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皆様は「エヌビディア(NVIDIA)」という米国企業はご存知だろうか。
エヌビディアは米ナスダックに上場する銘柄だが、今めきめきと注目度を上げており日本株市場にも大きな影響を与える可能性を持つ。
と、いうのも最近の日本株式市場でも大注目のテーマである「人工知能(AI)関連」・「自動運転関連」の分野において、エヌビディアは中核をなす存在だからだ。日本株市場でもエヌビディア関連銘柄というテーマ株が注目されつつある。
と、いうことでこのページではエヌビディア(NVIDIA)関連銘柄について本命・出遅れ 一覧をわかりやすくまとめて紹介する。
エヌビディア(NVIDIA)関連銘柄とは
エヌビディア(NVIDIA)関連銘柄とは、米国企業エヌビディア(NVIDIA)と業務提携をしている銘柄やパートナー契約をしている銘柄など、エヌビディアと関連する銘柄の総称である。
まずエヌビディアがどんな企業なのか?という点から掘り下げてみよう。
エヌビディアはどんな企業?
エヌビディアは米国カリフォルニア州「シリコンバレー」に本社を置く半導体メーカーだ。シリコンバレーといえば言わずとしれたIT企業の一大拠点である。インテル・ナショナルセミコンダクターなど世界に名だたるIT企業が集まるシリコンバレーで今もっとも注目される企業の一つがエヌビディアと言えるだろう。
エヌビディアが世界から注目される理由
エヌビディアが人工知能(AI)関連企業として世界的に熱い注目を集める最大の理由が、同社の手掛けるGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)だ。
GPUとは、カンタンに言えば画像に関する処理を担当する集積回路のことである。画像処理を行うものであるため、もともとはゲーム向けの集積回路であったわけだが、ここにきて画像処理だけでなくAI・ディープラーニングの分野において必要不可欠のものとなる可能性が浮上してきているのだ。
GPUは画像データをブロックに分けて高速で「並列処理」することができるのだが、この「並列処理」が人工知能(AI)分野において非常に重要とのことだ。
人工知能(AI)技術を加速度的に進化させているディープラーニング(深層学習)という技術があるが、これは人間の脳を模し、情報を幾重の階層にも分けてそれを関連付けながら処理するもの。このディープラーニングにおける情報処理に「高速で並列処理できるGPUの機能」が抜群に相性が良いのだ。
GPUは画像処理用に開発されたものだが、コンピュータからすれば処理する対象が画像であっても画像でなくとも「情報の集合体」であることに変わりはない。GPUの処理する対象は別に画像でなくとも扱えるのだ。
GPUが人工知能(AI)・深層学習(ディープラーニング)と非常に相性が良いとされていることこそがエヌビディアが注目される最大の理由と考えられる。
人工知能(AI)分野で「エヌビディアのGPU」は「インテルのCPU」を超える?!
エヌビディアは人工知能(AI)分野において、世界のIT企業の巨人「インテル」を超えるかもしれない。
インテルといえば、エヌビディア同様に米シリコンバレーに本社を置く世界的に有名なIT企業だ。インテルも半導体メーカーであり「コンピュータの脳」と呼ばれる集積回路「CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)」を手掛けることで有名だ。
CPUは与えられた処理を「一つ一つ処理する」という特徴を持つ。もちろん、人間の脳に比べ圧倒的な速度であるため、こちらからみれば様々な処理が同時に行われているように見えるが、あくまで「処理を一つ一つ行っている」わけだ。
対して、GPUはもともと画像処理用の集積回路であり「並列計算をすることが可能」という特徴をもつ。この並列計算ができることこそAI・ディープラーニングの分野では大きなアドバンテージであるようだ。
今後、人工知能(AI)分野においてエヌビディアのGPUはインテルのCPUの需要を追いぬくかもしれない。IT企業のなかで圧倒的な存在感を誇るインテルに匹敵する、あるいは超える可能性を持つというの点もエヌビディアが世界から注目を集める理由の一つと言えるだろう。
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エヌビディア(NVIDIA)関連銘柄と関わりが深いテーマ株
エヌビディア(NVIDIA)関連銘柄と関わりが深いテーマ株といえば、なんといってもこの二つだ。
人工知能(AI)関連銘柄
前述の通り、人工知能(AI)関連銘柄はエヌビディア(NVIDIA)関連銘柄と非常に関わりが深い。エヌビディアが手掛けるGPUは、今後AI開発・ディープラーニング技術に必要不可欠のものとなるかもしれないからだ。また、エヌビディアはAI開発者への支援ツールも手掛けており、現に世界のAI開発で先行している、米フェイスブック・米アマゾン、中国の百度(バイドゥ)などはエヌビディアのGPUを使用している。
このことからもエヌビディア(NVIDIA)関連銘柄と人工知能(AI)関連銘柄の関わりが深いことがわかる。
人工知能(AI)関連銘柄 本命・出遅れ 一覧はこちらにまとめてある≫
自動運転関連銘柄
もう一つ、エヌビディア(NVIDIA)関連銘柄と関わりの深いテーマ株は自動運転関連銘柄である。
そもそも完全自動運転車(レベル4)にはディープラーニング機能を備えた人工知能(AI)の搭載が必須と考えられている。
エヌビディアはこの完全自動運転車(レベル4)の実現に向けて注力している企業でもある。すでにエヌビディアは独アウディやダイムラー、メルセデス・ベンツ、米テスラ、フォード・モーターなど世界に名だたる自動車メーカーと協業しているのだ。そして2017年05月10日には日本を代表する自動車メーカー「トヨタ」とも提携を発表した。
エヌビディアはすでに自動運転車向けの半導体における業界標準を握っている企業とも言えるだろう。
またエヌビディアCEOである「ジェンスン・フアン」氏は、「自動運転で10超ドルの産業に革命を起こす」と発言している。
もしもエヌビディアが日本株市場に上場する企業ならば、自動運転関連銘柄の大本命と言えるだろう。
残念ながらエヌビディアは米国NASDAQに上場する企業だが、日本におけるエヌビディア関連銘柄は自動運転関連銘柄とも深く関わる可能性もある。物色される時期なども被る可能性があるので併せて注目しておこう。
自動運転関連銘柄 本命・出遅れ 一覧はこちらにまとめてある≫
エヌビディア(NVIDIA)関連銘柄 一覧
証券コード | 銘柄名 | 特徴 |
---|---|---|
2488 | 日本サード・パーティ | エヌビディアと総括サポート契約を締結 |
6840 | AKIBAホールディングス | 子会社HPCテックがエヌビディアと連携 |
9474 | ゼンリン | エヌビディアとHDマップ整備のAI活用で共同研究 |
4748 | 構造計画研究所 | 資本業務提携するプロメテックがエヌビディア製品を活用したソリューションを提供する「GDEPソリューションズ株式会社」を設立 |
2468 | フュートレック | エヌビディア Inceptionパートナー |
3655 | ブレインパッド | エヌビディア Inceptionパートナー |
3694 | オプティム | エヌビディア Inceptionパートナー |
2389 | オプトホールディング | エヌビディア Inceptionパートナー(子会社のオプトデータサイエンスラボ) |
3776 | ブロードバンドタワー | エヌビディア Inceptionパートナー(子会社エーアイスクエア) |
7519 | 五洋インテックス | エヌビディア InceptionパートナーのAI insideと提携 |
3323 | レカム | エヌビディア InceptionパートナーのAI insideと提携 |
9984 | ソフトバンクグループ | エヌビディアに出資(第四位大株主) |
7203 | トヨタ自動車 | エヌビディアと協業 |
6629 | テクノホライゾンHD | 子会社がエヌビディアの製品対応の組込みプラットフォーム |
7974 | 任天堂 | エヌビディアと連携し中国ゲーム市場へ進出 |
エヌビディア(NVIDIA)関連銘柄 本命・出遅れ
それではエヌビディア(NVIDIA)関連銘柄のなかでも、特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命 日本サード・パーティ(2488)
時価総額:6,136百万円
PER:(連) 51.88倍
PBR:(連) 3.17倍
≪2017/05/29(月)時点≫
日本サード・パーティはエヌビディア関連銘柄の大本命銘柄と言えるのではないだろうか。日本サード・パーティは外資系企業をメインに保守点検受託事業やIT研修事業などを手掛けている。他にもロボット関連のアプリケーション開発やAI事業なども手掛けておりロボット関連銘柄・AI関連銘柄としても注目される銘柄だ。
日本サード・パーティがエヌビディア関連銘柄の本命株とみられるようになったきっかけは2016年11月1日にエヌビディアとディープラーニング用スーパーコンピュータ向けに総括サポート契約を締結したことが最大の理由だ。これにより、AI関連銘柄としての存在感もさらに高まった格好だ。
日本サード・パーティは時価総額の規模も小さく、値動き妙味という観点でも非常に面白い。日本サード・パーティをエヌビディア関連銘柄の本命株とみる見方があるのも頷ける。
本命 ブレインパッド(3655)
時価総額:8,457百万円
PER:(連) 52.65倍
PBR:(連) 6.20倍
≪2017/05/29(月)時点≫
人工知能(AI)関連銘柄でも本命視される一角ブレインパッドはエヌビディア関連銘柄としても本命視される銘柄の一つと言えるだろう。
ブレインパッドは企業データを分析し販促に活用するデータマイニング提供に強みを持つ企業で、AI・ディープラーニング技術の研究開発を進めているAI関連銘柄だ。
ブレインパッドはエヌビディアが開始した「NVIDIA Inception プログラム」のパートナー企業に認定されたことを2017年1月24日に発表している。このプログラムはエヌビディアのGPUを用いて、ディープラーニング手法を中心とした人工知能サービス、製品、アプリケーションを開発(提供)中の企業を支援するものだ。
エヌビディアにパートナーとして認定されているということで、ブレインパッドもエヌビディア関連銘柄の一角といえよう。
ブレインパッドも時価総額の規模は大きくない。値動き妙味の観点でみても面白い。こちらもエヌビディア関連銘柄の中核銘柄として注目だ。
本命 AKIBAホールディングス(6840)
時価総額:3,171百万円
PER:(連) 313.64倍
PBR:(連) 3.00倍
≪2017/05/29(月)時点≫
AKIBAホールディングスもエヌビディア関連銘柄の一角として注目される銘柄だ。AKIBAホールディングスは同社は自社開発のフラッシュメモリの販売を手掛ける企業だ。増設メモリや用途別メモリモジュールなど幅広いメモリ製品を展開する。
AKIBAホールディングスは子会社に科学技術計算分野向けコンピューターの製造・販売を手掛ける「HPCテック」を擁しており、このHPCテックはエヌビディアが開催するイベントで製品展示を行ったことなどから関連性が注目された。またHPCテックでは2017年5月17日に、エヌビディアのプロセッサ「DGX-1 with TESLA V100」 の受注を開始すると発表している。
AKIBAホールディングスも立派なエヌビディア関連銘柄と言えるだろう。AKIBAホールディングスも時価総額の規模は非常に小粒。値動き妙味の観点からも面白い銘柄と言える。PERがかなり高くなっている点は注意しなければならないが、期待されている表れとも言えるか!?当方はAKIBAホールディングスをエヌビディア関連銘柄の本命株として注目するつもりだ。
本命 ゼンリン(9474)
時価総額:102,722百万円
PER:(連) 36.54倍
PBR:(連) 2.35倍
≪2017/05/29(月)時点≫
住宅地図を全国展開するゼンリンもエヌビディア関連銘柄の一角といる。ゼンリンは地図情報を手掛けカーナビ関連のビッグデータを保有することから、自動運転関連銘柄の一角としても注目された銘柄だ。
ゼンリンは2017年01月04日、エヌビディアと日本向けHDマップ整備に対するAIの活用について共同研究することで合意すると発表している。この共同研究ではゼンリンがもつビッグデータとエヌビディアのAIテクノロジーを融合することで広範囲のHDマップを自動車メーカー各社に提供するものとのことだ。
これにより、ゼンリンはさらに自動運転関連銘柄としての立ち位置を高め、またエヌビディア関連銘柄としても注目された。
ゼンリンはやや時価総額の規模が大きいため、短期スタンスでの値動き妙味は少々面白みに欠けるものの自動運転関連銘柄としてもエヌビディア関連銘柄としても無視できない中核銘柄と言える。
本命 構造計画研究所(4748)
時価総額:12,853百万円
PER:(単) 13.33倍
PBR:(単) 3.02倍
≪2017/05/29(月)時点≫
構造計画研究所もエヌビディア関連銘柄の一角として注目だ。構造計画研究所は独立系システムインテグレーター(SI)で、独自の防災コンサルを展開する企業。通信向けシステム開発も手掛けており、5G(第5世代移動通信)を推し進める第5世代モバイル推進フォーラムの会員でもある。
5Gは自動運転車の実現に必要不可欠と言われており、自動運転関連銘柄としても注目される。
さらに構造計画研究所はプロメテック・ソフトウェアという会社と資本業務提携をしており、プロメテック・ソフトウェアはエヌビディアのGPU製品を活用した各種ソリューションを提供することを目的に「GDEPソリューションズ株式会社」を設立している。このことから、構造計画研究所もエヌビディア関連銘柄として注目されるのだろう。
構造計画研究所も時価総額の規模はさほど大きくなく、値動き妙味の面でも期待できる銘柄だ。エヌビディア関連銘柄として注目したい。
【2017年05月30日(火)追記】
本命 トヨタ自動車(7203)
時価総額:19,515,988百万円
PER:(連) 11.86倍
PBR:(連) 1.02倍
≪2017/05/30(火)時点≫
日本が誇る世界首位級の自動車メーカー「トヨタ」もエヌビディア関連銘柄の一角と言えよう。トヨタは自動運転技術の開発に注力している企業の一つで、2020年に高速道路での自動運転を実用化すると表明している。
トヨタは系列を重視するメーカーだが、トヨタも自動運転技術で先駆けるエヌビディアの技術を取り入れる方針に決めたようだ。エヌビディアが2017年5月に開催した技術コンファレンス「GTC 2017」で、エヌビディアとトヨタが協業することを発表したのだ。この協業では、トヨタが今後市場導入を見込んでいる自動運転車にエヌビディアの自動運転プラットフォーム「NVIDIA DRIVE PX」を搭載するというものだ。
すでにエヌビディアは独アウディやダイムラー、メルセデス・ベンツ、米テスラ、フォード・モーターなど世界に名だたる自動車メーカーと協業している。エヌビディアは自動運転車向けの半導体における業界標準を握っていると言っても過言ではない。
慎重なトヨタもエヌビディアの技術なしでは自動運転技術は難しいという判断をしたということだろうか。いずれにせよ、日本が誇る国内最大の自動車メーカーであるトヨタがエヌビディアと組んだという点は興味深い。
ただし、トヨタは言わずと知れた大企業。時価総額の規模もバカでかい。短期的な値動き妙味という観点では、他のエヌビディア関連銘柄のほうが面白みがあるかもしれない。トヨタは中長期的スタンスで取り組みたい銘柄と言える。
本命 ソフトバンクグループ(9984)
時価総額:9,883,930百万円
PER:---倍
PBR:(連) 2.73倍
≪2017/05/30(火)時点≫
ソフトバンクグループもエヌビディア関連銘柄の一角と言える。ソフトバンクはもとより、人工知能(AI)分野に注力している企業の一角で、人工知能(AI)関連銘柄としても注目される銘柄だ。
2016年にソフトバンクグループは、英国の半導体大手企業ARMを買収したことが話題になったが、直近の2017年にはエヌビディアへの出資を強めていることが判明している。ソフトバンクグループはエヌビディア株式を買い集めているのだ。ブルームバーグの2017年05月27日の記事によると「事情に詳しい複数の関係者はソフトバンクはエヌビディアの株式40億ドル相当を買い集め、第4位の大株主に浮上したことを明らかにしていた」とある。
ソフトバンクグループが2016年に買収した英国の半導体企業ARMもコンピュータの頭脳といえるCPUやGPUの設計を手掛けており、今後進んでいくIoT時代で大きな需要増が見込まれているが、エヌビディアのGPUもARMの事業と非常に親和性が高いとの見方もあるようだ。
いずれにしてもソフトバンクグループがエヌビディアの株式を買い集め、出資を強めている点は非常に興味深い。エヌビディア関連銘柄として無視できない存在と言えるだろう。
ただし、ソフトバンクグループも言わずとしれた大企業だ。時価総額の規模は大きく、値動き妙味という観点ではその他小粒のエヌビディア関連銘柄のほうが面白そうだ。ソフトバンクグループも中長期的に取り組みたいエヌビディア関連銘柄と言えるだろう。
出遅れ オプティム(3694)
時価総額:43,915百万円
PER:---倍
PBR:(単) 13.18倍
≪2017/05/30(火)時点≫
IoTプラットフォームを手掛けるオプティムもエヌビディア関連銘柄として注目だ。オプティムはブレインパッド同様、エヌビディアが開始した「NVIDIA Inception プログラム」のパートナー企業に認定されている。
また、オプティムは2016年10月17日に『「OPTiM Cloud IoT OS」、画像解析分野において世界初のモジュール型組み込みスーパーコンピュータ「NVIDIA Jetson」と連携し、エッジコンピューティングによるデータ処理の最適化を実現』と発表している。
「OPTiM Cloud IoT OS」とはクラウドサービスとの連携を可能としたIoT OS。エヌビディアのGPUで高速化された並列処理用のビジュアル・コンピューティング・プラットフォームである「NVIDIA Jetson」と連携し、IoTおよびAIの導入・活用コストの削減を目指すとのことだ。
オプティムもエヌビディアの技術と連携している企業の一つと言える。オプティムは時価総額が極小粒とまではいかないが、値動きが重いというほどでもないだろう。短期目線でも十分面白みはあるのではないだろうか。オプティムはエヌビディア関連銘柄としてはやや出遅れているような気もするし、今後も注目したい。
出遅れ オプトホールディング(2389)
時価総額:35,274百万円
PER:(連) 35.82倍
PBR:(連) 2.34倍
≪2017/05/30(火)時点≫
オプトホールディングもブレインパッド、オプティム同様にエヌビディアの「NVIDIA Inception プログラム」のパートナー企業に認定されている企業の一角だ。オプトはエヌビディア関連銘柄というテーマ性では、まださほど注目されていないような気がする。エヌビディア関連の出遅れ株として注目したい。
本命 フュートレック(2468)
時価総額:10,481百万円
PER:---倍
PBR:(連) 3.15倍
≪2017/05/30(火)時点≫
音声認識システムを手掛け、音声認識関連銘柄として本命視されるフュートレックもエヌビディア関連銘柄の一角である。フュートレックもエヌビディアの「NVIDIA Inception プログラム」のパートナー企業に認定されている企業。音声認識システムとAI、自動運転技術は相性が良いと思うし、もしかするとエヌビディア関連としてだけではなくAI関連・自動運転関連のダークホースになるかもしれない、と個人的には注目している。
出遅れ 五洋インテックス(7519)
時価総額:2,474百万円
PER:(連) 61.83倍
PBR:(連) 2.98倍
≪2017/05/30(火)時点≫
五洋インテックスといえば、ボロ株・低位株という印象だな。一昔前は仕手株の代表格としても注目されたことのある銘柄だ。最近はめっきり仕手株という言葉をきかなくなったが、五洋インテックスは隠れAI関連銘柄でもある。
人工知能を活用した高精度文字認識技術で特許を取得している「AI inside」という非上場企業と業務提携している。これは「AI inside」の文字認識サービス「Intelligent OCR」を、五洋インテックスの顧客基盤を活用し広く普及させる目的とのことだ。
そして「AI inside」はエヌビディアの「NVIDIA Inception プログラム」のパートナー企業に認定されている企業。このことから五洋インテックスもエヌビディア関連銘柄の一角として注目したい。
エヌビディア関連のなかでは出遅れ銘柄と言えるのではないだろうか。五洋インテックスはボロ株で時価総額も小粒。人気化すれば、面白いかもしれないな。
出遅れ レカム(3323)
時価総額:3,741百万円
PER:(連) 19.51倍
PBR:(連) 2.58倍
≪2017/05/30(火)時点≫
中小企業向けにIP電話などの情報機器を販売するレカムは隠れエヌビディア関連銘柄と言えるかもしれない。レカムも「AI inside」と業務提携している銘柄。
この業務提携では「AI inside」の人工知能搭載OCRを用いた画像認識サービスを普及させること、およびレカムの販売商品にAI技術を付加したサービスを構築すること、今後の中国での事業展開を検討することを目的としているようだ。
レカムもボロ株の部類といえる銘柄。AI関連というテーマ性のほか、エヌビディア関連というテーマ性も乗っかるわけなので、人気化すれば面白いかもしれない。
出遅れ ブロードバンドタワー(3776)
時価総額:12,735百万円
PER:(連) 41.67倍
PBR:(連) 1.62倍
≪2017/05/30(火)時点≫
ブロードバンドタワーも隠れAI関連銘柄、隠れエヌビディア関連銘柄と言えるかもしれない。ブロードバンドタワーは子会社に「エーアイスクエア」を擁する。エーアイスクエアはIoT市場の拡大に対応するため、ビッグデータ解析で得たノウハウと人工知能を活用した開発、データ解析などの技術を結集し、AIソリューション事業を展開する企業。
エーアイスクエアもエヌビディアの「NVIDIA Inception プログラム」のパートナー企業に認定されている企業である。ブロードバンドタワーもエヌビディア関連銘柄としては出遅れ銘柄に思える。この先の推移に注目したい。
【2017年10月17日(火)追記】
出遅れ株 テクノホライゾン・ホールディングス(6629)
時価総額:7,583百万円
PER:(連) 24.26倍
PBR:(連) 1.00倍
≪2017/10/17時点≫
出遅れのエヌビディア関連銘柄としてテクノホライゾン・ホールディングスに注目したい。
2017年10月16日にテクノホライゾンの連結子会社タイテックグラフインカンパニーが米エヌビディアの人工知能(AI)スーパーコンピュータモジュール「Jetson TX1&TX2」に対応した組み込みプラットフォーム「GT-X1・X2」を販売したと発表している。
「GT-X1・X2」は高度な画像処理を可能とし、ディープラーニングを用いたユーザーシステムの開発や検証、自律ロボット制御システム、各種画像処理システムなどに最適な組み込みプラットフォームのようだ。
テクノホライゾン・ホールディングスは「光学事業」と「電子事業」を柱とする企業で、監視カメラ関連銘柄やVR関連銘柄として注目されたことがあるが、今後はエヌビディア関連銘柄やAI関連銘柄としても注目されそうだ。
テクノホライゾンの時価総額規模は小粒のため値動きが軽い。さらに現状ではPER・PBRも過熱感はないように見える。エヌビディア関連銘柄の出遅れ銘柄として注目しておきたい。
【2017年12月07日(水)追記】
出遅れ株 任天堂(7974)
時価総額:6,301,437百万円
PER:(連) 62.83倍
PBR:(連) 4.20倍
≪2017/12/07時点≫
任天堂もエヌビディア関連銘柄の一角として注目したい。任天堂は2017年12月05日よりエヌビディアが手掛ける据え置き型ゲームハード(ゲーム用タブレット)「シールド」の中国版にマリオやゼルダの伝説などの、任天堂の大人気タイトルの配信を始めたようだ。エヌビディアと連携して中国に進出するというのはなかなか面白い材料に思える。中国は家庭用ゲームの製造・販売を長らく禁止していたらしく、解禁されたのはつい最近(2014年)のようだ。
まだ中国におけるゲーム市場は未成熟らしいが、だからこそ面白い気がする。いずれにしろ任天堂もエヌビディア関連銘柄の一角として注目したい。
エヌビディア(NVIDIA)関連銘柄 まとめ
エヌビディア(NVIDIA)関連銘柄は、今もっとも注目を集めるテーマ株「人工知能(AI)関連銘柄」「自動運転関連銘柄」と非常に関わりが深いテーマ株である。今後、エヌビディアの注目度はますます高まって行く可能性が高そうだ。そうなれば、日本国内におけるエヌビディア(NVIDIA)関連銘柄もますます注目度が高まる可能性がある。
また、人工知能(AI)関連銘柄や自動運転関連銘柄は定期的に物色人気を集めるテーマ株でもある。これらのテーマと近縁にあたるエヌビディア関連銘柄は物色が波及する可能性も考えられるだろう。
いずれにせよ、人工知能(AI)関連銘柄と自動運転関連銘柄は「まだ始まってもいない」とも言える息の長いテーマ株。エヌビディア関連銘柄もこれら同様に息の長いテーマ株となる可能性を秘めている。エヌビディア関連銘柄についても本命株・出遅れ株・一覧は把握しておくべきだ。