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2019年10月には従来の消費税8%から「消費税10%」へ増税が予定されている。消費税増税によって国内消費は一時的に落ち込む可能性が高そうだ。
消費が落ち込み節約志向が高まることで追い風を受けるテーマ株としてリユース関連銘柄に注目が集まりつつある。
と、いうことでこのページではリユース関連銘柄について本命株・出遅れ株 一覧を詳しくわかりやすくまとめておく。
リユース関連銘柄とは
リユース関連銘柄とはその名の通り、中古品の買い取りや販売を手掛ける銘柄の総称である。
リユース関連銘柄とフリマアプリ関連銘柄
リユース関連銘柄と似たテーマで、メルカリやラクマなどのフリマアプリを手掛けるフリマアプリ関連銘柄がある。これらも国内消費が落ち込み、節約志向が高まることで追い風を受けるテーマ株といえそうだ。
だが、フリマアプリとリユースには明確な違いがある。リユースは会社が自らモノを買い取り販売する、いわゆる「BtoC」の事業形態だが、フリマアプリはユーザー同士の買い物を仲介する場を提供する「CtoC」の事業形態。両社には明確な違いがあり、リユース関連銘柄銘柄とフリマアプリ関連銘柄はいわばライバル関係ともいえるだろう。近年ではメルカリやラクマなどのフリマアプリの台頭により、リユース企業は苦戦を強いられているともいえる。
と、いうことでこのページではフリマアプリ関連銘柄は除外している。フリマアプリ関連銘柄については別ページにまとめたあるので、そちらもチェックをしてほしい。
繰り返しになるが消費税増税により国内の「節約志向」が高まれば、フリマアプリ関連銘柄にとってもビジネスチャンス。リユース関連銘柄もフリマアプリ関連銘柄もどちらもチェックしておくべきだろう。
フリマアプリ関連銘柄 本命株・出遅れ株 一覧 まとめはコチラ≫
リユース関連銘柄 一覧
- 3093 トレファク リサイクルショップ
- 2674 ハードオフ リサイクルショップ
- 9927 ワットマン リサイクルショップ
- 3556 リネットジャパン PCなど小型家電のリユース事業
- 1716 第一カッター興業 PC・スマホのリユース事業
- 3021 パシフィックネット PC・スマホなどのリユース事業
- 2780 コメ兵 ブランド品のリユース事業
- 6993 大黒屋HD ブランド品のリユース事業
- 9270 SOU ブランド品のリユース事業
- 3328 BEENOS 子会社がブランド品リユース事業
- 3181 買取王国 ネット型リユース事業
- 3135 マーケットエンター ネット型リユース事業
- 9278 ブックオフグループ 本・ゲーム・DVDなどのリユース事業
- 2681 ゲオHD 本・ゲーム・DVDなどのリユース事業
- 2652 まんだらけ コミックなどさまざまなリユース事業
- 2751 テンポスHD 中古厨房機器のリユース事業
- 3179 シュッピン カメラ・時計などのリユースマーケット
- 3174 ハピネスアンドディ コメ兵とブランド品買取りで協業
- 3177 ありがとうサービス ブックオフ・ハードオフのFC
- 7134 クルーバー 自動車やバイク用品のリユースを展開
- 9425 日本テレホン 中古携帯を展開
- 7685 バイセル 出張買取を中心にリユース商材買取や販売
- 9270 バリュエンス ブランド品リユース大手。貴金属・骨董品
- 7082 ジモティー 「ジモティー」運営、個人同士のリユースを展開
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リユース関連銘柄 本命株・出遅れ株
それではリユース関連銘柄の中でも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば今後追記するつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命株 トレジャーファクトリー
時価総額:10,462百万円
PER:(連) 16.31倍
PBR:(連) 2.38倍
≪2019/06/21時点≫
トレジャーファクトリーは家電・家具・雑貨などの総合リユース事業を手掛ける銘柄。全国で総合リサイクルショップ「トレジャーファクトリー」を運営。まさにリユース関連銘柄といえる銘柄だ。リサイクルショップは、フリマアプリの台頭で苦戦を強いられてはいるものの、消費税増税によって国内の節約志向が高まればリサイクルショップにも恩恵がありそうだ。
個人対個人のフリマアプリに対して、リサイクルショップは個人対企業。買い取り金額などは個人対個人のフリマアプリには勝てないが、煩わしい手間がないところはリサイクルショップの利点だ。フリマアプリのユーザーとリサイクルショップのユーザーはうまく住み分けができてくるのではないだろうか。
追記 2023年2月28日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表、第3四半期決算発表時に業績予想の上方修正&期末配当予想を上方修正を発表。
本命株 リネットジャパングループ
時価総額:11,737百万円
PER:(連) 34.84倍
PBR:(連) 6.18倍
≪2019/06/21時点≫
リネットジャパングループもリユース関連銘柄の一角として注目しておきたい。リネットジャパングループはPCなどの小型家電のリユース事業を手掛ける銘柄。宅配で自宅まで取りに来てくれるタイプのリユース業者だ。
なお、政府は2013年4月から小型家電に含まれるレアメタルのリサイクルを目的に小型家電リサイクル法を開始しているが、リネットジャパンは国から認定された唯一の宅配改修リサイクル業者。このため、レアメタル関連銘柄としても注目される。時価総額規模もそこまで大きくなく値動きも軽く、さらに複数のテーマ性を有する銘柄なので注目しておきたい。
本命株 買取王国
時価総額:1,029百万円
PER:(単) 28.58倍
PBR:(単) 0.56倍
≪2019/06/21時点≫
買取王国もリユース関連銘柄の一角として注目しておきたい。買取王国は衣料やフィギュアなどのホビーを中心に取り扱っているネット型のリユース業者だ。
買取王国の面白い点はその「小粒さ」だろう。時価総額規模がかなり小さいため、もし人気化すれば火柱が立ちやすい。PBRも現状では1倍以下。注目しておきたいリユース関連銘柄だ。
追記 2023年2月期の業績上方修正を発表、リユース市場の活況から営業利益は従来予想の2.7億円から3.8億円、前期比94.9%増となっている。年間配当も14→16円に増配!
本命株 BEENOS
時価総額:21,335百万円
PER:---倍
PBR:(連) 2.73倍
≪2019/06/21時点≫
越境EC関連銘柄としても注目されているBEENOSだが、リユース関連銘柄としても注目だ。ブランド品の買い取りを手掛ける「ブランディア」のテレビCMは見たことがある人が多いと思うが、ブランディアはBEENOSの子会社が手掛けるネットリユース事業。つまりBEENOSもリユース関連株だ。
BEENOSの時価総額規模はそこまで小粒ではないが、複数のテーマ性を有する銘柄のため注目しておきたい。
本命株 シュッピン
時価総額:19,373百万円
PER:(単) 18.74倍
PBR:(単) 3.91倍
≪2019/06/21時点≫
シュッピンもリユース関連銘柄の一角として注目しておきたい。
シュッピンは「カメラ・時計・筆記具・ロードバイク」の4分野のリユースマーケットを手掛ける。リユースマーケットといっても、CTOCではなくBTOCのようだ。つまり専門店と個人を繋げるマーケット。フリマアプリとはまたちょっと異なるため、リユース関連銘柄としてピックアップした。カメラ・時計・筆記具・ロードバイクと専門性の高い分野を攻めている企業というのも面白い。リユース関連銘柄のダークホースとして注目しておきたい。
本命株 マーケットエンタープライズ
時価総額:12,566百万円
PER:(連) 69.78倍
PBR:(連) 11.61倍
≪2019/06/21時点≫
マーケットエンタープライズもリユース関連銘柄の一角として注目しておきたい。マーケットエンタープライズはネット型リユース事業を手掛ける企業で「高く売れるドットコム」を運営。こちらもリユース関連銘柄の中心株として注目しておきたい。
【2023年2月17日(金)追記更新】
世界の新型コロナウイルスも落ち着きを見せてきているが、国内でも都内の新規感染者は1000人を下回る日もでて、感染収束となっている。だがコロナで大きなダメージを追った企業は多い。
経済活動が復活してきているが、モノの価格が相次いで値上げラッシュとなっており、消費マインドは低下している。出来る限り良い物を安く買いたい!というのは当たり前の話だが、それもあり日本におけるリユース業界は、拡大傾向にあり将来性もあると注目されている業界のひとつと言われている。
リユース業界は、いわば中古品などの古物の売買・交換などにより再利用を促す産業からもまさに今の「良いものを安く」という今の消費者からするとドンピシャと言える。
本命株 9270 バリュエンス
時価総額:24,335百万円
PER:(連) 17.96倍
PBR:(連) 3.19倍
≪2023/02/17時点≫
バリュエンスは東証プライム上場、国内におけるブランド品や骨董・美術品のリユース事業で国内2位の大手、自社開催のオークションに特化しており、買い取り拠点として全国に「なんぼや」やWebで申し込みが可能な「ブランドコンシェル」、子会社に古美術八光堂を持つ、リユース関連銘柄の本命企業だ。
ここ最近のリユース事業の好調さは、【3181】買取王国、【3093】トレジャーファクトリーの決算を見ても分かる通りだが、同社は国内だけでなく香港でオークションの開催に続いて現地での買い取り事業を開始するなど海外も強化している。
直近の業績を見ても、23年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比53.3%増の2.5億円に拡大、通期計画に対しての進捗は11%とはなっているが、リユース大手だけに今後の業績への期待が高まる。
同社に対していちよし証券はレーティングを格付けA判定、目標株価は3500円としている。チャートを見ても大底な位置にあり狙い目と言えるのではないだろうか。
リユース関連銘柄 まとめ
リユース関連銘柄は爆発的に株価を伸ばすタイプのテーマ株とはいえないかもしれない。また、フリマアプリの台頭によって苦戦を強いられている事業でもあるため、期待し過ぎは禁物だ。あくまでも消費税増税のタイミングで「一時的に注目される可能性がある」程度と考えておくのがいいかもしれない。
個人的にはどちらかというと、フリマアプリ関連銘柄のほうがビジネスチャンスは大きいのではないかと予想している。消費税増税の前後のタイミングではフリマアプリ関連銘柄にも注目しておきたい。