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【2016年08月19日(金)】
ここ最近、ZMP関連銘柄が動意づいてきているな。先日もザインエレクトロニクスの記事を書いたが、かなり市場の注目度が高いようなので改めてZMP関連銘柄について詳しく書こうと思う。
まずはZMPとは?というところから説明していこう。
ZMPとは
ZMPとは2001年に設立されたロボット関連の事業を行うベンチャー企業。現在(2016年8月22日)非上場である。
2016年に上場するのでは?と期待されているベンチャー企業だ。
次世代自動車の開発用プラットフォーム「RoboCar」シリーズを手掛けており、いま注目される自動運転関連の技術を開発している企業。自動運転関連銘柄ド真ん中の事業を行っており、現在日本でもっとも自動運転技術をリードしていると目されていることから、前々から注目度の高かった非上場企業である。
2016年8月現在 再びZMP関連銘柄が注目される理由
政府は2016/08/02に事業規模28兆円の経済対策を行うことを閣議決定し、その中には「第4次産業革命」と銘打った人工知能(AI)やロボット、IoT、自動運転車などの次世代テクノロジーを活用した新たなビジネスの創出支援などが含まれる。
このことをきっかけに再び、自動運転関連銘柄・ZMP関連銘柄が注目されているようだ。
さらに08/16に米フォードが「完全自動運転車」を2021年に米ウーバー・テクノロジーズなどのライドシェア事業者に提供する計画を発表したことも刺激材料になっている。
さらに、08月31日~09月02日に毎年行われているZMPが主催する「ZMPフォーラム」が開催されることも関連銘柄の刺激になっている。
こういった材料が重なりZMP関連銘柄の注目度があがっているというわけだ。
ZMPはいつ上場するか?
こういった材料が重なり注目度が高まり、関連銘柄も動意づいてくると「じゃあZMPはいつ上場するの?」って話になってくるが、それはまだわからないのが正直なところ。
とはいえ、政府は東京オリンピックの開催される2020年を目処に自動運転車を普及させ、ロボットタクシーなどを活躍させたいという思惑があるのだから、そろそろ上場により資金を集めたい頃合いなのではないだろうか?!とみている。2016年内の上場はあるのか?!
ZMP関連銘柄とは
ZMP関連銘柄は文字通り、ZMPに関係している企業のことだ。特に「ZMPの上場が決まった際に恩恵の大きそうな銘柄」を指すことが多い気がする。
ただし自動運転関連銘柄と多くの銘柄がかぶっているため、混同されZMPと提携している企業を自動運転関連銘柄と呼ぶこともある。
じゃあ具体的にZMP関連銘柄を改めて書きだしてみよう。
ZMP関連銘柄 一覧
4667 アイサンテクノロジー
3663 アートスパークホールディングス
8462 フューチャーベンチャーキャピタル
2432 ディー・エヌ・エー
3724 ベリサーブ
4748 構造計画研究所
3666 テクノスジャパン
2359 コア
3914 JIG-SAW
2303 ドーン
3676 ハーツユナイテッドグループ
6301 コマツ
6632 JVCケンウッド
6634 ネクスグループ
6758 ソニー
3741 セック
9232 パスコ
6796 クラリオン
7991 マミヤ・オーピー
4310 ドリームインキュベータ
今のところ、ZMP関連銘柄として注目される銘柄はこんなところではなかろうか。他にも面白い銘柄が出てくれば追記していく。
ZMP関連銘柄 本命
さて、ZMP関連銘柄で本命視される企業を紹介しよう。
アイサンテクノロジー
まずはアイサンテクノロジーだ。アイサンテクノロジーは当方が、もっともZMP関連銘柄で本命視する銘柄の一つで「ZMP三兄弟の長兄」とも思っている。(あくまで個人的に思っているだけだぞ)
アイサンテクノロジーは土木・測量ソフトを手掛ける企業で、自動運転に欠かせない3Dマップを開発していることから単体で自動運転関連銘柄としても注目される。
さらにZMPと共同で自動運転の行動実証実験に取り組むなど、ZMPとも協業している企業である。まさに自動運転関連のド真ん中、ZMP関連としてもド真ん中。多くの投資家もZMP関連といえばアイサンテクノロジーと認識する銘柄と言えるんじゃないかな。
とはいえ、前々からかなり注目されている銘柄ゆえ、ちょっと手垢がついている感は否めないが。
アートスパークホールディングス
アートスパークHDは実際に、ZMPに出資する企業である。
アートスパークホールディングスもZMP関連銘柄として本命視する銘柄。「ZMP三兄弟の次兄かな?」といったところか。
2016年2月に発表した決算にてZMP株を48万株保有していることが明確にわかった。思惑でなく、実際にZMP株を48万株保有しているというのは大きな材料だ。ただし「保有株数がやや少ないのでは?」という見方もある。とはいえ、アートスパークの時価総額自体がそれほど大きくないので、ZMPが上場した際の含み益インパクトは小さくない。
またZMPと提携もしている。ZMP関連銘柄ではアイサンテクノロジーのほうが先に注目を浴びていたことが、今やもしかするとアートスパークの方が本命かもしれない?!
【2016年10月28日(金) 追記】
フューチャーベンチャーキャピタル
ZMP関連銘柄の本命といえばフューチャーベンチャーキャピタル(FVC)も名を連ねるだろう。当方はFVCがZMP3兄弟の三男だと思っている。フューチャーベンチャーキャピタルの材料は、ZMP株を大量に保有しているのではないか!?という思惑だ。未だ"思惑"という点では、既に48万株保有しているアートスパークに軍杯があがるが、保有している数はFVCの方が大量なのでは?というのがもっぱらの市場の噂だ。あくまで噂なので、その点は重々ご理解を。
だが、「噂で買って事実で売れ」という格言のある通り噂で上がってしまうのが株というもの。引き続きFVCはZMP関連銘柄の本命として注目である。
テクノスジャパン
テクノスジャパンもZMP関連銘柄の本命との見方あり。テクノスジャパンはAI関連銘柄であったり、フィンテック関連銘柄であったり次世代テクノロジーの分野で、さまざまなテーマに絡む材料豊富な銘柄で、ZMP関連銘柄としても注目される。
テクノスジャパンはビッグデータの解析など、ITコンサルを手掛ける企業だ。2015年6月に子会社のテクノスデータサイエンス・マーケティングがZMPとタクシーなどの自動配車と健康医療向けのビッグデータの解析プロジェクトを立ち上げると発表していることが、テクノスジャパンのZMP関連材料。
また2016年9月には傘下のテクノスデータサイエンスエンジニアリングがZMPとクラウドAI搭載のインテリジェント車両センサー解析サービスの提供を開始することを発表。さらにZMP関連銘柄としての存在感を高めた格好だ。
ZMP関連としても注目だが、その他人工知能(AI)関連、フィンテック関連と材料豊富な銘柄なのでこの先も注目したい。
ザインエレクトロニクス
ザインエレクトロニクスもZMP関連銘柄の一角とみられる。2016年、ザインはZMPが主催するZMPフォーラムにプラチナスポンサーとして協賛し、カメラ映像の超高速伝送技術を紹介した。また2015年のZMPフォーラムではサラウンドビューモニターの新技術を発表している。これは車の前後左右に取り付けられたカメラにより、車が物体を検出することを可能にするシステムとのこと。自動運転車に欠かせないシステムとなる可能性もあるかもしれない。
電子ミラー関連銘柄やEV関連銘柄としても注目だが、ZMP関連銘柄としても目を付けておくべき銘柄だ。
【2016年10月31日(月) 追記】
ドリームインキュベータ
ドリームインキュベータもZMP関連銘柄の本命株として注目したい。ドリームインキュベータはVB投資や育成・企業コンサルなどを手掛ける企業で、事業内容としてはベンチャーキャピタルに近そうだ。国内の有望ベンチャーに投資しているようだ。
そしてZMPも投資の対象。ドリームインキュベータは保有株式数こそ不明だが、ZMP株を保有している企業と言われている。フューチャーベンチャーキャピタルはZMPに出資している「思惑」であるが、ドリームインキュベータは思惑ではなく、出資しているらしい。ただし、保有数は不明。
「持っている」ということは事実らしいのでFVCよりも安心感はあるように思う。とはいえ、保有数がわからない点は不安だが。いずれにせよ、ドリームインキュベータもZMP関連銘柄として注目しておくべきだろう。