっている。
このページでは水害対策関連銘柄について本命株・出遅れ株 一覧をわかりやすく詳しくまとめておく。
水害対策関連銘柄とは
水害対策関連銘柄とは、その名の通り集中豪雨(ゲリラ豪雨)などにより河川の氾濫および洪水、住宅への浸水など水害の対策に関連する銘柄の総称である。
2018年07月初頭に西日本を襲った集中豪雨が水害関連銘柄に注目が集まる大きなきっかけになったが、今回の豪雨を含め、日本の気候はドンドンと亜熱帯化しているという見方もある。今後も梅雨の時期や台風の多い時期には、水害関連銘柄が先回りで注目される可能性がありそうだ。
日本の今後の気候を考えると、水害関連銘柄は今後も定期的に注目されるテーマ株となるかもしれない。水害対策関連銘柄についてはしっかりと本命株・出遅れ株 一覧を把握しておくべきだろう。
水害対策関連銘柄 一覧
- 1926 ライト工業 地盤改良・法面工事に実績
- 1822 大豊建設 浸水対策用の雨水貯留槽など
- 1929 日特建設 大規模ダム基礎工事に実績
- 7821 前田工繊 河川や道路補強などの防災用建築・土木資材など
- 5287 イトーヨーギョー 越流抑制型グレーチング「ウォーターウルフ」
- 7438 コンドーテック 土嚢などの防災資材
- 4825 ウェザーニューズ 気象情報の配信サービス
- 9678 カナモト 建機レンタル
- 9639 三協フロンテア 仮設住宅・ユニットハウス・プレハブ
- 4312 サイバネットS 集中豪雨・水害範囲の可視化ソフト
- 5930 文化シヤッター 集中豪雨など水害時の止水製品
- 6709 明星電気 希少関連製品・山崩れ・土石流発生予知施設
- 1914 日本基礎技術 地盤改良技術・防災・減災技術
- 2325 NJS 水道システム・河川・雨水システム
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水害対策関連銘柄 本命株・出遅れ株
それでは水害対策関連銘柄の中でも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば今後追記するつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命株 ライト工業
時価総額:68,787百万円
PER:(連) 9.63倍
PBR:(連) 1.06倍
≪2018/07/09時点≫
水害対策関連銘柄の本命株としてライト工業をピックアップしたい。ライト工業は、災害が起きた時などに動意づくことのある銘柄だ。ライト工業は基礎や地盤改良、法面工事などを手掛ける特殊土木会社。耐震補強などにも注力中で、まさに災害関連銘柄の一角。水害などが起こった際にも需要が高まる銘柄と言えるだろう。
ライト工業の時価総額規模は小粒というほどでもないが値動きが重いというわけではない。中期スタンスでも取り組める銘柄といえるかもしれない。
本命株 日特建設
時価総額:29,689百万円
PER:(連) 12.64倍
PBR:(連) 1.22倍
≪2018/07/09時点≫
日特建設も水害対策関連銘柄の一角として注目したい。日特建設は基礎・地盤改良・法面工事など特殊土木の大手。環境や防災などに強みを持つ銘柄だ。こちらもまさに水害対策関連銘柄のど真ん中銘柄だ。
日特建設はライト工業よりも時価総額規模が小粒な銘柄なので値動きにも妙味があると思う。水害対策関連銘柄の本命株として注目だ。
本命株 イトーヨーギョー
時価総額:3,668百万円
PER:(単) 38.37倍
PBR:(単) 0.98倍
≪2018/07/09時点≫
無電柱化(電線地中化)関連銘柄の本命株としても注目の銘柄イトーヨーギョーも水害対策関連銘柄の本命株として注目したい。イトーヨーギョーは集中豪雨に伴い増加する越流の問題を解消する製品「ウォーターウルフ」を手掛けている点に注目だ。こちらも大規模な水害などが起こった際に、注目される銘柄といえる。
またイトーヨーギョーは時価総額規模がその他の水害関連銘柄に比べかなり小粒な方なので、短期スタンスでも値動きの妙味はありそうだ。
本命株 コンドーテック
時価総額:27,693百万円
PER:(連) 10.35倍
PBR:(連) 1.10倍
≪2018/07/09時点≫
コンドーテックは足場吊りチェーン、結合金具などの産業資材の大手企業だが、ブルーシートや土嚢袋などの防災資材も手掛けているため、こちらも水害対策関連銘柄として注目だ。こちらも、それほど時価総額規模は大きくないので短期的な値動きという面でも注目したい。
出遅れ株 サイバネットシステム
時価総額:26,276百万円
PER:(連) 24.56倍
PBR:(連) 1.83倍
≪2018/07/09時点≫
サイバネットシステムも隠れた水害関連銘柄として注目だ。サイバネットシステムは様々な数値シミュレーション結果や計測情報の可視化ソリューションを手掛けている企業。気象土木分野の可視化なども手掛けることから、水害関連銘柄の一角としても注目される。
サイバネットシステムも時価総額規模はそれほど大きくないので、値動きの面でも妙味があると言える。
本命株 文化シヤッター
時価総額:65,266百万円
PER:(連) 11.17倍
PBR:(連) 0.92倍
≪2018/07/09時点≫
文化シャッターも水害対策関連銘柄の本命株として注目しておきたい。文化シャッターは社名の通り、シャッターを手掛けるが、その他にも浸水を防止するさまざまな止水製品を手掛けている。一般家庭でも使える止水製品も手掛けているので、今回の大規模水害により、一般家庭でも「準備しておきたい」と考える人が増えそうだ。同社の止水製品はかなり重要が高まるのではないだろうか。
文化シャッターの時価総額規模はけして小粒というわけではないが、水害対策関連銘柄としては本命株として注目したい。
本命株 明星電気
時価総額:13,280百万円
PER:(連) 66.23倍
PBR:(連) 2.47倍
≪2018/07/10時点≫
明星電気も水害対策関連銘柄の本命株の一角として注目しておきたい。明星電気は地震計などの気象・防災観測機器を手ががけており官需が過半だ。気象関連の製品では「地域気象観測システム:アメダス」が有名だし、防災関連では「山崩れ発生予知施設」や「土石流発生監視装置」を手掛けている。
また、明星電気は地震関連の製品も手掛けていることから地震関連銘柄としての側面もある。災害の関連銘柄であることは覚えておきたい。
また明星電気は時価総額規模も大きくなく値動きも軽いので、その点にも注目だ。
本命株 大豊建設
時価総額:57,646百万円
PER:(連) 10.58倍
PBR:(連) 1.00倍
≪2018/07/10時点≫
大豊建設も水害対策関連銘柄の一角として注目の銘柄だ。大豊建設は浸水予防の雨水貯留層の建設に同社のアンカーケーソン工法が活用されているなどの実績がある銘柄。時価総額規模はそれほど小粒ではないが、こちらも水害関連銘柄として覚えておきたい。
本命株 日本基礎技術
時価総額:11,968百万円
PER:(連) 88.38倍
PBR:(連) 0.46倍
≪2018/07/10時点≫
日本基礎技術も水害対策関連銘柄の本命株と言えるだろう。日本基礎技術は、社名の通りだが地盤改良など基礎工事の専業大手だ。独自工法を武器に、民間分野の拡大を図っている。大規模な水害があった時などは、同社の需要も高まりそうだ。日本基礎技術は時価総額規模も小粒なほうだし値動きの観点からも注目したい。
本命株 ウェザーニューズ
時価総額:39,263百万円
PER:(連) 20.07倍
PBR:(連) 2.67倍
≪2018/07/10時点≫
ご存知ウェザーニュースも水害対策関連銘柄の一つといえるだろう。ウェザーニュースは民間気象情報で世界最大手企業だ。航海・鉄道・航空向けの交通気象に強く、個人向けも積極的に展開している。天気予報はウェザーニュースを使っている、と言う方も多いのではないだろうか。
大規模な集中豪雨・ゲリラ豪雨の時は情報が命綱になるケースもあるだろう。災害が起きるレベルの異常気象の際にはウェザーニュースを利用する方も増えるかもしれない。こちらも水害対策関連銘柄の一角として注目だ。
【2019年10月31日(木)投稿】
台風被害 水害対策関連 まとめ 厳選3銘柄!
今回は水害対策関連の追加記事となるのだが、その前にこのたびの台風19号の被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げる。
10月15日に日本に上陸したハギビス。各地に甚大な被害をもたらした事は記憶に新しい。
そして何より被害をもたらしたのは、河川の氾濫による大洪水だ。国土交通省に調べによると、河川で堤防の決壊が確認されたのは71河川で128所にものぼる。決壊ではなく、堤防を超える越水で反乱した河川は265河川にものぼっているという。
被害額は明確ではないが、農林水産被害だけでも1700億円超。ハッキリ言って尋常じゃない被害であることは明確だ。今回報道番組が連日取り上げ日本中の多くの人がそのヤバさを体感した事だろう。私自身も家の近くの河川が氾濫し、警戒レベル4の「避難勧告」が出たほどだ。
だが投資家というのは、どうしても考えてしまう事は台風19号は風もヤバい、そして雨量が凄い、その場合は特に河川の氾濫がヤバい。という事からすぐ思い浮かんだのは、「水害対策関連が注目」されるに違いない。と思ってしまう事だ。
だが、投資をされている以上、この様な事があったらその銘柄に資金を入れる。その会社がそれによって注目される。そして寄り水害などの対策が進めばそれはそれでいい事だ。
今月29日には政府・与党は昨年度に打ち出した3カ年の国土強靭化緊急対策の拡充を検討し始めた。安倍晋三首相も水害が頻発化、激甚化する場合に備えた治水対策を適切に講じていくと言っており、予備費を活用して新しい対策パッケージをまとめるよう指示している。
つまり、水害対策関連は温暖化が進んでいる事からも、今後まだまだ注目される国策銘柄なのだ。今回はその水害対策関連として注目する銘柄を記載。
技研製作所(6289)
独自の圧入技術で杭(くい)を地盤に押し込む「インプラント工法」のパイオニア。国土強靭関連として現在も注目されており、堤防と言えばこれと言える銘柄だ。
技研ホールディングス(1443)
昨年1月に上場した銘柄。主力は消波ブロックの型枠レンタルとなるが、高強度の鋼材を地中に挿入して斜面を安定させる特殊工法、落石防護柵なども展開している。
構造計画研究所(4748)
同社は堤防や消波などではないが、水位と雨量データのみからリアルタイムに河川水位を予測する技術「RiverCast」を開発している事から注目。国土強靭関連というテーマ性は無いが、こと水害に関しては重宝されるべき技術だ。
本命株 5290 ベルテクスコーポレーション
時価総額:31,470百万円
PER:(連)7.13倍
PBR:(連) 1.04倍
≪2021/10/08時点≫
ベルテクスコーポレーションは東証2部に上場、雨水対策、防災用大手のゼニス羽田と防火水槽に定評のあるホクコンが経営統合して誕生した、コンクリート2次製品メーカーだ。
防災事業を収益の柱に育成、水災害対策や下水道施設の耐震化など「防災・減災」に対しての取り組みを強化している。
22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の16億円から22.4億円(前年同期は15.4億円)に40%の上方修正をしており業績面もしっかり。
PER7倍、PBR1.02倍と割安、台風、そして直近の首都直下地震からも防災、水害対策はニーズも高く注目と言えるぞ。
水害対策関連銘柄 まとめ
近年、日本では毎年のように「ゲリラ豪雨」「集中豪雨」による水害が起きているように感じる。日本が亜熱帯化してきた証明なのだろうか。いずれにしても、今後も日本国内で水害が起こる可能性は十分にある。水害対策関連銘柄は一つのテーマ株としてしっかりと把握しておくべきだろう。