この記事にはプロモーションが含まれます。
【2018年08月31日(金)投稿】
経済産業省がQRコードの統一規格へ向けて2019年度予算の概算請求に30億円盛り込んだ事が先日報じられたばかりだが、今年に入ってから日本のキャッシュレス化の波が着実に速まっているように感じる。
例えば米国通販大手のアマゾンは2018年8月29日に、スマホを使った実店舗での決済サービスの開始を発表している。アマゾン以外の店舗でも店舗側の決済手数料は無料と破格の条件で日本のキャッシュレス業界へ乗り込んで来た事になる。日本の関連企業は、戦々恐々ではないだろうか。
また30日取引終了後には、りそなグループが大手銀行としては初めての流通・サービス業向け「加盟店サービス」の直接提供を11月から開始する事を発表した。国内で利用されている主要な決済ツールに1台で対応可能な端末を、導入費無償で提供する計画らしい。
また店舗を利用する顧客側には会員カードやポイントカードなど多様な決済手段を1つのアプリにまとめた「提携ウォレットアプリ」を配信する予定となっている。
▼提携ウォレットアプリの機能
- 会員カードやクーポン管理、ポイント管理・店舗検索機能
- 加盟店独自のプリペイドカード機能
- 銀行口座からの即時決済機能
- 銀行口座からの後払い機能
- 国際ブランドのデビットカード・クレジットカード機能
- おつり貯蓄機能
- 電子レシート機能
これだけの機能をスマホ一つで「キャッシュレス」に決済出来るようにする計画らしい。尚、このQRコードや電子マネー決済には中国の「アリペイ」も利用出来るらしい。インバウンド需要を見込んだ利便性の高さだ。
これが実現、普及すれば相当便利になりそうではあるが、りそなグループはこれで新たな「経済圏」を確立する狙いがあるのかもしれない。この「りそなキャッシュレス・プラットフォーム」のハウスプリペイド管理機能を提供するのが、バリューデザインという銘柄だ。
QRコード関連銘柄 出遅れ株 バリューデザイン
時価総額:3,111百万円
PER:(連) ---倍
PBR:(連) 3.65倍
≪2018年08月31日≫
バリューデザインは元々、飲食店や小売業を中心に自社ブランド専用の「会員カード」「ポイントカード」の発行や管理を行うバリューカードASPサービスを展開している。「モスバーガー」や「センチュリオンホテル」の会員カードなどはバリューデザインが手掛けている。
バリューデザインは「りそなキャッシュレス・プラットフォーム」の機能の中で、加盟店独自のプリペイドカードサービスの提供を行う予定となるそうだが、QRコードを利用したスマホ決済と複数のカード管理を可能とするウォレットサービスを提供する予定だ。
つまりバリューデザインはQRコード関連銘柄の出遅れ株としても、今後チェックしておくべき銘柄となったと考えるべきだろう。
りそなグループが思い描く「小売業・飲食店」などで利用出来る「キャッシュレス決済」の経済圏確立が今後拡大するようなら、バリューデザインも大きく飛躍する事になるかもしれない。
いずれにしろ、キャッシュレス化への追い風はかなりのスピードで吹いているように感じる。投機的な意味でも関連銘柄には短期資金が流入し易い状況になるかもしれない。QRコード関連銘柄とキャッシュレス関連銘柄 本命・出遅れ株 一覧まとめ もしっかりチェックしておいた方が良いだろう。