この記事にはプロモーションが含まれます。
【2019年04月08日(月)投稿】
アップル関連銘柄? 任天堂
時価総額:4,292,409百万円
PER:(連) 23.73倍
PBR:(連) 2.76倍
≪2019/04/08時点≫
なんだかとんでもない噂が拡がっているようだ。
なんでも「米IT大手のアップルが任天堂を買収するかも…」という観測が出ているようなのだ。この噂の発端は2019年01月16日付で米ウォール・ストリート・ジャーナル日本版で「アップルは任天堂を買収すべし、コンテンツとプラットフォームの相乗効果に期待」との記事を転載したこと。
確かにアップルは、今や時価総額世界TOP5に入る超大企業だ。アップルくらいになれば、任天堂を買収することすらできてしまうのか。
で、ここにきてウォール・ストリート・ジャーナルの記事が現実になりそうな動きが出てきたというのだ。
任天堂の大株主として名を連ねる京都銀行などの5行が任天堂株を売り出したのだ。
京都銀行が100万株、野村信託銀行が55万3800株、三菱UFJ銀行44万6200株、りそな銀行が22万5000株、滋賀銀行が20万3700株。5行合計で任天堂株を242万8700株を売り出した模様。
急な大株主の持ち株売り出しに「これはもしかしてアップルが任天堂を買収する予兆では…?」という観測が広がっている格好だ。
確かに考えてみればアップルが任天堂を買収するのは非常に合理的でもあるかもしれない。アップルは2019年3月に月額性のゲームのプラットホームサービス「Apple Arcade」を発表している。これに任天堂のコンテンツがラインナップに加わり、または独占タイトルを配信することなどができれば相当強いコンテンツになりそうだ。
ただでさえ、米IT大手グーグルもゲームのプラットフォームサービス「ステイディア」を発表し、アップルはグーグルと対抗する立場にある。ここでの競り合いを優位に進めるカードとして「任天堂の買収」は切り札にもなり得るカード。
しかも、現在の任天堂株価ならば少し前に比べて「割安で買収できそう」なことを加味すると、確かに噂とはいえ、一定の真実味はありそうな気がする。
任天堂自体は京都銀行などの5行の売り出しに対して、およそ5年ぶりの自社株買いを行うなどしているため、そう簡単に買収されることはないとは思うが…。どうだろうか。
日本人としては、日本を代表するゲーム会社「任天堂」がアメリカに買収されるとなるとなんだかさみしいが、もしも万が一アップルが任天堂を買収ということになれば、任天堂の株価は物凄いことになりそうだ。
グーグルのゲームプラットホームサービス「ステイディア」によって、任天堂は苦境に立たされる可能性もあるが、もしもアップルと任天堂が黄金のタッグを組むとすれば任天堂の空売りはかなりおっかないな。
この先の任天堂の動向には注目しておきたい。