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コンビニ大手の「セブンイレブン」ではカウンター商材の販売什器を洗浄する自動食洗機の導入を加速すると2017年2月に報じられている。店内ではからあげなどのホットスナック・おでんの調理に必要な機器洗浄に毎日、およそ3時間半かかっているという。食洗機を導入し、この作業時間を半分程度に減らし浮いた時間で接客をさらに強化するとのことだ。
既に2017年2月末時点で1260店に導入しているが、さらに2018年2月末までに150億円を投じて全約2万店舗に設置を完了する計画だ。
これはコンビニ大手セブンイレブン独自の取り組みのようだが、国内首位のコンビニ「セブンイレブン」が自動食洗機を導入するとなれば、その他のコンビニも「右にならえ」で食洗機を導入する可能性もあるかもしれない。思惑の段階ではあるが、一応食洗機関連銘柄についてまとめておこう。
このページでは食洗機関連銘柄について本命・出遅れ 一覧をわかりやすくまとめて紹介していく。
食洗機関連銘柄とは
食洗機関連銘柄とは、その名の通り食洗機を手掛ける銘柄などの総称である。セブンイレブンが2018年2月末までに全2万店舗に食洗機を導入するとしていることから、今後はその他コンビニでも食洗機導入する流れになるかもしれない。
セブンイレブンが導入する食洗機は主にカウンターで販売しているホットスナックの什器を洗うための食洗機だ。セブンイレブンだけでなく他のどのコンビニでもカウンターでホットスナックやおでんなどを販売しているし、「人手不足の解消」「人件費の削減」などのメリットもあるだろう。
大手コンビニのセブンイレブンが食洗機導入へと舵を切れば、その他コンビニも「右にならえ」で食洗機を導入する可能性はおおいにありそうだ。
なお、セブンイレブンが導入する食洗機はメーカーと組んでセブン専用に開発しているもののようだ。殺菌のための蒸気が外に出てきにくくするなどの工夫が施されているとのこと。
「セブンイレブンと組んだメーカー」がどこなのか?が気になるところだが、今のところ明らかになっていない模様。
また、2017年04月にセブンイレブン・ファミリーマート・ローソン・ミニストップ・ニューデイズのコンビニ5社が経済産業省の主導のもと「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」を策定している。これはコンビニ5社が2025年までに店内全ての商品に「電子タグ(RFID)」を付け、無人レジ(セルフレジ)化するという計画だ。食洗機導入も無人レジ化計画も背景にあるのは「人手不足」の問題だ。
電子タグ(RFID)・無人レジ関連銘柄はすでに経産省主導で進められている計画なので、食洗機関連銘柄よりも注目度は高いかもしれない。すでにまとめ記事を書いているので気になる方はチェックしてほしい。
電子タグ(RFID)・無人レジ関連銘柄 本命・出遅れ 一覧 まとめはコチラ≫
食洗機関連銘柄 一覧
- 6465 ホシザキ 業務用厨房機器大手 食洗機国内首位
- 5982 マルゼン 業務用厨房機器大手
- 5965 フジマック 総合厨房設備機器メーカー
- 2751 テンポスバスターズ 中古厨房機器のリサイクル販売
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食洗機関連銘柄 本命・出遅れ
それでは食洗機関連銘柄のなかでも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしてみよう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため参考までに願う。
本命 ホシザキ
時価総額:771,222百万円
PER:(連) 32.00倍
PBR:(連) 4.16倍
≪2017/07/20時点≫
食洗機といえばホシザキだろう。ホシザキはは業務用厨房機器大手で、食洗機に関しては国内首位のメーカーだ。「セブンイレブンが組んだ食洗機メーカー」がわかっていないため、なんともいえないが、もしもセブンイレブン以外のコンビニ各社も食洗機導入をする流れになればホシザキが思惑で買われる可能性はあるかもしれない。
ただし、ホシザキは時価総額の規模が大きいので値動き妙味に関しては少々面白みに欠けるかもしれない。
本命 マルゼン
時価総額:31,826百万円
PER:(連) 10.25倍
PBR:(連) 0.94倍
≪2017/07/20時点≫
マルゼンも食洗機関連銘柄の本命株として注目したい。マルゼンも業務用厨房大手で食洗機も手掛ける。こちらも思惑ではあるが面白そうだ。ホシザキと比べて、時価総額が小さめで値動き妙味アリ。PER、PBRをみても割安感もある。食洗機関連の本命銘柄として注目。
本命 フジマック
時価総額:15,763百万円
PER:(連) 9.34倍
PBR:(連) 0.96倍
≪2017/07/20時点≫
フジマックも食洗機関連銘柄の本命株として注目したい。フジマックも総合厨房設備機器メーカーで食洗機を手掛ける銘柄だ。やはりセブンイレブンが組んだメーカーがわからないため、こちらも思惑でしかないが、その他コンビニ各社が食洗機導入に積極的になればフジマックにとってはビジネスチャンスだ。フジマックはマルゼンよりもさらに時価総額の規模が小さい。短期的な値動き妙味としては、こちらも面白みがあると言える。
出遅れ テンポスバスターズ
時価総額:27,298百万円
PER:(連) 16.76倍
PBR:(連) 3.01倍
≪2017/07/20時点≫
テンポスバスターズはちょっと違うかもしれないが、一応。テンポスバスターズは中古の厨房機器のリサイクル販売を手掛ける銘柄。セブンイレブンほどの大企業が、中古の食洗機を導入するはずがないが、食洗機導入の流れはコンビニだけにとどまらないかもしれない。個人経営の商店なども食洗機を導入する店が増えればテンポスバスターズにもビジネスチャンス…?うーん、自信はない。
食洗機関連銘柄 まとめ
食洗機関連銘柄はさほど長続きするテーマ株ではないかもしれないが、コンビニ大手のセブンイレブンが舵を切ったことには注目したい。セブンイレブンの食洗機導入によって人件費削減・人手不足解消などのメリットが浮き彫りになれば、その他コンビニ各社も導入を始めるかもしれない。もしそうなった時に素早く対応できるよう、関連銘柄を把握しておくのは大切だ。