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2018年も早いもので、そろそろ夏相場を迎える時期になってきた。2018年は非常に梅雨明けが早く、06月29日には関東甲信地方で梅雨明けしたと報じられた。6月中に関東甲信地方で梅雨明けしたのは観測史上では初めてのことらしい。
つまり、もう完全に夏だ!夏の予定を入れている人も多いのではないだろうか?!
株式市場の世界にも夏には夏のアノマリーがある。夏の時期に物色されやすい銘柄というのも当然ある。それに2018年の夏は「猛暑になる」との予想もある。
気象庁の予報によると2018年の夏(6月~8月)は全国的に平年よりも気温が高くなる見込みのようだ。各メディアでは「2018年の夏はスーパー猛暑に注意」などとも報じられている。スーパー猛暑とは、一般に気温が37度を超える状態を指す言葉らしい。
※2023年7月10日追記箇所
そして2023年も日本の太平洋側を中心に晴れが広がり、7月10日は朝から各地で気温が上昇。東京都で36・5度と今年初の猛暑日(35度以上)を観測するなど、全国53地点で猛暑日となっている!この気温の高さが続くことを考えれば猛暑関連銘柄が物色される可能性が高いかもしれない。
と、いうことでこのページでは2018年の夏に狙いたいテーマ株、猛暑関連銘柄(サマーストック銘柄)について一覧をわかりやすくまとめて紹介する。
猛暑関連銘柄(サマーストック銘柄)とは
猛暑関連銘柄(サマーストック銘柄)とは、毎年夏になると物色人気を集める銘柄の総称である。例えば、猛暑の年には「ビール」や「炭酸飲料」「清涼飲料水」などがよく売れるため、ビール・炭酸飲料を手掛ける銘柄の株価は上がり易い。他にも、エアコンや扇風機なども夏の時期によく売れる。こういった電化製品を手掛ける銘柄なども物色人気を集めやすい。
株の世界では季節ごとに毎年物色されやすい銘柄というものがある。毎年のことなので、株価を織り込むケースもしばしばあるし、そこまで極端に株価を上げるということは少ないが、夏に上がりやすい銘柄を把握しておくことでトレードを有利に運べるケースもあるかもしれない。特に「今年の夏は例年よりも暑くなりそう」とのニュースが報じられると、猛暑関連(サマーストック)銘柄はさらに物色されやすい。株の基本とも言えるアノマリーなので、把握しておいて損はないだろう。
猛暑関連銘柄(サマーストック銘柄)一覧
猛暑関連銘柄(サマーストック銘柄)はジャンルが複数あるので、ジャンルごとに一覧にする。
ビール関連銘柄
- 2502 アサヒグループホールディングス
- 2503 キリンホールディングス
- 2501 サッポロホールディングス
- 1873 日本ハウスホールディングス
猛暑関連銘柄(サマーストック銘柄) ジュース(清涼飲料水)関連株
- 2579 コカ・コーラボトラーズジャパン
- 2587 サントリー食品インターナショナル
- 2590 ダイドーグループホールディングス
- 2593 伊藤園
- 2599 ジャパンフーズ
- 4578 大塚ホールディングス
アイス関連銘柄
- 2206 江崎グリコ
- 2264 森永乳業
- 2269 明治ホールディングス
- 2268 B-R サーティワン アイスクリーム
- 2872 セイヒョー
電化製品関連銘柄
- 6465 ホシザキ
- 6367 ダイキン工業
- 6755 富士通ゼネラル
- 6503 三菱電機
- 6504 富士電機
- 6752 パナソニック
- 6753 シャープ
- 6502 東芝
- 3048 ビックカメラ
- 9831 ヤマダ電機
- 2730 エディオン
レジャー関連銘柄
- 4661 オリエンタルランド
- 8136 サンリオ
- 7022 サノヤスホールディングス
- 9010 富士急行
- 9656 グリーンランドリゾート
- 9671 よみうりランド
- 9404 日本テレビホールディングス
- 9409 テレビ朝日ホールディングス
- 9401 TBSホールディングス
- 4676 フジ・メディア・ホールディングス
グランピング関連銘柄
- 3287 星野リゾート・リート投資法人
- 7816 スノーピーク
- 7501 ティムコ
- 8111 ゴールドウイン
夏フェス関連銘柄
- 7860 エイベックス・グループ・ホールディングス
- 4301 アミューズ
- 4337 ぴあ
- 2469 ヒビノ
- 4839 WOWOW
日焼け止め・制汗スプレー関連銘柄
- 4911 資生堂
- 4927 ポーラ・オルビスホールディングス
- 4901 富士フイルムホールディングス
- 4917 マンダム
- 4922 コーセー
- 4924 シーズホールディングス
- 4452 花王
虫よけ・虫さされ関連銘柄
- 4998 フマキラー
- 4967 小林製薬
- 4985 アース製薬
その他
- 8115 ムーンバット 洋傘・日傘
- 7564 ワークマン 冷感シャツ
- 9983 ファーストリテイリング 冷感シャツ
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猛暑関連銘柄(サマーストック銘柄) 本命株・出遅れ株
それでは猛暑関連銘柄(サマーストック銘柄)のなかでも本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容なので参考までに願う。
本命株 アサヒグループホールディングス
時価総額:2,679,549百万円
PER:(連) 17.88倍
PBR:(連) 2.31倍
≪2018/07/23時点≫
猛暑関連銘柄・サマーストックの代表格といえば、やはりアサヒグループホールディングスだろう。いわずとしれたアサヒグループHDはビールの国内シェア首位の企業。
やっぱり夏といえば海、川、プール、ビアホールなどなどビールとは切っても切り離せない。夏はビールの売り上げがもっとも伸びる季節だし、実際に猛暑の年にはビール類の売り上げはかなりよくなるようだ。日本のビールシェア首位のアサヒグループホールディングスは、猛暑関連銘柄・サマーストックの代表格といっていいだろう。
ただしアサヒグループHDは誰もが知る大企業。当然ながら時価総額規模は大きく値動きはそれほど軽くはない。取り組むとすれば、長期スタンスが前提となりそうだ。
本命株 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス
時価総額:849,827百万円
PER:(連) 29.22倍
PBR:(連) 1.35倍
≪2018/07/23時点≫
コカコーラも猛暑関連銘柄・サマーストックの代表格といえそうだ。夏はビールなどの売り上げも上がるが、当然ジュース(清涼飲料水)の売り上げだってあがる。そりゃあ大人は夏にビールを飲むことが多いかもしれないが、お酒の苦手な人や子どもは清涼飲料水を飲むからな。
清涼飲料水の代表格といえばコカコーラだろう。コカコーラも、やはり海・川・プールなどのレジャーシーンにはよく合う。また、コカコーラではスポーツドリンク「アクエリアス」を販売している点にも注目だ。
猛暑の夏は、毎日のようにTVで「熱中症・熱射病」に対する注意喚起がされている。アクエリアスなどスポーツドリンクは熱中症予防にも良く売れるだろう。
コカコーラと同様に「ポカリスエット」や「経口補水液:OS-1」を手掛ける大塚ホールディングスにも注目しておくべきかもしれない。
ただしコカコーラも大塚ホールディングスも時価総額規模は大きめなので値動きはマイルドだろう。
本命株 マンダム
時価総額:170,632百万円
PER:(連) 28.49倍
PBR:(連) 2.38倍
≪2018/07/23時点≫
ギャツビーやルシードなどの男性用化粧品を手掛けているマンダムも、猛暑関連銘柄・サマーストックの本命株として注目しておきたい。マンダムは制汗スプレー・汗ふきシートなども手掛けている点に注目したい。
やはり猛暑の夏には、男性といえども汗のニオイなどは気になるもの。制汗スプレーだったり、汗ふきシートはよく売れるだろう。
マンダムは小粒銘柄というほどではないが、その他の猛暑関連銘柄にくらべると時価総額規模はそこまで大きいというわけではない。値動きの観点からも注目かもしれない。
本命株 フマキラー
時価総額:31,430百万円
PER:(連) 16.80倍
PBR:(連) 1.86倍
≪2018/07/23時点≫
一時期、ヒアリ関連銘柄としても注目されたフマキラー。こちらも夏に上がる銘柄の一角として注目しておきたい。フマキラーは殺虫剤国内3位の銘柄で、蚊取り線香や虫よけスプレーなどを手掛けている。虫嫌いな人には虫よけスプレーなどは必須アイテムのはずだ。
フマキラーも小粒銘柄というわけではないものの、その他の猛暑関連銘柄に比べると時価総額規模は小さい方。値動き妙味の観点からも注目の銘柄といえる。
本命株 ビックカメラ
時価総額:325,438百万円
PER:(連) 19.44倍
PBR:(連) 2.31倍
≪2018/07/23時点≫
ご存知、家電量販店大手のビックカメラも猛暑関連銘柄の一角といえるだろう。猛暑の夏には、エアコンや扇風機、サーキュレーターなどを購入する人が増えるだろう。他にも夏の暑さを軽減させる家電などはよく売れるはず。と、なると家電量販店も猛暑は書き入れ時といえそうだ。
ビックカメラも猛暑関連銘柄・サマーストックの一角として注目しておこう。
出遅れ株 ムーンバット
時価総額:5,320百万円
PER:(連) 10.79倍
PBR:(連) 0.56倍
≪2018/07/23時点≫
猛暑関連銘柄・サマーストックのダークホースとしてムーンバットに注目したい。ムーンバットは洋傘で首位の銘柄だ。また日傘なども取り扱っている。猛暑の夏は女性には、日傘は必須アイテムといえるし、最近は「日傘男子」という言葉もできて、男性でも日傘をさすのがおかしくない風潮になりつつある。
それに猛暑の夏にはゲリラ豪雨も多く、折りたたみ傘を持ち歩く人も多いだろう。傘全般を取り扱うムーンバットは猛暑の夏は書き入れ時といえそうだ。
特にムーンバットはその他の猛暑関連銘柄に比べて圧倒的に時価総額規模が小さく値動きが軽い点に注目したい。普段、そこまで目立つような銘柄ではないのでPER、PBRにも過熱感はないように思う。人気化すれば面白そうな銘柄といえるだろう。
ムーンバットは猛暑関連銘柄のダークホースとして注目しておきたい。
出遅れ株 ワークマン
時価総額:209,937百万円
PER:(単) 25.47倍
PBR:(単) 3.53倍
≪2018/07/23時点≫
猛暑関連銘柄・サマーストック関連銘柄の出遅れ株としてワークマンにも注目しておきたい。ワークマンは現場作業服やその他作業関連用品を扱っているお店として有名だ。
猛暑関連銘柄・サマーストックとしては注目されるのは、ワークマンが手掛ける「冷感シャツ」が猛暑にかなり有効ということからだ。ワークマンが販売する冷感シャツは着た瞬間にひんやりする接触冷感ウェアで、吸汗速乾性にも優れており汗をかいてもベタベタしにくく、むしろひんやりする。
現場作業をしている方などは、この夏こういったアイテムはかなり重宝するはず。というか、現場作業をする方だけでなく需要は高いはずだ。ワークマンは少し時価総額の規模が大きめなので値動きは少しマイルド猛暑関連銘柄のダークホースとして注目するには面白そうだ。
【2022年6月28日(木)追記更新】
今年も猛暑がやってきた!6月で関東は36度超え続出!猛暑関連に改めて注目!
近畿や中国、四国などで梅雨明けが発表され、猛暑のエリアが拡大しました。全国の猛暑日地点は100に迫って今年最多を更新する事態となっている。いきなりの気温上昇から熱中症で救急車で搬送される人が増えているが、確かにこの気温の変化はヤバいな!
首掛け扇風機をしている人やまさに猛暑!猛暑と言えば、熱中症対策のグッズや水分補給が王道ではあるが、その中の猛暑関連でも目を見張る抜群のチャートを形成している銘柄があったので記載するぞ!
本命株 2593 伊藤園
時価総額:529,029百万円
PER:(単) 43.59倍
PBR:(単) 4.44倍
≪2022/06/28時点≫
伊藤園は東証プライムに上場、1966年創立、茶葉製品の最大手。同社のブランドとしては「お~いお茶」を筆頭に様々な緑茶飲料を展開。ルートセールス方式をとり、傘下にタリーズコーヒー持つ企業だ。
飲料の中でもお茶は暑い場所に長時間放置していても腐りにくいというのがありお茶の需要は、この猛暑は拡大傾向にあると言える。
業績面は22年4月期決算は、売上高は4007億6900万円、営業利益が前の期比12.7%増の187億9400万円。
主力のお~いお茶など飲料・茶葉製品が堅調に推移したほか、コーヒーショップ「タリーズコーヒー」を手掛ける飲食関連事業が人流回復に伴い収益改善となっている。
何よりも同社を選んだポイントだが、チャートを見てもらえれば分かるが、直近の高値を抜けてレンジ上抜けというチャートとなっている。週足を見ても出遅れている位置にあり、貸借倍率1.34倍と取り組み状況も良い。PER。PBRは割高面はあるが、ここからの猛暑を考えても注目と言えるだろう。
猛暑関連銘柄(サマーストック銘柄) まとめ
猛暑関連銘柄(サマーストック銘柄)は毎年、夏の時期に物色人気を集めるテーマ株だ。特にその年の夏が猛暑になればなるほど、物色人気は高まる。爆発的な急騰を見込めるテーマ株ではないが、毎年夏季に上昇傾向にある銘柄なので把握しておいて損はないだろう。