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これまでSFの世界の産物だったロボットが今や現実のものとなろうとしている。現代社会では一人1台はスマートフォンや携帯電話を持っているのと同様に数年後には一人1台のロボットを所有するのが当たり前の時代がくるかもしれない。
と、いうことでこのページではロボット関連銘柄について本命・出遅れ 一覧をわかりやすくまとめて紹介する。
ロボット関連銘柄とは
ロボット関連銘柄とはその名の通り、ロボットビジネスを手掛ける銘柄の総称だ。ロボット本体を手掛ける銘柄はもちろんのこと、ロボットのパーツやソフトウェアなどロボットに関連する製品を手掛ける銘柄などロボットに関連する事業を行っている企業をひっくるめてロボット関連銘柄と呼ぶ。
2014年3月に介護ロボットを手掛けるロボットベンチャー「サイバーダイン」がマザーズ市場に上場した時などはロボット関連銘柄が大きく動意づいたことがある。
その後もロボット関連銘柄は定期的に物色される息の長いテーマ株だ。またロボット関連銘柄は今第一線級のテーマ株である「人工知能(AI)関連銘柄」「IoT関連銘柄」「ドローン関連銘柄」「自動運転関連銘柄」などの次世代テクノロジー分野におけるテーマ株と非常に相性がよい。これらのテーマ株とともに成長していく分野だと言えよう。
この先も再び注目を集める可能性のあるテーマ株なので、本命・出遅れ銘柄などをしっかり把握しておこう。
ロボットの種類
ロボットと一言でいってもいろいろな種類がある。ざっくりどんな種類のロボットがあるのかを確認してみよう。
まずロボットは「産業用ロボット」と「サービスロボット」という大きな2ジャンルに分けられる。
- 産業用ロボット :工場などで製品を生産する過程で使用されるロボット
- サービスロボット:産業用ロボット以外のロボット
産業用ロボットとは工場などで製品を作るためのロボットのこと。産業用ロボットは自動車や電子部品など精密機械を生産する過程では必要不可欠なもの。単純な作業を繰り返すものも多く、比較的、昔から使われているロボットと言えるだろう。
対して、もう一つの分野「サービスロボット」だが、こちらは産業用ロボット以外のロボット全てに当てはまる。
人との会話を楽しんだり接客行為を行う「コミュニケーションロボット」や「家事代行ロボット」はサービスロボットだ。他にも「介護ロボット」「医療代行ロボット」「農業ロボット」「セキュリティロボット」「危険地帯で作業を行うロボット」なども全てサービスロボットというジャンルに入る。
コミュニケーションロボットを代表するのはソフトバンクのペッパー、家事代行ロボットはルンバなどが当てはまるな。産業用ロボットは昔からあるが、これから数が急増しそうなのはサービスロボットの分野に思える。注目しておくべきだ。
ロボット関連銘柄と相性のよいテーマ株
ロボット関連銘柄は次世代テクノロジー系のテーマ株と非常に相性がよい。以下のテーマ株とともに技術が進んでいく分野だといえる。株価が連動するケースもあるかもしれないので、併せて注目しておくべきだろう。
ロボット関連銘柄と相性のよいテーマ株 人工知能(AI)関連銘柄
ロボット関連銘柄と人工知能(AI)関連銘柄は非常に相性がよい。ソフトバンクのペッパー(Pepper)などのようにロボットに人工知能(AI)が搭載されるケースは少なくない。人工知能(AI)とロボットは今後、ともに成長していく分野となるだろう。
ロボット関連銘柄と相性のよいテーマ株 IoT関連銘柄
ロボットはインターネットと接続されIoT機器としての遠隔操作されることもあるだろう。ロボットとIoT技術もともに成長していく分野と言える。
ロボット関連銘柄と相性のよいテーマ株 ドローン関連銘柄
危険地帯などで作業を行うドローンなども広義ではロボットと言える。ドローン関連銘柄とロボット関連銘柄も近縁のテーマと言えるのではないだろうか。
ロボット関連銘柄と相性のよいテーマ株 自動運転関連銘柄
完全自動運転車も広義ではサービスロボットの一種と言えるかもしれないな。自動運転関連銘柄もロボット関連銘柄と近縁のテーマ株と言えるだろう。
ロボット関連銘柄 一覧
- 7779 CYBERDYNE 医療・介護・重作業ロボットスーツ「HAL」
- 3444 菊池製作所 装着型の作業支援ロボット「マッスルスーツ」
- 2359 コア 食事支援ロボット
- 6433 ヒーハイスト精工 ロボットパーツ
- 3741 セック ロボット技術開発 RT(ロボットテクノロジー)ミドルウェア
- 6324 ハーモニック・ドライブ 産業用ロボットパーツ
- 9984 ソフトバンクグループ ヒト型ロボット「ペッパー(Pepper)」
- 4813 ACCESS ヒト型ロボット「ペッパー(Pepper)」用ソフトウェア
- 7267 ホンダ ヒト型ロボット「アシモ(ASIMO)」
- 2158 FRONTEO 人工知能搭載ロボット「キビロ(Kibiro)」
- 7269 スズキ ロボット月面探査レース挑戦チームを支援
- 6471 日本精工 ガイダンスロボット・盲導犬ロボット・障害物回避先導ロボット
- 6507 シンフォニアテクノロジ 太陽光パネル清掃ロボット「リソラ」
- 6634 ネクスグループ ロボット×通信技術
- 6977 日本抵抗器製作所 子会社マイクロジェニックスがロボット開発
- 7991 マミヤ・オーピー 自律走行芝刈りロボット「アイジンズ(I-GINS)」
- 6405 鈴茂器工 寿司ロボット
- 6594 日本電産 ロボット用サーボモータ
- 8151 東陽テクニカ GPS制御 実車走行試験用ロボット
- 3443 川田テクノロジーズ 次世代産業用ロボット「ネクステージ(NEXTAGE)」
- 6954 ファナック 産業用ロボット
- 6902 デンソー 産業用ロボット・小型ロボットアーム「コボッタ(COBOTTA)」
- 6506 安川電機 産業用ロボット「モートマン」
- 7272 ヤマハ発動機 産業用ロボット
- 6268 ナブテスコ 産業用ロボット用精密減速機
- 6482 ユーシン精機 産業用ロボット・プラスチック射出成型品取出ロボット
- 7227 アスカ 産業用ロボット
- 7472 鳥羽洋行 産業用ロボット
- 6445 蛇の目ミシン工業 産業用ロボット
- 6474 不二越 産業用ロボット
- 6258 平田機工 産業用ロボット・ロボットコントローラー
- 7992 セーラー万年筆 産業用ロボット「セーラーロボット」
- 7012 川崎重工業 産業用ロボット(カワサキロボット)
- 6622 ダイヘン 産業用ロボット
- 8137 サンワテクノス 産業用ロボット
- 8081 カナデン 産業用ロボット
- 8052 椿本興業 産業用ロボット
- 7485 岡谷鋼機 産業用ロボット
- 6163 エイチアンドエフ 産業用ロボット
- 7435 ナ・デックス 産業用ロボット
- 6273 SMC 産業用ロボット
- 6440 JUKI 工業用ミシン・縫製ロボット
- 6894 パルステック工業 ロボット搭載3Dスキャナシステム
- 7268 タツミ ロボット用部品の開発・販売
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ロボット関連銘柄 本命・出遅れ
それではロボット関連銘柄のなかでも本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。また、出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため参考までに願う。
ロボット関連銘柄 本命 サイバーダイン(CYBERDYNE)
時価総額:216,735百万円
PER:---倍
PBR:(連) 7.32倍
≪2017/04/27時点≫
ロボット関連の大本命銘柄といえばサイバーダインだろう。サイバーダインは2014年3月にマザーズ市場に上場したロボット関連銘柄で、上場前から期待されていたロボット関連銘柄だ。サイバーダインの上場が、当時のロボット関連銘柄を勢いづけたと言っても過言ではない。
サイバーダインはロボットスーツ「HAL」を手掛けている。HALは医療用・介護用・福祉用・重作業用などさまざまなタイプがあり、人の体に装着することによって身体の不自由な方のアシストをしたり、より大きな力をだすことができたりするロボットスーツである。このロボットスーツの凄いところは人体の生体電位信号などを感知し、「体を動かそうと思っただけで動く」という点。まさに近未来のSFの世界のシロモノが現実のものとなろうとしている。
2016年1月にロボットスーツ「HAL」への保険適用が決まったこともサイバーダインの買い材料となった。やや人気が先行している感はあるがサイバーダインは今後にも期待したいロボット関連銘柄の代表格といえる存在だ。
ロボット関連銘柄 本命 菊池製作所
時価総額:10,820百万円
PER:(連) 174.35倍
PBR:(連) 1.61倍
≪2017/04/27時点≫
菊池製作所もロボット関連銘柄の代表格といえる存在だ。菊池製作所も装着型の作業支援ロボット「マッスルスーツ」を手掛ける銘柄だ。こちらのマッスルスーツも、装着した人の動作をアシストするタイプのロボットで、介護や重作業などの現場で活躍することが期待される。
菊池製作所は時価総額の規模も小さく、値動きが軽い点も非常に面白い。ロボット関連の本命銘柄として注目したい。
ロボット関連銘柄 本命 コア
時価総額:18,959百万円
PER:(連) 21.54倍
PBR:(連) 2.10倍
≪2017/04/27時点≫
コアは自動運転関連銘柄としても注目される銘柄だが、ロボット関連銘柄としても注目したい。コアは食事支援ロボットを手掛けている。この食事支援ロボットは上肢障害者の方やお年寄りなどの介護現場などで活躍することが期待される。
コアもロボット関連銘柄のなかでは、時価総額の規模は小さく値動き妙味はありそうだ。自動運転関連・ロボット関連・介護関連とテーマ性も豊富なので注目しておきたい銘柄と言える。
ロボット関連銘柄 本命 セック
時価総額:9,180百万円
PER:(単) 30.60倍
PBR:(単) 1.83倍
≪2017/04/27時点≫
セックもロボット関連銘柄の本命として注目したい。セックはロボット分野の研究開発に取り組む、まさにロボット関連銘柄ど真ん中の銘柄だ。RT(ロボットテクノロジー)ミドルウェアにも注力しており、またロボット用のソフトウェア開発にも力を入れている。
セックも時価総額の規模が小さいため、値動き妙味アリ。事業内容がロボット関連ど真ん中である点と値動き妙味の点を加味すれば本命銘柄にも思える。
ロボット関連銘柄 本命 ソフトバンクグループ
時価総額:9,237,842百万円
PER:---倍
PBR:(連) 2.95倍
≪2017/04/27時点≫
ロボット関連銘柄として外せないのがソフトバンクグループだろう。ソフトバンクのロボットといえばヒト型のコミュニケーションロボット「ペッパー(Pepper)」だ。ペッパーは家庭でコミュニケーションを楽しむこともできるし、ビジネスの現場で接客などにも利用できる。さらに教育現場で学習向けとしての活用も可能だ。
ソフトバンクの孫社長は「これからはIoT、AI、スマートロボットに注力していく」と発言している点も気になる。孫さんがそう言うということは、今後はまさにIoT、AI、ロボットの時代になるんだろうな、と感じる。
ソフトバンクは時価総額の規模が巨大なので、そうそう火柱が立つということはないが、中長期的なスタンスで押し目を狙うというのはアリなのではないだろうか。
ロボット関連銘柄 本命 FRONTEO(旧UBIC)
時価総額:23,360百万円
PER:(連) ---倍
PBR:(連) 5.72倍
≪2017/04/27時点≫
FRONTEOは人工知能(AI)関連銘柄としても本命銘柄としてピックアップした銘柄だ。同社は人工知能(AI)「キビット(KIBIT)」を手掛けているAI銘柄。そして、FRONTEOの「キビット(KIBIT)」を搭載した「Kibiro(キビロ)」というロボットも手掛けている。
見た目は小型のペッパーくんみたいな感じだな。人工知能を搭載しているので日々コミュニケーションをとることで学んで会話をすることができる。ペッパー君のようにただ会話をするだけでなく、ビジネスの現場や介護の現場などでの活躍も期待できそうだな。
FRONTEOはAI関連銘柄と同時にロボット関連銘柄としても注目したい。
ロボット関連銘柄 本命 日本精工
時価総額:855,568百万円
PER:(連) 20.55倍
PBR:(連) 1.77倍
≪2017/04/27時点≫
ベアリング国内最大手の日本精工もロボット関連銘柄として注目だ。日本精工はベアリングや自動車部品といった主力製品以外にもロボット開発にも注力している。具体的には「障害物回避先導ロボット」「盲導犬型ロボット」などの開発を進めている企業だ。2017年4月には「ガイダンスロボット LIGHBOT」を実用化し4月からレンタルを開始するという。
日本精工は時価総額の規模の大きい会社なので、値動きは重い。中長期スタンスで取り組みたいロボット関連銘柄だ。
ロボット関連銘柄 本命 ハーモニック・ドライブ・システムズ
時価総額:333,518百万円
PER:(連) 15.73倍
PBR:(連) 8.24倍
≪2017/04/27時点≫
ハーモニック・ドライブ・システムズはロボット関連銘柄のなかでも本命視される一角と言える。ハーモニック・ドライブ・システムズは産業用ロボットの関節部に組み込まれる「ハーモニック・ドライブ」を手掛ける企業だ。世界の市場でも高いシェアを獲得しているので、今後ロボットの普及が拡大すればハーモニック・ドライブ・システムズにとってもビジネスチャンスが広がる。
ロボット関連銘柄 本命・出遅れ ヒーハイスト精工
時価総額:1,449百万円
PER:(連) 25.86倍
PBR:(連) 0.47倍
≪2017/04/27時点≫
ヒーハイスト精工は小径リニアボールブッシュのメーカーだ。同社は早稲田大学とテムザック(福岡県宗像市)が協力で開発した「人間搭乗型2足歩行ロボット」に球面軸受とボールスプラインを提供していることがわかりロボット関連銘柄として注目を浴びた銘柄だ。
ヒーハイスト精工はロボット関連銘柄のなかでも抜群に時価総額の規模が小さく、値動き妙味としての面白さは群を抜く。ロボット関連銘柄の出遅れ本命株として注目するのも面白いかもしれない。
ロボット関連銘柄 出遅れ マミヤ・オーピー
時価総額:11,127百万円
PER:(連) 22.09倍
PBR:(連) 0.77倍
≪2017/04/27時点≫
ロボット関連銘柄の出遅れ株としてマミヤ・オーピーに注目したい。マミヤ・オーピーといえば、カジノ関連銘柄としても注目される銘柄だがGPS自律走行芝刈りロボット「I-GINS」を手掛けていることからロボット関連銘柄としても注目される。
同社はロボット関連銘柄としてはやや知名度も低く、出遅れ的存在といえるか?時価総額の規模は小さく値動き妙味としては面白い。
【2017年06月23日(金)追記】
ロボット関連銘柄 本命・出遅れ タツミ
時価総額:3,180百万円
PER:(連) 8.99倍
PBR:(連) 0.71倍
≪2017/06/23時点≫
タツミはロボット関連銘柄の本命・出遅れ銘柄として注目したい。タツミといえば、自動車のウインドーやブレーキを手掛ける自動車の部品メーカーとして知られる銘柄だが、2017年06月22日に、一部メディアにより「ロボット分野の強化に乗り出す」と報じられたことにより、ロボット関連銘柄としての物色に火がついた。
この報道によると、自動車の電装品やブレーキ用部品の生産効率化へロボットの活用を拡大するほか、新規事業としてロボット用部品の開発・販売を進めるという。
タツミはロボット関連銘柄としては出遅れの部類と言えるだろう。また、タツミは時価総額の規模が小さく、またPER・PBRをみても割高感は感じない。値動き妙味としても非常に面白いため、今後の推移にも注目したい。
ロボット関連銘柄 まとめ
ソフトバンクの孫社長が「今後はIoT、AI、スマートロボットに注力する」と発言していることからも伺える通り、今後はIoT、AI、ロボットの時代になりそうだ。ロボット関連銘柄は2014年(サイバーダインが上場した年)に比べると、少し落ち着いてきているものの、ロボット技術もまだまだこれからの技術で実用化されていくのもこれからだ。まだ始まってもいないテーマ株とも言えるかもしれない。
いずれにしても、注目テーマである「IoT」「人工知能(AI)」とともに成長していく分野であることには違いないだろう。
ロボット関連銘柄は息の長いテーマとして物色されるはずだ。本命銘柄・出遅れ銘柄など把握しておいて損はないはずだ。