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2017年06月16日(金)、シートベルト・エアバッグなどの自動車安全部品を手掛けるタカタが民事再生法の適用申請に向け最終調整へ入ったことが報じられた模様。
欠陥エアバッグ問題で、経営が悪化したタカタの負債総額は1兆円を超える見通しということだ。製造業の倒産としては戦後最大となる見込みとのこと。
タカタの倒産へ向けた動きが報じられ、日本株式市場も大きく影響を受けている。このページでは改めて、タカタ関連銘柄・エアバッグ・インフレーター関連銘柄について本命・出遅れ 一覧をわかりやすくまとめて紹介していく。
タカタ関連銘柄・エアバッグ・インフレーター関連銘柄とは
タカタ関連銘柄・エアバッグ・インフレーター関連銘柄とは、タカタの倒産に向けた動きが報じられたことにより、恩恵を受ける可能性のあるエアバッグ・インフレーターを手掛けるタカタの競合銘柄の総称である。
エアバッグとは自動車の安全装置の一つで、インフレーターとはエアバッグシステムの中にあるエアバッグを膨らませるためのガスを発生させる装置のことだ。タカタのエアバッグリコール問題では、このインフレーターに異常があったということだ。
つまり、タカタが倒産することにより、タカタの他のエアバッグ・インフレーターなどを手掛ける銘柄にとっては、ビジネスチャンスになり得るということだ。このページではタカタの競合銘柄を中心に紹介していく。
タカタ関連銘柄・エアバッグ・インフレーター関連銘柄 一覧
- 4202 ダイセル インフレーター
- 7208 カネミツ インフレーター
- 3526 芦森工業 エアバッグ
- 3569 セーレン エアバッグ
- 7291 日本プラスト エアバッグ
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タカタ関連銘柄・エアバッグ・インフレーター関連銘柄 本命・出遅れ
それではタカタ関連銘柄・エアバッグ・インフレーター関連銘柄のなかでも本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
ダイセル
時価総額:453,526百万円
PER:(連) 12.13倍
PBR:(連) 1.21倍
≪2017/06/16時点≫
ダイセルはエアバッグ関連・インフレーター関連銘柄の一角と言える。ダイセルはたばこのフィルターや液晶用途のセルロース事業が柱だが、エアバッグ用ガス発生器も手掛けている。エアバッグ用のガス発生機とはつまり、インフレーターのことだ。
タカタが倒産することで、ダイセルのインフレーターがタカタのシェアを奪う可能性は考えられる。ビジネスチャンスだ。だが、ダイセルは時価総額の規模はかなり大きめ。値動き妙味の観点ではやや面白みに欠けるかもしれない。
芦森工業
時価総額:16,475百万円
PER:(連) 9.68倍
PBR:(連) 1.15倍
≪2017/06/16時点≫
当方は、芦森工業をエアバッグ・インフレーター関連銘柄の本命として注目したい。芦森工業は消防用のホース大手だが、自動車用のシートベルト。エアバッグなど安全部品の拡充にも注力している企業だ。こちらも、タカタの倒産により代替需要に期待が持てる。しかも芦森工業は時価総額の規模が小さく値動き妙味の観点からも本命視できそうだ。注目。
セーレン
時価総額:114,208百万円
PER:(連) 16.25倍
PBR:(連) 1.49倍
≪2017/06/16時点≫
セーレンもタカタ関連銘柄・エアバッグ・インフレーター関連銘柄の一角として注目したい。セーレンは総合繊維業を手掛けており、自動車用シート材やエアバッグも手掛けていることから関連銘柄の一角とみられる。こちらはやや時価総額の規模が重め。値動きは比較的ゆったりめと考えられる。
カネミツ
時価総額:6,860百万円
PER:(連) 8.46倍
PBR:(連) 0.86倍
≪2017/06/16時点≫
カネミツもタカタ関連・エアバッグ・インフレーター関連銘柄の本命株として注目したい。カネミツはエンジン動力伝達部品である自動車用プーリで国内首位の銘柄。日本の全自動車メーカーと取引実績がある企業だ。またエアバッグ部品のインフレーターも手掛けている。カネミツもタカタの代替需要に期待される企業の一角と言えよう。カネミツの時価総額の規模はかなり小さい。値動き妙味の観点では非常に面白そうだ。
日本プラスト
時価総額:25,505百万円
PER:(連) 7.13倍
PBR:(連) 0.80倍
≪2017/06/16時点≫
日本プラストもエアバッグ・インフレーター関連銘柄としては外せない企業の一つだ。日本プラストは樹脂とエアバッグが2本柱の独立系自動車部品の大手企業。売上高は日産とホンダ向けがほぼ半々ずつとのことだ。日本プラストもタカタの代替需要に期待される企業の一角と言えそうだ。こちらも、時価総額の規模は小さめだ。人気化すれば面白そうだ。
タカタ関連銘柄・エアバッグ・インフレーター関連銘柄 まとめ
タカタが民事再生法の適用申請に向けて最終調整に入ったことは、タカタと同じくエアバッグ・インフレーターなどの自動車安全部品を手掛ける企業にとっては大きなビジネスチャンスと言えるだろう。
エアバッグ・インフレーター関連銘柄は過去にもタカタのリコール問題が取り沙汰された時に、何度か物色されたテーマだ。長続きするテーマかどうかは微妙なところだが、関連銘柄を把握しておくことは大切だ。この機会にタカタに競合するエアバッグ・インフレーター関連銘柄はしっかり把握しておきたい。