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【2018年06月05日(火)投稿】
フィンテック関連銘柄 出遅れ株・本命株 日本通信
時価総額:37,207百万円
PER:---倍
PBR:(連) 41.67倍
≪2018/06/06時点≫
日本通信の株価急騰が目立つな!日本通信は06/01(金)、06/04(月)と2日連続でストップ高、さらに06/05(火)もストップ高にはならずとも高値298円を付けている。まぁ大引け時点ではけっこう調整したけども。
まぁいずれにしても、最近目立たなかった日本通信がここ数日で爆発的に株価を上げているというわけだ。
日本通信といえばMVNO関連銘柄の先駆者。格安SIM携帯が出始めた頃あたりはかなり注目された銘柄だな。MVNO関連銘柄は株のテーマとしてはもうピークを過ぎており、日本通信も最近はトンと名前を聞かなくなったが、ここにきて日本通信はフィンテック関連銘柄として開花したようだ。
日本通信は「エフポス(FPoS)」というフィンテックプラットフォームを手掛けているが、このエフポスが金融庁の「フィンテック実証実験ハブ」の支援案件として決定されたと、05/31(木)の大引け後に発表されたのだ。
どういうことか超ザックリとだけど説明しよう。
みなさん、スマホで銀行口座から振り込みなどの「金融取引」をしたことはあるかな?
当方でもあるくらいだし、たぶん「ある!」という方が多いと思うが、この「スマホでの金融取引」というのは、現状セキュリティの問題点があり不十分だそうだ。
例えば、現在のスマホでの金融取引ではスマホのID・パスワードに加え「ワンタイムパスワード」などを配布するなど2要素認証を基本としている。だが、ユーザーがスマホとワンタイムパスワードの2つを常に持ち歩くってのは明らかに利便性を損ねているし、また紛失のリスクもある。
それに現在のネット経由の取引では、IDやパスワードが正しく使われていると言う点を前提に本人確認を行っているが、悪意を持った第三者がIDやパスワードをハッキングで盗用することも不可能ではない。
つまりネット経由での本人確認手法は、現状の方法だとセキュリティ観点からみてあまり優れたものではないのだそうだ。
そこで日本通信が開発した「エフポス」が役立つらしいぞ!
エフポスはサブSIMと呼ばれるICカードを使い、このICカードが持つ高度なセキュリティ機能を活かしたフィンテックプラットフォームであり、これを使うことでスマホからの金融取引の安全性に関する問題を解決することができるのだそうだ。(なにがどう安全なのか!ってのを知りたい人もいるかもだが、そこは当記事の本筋じゃないので割愛)
というか、今回の「フィンテック実証実験ハブ」ではこの「エフポス」の金融取引における安全性を実証するのが目的とのこと。
面白い点は、エフポスはドコモでもKDDIでもソフトバンクでも、またその他のMVNO事業者のキャリアでも全てのスマートフォンで利用することができるプラットフォームであるという点。
つまり、今回の実証実験で「エフポス」の安全性が実証されれば、
「将来的に日本で発売される全てのスマートフォンにエフポスが搭載される可能性もあるかもしれない」
ということかな?
まぁこれは実証実験の結果次第のところもあるし、まだわからないが可能性としてはあり得なくはないだろう。
こう考えるとなかなかの大材料に思えるな。
ちなみに今回の金融庁の「フィンテック実証実験ハブ」は日本通信と「8334 群馬銀行」「8331 千葉銀行」「徳島銀行(8600 トモニホールディングス)」「3994 マネーフォワード」「サイバートラスト(非上場)」の6社共同で行う。
つまり日本通信だけでなく以下の銘柄も一応、フィンテック関連銘柄というかエフポス関連銘柄として注目しておくべきだろう。
- 8334 群馬銀行
- 8331 千葉銀行
- 8600 トモニHD(傘下に徳島銀行)
- 3994 マネーフォワード
ちなみにフィンテック関連銘柄 本命株・出遅れ株 一覧 まとめにも目をとおしておくとよいかもね。