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2017年05月13日に世界規模でおきた大規模サイバー攻撃による波紋が拡がっているようだ。今回のサイバー攻撃には北朝鮮が関係しているのではないか?との噂もあるようだ。
今回の大規模サイバー攻撃では特に「ランサムウェア」による被害がニュースで取り沙汰されている。このことによりサイバーセキュリティ関連銘柄のなかでも特にランサムウェア対策銘柄に注目が集まっている。
と、いうことでこのページではランサムウェア対策関連銘柄について本命・出遅れ 一覧をわかりやすくまとめて紹介する。
ランサムウェア対策関連銘柄とは
ランサムウェア対策関連銘柄とは、ランサムウェア対策に関連する製品・サービス・ソリューションを手掛ける銘柄の総称である。
まずランサムウェアを説明しよう。ランサムウェアとはわかりやすくいえば「身代金要求ウイルス」のことだ。ランサムウェアにPC・システムが感染するとコンピュータの中にあるファイルが暗号化され使用が制限されてしまう。そしてランサムウェアは
「ファイルの暗号化を解除してほしくば身代金をビットコインなどの仮想通貨で支払え!」
と滅茶苦茶な要求をしてくるのだ。要は、コンピュータの中にはデータを人質にとって身代金を要求してくるということ。この悪質なマルウェアをランサム(身代金)ウェアと呼ぶ。
ランサムウェア対策関連銘柄は、大きな括りではサイバーセキュリティ関連銘柄の一部だが、サイバーセキュリティ関連銘柄のすべてがランサムウェア対策に特化しているわけではない。サイバーセキュリティ関連銘柄のなかでも特にランサムウェア対策に関連するサービスを手掛ける銘柄がランサムウェア対策関連銘柄と呼ぶにふさわしいだろう。
サイバーセキュリティ関連銘柄 本命・出遅れ 一覧はこちらにまとめてある≫
ランサムウェア対策関連銘柄 一覧
- 4288 アズジェント
- 3040 ソリトンシステムズ
- 4344 ソースネクスト
- 4704 トレンドマイクロ
- 2326 デジタルアーツ
- 3968 セグエグループ
- 9758 ジャパンシステム
- 8023 大興電子通信
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ランサムウェア対策関連銘柄 本命・出遅れ
それではランサムウェア対策関連銘柄の中でも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なおこの項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命 アズジェント
時価総額:8,208百万円
PER:---倍
PBR:(単) 4.71倍
≪2017/05/16時点≫
ランサムウェア対策関連銘柄の本命はやはりアズジェントではないだろうか。アズジェントはセキュリティソフト輸入販売・構築・運用などを含めた高付加価値サービス事業を手掛けている銘柄だ。
アズジェントは2016年6月8日にイスラエルの「illusive networks社」のサイバー攻撃対策ソリューション「illusive」の取り扱いを開始している。イスラエルといえば世界有数のサイバーセキュリティ先進国である。アズジェントがイスラエル「illusive networks社」の製品を取り扱っている点を重視したい。
中でもアズジェントが輸入販売するセキュリティソフト「illusive Deceptions Everywhere」という製品があるが、この製品には2016年8月にランサムウェアの検知・防御機能が追加されたことを発表している。これによりアズジェントはランサムウェア対策関連銘柄のなかでも特に注目されているのではないだろうか。
アズジェントの時価総額はまだまだ小粒。値動き妙味と言う点でも非常に面白い銘柄だ。今後サイバーセキュリティ分野の需要はさらに高まる可能性があるし、ランサムウェアの脅威にも注目が集まる可能性がある。当方はアズジェントをランサムウェア対策関連銘柄の本命株として注目する。
本命 ソリトンシステムズ
時価総額:17,824百万円
PER:(連) 24.41倍
PBR:(連) 3.02倍
≪2017/05/16時点≫
ソリトンシステムズもランサムウェア対策関連銘柄の本命として注目したい。ソリトンシステムズはセキュリティ対策ソフトとシステム構築が柱の企業で、もともとサイバーセキュリティ関連銘柄の一角として注目されていた銘柄。ソリトンシステムズはランサムウェア対策ソリューションを手掛けている。サイバーセキュリティ関連銘柄のなかでも「ランサムウェア対策」という分野に注力している銘柄と言えるだろう。
ソリトンシステムズは時価総額の規模はまだアズジェントより大きいが、値動きが重いというほどではない。こちらもランサムウェア対策関連の本命株として注目したい。
本命・出遅れ ソースネクスト
時価総額:18,881百万円
PER:(連) 15.41倍
PBR:(連) 3.44倍
≪2017/05/16時点≫
ソースネクストもランサムウェア対策関連銘柄の一角として注目したい。ソースネクストは「ZEROウイルスセキュリティ」というセキュリティソフトを手掛けているが、こちらはランサムウェアにの防御・検知にも対応している製品だ。ランサムウェアの被害が増えるなど、報じられれば同社にはビジネスチャンスとなる。
本命・出遅れ デジタルアーツ
時価総額:47,840百万円
PER:(連) 37.73倍
PBR:(連) 9.02倍
≪2017/05/16時点≫
デジタルアーツはランサムウェア対策関連銘柄の出遅れ株として注目したい。デジタルアーツもそもそもサイバーセキュリティ関連銘柄の一角として注目される銘柄。
同社はWebフィルタリング製品「i-FILTER」を提供しているが、この「i-FILTER」とファイア・アイ社が提供するセキュリティ製品「FireEye」という製品を連携して使用することをランサムウェア対策として提唱しているようだ。
デジタルアーツは本命とまでは言えないかもしれないがランサムウェア対策関連の出遅れ株として注目。
本命 セグエグループ
時価総額:13,148百万円
PER:(連) 52.26倍
PBR:(連) 7.60倍
≪2017/05/16時点≫
セグエグループもランサムウェア対策関連銘柄の本命として注目したい。セグエグループの事業内容はセキュリティ製品の輸入販売などを手掛けており、事業内容としてはアズジェントと似ているな。
セグエグループはイギリスに本社を置くサイバーセキュリティメーカー「ソフォス」の製品を取り扱っておりソフォス製品にはランサムウェア対策の製品を提供している。このことからセグエグループはアズジェントと並ぶランサムウェア対策関連の本命株として注目したい。
本命 ジャパンシステム
時価総額:17,090百万円
PER:---倍
PBR:(連) 3.53倍
≪2017/05/16時点≫
ジャパンシステムもサイバーセキュリティ関連銘柄の一角として知られる銘柄。ジャパンシステムはファイアアイ社が提供するセキュリティ製品「FireEye」の販売を手掛けていることから、こちらもランサムウェア対策関連銘柄の一角とされているようだ。
本命 大興電子通信
時価総額:5,678百万円
PER:(連) 14.01倍
PBR:(連) 1.54倍
≪2017/05/16時点≫
大興電子通信もランサムウェア対策関連銘柄の本命として注目したい。大興電子通信は世界有数のセキュリティメーカーとアライアンス(協力・提携)を組んでいる銘柄。ランサムウェア対策向けのセキュリティソリューションも手掛け、またランサムウェアに対応するサイバーセキュリティ対策フォーラムなども主催で開催するなど、非常に面白い銘柄だ。
時価総額の規模も小粒であり、値動き妙味の面でも非常に面白い。サイバーセキュリティ関連、ランサムウェア対策関連の本命株として注目したい。
ランサムウェア対策関連銘柄 まとめ
ランサムウェア対策関連銘柄は、大きな括りではサイバーセキュリティ関連銘柄のなかにあるテーマだ。だが、今回のように大規模なランサムウェアによるサイバー攻撃あった時など、被害が大きくニュースで報じられた際には特に注目を浴びる可能性がある。
サイバーセキュリティ関連銘柄全体を把握するとともに、なかでも特にランサムウェア対策に特化した銘柄を把握しておけば、再び大規模なサイバー攻撃などがあった場合には柔軟なトレードができる可能性がある。特に今後はIoT時代・自動運転時代・ロボット時代に突入していく。サイバーセキュリティ分野はますます注目が集まり易くなるテーマ株といえるだろう。細かい得意分野まで把握しておいて損はない。