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このページではIoT関連銘柄について本命・出遅れ 一覧をまとめておく。
IoT関連銘柄とは
IoTとはインターネットオブシングス(Internet of Things)の略であり、日本語に直訳すると「モノのインターネット」という意味になる。要はIoTとは「あらゆるモノをインターネットに繋げる技術」と考えればよい。
IoT関連銘柄とは、IoTに必要なデバイスを手掛ける企業やIoTソリューションやネットワークを手掛ける企業、またIoTプラットフォームを手掛ける企業などさまざまある。このページでIoT関連の本命銘柄・出遅れ銘柄を列挙していくので、しっかり把握しておこう。
IoTの具体例
インターネットといえば、従来はパソコンや携帯電話、スマートフォン、プリンターやゲーム機など主に一部のIT機器が接続されていたが、これら以外にもいろいろなモノをインターネットに繋げれば我々の生活は格段に便利になる。
わかりやすいところで例えて言えば、自宅のエアコンなどの冷暖房機器をIoTで繋げれば、外に居ながらスマートフォンからスイッチのオンオフができる。帰宅するころにはバッチリ「暖かいor涼しい」環境を整えることができるのだ。
他にも話題のテーマでもある「自動運転技術」はIoT技術が活用される分野と言える。将来的に完全自動運転が可能になれば、自宅にある車を指定の場所まで無人状態で呼び寄せることがIoT技術で可能になるかもしれない。
その他にもIoTは小売・医療・運送・農業・セキュリティなどなどあらゆる分野での応用が期待されているのだ。
IoTの市場規模
IoTの市場規模は極めて大きくなる可能性を秘めている。IT専門の調査会社「IDC」では世界のIoTデバイスは2020年までに300億台に達し、IoT市場の売り上げ規模は1.7兆ドルにまで膨れ上がると算出しているようだ。
さすがあらゆるモノをインターネットに繋げようという技術。途方もない規模だ。
IoTと関わりの深いテーマ
IoT関連銘柄には親和性の高いテーマが複数ある。今後、IoT関連銘柄とともに親和性の高いテーマも注目される可能性があるので、併せて把握しておくべきだ。
サイバーセキュリティ関連銘柄
IoTと関わりの深いテーマとして外せないのはサイバーセキュリティ関連銘柄だ。IoTはあらゆるモノをインターネットに繋げる技術だ。もちろんIoT技術によって生活は便利になるが、インターネットに繋げることによりサイバー攻撃の標的になるリスクがある。IoT技術の進歩とともにサイバーセキュリティ関連銘柄も同時に注目される可能性が高い。同様にサイバーセキュリティ関連銘柄にも注目しておくべきだ。
人工知能(AI関連銘柄)
人工知能(AI)関連銘柄はIoT関連銘柄と親和性の高いテーマと言える。AI+IoTの技術が進めば、IoT機器がAIによって自動的に制御されるモノが増えるだろう。
例えば自宅の家電などもAI+IoTの技術が進歩すれば、これまでの使用してきたデータなどから、イチイチ遠隔操作をせずとも持ち主が帰ってくるまでに「お風呂を沸かし、部屋を最適の温度に保ち、お米が長けており、テレビでは好きな番組が録画されている」なんてことも将来的には可能になるかもしれない。人工知能(AI)とIoTの可能性はかなり幅広いハズだ。
自動運転関連銘柄
自動運転関連銘柄も広義にはIoT関連銘柄の一種と言える。自動運転で無人で走るロボットタクシーなどをイメージすればわかりやすいだろう。遠隔地からスマートフォン一つで、自宅に無人のロボットタクシーを呼びよせることができる。これはまさにIoT技術のなせる技だ。
ロボット関連銘柄
ロボット関連銘柄もIoTと親和性の高いテーマの一つだ。ロボットがインターネットで繋がり、遠隔から操作することができれば便利であることは想像に難くない。
ドローン関連銘柄
ドローン関連銘柄もロボットと同様、IoTと親和性が高い。ドローンをIoTで繋げ遠隔地で操作できるようにできるようになるかもしれない。
IoT関連銘柄は息の長いテーマになるか?
結論からいうがIoT関連銘柄はかなり息の長いテーマとなる可能性が高い。
そもそもIoT関連銘柄はこれまでにも幾度となく定期的に注目されてきた重要テーマ株だ。当方の記憶だと、IoT関連銘柄というテーマが注目され始めたのは2015年頃からだと思うが、2017年になってもまだまだ話題にあがるテーマである。
まだ市場規模も大きくなるだろうし、参入していく企業も増えていくだろう。成長分野でデカイ市場規模もかなり大きい。
加えて前述のとおり、他の注目テーマである「サイバーセキュリティ関連」「人工知能(AI)関連」「自動運転関連」「ドローン関連」「ロボット関連」などの次世代テクノロジー分野とも非常に相性が良い。これらのテーマが話題になれば相乗効果でIoT関連銘柄が注目されるケースも考えられる。
IoT関連銘柄は息の長いテーマとなる可能性があるので、中核となる銘柄や出遅れ銘柄などはしっかり把握しておくべきと言える。
IoT関連銘柄 一覧
- 2354 安川情報システム
- 3727 アプリックスIPHD
- 3914 JIG-SAW
- 3690 ロックオン
- 3858 ユビキタス
- 4813 ACCESS
- 9739 NSW
- 3669 モバイルクリエイト
- 1435 インベスターズクラウド
- 6662 ユビテック
- 6721 ウインテスト
- 6770 アルプス電気
- 6861 キーエンス
- 6840 AKIBA HD
- 7467 萩原電気
- 3776 ブロードバンドタワー
- 6314 石井工作研究所
- 1951 協和エクシオ
- 3742 ITbook
- 3918 PCI HD
- 3913 sMedio
- 3798 ULSグループ
- 2321 ソフトフロントHD
- 6836 ぷらっとホーム
- 3962 チェンジ
- 3622 ネットイヤーグループ
- 3857 ラック
- 4288 アズジェント
- 3666 テクノスジャパン
- 2743 ピクセルカンパニーズ
- 6029 アトラ
- 6634 ネクスグループ
- 9417 スマートバリュー
- 2317 システナ
- 3694 オプティム
- 9984 ソフトバンクグループ
- 6701 NEC
- 6502 東芝
- 6762 TDK
- 8462 FVC
- 3626 TIS
- 3040 ソリトンシステムズ
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IoT関連銘柄 本命・出遅れ
それでは本題のIoT関連銘柄の中でも本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。また出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容なので、参考までに願う。
本命・出遅れ 安川情報システム
当方は安川情報システムはIoT関連の本命銘柄として注目する。安川情報システムは安川電機の持ち分法適用会社で、システム構築と組み込みソフトの開発が主力の企業だ。安川情報システムはIoT関連の事業を行っている企業の一つ。
同社はIoT/M2Mソリューションをワンストップで構築するサービスを展開している。
※M2Mとは マシントゥマシンの略で機械と機械を人間の介在なしにコミュニケーションさせ動作するシステムのことだ。
安川電機の手掛けるIoT/M2MソリューションはIoT関連の事業でも中核をなす事業のように感じる。本命とみる見方は多いのではないだろうか。特に2016年は安川情報システムにとってかなり飛躍の年になった。2016年夏ごろから息に株価を上げたのだ。
株価を上げたといっても、安川情報システムの時価総額は「19,980百万円(2017/01/19時点)」とそれほどIoT関連銘柄のなかで規模が大きいわけでもない。値動き妙味の観点でもまだまだ面白みはあるだろう。
安川情報システムは出遅れ感もあるしIoT関連の本命銘柄として引き続き注目したい。
本命 アプリックスIPホールディングス
アプリックスは祖業はソフトウェア基盤技術だが、今はIoT関連事業に軸足を移し再建している銘柄。アプリックスといえば「MyBeaconシリーズ」が有名だ。
例えば小売店向けのソリューションでは、ビーコンと呼ばれるデバイスを店舗に設置するだけで近隣の人や来店者などに「割引情報」だとか「オススメ商品」など、お店がお客に伝えたい情報をお客のスマホに表示させることができるというもの。
他にもMyBeaconシリーズではヘルスケア・家電差別化・EC・防災などさまざまなIoT分野で役立てることができる。
またアプリックスは「IoT向けのアナログ半導体」も開発していることも注目材料の一つ。アプリックスはIoT事業に本腰を入れている銘柄の一つ。IoT関連の本命銘柄とみて差し支えなさそうだ。
またアプリックスは再建中の銘柄ということもあり時価総額「6,617百万円(2017/01/19時点)」と規模も小さいため、値動き妙味という面でも面白い。
本命 ACCESS
IoT関連銘柄で忘れてはならないのが、ACCESSではないだろうか。ACCESSはIoT統合ソリューションを展開している企業だ。このIoT統合ソリューションではIoTの開発プラットフォームである「アクセスコネクト」を提供することで、IoT製品・サービスの開発企業の課題を解決する。このソリューションはIoT関連事業の中核をなすサービスと言えるだろう。
ACCESSの時価総額は「27,387百万円(2017/01/19)」とそれほど小さいわけではないが、値動きが重いというわけではない。当方はACCESSをIoT関連の本命銘柄の一角として注目したい。
本命 ロックオン
ロックオンもIoT関連銘柄の中で見逃せない銘柄の一角だ。ロックオンはデジタルマーケティング事業とEC事業が主力の企業だが、IoT関連の事業にもチカラを入れていく姿勢を見せている。
ロックオンは2015年11月に、同社がこれまで培ってきた技術「ビッグデータ」「人工知能(AI)」「IoT」とマーケティングに関する既存事業のビジネスモデルを活用し、リアル領域を含めた「企業と顧客のコミュニケーション円滑化を提供するマーケティングロボットカンパニーとして事業推進していく、と発表している。
つまりIoT分野だけでなく人工知能(AI)分野・ロボット分野・フィンテック・仮想通貨分野など、複数のテーマ性に絡んでいる銘柄だ。
悪く言えば「突出しているものがない」とも言えるが、複数のテーマ性に絡んでいる点は投資家からすれば魅力的ではある。今後の材料・IRなどから目が離せない銘柄と言えるだろう。
本命・出遅れ sMedio
sMedioもIoT関連の面白い銘柄だ。sMedioはIOT事業に注力しているが、その中でもスマートホーム・スマートオフィス分野に特に注力している企業だ。
sMedioの「sMedio IoT Gateway Device Solution」では通信規格・IoT規格の壁を超えて相互接続を実現するルーターゲートウェイソフトウェアで、アイ・オー・データ機器が開発するIoTゲートウェイボックスに採用されることも決まっている。立派なIoT関連銘柄だ。
sMedioは2015年にマザーズに上場したばかりの銘柄でIoT関連銘柄として注目され始めたのは他の銘柄に比べ少し遅れていたような気もする。当方はsMedioをIoT関連銘柄の本命かつ出遅れ銘柄として注目する。
本命 モバイルクリエイト
モバイルクリエイトはドローン関連銘柄としても注目だがIoT関連銘柄としても注目。同社は携帯通信のインフラを活用し、タクシーやバス向けに車両の移動体管理システムを提供している企業。この車両の移動体管理システム事業は、今後自動運転やロボットタクシーなどのIoT分野に関連してくる可能性を秘めている。また、モバイルクリエイトは「IoT分野におけるイノベーション創出を促進」とHP上でも宣言しているな
さらにモバイルクリエイトは2016年2月に後工程向け半導体製造装置メーカーの「石井工作研究所」に対してTOB(株式公開買い付け)を実施し、子会社化した。石井工作研究所と一丸になってIoT分野への事業領域拡大に積極的な姿勢だ。
モバイルクリエイトの時価総額は「9,286百万円(2017/01/20時点)」と規模も小さく値動きも軽い。注目しておくべきIoT関連銘柄だ。
本命 NSW
NSWもIOT関連の本命銘柄として注目したい。NSWは独立系のSI(システムインテグレーション)。SIとは企業の情報システムの規格・設計・開発・構築・導入・保守・運用などを一貫して請け負うサービスのことだ。組み込みソフトや半導体設計に強みをもっており、現在はIoTサービスを強化している。
NSWのIoTサービスにIoTクラウドプラットフォーム「Toami(トアミ)」がある。これはIoTサービス導入までのスピード短縮とコスト削減を可能にするプラットフォームということだ。IoTのソリューションを手掛ける企業という意味では、安川情報システムやACCESSに並ぶ本命銘柄と言えそうか?!
なお、NSWの時価総額は「22,186百万円(2017/01/20時点)」と規模も安川情報システムやACCESSと同等程度。値動き妙味の点も同格といったところか。
本命 スマートバリュー
スマートバリューは2008年からモビリティ向けIoTサービスを提供してきた、IoT関連としては古株ともいえる銘柄だ。2015年に開始した法人の営業車両等を手軽に管理できるIoTサービス「CiEMS3G」は、70社以上の法人から3000台以上の成約を受けている。
さらに2016年8月に自動車に特化したIoTプラットフォーム「クルマツナグプラットフォーム」の提供を開始している。
なおスマートバリューはIoT関連というだけでなく、フィンテック・ブロックチェーン関連銘柄としての側面もあり材料豊富な銘柄だ。
スマートバリューの時価総額は「3,827百万円(2017/01/20)」と規模もかなり小さく値動き妙味からも面白い。IoT関連の本命銘柄の一角としてみるべきだろうか。
【2017年02月02日(木) 追記】
出遅れ PCIホールディングス
PCIホールディングスは少し出遅れ気味なIoT関連銘柄と言えるのではないだろうか?
PCIホールディングスは自動車・家電などの組み込みソフト開発が主力で、通信技術・組込制御技術・アプリケーション技術といったグループの強みを活かしてIoTソリューション事業にも注力している銘柄だ。
2016年11月には半導体の設計及びテストに関する高い技術とノウハウをもつシスウェーブという会社を子会社化した。これはPCIホールディングスのIOTソリューション事業の成長を加速させることを目的としているようだ。
IOT関連事業に積極的な銘柄だが上場したのが2015年で、それほどIoT関連銘柄として物色されたという印象がない。今後の動きに注目したい。
【2017年06月19日(月)追記】
出遅れ ソリトンシステムズ
IoT関連の出遅れ銘柄としてソリトンシステムズに注目。ソリトンシステムズはセキュリティ対策ソフトやシステム構築、ランサムウェア対策ソリューションを手掛ける企業で、サイバーセキュリティ関連銘柄として注目される銘柄だ。
だが、同社はセキュリティ関連製品を手掛ける一方でセンサーユニットの試作品やクラウドシステムなども開発。2017/06/19には、物流貨物の流れとセンサー情報を可視化するIoTシステムを製品化したと発表している。このIoTシステムはすでに大手物流会社と共同で性能は評価されており量産も可能。出荷開始は2017秋を予定しているということだ。
この発表によりソリトンシステムズはサイバーセキュリティ関連銘柄としてだけでなく、IoT関連銘柄の一角としても注目されることになりそうだ。もとより、IoTにはサイバーセキュリティ対策が不可欠と言えるほど親和性が高い。両方のテーマ性を備えるのは同社の強みとなるか?!今後にも期待したい。
IoT関連銘柄 まとめ
IoTは非常に範囲が広く、ウェアラブル関連銘柄も自動運転関連銘柄も広義ではIoTの一種である。それらのテーマが注目される際にはIoT関連銘柄全体のテーマ性が見直される可能性もある。
またIoT関連銘柄はサイバーセキュリティ関連・人工知能(AI)関連・ロボット関連・自動運転関連・ドローン関連などさまざまなテーマ性と親和性が高い分野でもある。
これらの理由からIoT関連銘柄は今後も定期的に注目される息の長いテーマ株となると思っている。2017年以降も重要なテーマ株となる可能性を秘めているのでしっかりと把握しておくべきだろう。