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【2017年04月17日(月)】
クラウド関連銘柄 ATM通信網関連銘柄 大興電子通信
04/17(月)は大興電子通信が前場で勢いよくストップ高となった。割と期待できそうな材料が出たようだぞ。
買い材料となったのは15日付けの日本経済新聞の記事だ。日経新聞で、「大興電子通信はATMやPOS(販売時点情報管理)端末向けに新しい通信サービスを始める」と報じられたようだ。
この記事によると、ATMなどはセキュリティ性能が高いとされるISDNを使う場合が多いようだが、NTTグループが24年にISDNのデータ通信を終了し、インターネットを使用した回線に移行することから、安全性の高い通信への移行を顧客に促し今年度中に1万回線の契約を見込むとのことだ。
っていうかATMの回線ってISDNを使っていたのか!?
これまでATMを利用していて「おっせえなぁ」と思ったことは別にないが、ISDN回線ってインターネットユーザーからするとかなり時代遅れの通信網に思えてしまう。だってISDNってADSL回線よりも前の通信網だろ?
まぁセキュリティ面で優れているというなら話はわからないでもないが、確かにATMもそろそろ次の通信方法を採用すべき時なのかもしれないな。なにしろ、ISDNのデータ通信はサービスが終了するのだから。
このISDNにとって代わる新しい通信網を提供しようとするのが大興電子通信ってわけだ。
これはけっこうなビジネスチャンスと言えるのではないか?当方の個人的見立てだが、なかなか面白そうな材料に思えるぞ。
なお、大興電子通信の新サービスは日本通信と提携し、携帯電話の通信網を使うことで顧客情報が流出するリスクを低減するとのこと。
大切なお金を扱う機器だけにセキュリティ面はかなり気になる問題だが、リスク監理もしっかりしているようだ。
「今年度中に1万回線の契約を見込む」とかなり具体的な数字を出してきているのも面白い点。数字を示すことで、業績への貢献を期待した買いが入るのもわかるな。この数字を達成できるかどうかは別として、この数字を織り込む格好で進むのが株というものだ。
大興電子通信は時価総額の規模も小粒で、値動きも軽い銘柄だ。今回の材料でどこまで騰がるか見ものだ。
大興電子通信は中堅企業向けにクラウドビジネスを注力している企業であり、クラウド関連銘柄の一角としてみる向きもある。「クラウド関連」という旬なテーマ性を持ち合わせている点も面白いし、新たに「ATM通信網関連銘柄」としての材料性も加わった格好と言えるか。
引き続き注目したい。