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【2017年10月10日(火)投稿】
5987 神戸製鋼所
時価総額:389,141百万円
PER:(連) 11.05倍
PBR:(連) 0.56倍
≪2017/10/10時点≫
連休明けの10/10(火)は神戸製鋼所がストップ安となったようだ。神戸製鋼所は10/08(日)にアルミ・銅製部材の一部で性能データを改ざんしていたことが報じられたことが大きな売り材料になった格好だ。
神戸製鋼所の性能データ改ざん問題はかなり深刻になりそうだ。
なにしろ、自動車や航空機、鉄道など多くの機械製品に使われている素材に不正が発覚したなのだ。
神戸製鋼所では問題のあった製品を200社以上に出荷しており、なかにはトヨタ自動車や日産、マツダなどの日本の名だたる自動車メーカーも含まれている。航空機メーカーでは三菱重工業だ。三菱重工業では開発中の国産ジェット旅客機「MRJ」に問題の部品が入っていることを認めており、トヨタも複数の車種に問題の部品が採用されているようだ。
問題の部品が採用されている自動車や航空機などに安全性の問題が確認できれば、大規模なリコール問題へと発展する可能性もあるだろう。
かなり深刻な問題へと発展する可能性のある売り材料と言える。今後の問題発展次第ではあるが、神戸製鋼所にはしばらく手を出さない方が無難かもしれない。
EV関連銘柄 出遅れ株 オーネックス
時価総額:4,831百万円
PER:(連) 25.64倍
PBR:(連) 0.91倍
≪2017/10/10時点≫
10/10(火)、ストップ高をつけたオーネックスに注目したい。オーネックスは自動車部品メーカー向けに金属熱処理を手掛けている企業。最近のEV関連銘柄に対する物色人気は凄いものがあるが、オーネックスは出遅れのEV関連銘柄として注目されているようだ。
EV(電気自動車)の大きな課題は車体の軽量化だ。車体の軽量化は航続可能距離にダイレクトに影響するからだ。オーネックスの金属熱処理加工の技術は「車体軽量化」にも影響を及ぼすということなのか、関連銘柄の一角として個人投資家の注目を集めたようだ。
また、神戸製鋼所からド級の売り材料が出たことも少し関係しているのだろうか?神戸製鋼所はアルミや銅などの素材を手掛ける銘柄で、オーネックスは金属熱の処理を手掛ける銘柄。手掛ける内容は異なるが「アルミなどの熱処理を手掛ける」という点から、投機的資金が入っているような気も少しする。まぁ本筋としてはEV関連・車体軽量化関連銘柄としての物色だろう。
オーネックスはEV関連銘柄としては出遅れ的存在であり、また時価総額が小粒な点も面白い。PBRも現状では1倍以下だ。割安感もあるので、今後の値動きにも注目したい。