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2017年現在は、テレビにしてもパソコンのディスプレイにしてもスマートフォンのディスプレイにしても「平面」が一般的だ。(中には3DテレビやVR端末など少し例外はあるが)
だが、ここ最近でこれまでの平面ディスプレイが空間に映像を結像する技術に変革しようとしてきているようだ。空中ディスプレイの実用化はまだ先と言われているものの、すでに開発競争は激しくなってきているようだ。
と、いうことでこのページではAIプレート(エアリアルイメージングプレート)・空中ディスプレイ関連銘柄について、本命・出遅れ 一覧をわかりやすくまとめて紹介していく。
AIプレート(エアリアルイメージングプレート)・空中ディスプレイ関連銘柄とは
空中ディスプレイとはその名の通り、空中に画像を結像させる技術のことで、その代表的なものがアスカネットの開発したAIプレート(エアリアルイメージングプレート)である。
空中に結像する技術といえばこれまで「ホログラム」と呼ばれる技術がよく知られていたが、、このホログラムは特殊なフィルムや水蒸気・煙などに映像を映し出すものでいわば擬似的に空中に画像を浮き上がらせるもの。
アスカネットの開発したAIプレートはガラス・樹脂などでできた特殊なパネルを通過させることにより、空中に画像を結像させることができる。さらにプレートの厚さは1cm以下で、ホログラムのように特殊な環境を必要としないため、さまざまな機器との組み合わせが可能だという。こういった点でホログラムより非常に汎用性が高いと言えるだろう。
AIプレート関連銘柄・空中ディスプレイ関連銘柄の火付け役・代表格の本命銘柄は「アスカネット」に間違いないだろう。
だが、アスカネットの他にも空中に画像を表示する技術を開発する会社はある。AIプレート関連銘柄・空中ディスプレイ関連銘柄とは、AIプレート・空中ディスプレイなどを手掛ける銘柄やそれに関連する銘柄などの総称ということだ。
AIプレート・空中ディスプレイの活用が期待される分野
AIプレート・空中ディスプレイの活用が期待される分野を考えてみよう。
デジタルサイネージ
まずはデジタルサイネージの分野だろう。デジタルサイネージとは一言でいえば電子看板のこと。ディスプレイなどを使う広告のことだ。AIプレート・空中ディスプレイはデジタルサイネージと非常に相性が良いと思う。
まず、空中のなにもないところに結像された看板があれば「もの珍しく一目を引く」。これだけでも看板としての役割は十分に果たしていると言えよう。実際にこのアスカネットの開発したAIプレートは、すでにイベントなどでデジタルサイネージ(電子看板)などとして実用されている例もある。デジタルサイネージ分野はAIプレート・空中ディスプレイの活躍が期待される分野と言える。
テレビ・パソコン・スマホなどのディスプレイ
他にAIプレート・空中ディスプレイの活躍が期待される分野といえば、やはりテレビ・パソコン・スマホのディスプレイだろう。現在の平面ディスプレイから空中に画像を結像して映し出すのが一般的となっていく可能性もあるかもしれない。
さらに空中に結像した画像に触角を与える技術もあるようで、空中に浮かんだ画像をタッチしてタッチパネルのような操作も可能らしい。これでスマートフォンやタブレット・パソコンなどの操作も問題なく行えるのではないだろうか。
医療現場
さらにAIプレート・空中ディスプレイ技術は医療の現場などでの活用も期待される。必要な時にだけ空中にディスプレイが表れるため省スペースだし、さらに衛生管理も必要ないからだ。
映画やアニメ、SFの世界のものと思われていた空中ディスプレイがもはや現実のものとなろうとしているのは非常に感慨深いな。
AIプレート(エアリアルイメージングプレート)・空中ディスプレイ関連銘柄 一覧
- 2438 アスカネット エアリアルイメージングプレート(AIプレート)
- 6753 シャープ 空中表示素子(空中ディスプレイ)
- 6503 三菱電機 空中ディスプレイ
- 4064 日本カーバイド工業 空中ディスプレイ
- 7912 大日本印刷 AIプレート用ツール
- 6752 パナソニック AIプレート用ツール
- 8141 新光商事 AIplay(触角ディスプレイ)
- 6701 NEC AIplay(触角ディスプレイ)
- 7751 キヤノン 触角ディスプレイ技術
- 6929 日本セラミック 触角ディスプレイ技術
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AIプレート(エアリアルイメージングプレート)・空中ディスプレイ関連銘柄 本命・出遅れ
それではAIプレート関連銘柄・空中ディスプレイ関連銘柄について本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。また出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命 アスカネット
時価総額:35,365百万円
PER:(単) 61.51倍
PBR:(単) 7.58倍
≪2017/05/01時点≫
冒頭のほうでも書いた通り、AIプレート関連・空中ディスプレイ関連銘柄の大本命銘柄といえばアスカネットだろう。アスカネットは空中ディスプレイの代表格である「エアリアルイメージングプレート(AIプレート)」を開発した企業だ。
アスカネットの本業はインターネットを利用した個人写真集の制作と葬儀社向けの遺影写真などの加工事業など。元々、写真や画像などの分野に特化した企業であったわけだが、AIプレートの開発によって一気にAIプレート関連・空中ディスプレイ関連銘柄の本命として注目されたということだ。
アスカネットのAIプレートは、空中に画像を結像させる技術だが、さまざまな拡張が可能のようだ。例えば、空中に結像した画像に触角を加える技術もあるようで、空中タッチパネルとして活用することもできるという。こうした技術が付加されていくことによって、応用の幅はかなり拡がるだろう。
アスカネットは時価総額の規模もそこまで大きくなく、値動き妙味の面でも本命視したい。空中ディスプレイ関連銘柄としては絶対に外せない銘柄と言えよう。
本命 シャープ
時価総額:2,077,980百万円
PER:---倍
PBR:(連) 27.06倍
≪2017/05/01時点≫
シャープも空中ディスプレイ関連銘柄として注目の銘柄。シャープも独自の空中結像技術「空中表示素子」というものを開発。これは液晶ディスプレーなどに表示された映像を素子を通して反射させ空中に浮かび上がらせる技術のようだ。
今後、空中ディスプレイが実用化されていくとして、アスカネットのAIプレートがシェアを取るのか、それともシャープの「空中表示素子」がシェアを取るのか判断に難しいところだが、シャープはアスカネットの対抗馬として注目すべき銘柄と言える。
ただシャープはご存知の通り大企業だ。時価総額の規模からして値動き妙味で考えるとやはりアスカネットに軍杯が上がりそうだ。
本命 三菱電機
時価総額:3,461,289百万円
PER:(連) 16.10倍
PBR:(連) 1.70倍
≪2017/05/01時点≫
三菱電機もアスカネット・シャープ同様に空中ディスプレイを開発している企業だ。三菱電機の空中ディスプレイは人などが通り抜け可能な空中ディスプレイらしい。ん?空中ディスプレイなんだから、通り抜けられるのは当たり前じゃないのか?とも思うが。
ちなみに三菱電機の空中ディスプレイは「AIプレート」や「空中表示素子」のような特定名称はついていない模様。これからってことかな?
三菱電機もアスカネット・シャープなどの対抗馬銘柄として注目したい。ただ三菱電機も大型株。値動き妙味という面では少し面白みに欠ける。中長期で期待したい銘柄だな。
本命 日本カーバイド工業
時価総額:13,684百万円
PER:(連) 19.53倍
PBR:(連) 0.79倍
≪2017/05/01時点≫
値動き妙味に期待できる空中ディスプレイ関連銘柄といえば、日本カーバイド工業だ。日本カーバイド工業といえば、一昔前は仕手株として注目されたが最近はめっきりきかなくなったな。
さて、この日本カーバイドだが、2016年の「ファインテックジャパン フラットパネルディスプレイ技術展」に理振れクたーで映像を反射させ空中に結像させる空中ディスプレイを出展したことから空中ディスプレイ関連銘柄の一角として注目されている。
日本カーバイド工業は時価総額の規模も小さく、値動きも軽い。さらに昔は仕手株として注目された銘柄であり、短期資金が入り易そうな環境とも言える。空中ディスプレイ関連銘柄のダークホースとして注目すべきかもしれないな。
本命・出遅れ 新光商事
時価総額:32,461百万円
PER:(連) 29.54倍
PBR:(連) 0.54倍
≪2017/05/01時点≫
当方がAIプレート・空中ディスプレイ関連の本命かつ出遅れ銘柄として注目したいのは新光商事だ。同社はアスカネットとNEC傘下のNECソリューションイノベータと共同で、空間に浮かんだ映像をタッチ・フリック操作ができるインターフェース「AIplay」を開発する企業。
AIプレートが「AIplay」により空中ディスプレイからさらに「空中タッチパネル」として実用されるとすれば共同開発する新光商事のビジネスチャンスは大きそうだ。
特に新光商事は時価総額の規模も手ごろで、値動き妙味としての面白みもある。当方はAIプレート・空中ディスプレイ関連の本命かつ出遅れ銘柄として新光商事に注目したい。
本命 NEC
時価総額:737,139百万円
PER:(連) 24.57倍
PBR:(連) 0.86倍
≪2017/05/01時点≫
前述の通り、NEC子会社のNECソリューションイノベータはアスカネット・新光商事とともにAIplayを共同開発する企業。こちらも注目だ。だが、こちらは時価総額の規模からして少し面白みに欠けるが。
本命・出遅れ 日本セラミック
時価総額:62,808百万円
PER:(連) 27.91倍
PBR:(連) 1.31倍
≪2017/05/01時点≫
日本セラミックにも注目したい。前述のAIプレートにタッチパネルとしての機能を持たせる「AIplay」に使われているのは超音波の音響放射圧を利用した技術だ。この触角ディスプレイ技術は東京大学がキャノンなどと開発したものとのことだが、この開発には日本セラミックの空中超音波送信用振動子が使われているらしい。
こちらもAIプレート・空中ディスプレイ関連の出遅れ銘柄として注目したい。
本命 大日本印刷
時価総額:822,053百万円
PER:(連) 27.41倍
PBR:(連) 0.76倍
≪2017/05/01時点≫
大日本印刷もAIプレートに機能を持たせるツールを手掛ける銘柄として注目したい。大日本印刷はAIプレートにセンサーを取り付けることで、手の動きにあわせて空中の映像を操作することができるプロモーションツールを開発した模様。これも空中ディスプレイを操作するツールとなり得るな。
大日本印刷も時価総額は大きめなので、中長期スタンスで注目したい銘柄といえるだろう。
AIプレート(エアリアルイメージングプレート)・空中ディスプレイ関連銘柄 まとめ
エアリアルイメージングプレート(AIプレート)を中心とした空中ディスプレイの市場規模はかなり大きなものとなる可能性を秘めている。世の中にディスプレイを使用したデバイスは山ほどあるが、それらのディスプレイの何割かが空中ディスプレイにとって代わるかもしれないと考えれば市場規模は計り知れない。
まだテレビ・スマホ・タブレットなどへの実用化は先のようだが、デジタルサイネージ(電子看板)など一部の分野ではすでに実用されているようだし、これから加速度的に注目されるテーマとなるかもしれない。
AIプレート関連銘柄・空中ディスプレイ関連銘柄は大本命銘柄のアスカネットを中心に把握しておくことをオススメする。