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【2018年04月27日(金)投稿】
任天堂関連銘柄が騒がしくなって来ている。
2018年4月26日任天堂は決算を発表したが、2018年3月期決算では売上高が前年の2倍で「1兆円超え」だ。営業利益も6倍に跳ね上がる躍進ぶりで、「ニンテンドースイッチ」のヒットが業績に大きく貢献した形だ。
7年ぶりとなる「1兆円超え」には市場の関心も大きく集まっている。「ニンテンドースイッチ」は全世界で1億台以上販売した「Wii(06年発売)」に匹敵するペースで販売が続いているらしい。
それに市場が敏感に反応してか、「任天堂関連銘柄」に大きな注目が集まっているようだ。
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その任天堂が更に大きなサプライズを発表して話題となっている。
ネット広告事業やネットテレビ局「AbemaTV」などにも注力しているサイバーエージェントグループの子会社Cygames(サイゲームス)と任天堂が業務提携を発表したのだ。
任天堂は1983年の家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」の発売から日本を代表する企業に成長して来たが、このゲーム業界にも変革の波は訪れている。それはスマートフォンゲームの台頭だ。
市場の需要は家庭用ゲーム機からスマートフォンゲームへ移って来ている。2016年の国内スマートフォンゲーム市場は9690億円で、家庭用ゲーム市場の3倍にもなるらしい。
その中で任天堂はサイゲームスとアプリ事業における業務提携を発表し、2018年夏にスマートフォンゲームアプリ「ドラガリアロスト」の配信を開始する。このゲームアプリは企画をサイゲームスが担当して、開発と運営を両社で協力するそうだ。
尚、今回の業務提携にて任天堂はサイゲームスの発行済株式数の約5%を取得と発表している。任天堂とサイバーエージェントグループの業務提携は一時的なものだけではなく、今後も新たなゲーム体験の創出を目指し、共同でアプリ開発・運営することに合意するとの事。
両社が手を組んでスマートフォンゲーム市場に本格的に参入をする形となるのだから、スマートフォンゲーム市場にも大きな変革を齎すかもしれない。
任天堂関連銘柄とサイバーエージェント関連銘柄、双方共に注目しておきたい。