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【2018年04月03日(火)投稿】
仮想通貨関連銘柄 出遅れ株 思惑株 マネックスグループ
時価総額:114,355百万円
PER:---倍
PBR:(連) 1.40倍
≪2018/04/03時点≫
04/03(火)はなかなかに面白いニュースが出たようだ。なんと、ネット証券会社の一角であるマネックスグループが、あのネム大量不正流出事件を起こした「コインチェック」の買収を検討しているというのだ。
コインチェックは2018年1月に仮想通過ネム(NEM)を時価580億円分を不正に流出する事件を起こしたことで有名な仮想通貨取引所のみなし事業者。
コインチェックが先のネム不正流出により経営再建の支援先を募ったところ、マネックスグループがコインチェックを子会社化する買収案を提示したようだ。
マネックスグループはもとより仮想通貨交換事業、つまり仮想通貨取引所事業の参入を目指していたため、コインチェックと利害が一致した模様。
この報道が刺激材料になりマネックスグループは後場で一気にストップ高となった。「マネックスもいよいよ仮想通貨関連銘柄入りか!」ということで思惑買いが殺到したのだろう。
ただその後、マネックスはこの報道について「現時点でコインチェックの買収が決定した事実はない」とのコメントを出しているが、まぁ本決まりする前にこういう報道が出たら、取り急ぎこういうコメントは出さざるは得ないのだろう。
今後、マネックスグループがコインチェックを買収し子会社化する可能性は十分にあり得ると思う。
と、まぁまだマネックスが完全に買収することが決まったわけではないが、マネックスグループが出遅れの仮想通貨関連銘柄として注目度は高まった格好と言える。
ただコインチェックは仮想通貨ネムの超巨額不正流出や2度に渡る金融庁の「業務改善命令」により信用が大きく低下しているとはいえ、一応は凍結されていた日本円も返還し、さらに流出当時の時価(580億円)より少ない額とはいえ、460億円もの返還額を被害者に返還している。
480億円ものキャッシュを用意できたとということは、裏を返せば「コインチェックは相当儲かっていた」という証明にも思える。
正直、当方もコインチェックの利用者で日本円を凍結されていた時は、返金もほぼあきらめていたが、凍結解除となった時には「凄いじゃんコインチェック」と思った。
コインチェックは重大な不祥事を起こしたとはいえ、国内では抜群に知名度のある仮想通貨取引所だ。
この先、もしマネックスグループがコインチェックを買収し、マネックス主導のもとコインチェックの経営再建を図るとすればマネックスグループは仮想通貨関連銘柄としては非常に面白いのではないだろうか。
マネックスグループはネット証券の大手で時価総額規模は決して小粒ではないが、仮想通貨関連銘柄の出遅れとして注目されれば、まだ上値はあるか!?引き続き注目だ。
また、このコインチェック買収報道によりその他の仮想通貨取引所にも人気が波及する可能性にも注目したい。