この記事にはプロモーションが含まれます。
11月初日の取引は、米国株高と円安進行に好反応を示して大幅上昇してスタート。
日経平均株価は「742高」の3万1601円65銭の大幅続伸して高値引けで取引を終えた。一方、マザーズ指数は全体株高の流れから取り残される格好となって、買い先行から失速して1%近い下落となった。
マーケット・サマリー
- 日経平均株価:31,601.65(+2.41%)
- TOPIX:2,310.668(+2.53%)
- プライム:1,189.24(+2.53%)
- スタンダード:1,112.35(+0.88%)
- グロース:827.68(-0.78%)
- マザーズ総合:642.06(-0.97%)
本日、米国ではFOMCの結果が発表される。「政策金利据え置きが濃厚」とされているが、米10年債利回りがどのような反応を見せるかが注目されている。
国内は3連休を挟んで来週も多くの決算発表を控えている。米国株の動き次第ではあるが、売り方の買い戻しが進む展開が期待でき、日経平均はもう一段水準を切り上げられるか?注目したい。
そんな中、またまた気になるニュースが。
中古車業界大手「ガリバー」を展開するIDOM(7599)、ビッグモーターの騒動を受けて『「保険金の不正請求」や「車検不正」は一切なかった』と発表されていたものの、どうも雲行きは怪しいようだ。
大手損保会社(東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険)の2社が、IDOMによる保険金不正請求の調査を始めており、IDOM側はその対応に追われているとのこと。
一部報道では「IDOMの保険金不正請求に対して大手損保の調査はかなり進んでいる。当初予想していたよりも、不正の件数はかなり多い」との情報も。
一連の報道を受けて、IDOMの株価は一時ストップ安まで売られる展開に。また、IDOM側も保険金請求に関する報道に対するプレスリリースを発表。「再調査の結果、8件のうち3件で両社間の確認不足による誤請求が確認された」とのことだ。
IDOM側からのリリース発表後には買い戻す動きも出ていたが、今後、ビッグモーター同様の不正が次々と明らかになる事態になると、市場関係者の冷ややかな反応が待ち受けているだろう。
ちなみに、ビッグモーター問題が大きく取り上げられて以降、「ネクステージ」や「グッドスピード」でも同様の不正が発覚。なぜ、中古車業界で同様の不正が蔓延っているのか?
業界内ではビッグモーターからの転職組が多いいるかららしい。ネクステージ前社長の「浜脇 浩次氏」はビッグモーター出身で、IDOM板金部門の幹部にもビッグモーターからの転職組がいるとのことだ。