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【2017年06月22日(木)投稿】
再び、北朝鮮情勢がきな臭くなってきたかもしれない。当方、しばらく防衛関連銘柄にも注目しようかと思っている。
そう思う大きな理由の一つが、北朝鮮で強制労働15年の刑を受け拘束されていた米国の学生「オットー・ワームビア氏」が、昏睡(脳死)状態で解放されその後死亡したことが報じられたからだ。
このオットーワームビア氏の件は、本当に可哀そうでならない。
米国の学生「ワームビア氏」は、北朝鮮に観光で訪れた際にホテル内にあった政治スローガンの書かれたポスターを盗もうとしたらしい。(それも本当なのか冤罪なのかは知る由もないが)
ともかく、この「軽いいたずら」にも思える行為は北朝鮮に「敵対行為」とみなされ裁判で国家転覆陰謀罪にあたるとして「労働教化刑15年」を言い渡された。
この時点で、もう本当に可哀そうだ。「もしも自分だったら…」と考えると本当に生きた心地がしない。
北朝鮮の強制労働施設にお15年もぶち込まれて生きて母国へ帰れる気がしない。
そして、およそ1年の拘束のあとワームビア氏は昏睡状態で解放されたとのこと。解放された時、ワームビア氏はすでに脳の大半が壊死している状態だったそうだ。外傷が特にみられないということから、もしかすると何かしらの人体実験をされたのではないか?とも勘ぐってしまう。本当に恐ろしいことである。
一部の日本政府関係者筋では「ワームビア氏に北朝鮮内で死亡されては困る、米国の先端医療技術なら治る可能性もあるのでは?」昏睡状態で解放したのでは?と推察する見方もあるようだ。
いずれにしろ、ワームビア氏が北朝鮮に拘束されている間、非人道的な扱いを受けた可能性は高いのではないだろうか。
そして、06/19(月)にワームビア氏は亡くなった。ワームビア氏の死亡によりご家族の方からも悲痛な言葉が訴えられ、トランプ大統領も「米国は北朝鮮の残忍さを改めて非難する」としている。
米国民の北朝鮮に対する風当たりは非常に強まっていると判断すべきだろう。
当方個人の意見としては「米国から軍事行動を行うことはない」と思っているが、思惑で動いてしまうのが株である。ワームビア氏死亡の件で、米国の軍事行動の思惑が高まる可能性はありそうだ。
また、もう一つ防衛関連銘柄に注目する理由がある。それは日本政府が06/23よりテレビCMで「弾道ミサイルからの避難方法について」を放送することが報じられている。
これは北朝鮮情勢を踏まえて、もしも弾道ミサイルが発射された場合に、どのような避難方法をすればよいのかを広く国民に周知するためのものということだ。
NHKで放映するならばともかくとして「政府が民放を利用しミサイルの避難方法を伝える」というのはかなり衝撃的である。
もちろん、テレビCMでミサイル避難方法を伝えたからといって、すぐに戦争がおっぱじまるとは当方は思わないが、このテレビCMが放送されることにより「危機感を強く抱く人」は多くいるのではないだろうか。
再掲になるが、株は思惑で動いてしまうものだ。このミサイル避難方法のCMが流れることにより、改めて防衛関連銘柄への物色が進む可能性はあるかもしれない。
と、いうことでしばらく防衛関連銘柄に注目してみようと思う。