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ソーシャルゲーム・スマホアプリ関連銘柄が株式市場で圧倒的な存在感を放っていた全盛期はやはり2012年~2013年頃のアベノミクスの黎明期の時だろう。だが、その後はやや勢いが落ち着いたとはいえ、ソーシャルゲーム市場は各ソシャゲメーカーがシノギを削り合う市場。
定期的に「新作ソーシャルゲームのリリース情報」や「大型アップデート情報」などが発表されるたびに動意づくテーマ株だ。最近(2017年5月~6月くらい)も、注目のテーマ株としてソーシャルゲーム関連銘柄は話題に上がっていた。
本命株・出遅れ株などは把握しておいて損はない、面白いテーマ株だ。このページではソーシャルゲーム(ソシャゲ)関連銘柄について、本命・出遅れ 一覧についてわかりやすくまとめて紹介していく。
ソーシャルゲーム(ソシャゲ)関連銘柄とは
ソーシャルゲーム関連銘柄とは、その名の通りソーシャルゲームの開発・運営などを手掛ける銘柄の総称である。
ソーシャルゲームの歴史(超ザックリ)
ソーシャルゲームとはもともと「SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)」において提供されるゲームの総称であり、パソコンのブラウザで遊ぶブラウザゲームなどのことを主に指していたが、いつしか携帯でのゲームのことを指すようになった。これはガラケー時代にディーエヌエーの「モバゲー」やグリーの「GREE」などのゲームプラットフォームが爆発的に流行ったことが要因なのではないだろうか。
その後、携帯電話の主流がガラケーからスマートフォンへ移行し、モバゲー・GREEといったガラケーにおけるゲームプラットフォームは斜陽となっていったが、そこからはスマートフォンのアプリゲーム(ネイティブアプリ)の快進撃が始まる。
スマホアプリの快進撃における代表格といえば「ガンホー」「ミクシィ」「コロプラ」ではないだろうか。ガンホーの「パズドラ」、ミクシィの「モンスト」、コロプラの「黒猫・白猫」は、これまでのガラケー時代に流行った、いわゆる「ポチポチゲー」と全く異なる、操作性・戦略性を加えたゲームとして一気に流行した。
やはり、携帯電話端末がガラケーからスマートフォンに移り変わったことにより、ボタンをポチポチ押すだけでなく戦略性・操作性を活かすゲームシステムが流行ったことが大きい。ガラケー→スマホへの進化はソーシャルゲームにおいて活気的な変化をもたらしたと言えるだろう。
と、まぁ今ではソーシャルゲーム(ソシャゲ)といえば、主にスマホ向けのゲームアプリを指すのが中心と言えるだろう。
このページで紹介するソーシャルゲーム(ソシャゲ)関連銘柄も、主にスマホ向けのゲームアプリを開発・運営している銘柄を紹介していく。
ソーシャルゲーム(ソシャゲ)関連銘柄の特徴
ソーシャルゲーム(ソシャゲ)関連銘柄の特徴をザックリと紹介していこう。
値動きが軽い銘柄が多い
ソシャゲ関連銘柄は基本的に値動きの軽い新興銘柄が多く存在する。スクエニ、コナミ、バンナムなど、一部の企業も参入してきているものの、基本的には新興銘柄で時価総額の規模が小さい銘柄がほとんどだ。
かの有名なガンホー・ミクシィ・コロプラなども今ではかなり時価総額の規模が大きい銘柄へと成長してしまったものの、急騰する前までは値動きの軽い類の銘柄と言えたと思う。
新興銘柄でもヒットタイトルを出すことができれば一気に爆発的な利益を生み出すことができ、それは株価の急騰を意味する。弱小の銘柄でも一発でも人気タイトルを出すことさえできれば、一気にドカンと急騰する可能性があるということだ。
実際、ガンホー・ミクシィの急騰はヒットタイトルを出したことの恩恵によるものと言える。ガンホー・ミクシィが伝説的な急騰銘柄となったこともソシャゲ関連銘柄が「夢があるテーマ株」と言われる所以だろう。
また、値動きが軽い銘柄が多いことから短期スタンス・デイトレなどでも触りやすいのも特徴と言える。
外部環境の影響を比較的受けにくい?!
ソシャゲ関連銘柄は、比較的外部環境の影響を受けにくいテーマ株と言えるだろう。バイオ関連株などと同様に地政学リスクが高まった時や海外で「大統領選」などの大きなイベントがある時などはソーシャルゲーム関連株は資金の逃げ場になりやすいかもしれない。外部環境が揺れ動いている時にはソシャゲ関連銘柄に注目してみるのも面白いかもしれない。
株価の動きが読みやすい?!
ソシャゲ関連銘柄は株価の動きが比較的読みやすいテーマ株と言える。ソシャゲ関連銘柄が動意づくタイミングはけっこうあるが、なかでも注目したいタイミングは下記の通り。
- 新作ゲームのリリースなど
- 新作ゲームの事前登録数の発表時
- 新作ゲームのダウンロード数の発表時
- 東京ゲームショウなどの大きなゲームイベントの前後
これらの情報はけっこう「前もって大体の当たりを付ける」ことができると思う。例えば、
「事前登録者数10万人突破!」
「累計100ダウンロード突破!」
こんなニュースはよくみるが、こういう発表でも株価に影響を与えるケースはよくある。だったら「前回は10万DLに2週間かかっていたから、次の20万DLの発表は大体2週間後くらいかな?」と大体の当たりを付けることができるハズだ。
また、東京ゲームショウなどの大規模なゲームイベントの前後にはソシャゲ関連銘柄は動意づくケースもある。これも前もって開催日程を知ることができるのだから、先取りでチェックしておくのは面白い。
このように、ソシャゲ関連銘柄は株価が動意づくタイミングに大体の当たりを付けることができるので、当方は個人的には株価の推移を読みやすいテーマ株だと思っている。
値動きが軽い新興銘柄で、株価の推移が読みやすいとくれば物色が増えるのもある意味、当然なのかもしれない。これからもスマホ向けゲームアプリはぞくぞくと出てくるだろうし、まだまだ目を離すことのできないテーマ株と言える。
ソーシャルゲーム関連銘柄 一覧
- 3765 ガンホー
- 2121 ミクシィ
- 3938 LINE
- 3668 コロプラ
- 3656 KLab
- 9684 スクウェア・エニックスHD
- 7832 バンダイナムコホールディングス
- 2432 ディー・エヌ・エー
- 3632 グリー
- 3672 オルトプラス
- 3793 ドリコム
- 3851 日本一ソフトウェア
- 3758 アエリア
- 3928 マイネット
- 4728 トーセ
- 3903 gumi
- 3624 アクセルマーク
- 3911 Aiming
- 3739 コムシード
- 4334 ユークス
- 3760 ケイブ
- 3823 アクロディア
- 3912 モバイルファクトリー
- 3932 アカツキ
- 3935 エディア
- 4777 ガーラ
- 4751 サイバーエージェント
- 3723 日本ファルコム
- 2138 クルーズ
- 3662 エイチーム
- 3667 enish
- 3810 サイバーステップ
- 7974 任天堂
- 9697 カプコン
- 3635 コーエーテクモHD
- 9766 コナミホールディングス
- 6033 エクストリーム
- 2656 ベクター
- 3659 ネクソン
- 3639 ボルテージ
- 3689 イグニス
- 3904 カヤック
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ソーシャルゲーム(ソシャゲ)関連銘柄 本命・出遅れ
それではソーシャルゲーム(ソシャゲ)関連銘柄のなかでも本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。(過去に本命視された銘柄なども含む。)また、これからきそうな出遅れ銘柄や、過去に一相場作ったが、またも復活しそうな復活銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
御三家 ガンホー
時価総額:271,349百万円
PER:---倍
PBR:(連) 4.72倍
≪2017/06/15時点≫
ソーシャルゲーム(ソシャゲ)関連銘柄の御三家といえば、一つ目はやはり「パズドラ」という爆発的ヒットゲームアプリを生み出したガンホーだろう。ガンホーは、2012年にリリースされた「パズドラ」のヒットで爆発的に株価を急騰させた伝説的な銘柄だ。まさにソシャゲ関連銘柄の代表格と言える存在だろう。パズドラは全世界合計で6000万ダウンロードを記録し、スマホアプリだけでなくニンテンドーDS版「パズドラZ」や、ゲームセンターなどのアーケード版タイトル「パズドラ バトルトーナメント」などの派生コンテンツを生み出している。
ガンホーはソシャゲ関連銘柄としてピックアップしないわけにはいかない銘柄だ。現在、パズドラの人気は落ち着きつつもしっかりと固定ファンを繋いでいるという印象。この先、パズドラによる株価急騰という可能性はあまり考えられないが、ガンホーがこの先、新作アプリで当てる可能性もある。やはり注目しておきたいソシャゲ関連の中核銘柄だ。
御三家 ミクシィ
時価総額:528,265百万円
PER:(連) 10.99倍
PBR:(連) 3.51倍
≪2017/06/15時点≫
ガンホーに続きソシャゲで爆発的ヒットを飛ばしたのがミクシィだ。ミクシィもソシャゲ関連銘柄、御三家の一角といっていいだろう。
ミクシィといえば国産のSNS「ミクシィ」を運営する銘柄だが、米フェイスブックが日本で流行ってしまったこともありミクシィは斜陽に。株価も下落を続けていたところで、起死回生の一手となったのがスマホ向けゲーム「モンスターストライク」、通称モンストである。
モンストはリリースされるや否や爆発的なヒットコンテンツとなりミクシィの株価が一気に急騰。その後もモンストは勢いを落とさずに、今やパズドラの売上をも抜いてしまったのだから凄い。だが、パズドラの人気が凋落していることを考えると、ミクシィのモンストもいずれ人気に陰りが出てくることが濃厚だ。
ミクシィは売上のほとんどを「モンスト」に依存しているため、早いところ第二、第三の柱を作っておきたいのではないだろうか。まぁ取りあえず、現状の日本トップのソシャゲ会社といえばミクシィで間違いないだろう。ソシャゲ関連銘柄として覚えておくべき銘柄と言えるだろう。
御三家 コロプラ
時価総額:141,485百万円
PER:(連) 18.53倍
PBR:(連) 2.15倍
≪2017/06/15時点≫
コロプラもソシャゲ関連銘柄の御三家と言えるのではないだろうか。コロプラのスマホ向けゲームは有名どころで「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」「白猫プロジェクト」「白猫テニス」などそこそこいっぱいあると言えるな。
コロプラもガンホー、ミクシィなどと同様に2013年~2014年くらいにかけて爆発的に株価を伸ばしたソシャゲ関連銘柄。その頃の勢いは凄かったが、最近の株価はあまり奮っていないように見える。まぁ、すでに成熟したって感じだろうな。まぁコロプラは過去のソシャゲ関連本命株の一つだった銘柄だ。
本命・出遅れ トーセ
時価総額:17,863百万円
PER:(連) 187.38倍
PBR:(連) 3.08倍
≪2017/06/15時点≫
トーセはこれからも注目のソシャゲ関連銘柄と言えるだろう。トーセは家庭用ゲームソフト開発・制作請負で専業最大手。スマホアプリ開発も行っており、直近ではスクウェアエニックスHDが2017年内に配信予定としているスマホ向け本格カードゲーム「ドラゴンクエストライバルズ」の開発をトーセが担当していることが判明し、株価を伸ばした経緯がある。
ドラゴンクエストライバルズは戦略性のある本格カードゲームのようだ。イメージ的には「ハースストーン」や「シャドウバース」のようなカードゲームに、ドラゴンクエストのキャラクターやモンスターを落とし込むという感じではないかな。
いずれにしても元々、日本を代表するようなゲームコンテンツであるドラゴンクエストの「カードゲームアプリ」ということで期待値は高い。
またトーセの時価総額の規模は小さく値動きの軽さという面でも妙味がある。これからにも期待したいソシャゲ関連銘柄の本命株と言えるのではないか。
本命 アカツキ
時価総額:108,542百万円
PER:---倍
PBR:(連) 10.30倍
≪2017/06/15時点≫
アカツキはソーシャルゲームの規格・開発を行うまさにソーシャルゲーム事業ど真ん中の銘柄だ。
アカツキの人気スマホタイトルといえば「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」だろう。これ、当方はやったことないんだが、かなり人気なんだろう?それにドラゴンボールはもはやおじさん世代だけのコンテンツではない。最近では「ドラゴンボール超」という新作アニメもTV放送しており、今の子供世代にも人気があり、また海外ウケも良い超ロングヒット化け物コンテンツである。そのドラゴンボールのスマホアプリなのだから人気があるのも、ある意味当然なのかもしれない。
また、アカツキはドラゴンボールZ ドッカンバトル以外にも「サウザンドメモリーズ」「シンデレライレブン」など、数々のソシャゲタイトルを擁する。今後は2017年6月末には「八月のシンデレラナイン(ハチナイ)」という新作アプリがリリースされる予定となっており、ここでも注目される可能性がある。
アカツキの時価総額規模は小さいわけではないが、値動きは重いというほどでもないだろう。この先も注目したいソシャゲ関連の中核銘柄と言える。
本命 オルトプラス
時価総額:15,095百万円
PER:---倍
PBR:(連) 20.68倍
≪2017/06/15時点≫
オルトプラスはグリー向けのソーシャルゲーム開発が主力の企業だ。直近では2017年06月08日にKADOKAWAとscopesとの共同開発のスマホアプリタイトル「結城友奈は勇者である 花結いのきらめき」をリリースしており、これが事前登録40万人と想定以上の好スタートを切っており、株価を伸ばしている模様。
また、この他オルトプラスは、ソニーのスマホアプリ部隊の新会社「フォワードワークス」に関連する銘柄としても注目だ。
フォワードワークスはソニーの子会社でプレイステーションの人気IPをスマホアプリ向けに最適化し提供する会社で、オルトプラスはフォワードワークスの協業企業。オルトプラスは「アークザラッド」・「ソラとウミのアイダ」の2タイトルをフォワードワークスと共同開発する。
オルトプラスはフォワードワークスとの協業によりさらにソシャゲ関連株としての立ち位置を高めたと言える。
オルトプラスも時価総額の規模は大きくない。値動き妙味の面でもこれからも注目したい銘柄と言える。
フォワードワークス関連銘柄 本命・出遅れ 一覧 まとめはコチラ≫
本命 ドリコム
時価総額:57,915百万円
PER:---倍
PBR:(連) 17.79倍
≪2017/06/15時点≫
ドリコムもソシャゲ関連の本命銘柄として注目したい。ドリコムもスマホアプリ・ソーシャルゲーム開発・運営を手掛ける企業。ドリコムの注目タイトルは「ONE PIECE トレジャークルーズ」「フルボッコヒーローズX」「陰陽師~平安妖奇譚~」などなど。
またドリコムもフォワードワークスと協業する銘柄の一つ。ドリコムはフォワードワークスとプレイステーションの人気IP「みんゴル」のスマホアプリを担当する。みんゴルはすでに事前登録を開始しており、リリースはもう目前の状況。ドリコムはこの先も注目したいソシャゲ関連の本命株と言えるかもしれない。
フォワードワークス関連銘柄 本命・出遅れ 一覧 まとめはコチラ≫
本命 日本一ソフトウェア
時価総額:7,853百万円
PER:(連) 28.96倍
PBR:(連) 3.06倍
≪2017/06/15時点≫
日本一ソフトウェアもソシャゲ関連銘柄として注目したい。日本一ソフトウェアは据え置き型のゲームソフトが事業の柱だが、スマホ向けのゲームアプリも手掛けている。日本一ソフトウェアといえば「魔界戦記ディスガイア」が有名だ。そして日本一ソフトもフォワードワークスと協業し「夜廻」「魔界戦記ディスガイア」を共同制作する模様。
日本一ソフトウェアは時価総額の規模が小さく、値動きが軽いため短期スタンスでの取り組みも面白そうだ。こちらもソシャゲ関連銘柄として注目したい。
フォワードワークス関連銘柄 本命・出遅れ 一覧 まとめはコチラ≫
本命 アエリア
時価総額:48,913百万円
PER:(連) 38.16倍
PBR:(連) 8.96倍
≪2017/06/15時点≫
アエリアもソシャゲ関連の中核銘柄として注目だ。アエリアは決済やデータセンターなどのITサービスが柱の企業だが、スマホ向けゲーム市場にも参入している。スマホ向けゲームでは女性向けのニッチな分野に軸を置いているな。
直近では2017年04月28日に、女性向け恋愛シミュレーションゲームを展開する「アリスマティック」を子会社化、また2017年06月08日にはソシャゲ開発・VR事業を手掛ける「グッドビジョン」を子会社化すると発表。これらが刺激材料になり大きく株価を上げている。
この先のリリースタイトルが気になるソシャゲ関連銘柄だ。
本命 KLab
時価総額:60,401百万円
PER:(連) 364.91倍
PBR:(連) 5.92倍
≪2017/06/15時点≫
ソシャゲ関連銘柄といえば、Klabは外すことのできない銘柄と言えるだろう。Klabは「ラブライブ スクフェス」や「ブリーチ ブレソル」「幽☆遊☆白書 魔界統一最強バトル」など人気タイトルを複数もつ。
また直近では対戦型サッカーシミュレーションゲーム「キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~」を2017年06月13日にリリース開始。このキャプテン翼のスマホゲームの事前登録者数は国内過去最多の「累計235万件以上」の登録者となったことで、期待感が高まっているようだ。
またKlabはこの先も「うたの☆プリンスさまっ Shining Live」や「幽☆遊☆白書 ゲーム化第2弾」なども予定しているようで、この先の期待感も大きい。この先にも注目したいソシャゲ関連銘柄と言えるだろう。
本命 サイバーステップ
時価総額:19,297百万円
PER:(連) 68.92倍
PBR:(連) 18.26倍
≪2017/06/15時点≫
サイバーステップは2017年の上半期で大きく株価をあげた銘柄の一つだ。サイバーステップはもともとPCのオンラインゲームを主に手掛けていた企業だが、スマホ向けのソシャゲ市場にも参入してきている。
サイバーステップのスマホ向けアプリといえば、まず「トレバ」が思い浮かぶが、これはクレーンゲームをオンラインで遠隔操作できるゲームであり、ソシャゲとはちょっと違うジャンルだ。まぁこのトレバがかなり好調で同社は17年5月期の連結経常利益を従来予想の4400万円→3億3000万円に7.5倍上方修正したことが株価を伸ばした要因の一つでもある。
サイバーステップのソシャゲでは2017年04月04日韓国モビリックス社と協業でスマートフォン向けゲーム「コズミックブレイク ソラの戦団」をリリースすると発表。これも同社の株価を刺激した。
また、この先には「ゲットアンプド モバイル」「Q&Qアンサーズ」など期待のタイトルも配信予定となっている。サイバーステップは、もともとPCのオンラインゲームを手掛ける銘柄で、それらをスマホアプリに落とし込むことができれば、この先のリリースタイトルに期待できるか?!引き続き注目したいソシャゲ関連銘柄と言えるだろう。
出遅れ マイネット
時価総額:22,565百万円
PER:---倍
PBR:(連) 3.28倍
≪2017/06/15時点≫
マイネットはちょっと異色のソシャゲ関連銘柄。マイネットは事業者から、買収や協業で取得したスマホゲームを再生して運営する企業。2017年2月にはセガゲームスから「戦の海賊」の配信権を取得し株価を挙げ、また5月にはマイネット子会社のS&Mゲームスがシリコンスタジオから「刻のイシュタリア」と「逆襲のファンタジカ」のスマホゲーム2タイトルを買取契約を締結したことでも話題になった。
マイネットは、その他のソシャゲ関連銘柄とはちょっと異なる異色の業態にも見えるが、材料次第でドカンと株価を伸ばす可能性がある銘柄にも思える。マイネットの時価総額はさほど大きくなく、値動き妙味の観点でも注目したい。
ソーシャルゲーム(ソシャゲ)関連銘柄 まとめ
ソーシャルゲーム(ソシャゲ)関連銘柄といえば2013年、アベノミクスの黎明期を象徴するようなテーマ株だが、これからも注目され続ける可能性は十分にある。この先もスマホ向けのソーシャルゲームはぞくぞくとリリースされるはずだからだ。
一時期よりも勢いは落ち着いたものの、やはり新作タイトルに対する期待感は大きいし、なにより値動きの軽い銘柄が多く、また株価の推移も比較的読みやすいのも面白い点だ。
ソシャゲ関連銘柄は既に何年も注目され続ける息の長いテーマ株だが、まだまだこれからも目が離せない。定期的に物色されるテーマ株なので、本命・出遅れ 一覧はしっかり把握しておくことをオススメする。