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【2018年01月24日(水)投稿】
ビットハンターズ関連銘柄 ショーケース・ティービー
時価総額:13,184百万円
PER:(連) 1,464.66倍
PBR:(連) 9.92倍
≪2018/01/24時点≫
01/24(水)にはショーケース・ティービーが後場で急激に株価を上げストップ高となった。なかなか面白い買い材料によって買い上がったようだぞ。
どうやらショーケース・ティービーが出資している「リアルワールドゲームス」という会社が、ビットハンターズというスマホ向けゲーム(アプリ)の事前登録受付中であり、これが一部のサイトにより紹介されたことが刺激になった格好だ。
このリアルワールドゲームスの新作スマホゲーム「ビットハンターズ」というのがなかなか面白いもののようだ。
ビットハンターズは現実と仮想ファンタジー世界を連動させた位置情報ゲームである。噛み砕いて説明すると、2016年に一世を風靡した「ポケモンGO」をイメージしてもらうと非常にわかりやすい。ポケモンGOは現実世界を歩くことによりポケモンと出会い、モンスターボールを投げて捕獲するゲーム性だ。
ビットハンターズも現実世界を歩くことでモンスターなどとエンカウントし戦闘する冒険ファンタジーゲームだ。ポケモンGOのように見慣れた街並みがフィールドとなり冒険するのはなかなか面白そうである。
そしてビットハンターズの最大の特徴はゲームと「仮想通貨」と組み合わせると公言している点だ。
具体的にはゲーム内でトークンを発行する計画で、このゲーム内トークンにビットコインなどの仮想通貨に活用されている「ブロックチェーン技術」を活用するとのこと。そして、このゲーム内トークンを将来的に「ビットコイン」と交換できるようにするという。つまり、ビットハンターズをプレイし歩いて冒険をすることによって、ビットコインを稼ぐことができるようになる(かもしれない)ということだ。
歩いてビットハンターズをプレイするだけで、仮想通貨を稼げるようになるとすればこれはなかなか画期的で面白そうな試みと言えるだろう。
だが「歩くだけでビットコインが稼げる」というのは、ちょっと調子が良過ぎる気がするよな。
「歩いてゲームをプレイするだけでだれがそのビットコインをくれるの?」
と誰だって思うはずだ。ユーザーの課金分の何割かをビットコインでキャッシュバックしてくれるシステムなのだろうか?さすがにそんなわけないと思うけど。
詳細についてはまだよくわからないが、ちなみにリアルワールドゲームスのCTO/CFOの岡部典孝氏はこのように述べている。
↓
「トークンは多くの人が価値があると認めることで価値が発生する。これはビットコインなどの仮想通貨と同じ仕組み」
つまりビットハンターズが多くの人に知れ渡り「人気を集めてこそトークンに価値がでる」と言っているのだ。
これってトークンを仮想通貨で「RMT(リアルマネートレード)」ができるってだけじゃないの?
※リアルマネートレード:ゲーム内通貨などを現実の通貨(リアルマネー)で売買すること
例えば、ドラクエなら「ゴールド」、FFなら「ギル」といった具合で今、大体のゲームは「ゲーム内通貨」が用意されているよな。
MMORPGなどでは、よくこのゲーム内通貨をリアルマネートレードされているケースがよくあるが、ビットハンターズではゲーム内通貨(トークン)を仮想通貨でリアルマネートレードできるようにすると運営が公言しているだけに思えてしまう。(実際のところはよくわからないけど)
上手くいけば1kmほど歩くことで缶ジュース1本が買えるほどの価値が生じるように出来るとしているが、ウーム。ちょっと個人的にはそこまで上手くいくかな…とも思ってしまうがどうだろう。
そもそもゲームの人気が出なければゲーム内通貨をビットコインに交換することなんて不可能なわけだし、このビットハンターズが成功するかどうかは、それこそ「ゲームの出来次第」と言えるだろう。
もちろん、ゲーム内通貨をビットコインに替えられるという試みは新しいし、投資家心理としては「気になる」のが本音だが、だからといって「無条件に買い!」というのは少し早計な気もする。
まぁ取りあえず「仮想通貨絡みのスマホアプリ」という時点でかなり興味深いので、短期資金が入るのはわかるけどな。
ちなみにショーケース・ティービーは、01/24(水)はストップ高で引けたが、この日のPTS取引では急落する場面を見せている。
ビットハンターズの公式ツイッターが、下記のツイートをしたことが急落の原因のようだ。
事前登録サイトへのご訪問を誠にありがとうございます。 現在、想定を超える多くの方に訪問頂きましたが、 サービス開始の延期のため 一時的に登録を停止させて頂いております。 皆様にはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。 再開の目処は立っておりません 謹んでお詫び申し上げます。
「サービス開始の延期」
「一時的に登録を停止」
「再開の目処は立っておりません」
このあたりのワードが悪材料とみられているようだな。
ビットハンターズが多くの人に知れ渡った日に、いきなり「サービス延期」だの「一時的に登録を停止」だの「再開の目処は立っていない」だの言われたら、まぁ熱も冷めるかもな。
ちょっと現時点ではショーケース・ティービーの株価が上にいくか下にいくか、どちらに転ぶかはわからないが、個人的には期待し過ぎるのは怖いかなと思ってしまう。
繰り返しになるが「トークンを仮想通貨に交換できる」と言っても、そんなのはゲーム自体に人気が出ることが大前提の話である。
ビットハンターズ自体がたくさんの人にダウンロードされ、継続してプレイしてくれる人がいなければゲーム内通貨をビットコインに替えるという試みも机上の空論で終わる可能性がある。
実際に、ゲームの出来が良くてポケモンGOを超えるような人気ぶりになれば、それこそ想像もつかない株価上昇が見込めるかもしれないが、正直、現時点ではそこまでビットハンターズが人気を集めるか?というのは甚だ疑問だ。
面白い材料なので、しばらくショーケース・ティービーには注目したいが、少し慎重になり監視しておきたい。
余談だがビットハンターズをリリースする会社が「リアルワールドゲームス」であることから、勘違いなのか「3691 リアルワールド」にも買いが入ったようだ。だが、リアルワールドと「リアルワールドゲームス」は全く違う会社なので注意しよう。