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【2018年03月19日(月)投稿】
生体認証関連銘柄 指紋認証関連銘柄 ディー・ディー・エス
時価総額:27,251百万円
PER:(連) 72.06倍
PBR:(連) 18.97倍
≪2018/03/16時点≫
2018年03月19日(月)はバイオメトリクス(生体認証)関連銘柄のディー・ディー・エスが前場(11時頃)に大きく株価を上げストップ高となった。後場で何度が剥がれる場面を見せるもその後も買われストップ高で引けた。
ディー・ディー・エスは03/19(月)に「指紋を高解像度で撮影することで得られる第三次特徴を利用する新しい解析アルゴリズムの開発に成功した」と発表している。
「第三次特徴とはなんぞや?」と気になるところだな。
従来の指紋認証技術では第一次特徴である「蹄状紋、渦状紋、弓状紋などの指紋の形状」と、第二次特徴である「指紋の隆線の分岐点や端点などの指紋特徴」を用いた画像認識で指紋の判定を行ってきたらしいが、この方法だと一部のスマホなどサイズが小さく、またコストを抑えられた機器だと誤認識が発生するケースがあったらしい。
今回、開発された指紋認証方式では従来活用されていた第一次特徴、第二次特徴に加え、第三次特徴と呼ばれる「汗孔(かんこう)などの指紋の隆線の微細構造」を解析することで、さらに高い精度で認証できるとのこと。
なるほど。
つまりカンタンに言うと「従来よりもさらに高精度の指紋認証方式を開発したぞ!」ってことだな。
ディー・ディー・エスはもともと指紋認証技術を手掛け、生体認証関連銘柄として注目される銘柄だが、従来よりもさらに高精度な新たな指紋認証技術を開発したことが刺激材料になった格好と言える。
ディー・ディー・エスはこの指紋認証方式をより小さな指紋センサーへの対応や偽造対策・セキュリティ強化を進めるととともに、各スマホメーカーなどにこの指紋認証方式の採用を提案していくとしている。
これはなかなか面白い材料ではないだろうか。世界のスマートフォンをリードする米アップル社のiPhoneシリーズでは、従来までは指紋認証方式を採用していたが最新のiPhoneXでは顔認証方式を採用している。だが、iPhoneXの顔認証システムはネットではけっこう不評が出ているようだし、現在のところはまだスマホ認証のスタンダードは「指紋認証システム」と言えるのではないだろうか。
今後顔認証システムも精度が上がっていくかもしれないが、指紋認証システムはまだまだ需要があるはず。今回のディー・ディー・エスの材料はなかなか面白いものに思える。今後、ディー・ディー・エスの新たな指紋認証方式を採用するスマホメーカーなどが出てくればさらに面白いな。引き続き、注目したい銘柄だ。