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RPAとはロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation)の略であり、ロボットや人工知能(AI)、機械学習を活用し業務の効率化・自動化を図る取り組みのことを指す。
RPAと似た言葉で「FA(ファクトリー・オートメーション)」というシステムがある。こちらは工場における生産工程を産業ロボットなどを活用し効率化・自動化させる取り組みのことを指すが、RPAはこれの「オフィスバージョン」と考えるとわかりやすいのではないだろうか。
もはや工場での生産工程だけでなく、これまで人が行っていた事務作業・経理作業など、いわゆる「ホワイトカラー業務」もロボットやAIを活用し、自動化・効率化を図る時代へと突入しつつあるのだ。
現在、日本の株式市場においてもRPA関連銘柄に関心が集まりつつある。
特に日本は「少子高齢化」という社会問題を抱えている国だ。人口減少にともなって労働人口も減少しつつあり、そして同時にロボット技術やAI技術が発達している。労働人口減少による慢性的な人手不足を解消する一手として、ホワイトカラー業務もロボットやAIに任せてしまおうという動きがでてくるのも当然の流れなのかもしれない。
RPA関連株に関心が集まるきっかけの一つが、2018年03月27日に東証マザーズ市場に「RPAホールディングス」という企業がIPO(新規上場)を予定している件だ。
「RPAホールディングス」は社名の通り、まさにRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)事業を展開する企業。この会社の上場をきっかけにRPAは一大テーマとして注目される可能性がある。
このページではRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)関連銘柄の本命株・出遅れ株 一覧を詳しくわかりやすくまとめておく。
RPA関連銘柄とは
RPA関連銘柄とはその名の通り、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)に関連するサービス・事業を手掛ける企業や、RPAを導入しようとする企業など、RPAに関連する銘柄の総称である。
RPAは、Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)の略でロボットや人工知能(AI)、機械学習を活用し業務の効率化・自動化を図る取り組みのこと。別名「デジタルレイバー」や「仮想知的労働者」とも呼ばれる。
具体的には、反復的に決まった作業・手順を繰り返す事務処理(経理、総務、営業管理など)バックオフィス部門の業務を自動化するシステムのことだ。
工場の生産工程を自動化する「FA(ファクトリー・オートメーション)」では、おもに実体のある産業ロボットが作業をするというイメージだが、RPAではロボットが物理的に作業支援するのではなく、人工知能(AI)や機械学習などの技術を用いたソフトウェアにより業務を自動化する。
すでにみずほ、三菱UFJ、三井住友などの3メガバンクなどではRPAを導入する方針を見せており、今後もこういった動きは拡大していくという見方が強い。こうした動きもRPA関連銘柄に注目が集まる要因の一つと言えるだろう。
また、前述のとおり、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)サービスを手掛ける「RPAホールディングス」が2018年03月27日にマザーズ市場に上場する予定であることもRPA関連銘柄に関心が集まる一つの要因だ。
RPAの市場規模
RPAの市場規模はかなり大きいようだぞ。RPAホールディングスのホームページによると、2020年にホワイトカラーに直接影響力のあるRPAの市場規模は「5000億円」にも上るとの見方をしているようだ。
さらに2025年までに全世界でRPAによって置き換わる知的労働者の数は「1億人」とのこと。また、今後10~20年後にRPAによって代替することが可能な職業の割合は「49%」との見方をしている模様。
確かに、今よりもロボット技術・AI技術が発展していけば、従来は人が行っていた業務はドンドン置き換えられていく可能性は高いと言える。ロボットやAIに仕事を奪われるということに関しては賛否両論もあるだろうが、RPAの市場規模は年々拡大していく可能性が高いだろう。
RPA関連銘柄 一覧
- 6572 RPAホールディングス RPAサービス「BizRobo!」など
- 3853 インフォテリア RPAテクノロジーズと連携
- 3697 SHIFT RPAテクノロジーズと連携
- 3900 クラウドワークス RPAテクノロジーズと連携
- 9984 ソフトバンクグループ RPAホールディングスに出資
- 8473 SBIホールディングス 子会社がRPAホールディングスに出資
- 2181 パーソルHD 子会社がRPAホールディングスに出資
- 4812 ISID 米ユーアイパスのRPA製品「UiPath」を販売
- 4832 JFEシステムズ 米ユーアイパスのRPA製品「UiPath」を販売
- 7527 システムソフト 米ユーアイパスのRPA製品「UiPath」を販売
- 4739 伊藤忠テクノ 米ユーアイパスのRPA製品「UiPath」を販売
- 3626 TIS 米オートメーションエニウェアのRPA製品を販売
- 9432 NTT 国産のRPAソリューション「WinActor」
- 9613 NTTデータ 「WinActor」を販売
- 6193 バーチャレクスHD 「WinActor」を販売
- 3992 ニーズウェル 「WinActor」を販売
- 9445 フォーバルテレコム 「WinActor」と企業データ連携製品を連動
- 3393 スターティア 業務自動化ソリューション「Robo-Pat」
- 3648 AGS RPA導入支援サービス
- 3756 豆蔵ホールディングス 対話型AIエンジン「MZbot」
- 3719 ジェクシード RPAサービスの商談機会(セミナー)などを展開
- 3776 ブロードバンドタワー グループ会社がRPAサービス
- 3844 コムチュア RPA導入・定着化支援サービス
- 4348 インフォコム RPAと連携したサービスを提供
- 4743 アイティフォー RPA自動ロボを展開
- 6560 エル・ティー・エス RPAやAIなどを活用して働き方改革を促進支援
- 9698 クレオ 会計システム・人事給与システム「ZeeM」
- 8411 みずほFG RPAを導入する方針
- 8306 三菱UFJ FG RPAを導入する方針
- 8316 三井住友 FG RPAを導入する方針
- 8725 MS&AD HD RPAを導入する方針
- 8750 第一生命HD RPAを導入する方針
- 8889 APAMAN 2018年4月よりRPAを導入
- 4762 エックスネット NTTデータ子会社
- 3839 ODKソリューションズ 米「Zendesk」社と提携
- 4307 野村総合研究所 RPAを活用したシステム開発
- 3655 ブレインパッド RPAテクノロジーズと協業
- 4687 TDCソフト WinActorを活用し業務自動化の提案
- 2488 日本サード・パーティ エヌビディアと提携 新事業ロボティクス・AI
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RPA関連銘柄 本命株・出遅れ株
それではRPA関連銘柄のなかでも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命株 RPAホールディングス
時価総額:---百万円
PER:---倍
PBR:---倍
≪2018/03/06時点≫
RPA関連銘柄の大本命銘柄といえば、2018/03/27(火)に東証マザーズにIPO(新規上場)する予定のRPAホールディングスだろう。
RPAホールディングスはRPAテクノロジーズ、オープンアソシエイツなどのグループ各社の純粋持株会社。RPAホールディングスのグループ会社「RPAテクノロジーズ」はRPAサービスのソフトウェアロボット「BizRobo!」を手掛けるなど、社名のとおりRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)に関連するサービスを手掛けている。
「BizRobo!」は情報収集や加工、集計、保存スキャ二ングなどさまざまな定型作業を代行するRPAソフトウェアだ。RPAテクノロジーズはこのビズロボなど、数多くのソフトウェアロボットの導入実績をもつ、RPA業界のリーディングカンパニーとして知られる。
RPAホールディングスがマザーズ市場に上場すること自体がRPA関連銘柄の刺激の一つとなっている。
またRPAテクノロジーズは、様々な企業と連携しRPAサービスの向上を目指しているので、RPAテクノロジーズと協力関係にある銘柄も関連株として注目だ。具体的にはSHIFT、クラウドワークス、インフォテリアなど。
いずれにしても、RPAホールディングスは、まさにRPA関連銘柄の中核株・本命株といっていいだろう。引き続き注目したい銘柄だ。
<2018/03/28追記>RPA関連銘柄の本命株との見方もあるIPO銘柄「RPAホールディングス」は2018年03月27日(火)にマザーズ市場に上場したが、上場初日は初値が付かず。上場2日目の03/28(水)に初値「14,280円」を付けたようだ。RPAホールディングスの公募価格は3,570円だったのでピタリ4倍となったわけだ!凄いな。さらに初値を付けてからもまた上がっているし、やはりRPA関連銘柄の本命株としてかなり期待されていることがわかる。テーマ性としても非常に面白いし、引き続き、RPAホールディングスを筆頭にRPA関連銘柄に注目しておきたい。
本命株 SHIFT
時価総額:69,102百万円
PER:(連) 114.22倍
PBR:(連) 32.84倍
≪2018/03/06時点≫
ソフトウェアテスト事業が主力で、ソフトウェアなどの品質保証、コンサルティングなどを手掛けるSHIFTもRPA関連銘柄の一角として注目したい。
前述のとおり、SHIFTはRPAテクノロジーズと連携している企業の一角で、RPAテクノロジーズと共同でRPAロボットの品質保証サービスの開発に着手しており、こちらは2018年03月からサービスの提供開始を予定している。こちらもまさにRPA関連銘柄と言えるだろう。
SHIFTは時価総額規模は小粒とはいえないが、値動きが極端に重いというわけでもない。短期~中期スタンスでも十分面白い銘柄と言えるだろう。引き続き注目だ。
本命株 インフォテリア
時価総額:20,434百万円
PER:(連) 85.39倍
PBR:(連) 3.50倍
≪2018/03/06時点≫
仮想通貨関連銘柄としても知られるインフォテリアもRPA関連銘柄の一角として注目だ。インフォテリアもRPAテクノロジーズと連携する企業の一つで、RPAテクノロジーズの手掛ける「BizRobo!」の適用領域を拡張する「BizRobo Smart Connect」のサービスを開始している。
こちらもまさにRPA関連銘柄と言えるだろう。インフォテリアは時価総額規模もそこそこ小さい方で、値動き妙味に関しても面白い銘柄。仮想通貨関連、ブロックチェーン関連などテーマ性も豊富な株なので、引き続き注目したい。
本命株 クラウドワークス
時価総額:13,083百万円
PER:---倍
PBR:(連) 8.56倍
≪2018/03/06時点≫
国内最大級のクラウドソーシング会社であるクラウドワークスも、RPAテクノロジーズと連携する企業の一つで、RPA関連銘柄として注目したい。
クラウドワークスはRPAテクノロジーズとRPA分野で業務提携しており、人とロボットの協働ソリューションの提供を目指している。具体的には情報収集や加工、集計などの提携業務を担うソフトウェアロボットをクラウドワークスで販売し、クライアント企業による、人間ではなくロボットへの業務依頼を実現するとのこと。
これはなかなか面白そうな取り組みだ。こちらもRPA関連銘柄の本命株と言えるのではないだろうか。クラウドワークスは時価総額規模も小さく値動きも軽い銘柄。短期スタンスでも十分に面白みがある銘柄と言えるだろう。
本命株 ソフトバンクグループ
時価総額:9,315,989百万円
PER:---倍
PBR:(連) 1.67倍
≪2018/03/06時点≫
ソフトバンクグループもRPA関連銘柄として注目しておきたい。ソフトバンクグループはRPAホールディングスに出資する企業である。
RPAホールディングスが上場することで恩恵を受けるだろうし、またRPAの市場規模が拡大することでも恩恵を受けることになりそうだ。
他にもSBIホールディングスの子会社「SBIインベストメント」、パーソルHDの子会社の「パーソルプロセス&テクノロジー」がRPAホールディングスに出資しているようだ。
ソフトバンクグループ同様に、SBIホールディングスや、パーソルホールディングスにも注目しておきたい。
ただソフトバンクグループはもちろん、SBIホールディングスもパーソルホールディングスも時価総額規模の大きな銘柄なので、値動きはマイルドになりそう。中長期スタンスが前提となる銘柄と言えそうだ。
本命株 ISID
時価総額:89,496百万円
PER:(連) 18.61倍
PBR:(連) 1.87倍
≪2018/03/06時点≫
電通グループのシステムインテグレーター ISIDもRPA関連銘柄の一角といっていいだろう。ISIDは、世界でも有数のRPAソフトウェア企業である米国「ユーアイパス社」のRPA製品「UiPath」の販売を2017年11月から開始している。
こちらもRPA製品を取り扱う企業として注目しておいて良さそうだ。
また、同じく「システムソフト」「伊藤忠テクノソリューションズ」「JFEシステムズ」が米ユーアイパス社のRPA製品「UiPath」の販売を開始している。これらも関連株として注目しておきたい。
これらのなかでは「システムソフト」「JFEシステムズ」が時価総額規模が小粒なため、値動き妙味という面ではこちらの方が面白いかもしれない。
本命株 TIS
時価総額:349,840百万円
PER:(連) 18.92倍
PBR:(連) 1.59倍
≪2018/03/06時点≫
独立系のシステムインテグレータ大手のTISもRPA関連銘柄の一角だ。TISは米国「オートメーション・エニウェア社」のRPA製品の販売を手掛けることから関連株として注目される。
ただTISは時価総額規模が若干大きめなので、値動きは少し緩やかになりそうか。中期スタンス以上での取り組みが前提となりそうかな。
本命株 NTT
時価総額:10,492,454百万円
PER:(連) 11.38倍
PBR:(連) 1.06倍
≪2018/03/06時点≫
NTTの研究所は国産のRPAソリューション「WinActor」を開発しているため、NTTもRPA関連銘柄の中核株といえそうだ。ただし、NTTはご存知のとおり時価総額規模のバカでかい大企業。短期的に値動き妙味では少し面白みに欠ける。
RPAソリューション「WinActor」はNTTデータや、バーチャレクス・ホールディングス、ニーズウェルが販売しているためこれらの銘柄に注目するほうが面白いかもしれない。
出遅れ株 フォーバルテレコム
時価総額:6,761百万円
PER:(連) 14.24倍
PBR:(連) 2.98倍
≪2018/03/06時点≫
フォーバルテレコムはRPA関連のダークホースといえるかもしれない。フォーバルテレコムは中小企業向けに通信料の最適化・請求書一本化サービスを展開している企業だ。
フォーバルテレコムはインフォテリアと連携している企業で、インフォテリアの企業データを連携させる製品「ASTERIA WARP」とNTTのRPAソリューション「WinActor」と連動させ、RPAの適用範囲を拡張させたことを2018年1月に発表している。
この連携において、月末や月初に集中する業務を大幅に削減し、既に月8時間以上の業務時間の削減効果が出ているとのこと。さらに今後は月50時間以上の削減効果を導き出せる見込みで、また人的ミスをほぼゼロにするなどの効果も得られたと報告している。
インフォテリアと連携し「RPAソリューションをさらに拡張させた」という点で、単純にNTTのRPAソリューションを販売している企業よりも存在感が増した格好に思える。
なお、フォーバルテレコムは時価総額規模が小粒なので値動きも非常に軽い。人気化すれば火柱がたつ可能性もあるので、注目しておきたい銘柄だ。
出遅れ株 AGS
時価総額:14,955百万円
PER:(連) 26.59倍
PBR:(連) 1.31倍
≪2018/03/06時点≫
AGSは独立系の情報システム企業で、データセンター運用やソフト開発などを手掛けている。RPA関連銘柄としては、2017年09月からRPA導入支援サービスを始めている点に注目だ。AGSは時価総額規模も小粒で値動き妙味としても面白い。やや出遅れている気もするのでRPA関連銘柄の出遅れ株として注目すべきか。
本命株 豆蔵ホールディングス
時価総額:22,739百万円
PER:(連) 15.95倍
PBR:(連) 2.87倍
≪2018/03/06時点≫
AI関連、ビッグデータ関連銘柄の一角としても知られる豆蔵ホールディングスだが、こちらはRPA関連銘柄の一角としても注目したい。
豆蔵ホールディングスはシステム構築や開発支援コンサルを手掛ける企業で、RPAの導入について、計画から実際のロボットの導入に至るまで専門のチームによる支援を提供している。
また、豆蔵ホールディングスは2018年2月に対話型AIエンジン「MZbot」をリリースしていることにも注目だ。対話型AIエンジン「MZbot」はいわゆる「チャットボット」だが、こちらもRPAサービスの一つと言えるだろう。
豆蔵ホールディングスは時価総額規模もそこそこ小粒。テーマ性も豊富で値動き妙味としても面白いので今後の値動きにも期待したい。
出遅れ株 ジェクシード
時価総額:2,849百万円
PER:(単) 1,400.00倍
PBR:(単) 5.63倍
≪2018/03/06時点≫
ボロ株・低位株寄りのジェクシードはRPA関連銘柄の出遅れ株として注目したい。ジェクシードはERPコンサル企業。ERPとは、Enterprise Resources Planningの略で、企業の基本となる資源要素「人・モノ・お金・情報」を適切に分配し有効活用するという考え方のことだ。
ジェクシードはRPAの活用を推進しており、RPA関連のセミナーを開催している点からRPA関連銘柄として注目。ジェクシードは時価総額が小粒なボロ株なので、人気化すれば火柱が立ちやすい銘柄と言えそうだ。PERでは過熱感が気になるが短期資金なども入り易そうな銘柄なので、動向に注目しておきたい。
本命株 コムチュア
時価総額:54,515百万円
PER:(連) 41.88倍
PBR:(連) 10.71倍
≪2018/03/06時点≫
コムチュアは独立系システムインテグレータで、RPA導入・定着化支援サービスを手掛けている銘柄だ。こちらもRPA関連銘柄の一角として注目しておきたい。
コムチュアは時価総額規模は小粒とはいえないが、値動きが重いというほどでもない。短期~中期スタンスでも面白みのある銘柄と言えるだろう。
本命株 アイティフォー
時価総額:23,426百万円
PER:(連) 19.64倍
PBR:(連) 1.83倍
≪2018/03/06時点≫
独立系SIベンダーのアイティフォーもRPA関連銘柄の本命株として注目しておきたい。アイティフォーは、RPAソフトウェアロボット「全自動ロボ ナイスロボティックオートメーション」を手掛けている企業。
「全自動ロボ ナイスロボティックオートメーション」はクリック操作やコピー・ペースト、アプリ起動・ログイン・ログ愛となどなど、人間が行うPC操作を自動化できるソフトウェアロボット。RPAソフトウェアを手掛ける企業ということでRPA関連の本命株とも言えるのではないだろうか。
アイティフォーの時価総額規模は小粒というほどでもないが、値動きは重くはないだろう。こちらも短期~中期スタンスでも十分面白みのある銘柄と言えるのではないだろうか。引き続き注目したい。
【2018年03月07日(水)追記】
本命株 スターティア
時価総額:9,964百万円
PER:(連) 23.69倍
PBR:(連) 2.08倍
≪2018/03/07時点≫
中小企業にコピー機やサーバーを提供したり、また電子書籍事業などを手掛けるスターティアもRPA関連銘柄の一角として注目だ。
スターティアはRPAツール「ロボパット(Robo-Pat)」を手掛けている企業。ロボパットは業務自動化ソリューションで、データ入力や集計など手間・時間がかかる業務を自動化できるツール。こちらもRPAサービスを手掛けている銘柄として注目だ。
なお、スターティアも時価総額規模はそこまで大きくない。値動き妙味の観点でも面白い銘柄だ。
出遅れ株 ブロードバンドタワー
時価総額:10,050百万円
PER:(連) 95.07倍
PBR:(連) 1.31倍
≪2018/03/07時点≫
データセンターを手掛けるブロードバンドタワーもRPA関連銘柄の一角として注目。こちらはグループ会社が人工知能(AI)技術を自然言語処理に応用し、ホワイトカラー業務の労働生産向上に取り組んでいることからRPA関連としてみる見方がある。
ブロードバンドタワーはAI関連銘柄、IoT関連銘柄、5G関連銘柄などテーマ性が豊富。時価総額規模もさほど大きくなく値動きも軽いので注目しておきたい銘柄だ。
出遅れ株 クレオ
時価総額:5,406百万円
PER:(連) 18.56倍
PBR:(連) 1.02倍
≪2018/03/07時点≫
クレオはヤフー系のソフト会社で会計・人事給与システムの「ジーム(ZeeM)」というソフトウェアを手掛けている。ジームは1993年以降、2000社以上の導入実績を誇る会計システム、人事給与システムで、ルーティン業務の効率化を追求したシステムでRPA製品と言えるだろう。
クレオは時価総額規模が小さく値動きが軽い。テーマ性が注目されれば短期資金を集める可能性もありそうだ。RPA関連の出遅れ株として注目しておきたい。
本命株・出遅れ株 エル・ティー・エス
時価総額:8,403百万円
PER:(連) 54.93倍
PBR:(連) 8.01倍
≪2018/03/07時点≫
エル・ティー・エスは2017年12月14日にマザーズ市場に上場したばかりの銘柄だ。こちらもRPA関連銘柄の本命株として注目しておきたい。
エル・ティー・エスの事業内容はRPAやAIなどを活用し、ビジネスのプロセスを可視化、改善、実行を支援するなどコンサル・マネジメント業務。RPAのサービスでは導入計画から、最適なツールの選定、さらに業務の可視化、RPA適用評価などを一貫して支援するサービスを手掛けている。つまり、事業内容がドンピシャでRPA関連という企業だ。
エル・ティー・エスは2017年12月に上場したばかりということで、RPA関連銘柄としても手垢がそれほどついていない銘柄に思える。時価総額規模も大きくなく値動きも軽いのでテーマ性に注目が集まれば面白そうな銘柄と言えるだろう。
【2018年03月12日(月)追記】
出遅れ株 インフォコム
時価総額:57,917百万円
PER:(連) 12.22倍
PBR:(連) 2.05倍
≪2018/03/12時点≫
インフォコムもRPA関連銘柄として注目しておきたい銘柄だ。インフォコムは電子書籍サービスの「めちゃコミック」を運営する企業。電子書籍サービス以外には、カジュアルなスマホアプリを配信していたり、また音楽配信サービスやグルメショッピングサービスなども展開している。
RPAと連携したサービスを提供していることからRPA関連銘柄としても注目だ。RPAソリューションとして「NICE RPA」「GRANDIT with RPA」「危機管理 with RPA」といったサービスを手掛けている。
インフォコムは時価総額規模は小粒とはいえないまでも値動きが重いというほどでもない。まぁそこそこの値動きには期待できるのではないかな。RPA関連銘柄としてはやや出遅れ気味にみえるし、出遅れ株として注目されれば面白いかもしれない。
【2018年03月16日(金)追記】
APAMAN
時価総額:17,108百万円
PER:(連) 20.83倍
PBR:(連) 2.88倍
≪2018/03/16時点≫
不動産関連銘柄のAPAMANもRPA関連銘柄とみるべきかもしれない。APAMANといえば、子会社に不動産賃貸を手掛けるアパマンショップリーシングがあるが、こちらのアパマンショップ直営店55店舗で2018年4月10日から業務処理に「RPA」を導入すると発表した。
不動産情報の入力処理などをRPAが行う模様。これまで人の手で行ってきた作業をRPAが行うことにより、1店舗あたり3.2時間の作業時間短縮が可能とのことだ。
APAMANがRPAを導入することによって不動産業界にRPAが拡がる可能性もあるかもしれない。
に、してもAPAMANが導入するとしているRPAのシステムはどこが担当しているのだろうか。調べてみたのだが、どこにも書いていない。APAMANがどこかの会社のRPAシステムを使うだけなら、本命銘柄とはいえないが、APAMANが自社でRPAシステムを開発したということなら話は別なんだが。まぁ今後明らかになりそうなのでしばらく保留ということで。一応、RPA関連銘柄として注目しておきたい。
【2018年03月26日(月)追記】
本命株 バーチャレクス・ホールディングス
時価総額:3,138百万円
PER:(連) 44.19倍
PBR:(連) 3.33倍
≪2018/03/26時点≫
バーチャレクス・ホールディングスもRPA関連銘柄の本命株として注目したい。バーチャレクス・ホールディングスはコールセンターの運営受託や顧客管理に関するコンサル、IT製品の一括提供などを手掛ける企業。
前述の「NTT」のところでも書いた通り、NTTの手掛ける国産RPAソリューション「WinActor」を販売を手掛けるのがバーチャレクス・ホールディングスだ。こちらも面白いRPA関連株と言えるだろう。
バーチャレクス・ホールディングスはRPA関連銘柄のなかでも時価総額規模が小さい小粒銘柄。値動き妙味の観点からも注目したい銘柄だ。
【2018年03月28日(水)追記】
本命株・出遅れ株 ニーズウェル
時価総額:6,621百万円
PER:(単) 22.00倍
PBR:(単) 4.47倍
≪2018/03/28時点≫
業務系システム開発が主力のニーズウェルもRPA関連銘柄の一角として注目しておきたい。ニーズウェルもNTTデータやバーチャレクスHDと同じく、国産のRPAソリューション「WinActor」の販売を手掛けている企業だ。また、ニーズウェルは金融系、情報系、流通系、サービス系など幅広い分野のシステム開発を手掛けているため、今後独自のRPAシステムなどを開発するような可能性もあるのではないか?と少し期待している。まぁそれはわからないが。
ニーズウェルも時価総額規模は小粒で値動き妙味の観点では本命視してもいい銘柄かもしれない。その他のRPA関連銘柄に比べると少し出遅れ気味な点も面白い。注目したいRPA関連銘柄だ。
【2018年10月09日(火)追記】
出遅れ株 エックスネット
時価総額:9,236百万円
PER:(単) 20.53倍
PBR:(単) 1.49倍
≪2018/10/09時点≫
エックスネットもRPA関連銘柄の出遅れ株として注目だ。エックスネットは生命保険や損害保険業界向けに資産運用システムや融資システムサービスを提供している企業で、2009年にNTTデータの子会社になった銘柄だ。
NTTデータはRPAツールの「ウィンアクター(WinActor)」を手掛ける銘柄。エックスネットはNTTデータ子会社ということから関連銘柄の出遅れ株として注目される。エックスネットはNTTデータとともに個人向け信託管理システムの開拓などを行うが、現在のところはまだRPA商品を販売するなどには至っていない。だが、今後はRPA分野に進出する可能性も念頭に置いているようだ。
まだRPA分野は手掛けていないので思惑株の域を出ないかもしれないが、時価総額規模の小粒さといいNTTデータとの密に連携をとれる立場といい、もし同社がRPA分野に乗り出すとすればそのスピード感は早そうだ。小粒銘柄なので値動き的にも面白い。RPA関連の出遅れ株としてみるのも面白いだろう。
本命株 ブレインパッド
時価総額:43,606百万円
PER:(連) 90.85倍
PBR:(連) 24.18倍
≪2018/10/09時点≫
AI関連銘柄として注目されるブレインパッドだが、こちらはRPA関連銘柄としても注目しておきたい。
ブレインパッドは2018年09月に、RPAホールディングスの子会社であるRPAテクノロジーズとRPAによるEC業務支援パッケージの提供で協業することを発表している。これによりブレインパッドはRPA関連銘柄としても注目される存在となった。AIとRPAはもともと親和性の高い分野なので、この協業は非常に面白い。
RPA関連の本命株RPAホールディングス、RPAテクノロジーズと組んでいるというのは大きな注目点といえるだろう。注目テーマを複数内包する銘柄だけに今後も目が離せない。
出遅れ株 TDCソフト
時価総額:28,931百万円
PER:(連) 20.87倍
PBR:(連) 2.73倍
≪2018/10/09時点≫
TDCソフトもRPA関連銘柄の出遅れ株として注目だ。TDCソフトはNTTデータが手掛けるRPAツール「ウィンアクター(WinActor)」を活用して、顧客に業務の自動化を提案する企業。こちらもRPA関連銘柄の一角として注目すべき銘柄といえるだろう。
TDCソフトの時価総額規模は小粒とまではいかないものの、値動き面でも十分面白みのあるレベル。引き続きRPA関連銘柄として注目しておきたい。
本命株・出遅れ株 日本サード・パーティ
時価総額:5,354百万円
PER:(連) 45.27倍
PBR:(連) 2.68倍
≪2018/10/09時点≫
日本サード・パーティもRPA関連銘柄の一角として注目しておきたい。同社は米「エヌビディア」とディープラーニング用のスーパーコンピューター向けサービスで総括サポート契約を結んだ実績があり、AI関連の出遅れ株としても注目度の高い銘柄だ。
日本サード・パーティは化学分析業界向けにRPAによる分析データ処理工程に自動支援パッケージを提供すると発表しており、RPA関連銘柄としての側面も注目された。
日本サード・パーティは時価総額規模も非常に小粒で値動き妙味としては本命株ともいえるかもしれない。
RPA関連銘柄 まとめ
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)分野は、今後、ロボットや人工知能(AI)などの次世代テクノロジーが発展することによってより身近なものとなりそうだ。RPA関連銘柄は今後、長期的に注目される可能性があるテーマ株と言えるだろう。本命株・出遅れ株 一覧はしっかりと把握しておきたい。
なお、ロボット関連銘柄や人工知能(AI)関連銘柄はRPA関連銘柄の近縁テーマと言えるので、併せてチェックしておきたい。
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