この記事にはプロモーションが含まれます。
5G関連銘柄に追い風か!?
自民党経済成長戦略本部の岸田文雄政調会長が14日の会合で、政府の経済対策への要望項目として、5G移動通信システムの普及を促すため、通信網整備を前倒しする企業に対して法人税や固定資産税を減税する検討をしている。
減税案は電波の送受信設備などを計画より前倒しして設置した費用の5%を法人税額から控除するというものだ。
5Gの通信に関わっている企業にとって法人税の引き下げなどは、まさに5G関連で関わっている通信機器や企業にとって神風となる話だ。
NTTドコモなど携帯電話事業者のほか、5G通信をつなぐ光回線を手掛ける企業などが対象となっているのだが、この狙いの一つとして後塵を拝している中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)製品の普及に待ったをかける狙いがあるようだ。
5Gの通信網に対してアメリカ司法省では、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)など中国企業に対して「信頼できない」として、国内通信網から中国製を排除するよう求める書簡を米連邦通信委員会(FCC)に送付している。
5Gのメリット デメリット
5Gは未来の世の中に便利なものだ。
「大容量のデータも今まで2時間かかっていたものが3分」、「ミスがない自動運転の実現」、「医療技術の発展」、「全てのものがネットにつながるIot技術」など良い面も多いが、5G通信による「電波での人体の影響」、「全てのデバイスがつながる事によってハッキング」。など万が一悪用されたらどうなるのかという問題はある。当然、「自動運転の車を暴走させる」、「誤認検知してミサイルを発射させる」その様な事もできてしまう可能性もあるわけだ。
日本でも安全保障上の懸念がある事から、中国製品を使う企業を対象から外すとの議論もでている。政府としても他国の部品を使わない事によってセキュリティーを徹底強化していきたい流れは至極当然の話だ。食の安全性もだが、中国製品のお粗末な事もだが、5Gという次世代通信網は、リスクは「これから」でてくるものだ。
この政府の方針は多いに賛成すべき事で、5G関連の製品を扱う日本企業にとって朗報となるぞ!
5G関連 企業 一覧
- 9432 日本電信電話 国内通信大手
- 9437 NTTドコモ 国内携帯電話大手 2019年に5G商用化目指す
- 9433 KDDI 国内携帯電話大手 2019年に5G商用化目指す
- 9434 ソフトバンク 国内携帯電話大手 2019年に5G商用化目指す
- 9984 ソフトバンクグループ ソフトバンクの親会社
- 6501 日立製作所 大手ベンダー 通信インフラの提供など
- 6701 NEC 大手ベンダー 通信インフラの提供など
- 6702 富士通 大手ベンダー 通信インフラの提供など
- 6503 三菱電機 大手ベンダー 通信インフラの提供など
- 6971 京セラ 電子部品大手 5G需要で商機
- 6981 村田製作所 電子部品大手 5G需要で商機
- 6770 アルプス電気 電子部品大手 5G需要で商機
- 6762 TDK 電子部品大手 5G需要で商機
- 6976 太陽誘電 電子部品大手 5G需要で商機
- 6890 フェローテックHD サーモモジュール 5G移行で需要増加期待
- 4739 伊藤忠テクノ 通信事業者向け 情報システムの構築
- 5801 古河電気工業 電線御三家 光ファイバなど 5Gインフラで需要
- 5802 住友電気工業 電線御三家 光ファイバなど 5Gインフラで
- 需要
- 5803 フジクラ 電線御三家 光ファイバなど 5Gインフラで需要
- 5805 昭和電線HD 電線メーカー 光ファイバなど 5Gインフラで需要
- 1417 ミライトHD 通信インフラ・通信工事 5Gインフラで商機
- 6754 アンリツ 通信系計測器・5G向けソリューション
- 9702 アイ・エス・ビー 通信制御ソフト 5G基地局向けの需要期待
- 6944 アイレックス 通信系コア技術・5Gインフラで商機
- 1721 コムシスHD 通信工事・ネットワーク構築 5Gインフラで商機
- 1951 協和エクシオ 通信工事 5Gインフラで商機
- 6706 電気興業 通信関連機器・部材 通信アンテナの製造・工事
- 7203 トヨタ自動車 自動車大手 自動運転・コネクテッドカーなど
- 6902 デンソー 自動車備品大手 自動運転・コネクテッドカーなど
- 6904 原田工業 自動車用アンテナ 5G移行で需要期待か
- 6800 ヨコオ 自動車用アンテナ 5G向け需要に期待
- 7587 PALTEK 特定用途向け半導体 5G関連機器に積極的
- 8226 理経 5G対応「8×8 MIMOアナライザー」
- 3852 サイバーコム 通信ソフト開発 5G関連需要を取り込む思惑
- 6778 アルチザネットワーク 通信計測器開発 基地局向けの負荷試験装置
- 4748 構造計画研究所 通信向けシステム開発
- 3842 ネクストジェン 次世代通信網の制御システム構築
- 3914 JIG-SAW イスラエル企業と5Gを含むチップで包括技術ライセンス契約
- 4755 楽天 楽天モバイルが5Gでドローン撮影の実証実験
- 7518 ネットワンシステムズ IoTに強い ソフトウェア・システム構築
- 4061 デンカ 通信関連機器・部材
- 5821 平河ヒューテック 電線・ネットワーク機器 5G移行で需要期待か
- 6703 OKI 情報通信システム・映像配信システム
- 3774 IIJ ソフトウエア・システム構築
- 3987 エコモット IoTインテグレーション事業
- 4719 アルファシステムズ 通信システムなど
- 6513 オリジン電気 電源3社の一角 通信用の電源機器など 5G普及で需要増か
- 6707 サンケン電気 電源3社の一角 通信用の電源機器など 5G普及で需要増か
- 6844 新電元工業 電源3社の一角 通信用の電源機器など 5G普及で需要増か
- 6038 イード イード5Gモビリティを推進
- 6777 santec 光通信用部品メーカー 5G普及で需要増か
- 4308 Jストリーム 動画ストリーム配信 5G普及で業容拡大期待
- 6838 多摩川HD 子会社「多摩川電子」が5G関連事業
- 3661 エムアップ 子会社がVR動画配信事業 5G普及で業容拡大期待
- 6779 日本電波工業 自動運転・IoT・5G基地局向け事業に注力
- 6938 双信電機 ノイズ除去フィルター 5G基地局整備で需要か
- 9424 日本通信 米5G商用基地局に関する認可を取得
- 4390 アイ・ピー・エス 子会社がマニラで5G基地局開設に向けて動く
- 6618 大泉製作所 5Gインフラ整備で需要を取り込むか
- 6857 アドバンテスト SoCテスタが5G需要を取り込むか
それでは5G関連銘柄のなかでも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしてみよう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
5G関連銘柄 本命株・銘柄 サイバーコム
時価総額:17,407百万円
PER:(連) 40.20倍
PBR:(連) 3.48倍
≪2019/11/15時点≫
サイバーコムは大注目されている5G関連銘柄の本命株だろうな!
何故、サイバーコムが5G関連銘柄の本命株とも言える銘柄かと言えば、通信インフラ網に関わる、製品・システムもだが、車載関連機器も手掛けているからだ。
5Gといえば自動運転技術に欠かせない通信技術と記載したが、同社は政府の通信網、そして機器にまさに合致する会社だからだ。
そしてサイバーコムは富士ソフトの子会社で通信の基盤に関する分野に関わっている会社だ。直近の決算も良いだけに、好材料となるニュースは同社の株価を引き上げる動きが期待できるな。5G関連銘柄の本命銘柄として引き続き注目しておきたい。
5G関連銘柄 本命株・銘柄 アンリツ
時価総額:289,048百万円
PER:(連) 33.80倍
PBR:(連) 3.30倍
≪2019/11/15時点≫
以前よりも5G関連の開発用計測機器の需要が高まっている。アンリツは通信系計測器を手掛ける世界的に有名な企業だ。携帯電話・基地局に強みをもち、5G向けソリューションも早期から手掛け5G関連の需要を取り込もうとしている。またアンリツは通信系計測器において世界的な知名度を誇るゆえ機関投資家だけでなく海外投資家からも5G関連銘柄として熱い視線が注がれている。アンリツはさらに今後も5G分野に積極的に注力する姿勢をみせており、まさに5G関連銘柄の本命株といえるだろう。
アンリツの時価総額規模はけっして小粒とはいえないものの、5G関連の需要、マーケットの大きさを考えれば十分に妙味があるレベルと言えるだろう。
5G関連銘柄 本命株・銘柄 日本通信
時価総額:31,744百万円
PER:---倍
PBR:(連) 45.14倍
≪2019/11/15時点≫
日本通信はMVNO関連銘柄の一角で、最近は出遅れ5G関連銘柄としても注目を集めてたが、同社は米連邦通信委員会から周波数免許不要の市民ブロードバンド無線サービスの「CBRS」と言われる商用基地局に関する認可を取得。そして昨日、同社はNTTドコモと行っている、音声通話の定額サービスを含めた卸契約に関する協議が不調に終わったとして総務大臣による裁定を求める申請を行うなど、この裁定が通る様だと、5Gというテーマからも流動性の高い銘柄だけにどこまで上がるかは見もの。引き続き5G関連銘柄の出遅れ株として注目しておきたい。
5G関連銘柄 本命株・銘柄 ネクストジェン
時価総額:3,126百万円
PER:(連) 77.97倍
PBR:(連) 2.30倍
≪2019/11/15時点≫
同社も5G関連銘柄の本命株として注目だ。ネクストジェンは次世代通信網(NGN)の制御システム開発や通信網のメンテナンス事業を手掛ける企業だ。そして5Gに対する制御システムに強みをもっている。注目したのは5Gの技術分野で主導するNTTドコモとの連携が強い点だ。
また、2017年2月には協和エクシオと資本・業務提携しキャリア、エンタープライズ向けに付加価値の高いサービスの提供、新規顧客・マーケットの開拓、新技術の開発・拡販等を行うと発表している点も興味深い。
ネクストジェンも時価総額規模は非常に小粒。値動きも軽いため短期スタンスでも面白い銘柄だ。5G関連のテーマ性に注目が集まる際には、短期資金・投機的資金から物色される可能性が高い銘柄ともいえる。こちらも5G関連銘柄の本命株として注目だ。
5G関連銘柄 本命株・銘柄 アイ・エス・ビー
時価総額:9,400百万円
PER:(連) 16.21倍
PBR:(連) 1.45倍
≪2019/11/15時点≫
アイ・エス・ビーも5G関連銘柄の本命株として注目しておきたい銘柄だ。アイ・エス・ビーは通信制御ソフトを手掛けいるが、特に携帯基地局システムに強みを持っているぞ。携帯電話向けで優位に立つ、通信ソフト関連企業というだけで、5G関連のとしえる。5G関連の基地局系の案件が、順調に拡大基調にあるようで成長期待も大きい。
また、アイ・エス・ビーは値動き妙味の観点でも面白い。時価総額規模も小さく短期資金・投機的資金からも物色されやすい銘柄と言えるだろう。当方は、アイ・エス・ビーを5G関連銘柄の本命株の一角として注目する。