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【2020年11月24日(火)投稿】
【2021年02月17日(水)更新】
ワクチン開発で注射器需要拡大の期待!
新型コロナウイルスのワクチン開発という世界が称賛する好材料がでたわけだが、今までの新型コロナウイルス関連の銘柄は物色の対象としては、感染症対策の「マスク」関連銘柄、「治験」「臨床検査」「医薬品」「バイオ」など、注目される対象されたいたわけですが、ワクチン開発となるとそのワクチンを投与する為に必要不可欠となるのは注射器だ!
ファイザーとBioNTechが新型コロナワクチン候補の緊急使用承認を申請して、米国モデルナでも有効性94.5%の新型コロナワクチンを開発ワクチン開発が順調に進捗している。ファイザーは年末までに世界に向けて5000回分を製造、モデルナは年末までに米国向けに2000万回分を製造できるとの事だが、今後新型コロナウイルスワクチンから、世界的な需要が高まると言える。そこで「注射器関連銘柄」の本命株・出遅れ株を一覧にしてまとめておく。
注射器関連銘柄銘柄とは
注射器関連とはその名前の通り、注射器を制作・販売している企業の総称だ。
医療現場では人体に直接投与するものということからも必需品となるのが注射器であるが、ワクチンに接種に限らず、輸血、採血、麻酔、ブドウ糖の接種の新型コロナウイルスに限らず治療薬の投与で注射器は切っても切り離せないと言えるだろう。
注射針は使いまわしができない事からも、「使用回数は1回のみ!」新型コロナウイルスの感染者は世界で累計5720万人【11月24日時点】に及んでいるが、この感染ペースを考えても世界の感染者は1億人を突破するのは時間の問題と言えが、ワクチンが世界で普及しだすならば、ワクチン接種を求めて注射器需要は普段の何十倍、いや何百倍と需要がでてくると言える。
国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は19日、将来的に新型コロナウイルスのワクチン投与に使用するため、2021年末までに全世界で注射器10億本を備蓄すると発表しているなど今後の注射器関連は業績が飛躍的にアップする企業が増える可能性は高い。
注射器関連銘柄 一覧
- 5491 日本金属 ステンレス加工会社、注射針向ステンレス鋼
- 6400 不二精機 医療機器向けが主力・注射針なども製造販売
- 8086 ニプロ 使い捨て医療器具大、注射・輸血、医療機器
- 4543 テルモ 人工心肺システムの一部や人工血管の輸入・販売
- 7702 JMS 医療機器としてポンプやチューブおよび注射針
- 4242 タカギセイコー 針無し注射生産
- 7730 マニー 手術用針付縫合用針や手術用縫合針など
- 5212 不二硝子 包装容器メーカーとしてアンプル(注射器用)
- 4586 メドレックス 注射「マイクロニードル」
- 4088 エア・ウォーター 注射針製造販売
- 4203 住友ベークライト 医療機器および医薬品の製造や販売
- 7749 メディキット 血管・血液に関する分野の医療機器
- 6445 蛇の目ミシン工業 精密針を制作
注射器関連銘柄 本命株・出遅れ株
それでは注射器関連銘柄のなかでも、特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
6400 不二精機
時価総額:4,355百万円
PER:(連) 58.37倍
PBR:(連) 2.26倍
≪2020/11/24時点≫
不二精機は東証ジャスダックに上場する。プラスチックを加工する為の射出成形用金型、成形システムなどを主力に製造・販売を行い、精密成形品その他の製造・販売を行う企業だ。
同社は精密機器で培った高い技術で医療機器や美容機器の開発・製造・販売を行っているが、、同社の精密金型の設計・製造、射出成形を応用して、注射器(ディスポータブルシリンジ、プレフィールドシリンジ)などの注射器の金型を製造している。
時価総額44億円と小粒ではあるが、注射器のさらなる大量生産の需要が見込めるだけに本命銘柄として注目しておくべきだろう。
4242 タカギセイコー
時価総額:7,004百万円
PER:(連) ---倍
PBR:(連) 0.93倍
≪2020/11/24時点≫
東証ジャスダックに上場うすrタカギセイコーは工業用プラスチック成形品や成形用金型を製造・販売。車・オートバイ・農業用機器から携帯電話などの通信機器などを製造・販売するプラスチック総合企業だ。
同社は2016年より医療機器分野に参入しているのだが、アイジェックス・ファーマインターナショナルと連携し、針がない注射器を手掛けている。
誰もが痛いよりも痛くない方がいい!老若男女問わず注射を嫌がる人は多いが、同社の微小直径のノズルから高圧・高速のジェット流で皮膚内に直接薬液を注入できる「針無し注射器」は痛みがない注射器という事からも、注射器関連の中でも本命視できると言えるだろう。
8086 ニプロ
時価総額:196,664百万円
PER:(連) 13.86倍
PBR:(連) 1.25倍
≪2020/11/24時点≫
東証一部に上場する使い捨て医療器具大手、人工腎臓に強みをもち国内・国外で注射・輸液関連、人工臓器関連、高機能関連、透析関連に伴う医療機器ならびに糖尿病関連、ジェネリック関連、キット製剤関連に伴う医薬品を販売する企業だ。
同社では、医療現場のニーズに併せた製品の開発にも注力しており、注射器など医療機器のシリンジ容器に薬剤をあらかじめ充填したキット製品などを扱っている。
医療現場もひっ迫している状況からも、ワクチン投与となれば投与ミスなどの心配もある。同社の既に充填したキットというのはそのミスを軽減でき、そして既に医療現場でも同社の製品は需要が高い!時価総額は大きいが注射器本命候補の一つと言えるのは間違いないだろう。
7702 JMS
時価総額:25,772百万円
PER:(連) 15.89倍
PBR:(連) 0.76倍
≪2020/11/24時点≫
JMSは東証一部に上場する、医療分野を幅広く展開。輸液・栄養領域、透析透析、外科治療領域、血液・細胞領域の医療装置・ディスポーザブル(使い捨て)医療器具や人工臓器等の大手企業だ。
輸血等で同社のシリンジ(注射筒)や注射針は幅広い医療現場で使用されているが、同社はニプロ同様に、「プレフィルドシリンジ」(薬剤が充填された状態の注射器)を国内の工場で生産しているのだが、ワクチンを見越してかプレフィルドシリンジを大量に作るために約14億円かけて工場の設備を強化している。
注射針関連銘柄としては、同社もワクチン需要が高い本命銘柄と言えるぞ。
4088 エア・ウォーター
時価総額:410,572百万円
PER:(連) 14.02倍
PBR:(連) 1.20倍
≪2020/11/24時点≫
エア・ウォーターは東証一部に上場する、工業用ガス大手企業、医療用酸素でも首位を誇り主力の興行ガスの他には、ケミカル関連製品、医療関連製品、エネルギー関連製品、農業・食品関連製品、物流関連サービスなどを展開している企業だ。
同社は、50年以上もの経験で培ったハイレベルな技術で“一貫生産体制”を基に、新しい針製品の開発を行っているが、刃先が鋭く独自のコーティング加工によって作られる皮下注射針は、刺通抵抗が少なく「痛みを最小限に抑える」皮下注射針を提供している事からも本命銘柄の一つ。
時価総額4000億円の大型株という部分はあるが、PER14倍、PBR1.2倍の割安。そして同社の事業はウィズコロナで活躍する事業が多い。今回の注射針でも高い需要が期待できる銘柄だけに注目と言えるぞ。
【2021年02月13日(土)追記】
ファイザー社のワクチンが厚労省承認!17日も接種開始予定!
アメリカの製薬大手ファイザーが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省の専門家部会で「ファイザーと年内に7200万人分のワクチンの供給を受ける契約」を交わして、14日にも田村厚生労働大臣が正式に承認して17日から接種開始予定との事だ。
だが、新型コロナワクチンは、田村厚生労働大臣は「(1瓶から)6回とるには特殊な注射器が必要だ」、「日本で普通に使うものでは5回しかとれない、注射器の増産をメーカーに要請している」と述べている!
世界最大の感染者を出しているアメリカ、そしてフランスでは、このワクチンを最大限に利用するための「特殊な注射器」が不足し始めているとの事だけに、日本でもワクチン接種が開始となれば「注射器不足」となる可能性があるぞ、注射器関連は再び投資家の期待のテーマ株として注目が集まりだな!
4586 メドレックス
時価総額:5,656百万円
PER:(連) ---倍
PBR:(連) 2.69倍
≪2021/02/13時点≫
メドレックスは東証マザーズに上場する創薬ベンチャー、メドレックス、連結子会社MEDRx USA INC.、持分法適用会社のケイ・エム トランスダームの3社で構成される、経皮吸収型製剤技術やマイクロニードルアレイ技術に強みを持つ企業だ。
「マイクロニードルパッチアプリデータ及びそのハウジング」について、国内で特許査定通知を受けている事からも、注射針関連の銘柄だけに本命銘柄と言えるだろう。中国でも特許登録済みで、今後欧米やインド、ブラジルでも権利を取得するとの事だ。
「マイクロニードルパッチアプリデータ及びそのハウジング」について、国内で特許査定通知を受けている事からも、注射針関連の銘柄だけに本命銘柄と言えるだろう。
バイオ企業という事からも11期連続の赤字とはなっているが、直近の決算では20年12月期の連結最終損益は11.1億円の赤字(前の期は16.1億円の赤字)に赤字幅が縮小、21年12月期も8.9億円の赤字に赤字幅が縮小する見通しとなっている。
特許取得のマイクロニードルの需要、量産化に向けた体制も進めている事からも今後活躍の余地は十分だけに抑えておくべき銘柄と言えるだろう。
【2021年02月17日(水)更新】
遂に本日から医療従事者へ新型コロナウイルスワクチン接種開始!
改めてワクチンの状況を説明するが、日本は現在、ファイザーから7200万人分、アストラゼネカからは6000万人分、モデルナ社からは2500万人分と、3社合わせて、日本の人口を補う1億5000万人分の契約を結んでいるが、ワクチンを取得する為には、、その都度、輸出に、EU(ヨーロッパ連合)の承認しなければいけない状況となっている。
ワクチン接種の注射器に厚労省の発注ミスがあったが、国が確保した注射器は、1瓶から6回のところ5回しか採取できないというミスとなっている。
「先行接種の対象となる4万人は、6回採取できる特殊な針で対応することができるようになっている」との事だが、注射針需要はここから高まっていくと言えるだろう。
大本命 8086 ニプロ
時価総額:244,158百万円
PER:(連) 17.20倍
PBR:(連) 1.52倍
≪2021/02/17時点≫
ニプロは東証1部に上場するディスポーザブル(使い捨て)医療器具の大手、「医療機器事業」「医薬事業」「ファーマパッケージング事業」という3事業を展開する企業だ。
昨日は、報道ステーションで河野大臣が生出演をしていたが、この注射器の問題に対して「今、一生懸命努力をしているところです。やはり貴重なワクチンですから、これは何が何でも6回取れる針を確保して、1瓶から、とにかく6回取るというつもりで動こうと思っています。」と述べている。
この特殊の注射器だが、【8086】ニプロが製造しているのだが、先月末、厚生労働省から連絡が入っているとの事だが、ニプロは「1月末に厚労省から『ローデッドシリンジを少しでも欲しい』という要望を頂いた。十数万本くらいを厚労省に納めた、先行の1万人の接種をまかなえるくらい。その後に増産の要請が来た」との事だ。
ニプロ社長は「増産開始に4〜5カ月かかるので(供給まで)プラス1〜2カ月はかかると思う。今年9〜10月を見込んでいるが、もっとそれを前倒ししようと頑張っている」と述べている。
報道ステーションが取り上げた事、さらにワクチン接種開始という事の期待からPTSで1600円を超える急騰となっていた事からも、本日寄り付きからイナゴトレーダーが飛び付いたが、直近上昇していた事やワクチン接種スタートというのも出尽くしという形となり寄り天となり投げ売りがでて下落となっている。
だが「政府からの要請を受けてニプロはこれまでのひと月に50万本ほどから数百万本の規模に増産できるよう急ピッチで検討している国策案件といえる企業」なだけに、押し目はチャンスと言えるのではないだろうか!
注射器関連銘柄 まとめ
新型コロナウイルスワクチン!この悲願のワクチンが今後供給されていくと言えるが、ワクチン接種の為には、注射器が必要だ!
新型コロナウイルスの感染者はどこまで増えていくかわからない!
そして注射針などの精密機器は特殊技術をもつ企業しか作れないという事を考えても、これからの需要が期待できるテーマ株と言えるが、世界でみても大型な市場となる可能性を考えれば本命株・出遅れ株はしっかりと抑えておくべきだろう。
※あくまで投資は自己責任でお願いするぞ。