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ソフトバンクグループの有利子負債が20兆円以上!
孫正義創業で知られる日本最大手の携帯キャリアの会社としても有名なソフトバンクグループ、投資会社としても中国最大のEコマース企業「アリババ」に初期投資をして数兆円の利益を出した事から投資会社としても有名だが…
今かなりやばい状況となっている、というかこれ立ち直れるのか?という程の状況だ。
【9984】ソフトバンクグループ
時価総額:5,615,331百万円
PER:(連) ---倍
PBR:(連) 0.72倍
≪2020/03/22時点≫
先週木曜にソフトバンクグループの株価は、20%近く売り叩かれる状況となり日経平均寄与度の高い企業からも注目した投資家も多いだろう。
この急落は、世界同時株安でソフトバンクグループの「投資事業に暗雲が立ち込めている」のが急落のトリガーとなったわけだが、まず現状のソフトバンクグループ全体の状況だが、ソフトバンクグループ、ソフトバンクの有利子負債を合算すると、「合計20兆円以上」あるのだ!
ん?20億円じゃなくて20兆円!?しかもこの額はまだまだ増える可能性があるのだ。
日本では、今新型コロナウイルスの対策で国民にばらまきなどで30兆円の予算案などの話がでているが、とにかく…恐ろしい金額の負債を抱えている。
有利子負債は利息を付けて返さないといけない負債のことだが、簡単に言うと銀行からの借入金や社債などだ。
ソフトバンクグループの19年9月の状況を見てみると
ソフトバンク
【財務】<◇19.9> 百万円
総資産 8,733,551
自己資本 1,096,657
自己資本比率 12.6%
利益剰余金 1,057,207
有利子負債《4,728,590》
ソフトバンクグループ
【財務】<◇19.9> 百万円
総資産 36,848,701
自己資本 7,312,274
自己資本比率 19.8%
資本金 238,772
利益剰余金 5,392,636
有利子負債《16,015,474》
有利子負債 16,015,474+4,728,590=20兆7440億6千4百万円
孫正義の発言で「髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのである」という有名な名言があるが、この有利子負債はどう考えても「前進どころか後ろに吹っ飛ばされて、つるっぱげになる」という程だ。
この原因に陥ったのは、孫正義の10兆円のビジョンファンドが投資している先が軒並み株価が急落しているのが原因だ。
2019年の段階で「ハイリスクハイリターン」なベンチャー投資で巨額の損失を出していたが、追い打ちをかける如く、新型コロナウイルスの世界同時株安で、投資先もさらなる株価の下落となり、もはや「風前の灯」という状況となっているのだ。
まず新型コロナウイルス前の状況だが、ソフトバンクグループは2019年7-9月期決算で、シェアオフィスの「ウィーワーク」、「ライドシェア事業大手のウーバー」など投資先の公正価値減少を理由に約7000億円の営業損失をだしている。
なるほど、第2四半期の7-9月期営業損益は7044億円の赤字か!
それでは直近の決算は?
第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益はソフトバンク事業が2440億円頑張ったのだがビジョンファンド事業が2251億円の赤字となり営業利益は26億円。
とにかく主力とする投資事業が「足を引っ張るどころか、泥沼に足を取られて沈んでいく状態」となっている。
では2019年12月、その時世界の株価はどうだった?
世界の株価は2019年は強かったのは誰もが分かっている事だ。その時ですら「大赤字の垂れ流し」になっている状況だ。
新型コロナウイルスの大暴落が始まったのは2月20日以降からだが、ビジョンファンドは「ソフトバンクの株券を担保に5000億円を借り入れたが、ナンピンを続けていたのならば深刻な事態に突入しているとみていいだろう。」
なんせNYダウが一ヶ月で35%も下げる未曾有の大暴落!
ビジョン・ファンドが投資する米配車サービス「ウーバー・テクノロジーズ」は18日の米国市場で22%の大幅続落となっているのだが、2月中旬につけた直近高値から、およそ3分の1の価値になっているのだ。
いくら「アリババ」と「スプリント」があるといってもビジョンファンドの投資先が現時点では全てが急落しているのは間違いはない。
ソフトバンクが倒産の可能性はあるのか?
この事から、格付け会社の「S&Pグローバル・レーティング」は、ソフトバンクG株の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げているのだ。
さらに昨日ブルームバーグのニュースで、このビジョンファンドが投資している「衛星ベンチャー企業ワンウェブが資金繰り難のため自己破産の可能性」について検討していると報じてるのだが投資先がこの様な事になるのはネガティブニュースという事に間違いはない。
現時点でソフトバンクグループの時価総額は5兆6,153億円となり、通信子会社のソフトバンクの7兆60億円に逆転される事態となっている。
ソフトバンクグループ程の企業が潰れる様な事になれば、日本株全体に余波が広がり大暴落となる可能性が高いだけに政府も支援していくだろうが、世界同時株安がこれ以上進む事態となれば、「ソフトバンクショック」となる可能性もないとは言い切れないだろう。