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【2018年07月13日(金)投稿】
2018年7月6日から8日にかけて西日本を襲った豪雨は、日を追うごとにその被害の深刻さが明らかになって来た。
警察庁は12日に死者が200人超と発表、家屋被害は2万4150棟、断水は23万5千戸にも及ぶと発表。また二次災害として土砂崩れなどが各地で発生しているようだ。
大雨特別警報が発表されて1週間経った今でも、広島や高知など6県で2800人以上の方が孤立状態となっているそうだ。一日も早い復旧を心から願っている。
西日本の記録的な豪雨で注目されたテーマ株といえば「水害対策関連銘柄」だろう。今回西日本で起きた豪雨は、関東以北在住の人々にとっても決して対岸の火事ではない。亜熱帯化が顕著化している日本ではどこでも発生しうる災害と認識すべきだろうし、「水害対策」は今後長く注目されるテーマ株となりそうだ。
また喫緊の需要として「復興関連銘柄」にも注目が集まる。災害が起きれば必ず需要が発生するのが「復興関連」であり、実需としての注目が集まる。特に今、被災地で大きな問題となっているのが「災害ごみ」関連だ。
大量の泥水に流されてしまった家財道具や自動車、また倒壊した家屋などの「災害ごみ」は衛生面の観点からも早急に片づけなければならない問題だ。
そこで注目したいのが大量の「災害ごみ」を片付ける為に必要な重機などの建設機械レンタル関連銘柄とごみ処理関連銘柄だ。2つの銘柄をピックアップしたいと思う。
西日本豪雨関連銘柄(建設機械レンタル関連銘柄) 西尾レントオール
時価総額:102,067百万円
PER:(連) 11.24倍
PBR:(連) 1.17倍
≪2018/07/13時点≫
土木工事から建設工事・設備工事まで、復興に必要となる様々な分野の重機、建設機械などの総合レンタルを手掛けるのが西尾レントオールだ。関西地盤の建機レンタル大手であり、災害ごみの一時的な需要だけではなく、その後の復興需要でも長く注目が集まりそうな銘柄でもある。
西日本豪雨関連銘柄(災害ごみ関連銘柄) 神鋼環境ソリューション
時価総額:29,790百万円
PER:(連) 13.54倍
PBR:(連) 1.17倍
≪2018/07/13時点≫
「水処理関連事業」「廃棄物処理関連事業」や「バイオ燃料」「ゴミ処理プラント」など、神戸を地盤に「ごみ処理」に関連した事業を展開している。大量に発生した「災害ごみ問題」が大きくニュースなどで報じられており、西日本を地盤に「ごみ処理事業」を展開する同社に大きな注目が集まりそうだ。
皮肉な事だが、災害が起きればそれに関連した銘柄が大きく注目を集める事となる。復興で特需が生まれるのは、どの時代でも変わらない出来事だ。
また似たテーマ性からは「ゲリラ豪雨関連銘柄」にも注目が集まっている。ゲリラ豪雨が流行語大賞にノミネートされたのが2008年だが、あれから10年、日本では亜熱帯化が進む事でゲリラ豪雨が当たり前のように『夏の風物詩化』している。
特に近年、「水害」が目に見えて多くなって来たと感じている方も多いのではないだろうか。今回、西日本で起きた集中的な豪雨は日本の住宅や治水対策へ大きな課題を残したと考えるべきかもしれない。
今回被害にあわれた西日本在住の方々に深くお見舞いを申し上げると共に、この災害は「決して対岸の火事ではない」という事を東日本在住の方々には警鐘を鳴らしたいと思う。
「水害対策関連銘柄」は恐らく毎年この時期に年々注目度が増していくテーマ株になると思う。水害対策関連銘柄 本命株・出遅れ株 一覧まとめを今一度、チェックする事をおすすめしたい。