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急速に少子高齢化社会が加速している日本において介護関連の市場は大きな成長が期待されるテーマと言える。
現にアベノミクスの新3本の矢の一つにも「介護離職ゼロ」が掲げられており、今後ますます需要が拡大していくはずだ。また少子高齢化社会が進んでいるのは日本だけでない。ヨーロッパの先進諸国や中国などでも日本同様に問題になっているようだ。
つまり日本の介護ビジネスを世界展開することあるかもしれない。現に、介護関連銘柄で中国に拠点を持っている銘柄などは注目を集めている。と、いうことでこのページでは介護関連銘柄について本命・出遅れ 一覧をわかりやすくまとめて紹介していく。
介護関連銘柄・介護用品レンタル関連銘柄とは
介護関連銘柄とはその名の通り、介護に関連する事業を手掛ける銘柄の総称だ。介護関連銘柄といっても、老人ホーム事業を手掛ける銘柄や介護用品を手掛ける銘柄など事業の幅は広い。また、介護用品を購入するのは高額なため、介護用品のレンタルサービスを手掛ける事業も成長が期待されている。介護関連銘柄・介護用品レンタル関連銘柄は区別されるケースもあるようだ。
介護関連銘柄・介護用品レンタル関連銘柄 一覧
- 2425 ケアサービス
- 4355 ロングライフホールディング
- 2374 セントケア・ホールディング
- 3794 エヌ・デーソフトウェア
- 2393 日本ケアサプライ
- 2435 シダー
- 3201 ニッケ
- 4664 RSC
- 2144 やまねメディカル
- 9046 神戸電鉄
- 2168 パソナグループ
- 2673 夢みつけ隊
- 9707 ユニマット リタイアメント・コミュニティ
- 6059 ウチヤマホールディングス
- 2398 ツクイ
- 6062 チャーム・ケア・コーポレーション
- 2373 ケア21
- 2137 光ハイツ・ヴェラス
- 4656 サン・ライフ
- 7649 スギホールディングス
- 7817 パラマウントベッドホールディングス
- 9729 トーカイ
- 7476 アズワン
- 6077 N・フィールド
- 7779 CYBERDYNE
- 7807 幸和製作所
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介護関連銘柄・介護用品レンタル関連銘柄 本命・出遅れ
それでは介護関連銘柄・介護用品レンタル関連銘柄のなかでも本命視されそうな銘柄をピックアップしていく。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命 ケアサービス
時価総額:7,277百万円
PER:(連) 51.94倍
PBR:(連) 5.27倍
≪2017/05/08時点≫
介護関連銘柄の本命と言えばケアサービスだろう。ケアサービスは通所介護(デイサービス)が主力だが、訪問介護・入浴サービスなども手掛けている。またサービス付きの高齢者向け住宅事業なども手掛けているまさに介護関連事業ど真ん中の銘柄だ。
ケアサービスは2017年03月17日に中国・北京に介護事業を展開する合弁会社を設立すると発表し、一気に中国関連銘柄としても注目を浴びた銘柄だ。中国も日本と同様に少子高齢化社会問題を抱える国であり、中国において介護関連事業を展開することは非常に大きなビジネスチャンスだ。
なお、ケアサービスは時価総額の規模もさほど大きくなく値動き妙味の観点からも面白い銘柄と言える。当方はケアサービスを介護関連銘柄・中国関連銘柄の本命株として注目する。
本命・出遅れ シダー
時価総額:2,617百万円
PER:(連) ---倍
PBR:(連) 3.10倍
≪2017/05/08時点≫
シダーも介護関連の注目銘柄だ。シダーはデイサービス・有料老人ホームが2本柱。地元福岡から全国展開を図っている企業だ。シダーは特段目立つような銘柄ではないが、介護関連銘柄のなかでも特に時価総額の規模が小さいため、人気化すれば値動き妙味としては面白みがある銘柄といえる。
本命 ユニマット リタイアメント・コミュニティ
時価総額:10,955百万円
PER:(連) 5.67倍
PBR:(連) 0.86倍
≪2017/05/08時点≫
全国で多機能型介護施設「そよ風」を運営するユニマット リタイアメント・コミュニティも介護関連の中核銘柄だ。有料老人ホームも手掛けている。
出遅れ? サン・ライフ
時価総額:6,411百万円
PER:(連) 9.38倍
PBR:(連) 1.05倍
≪2017/05/08時点≫
サン・ライフは神奈川、都下地盤の冠婚葬祭業の大手だが、介護事業も手掛けていることから関連銘柄の一角とみられる。こちらも時価総額軽めなので、注目しておくと面白そうだ。
出遅れ? やまねメディカル
時価総額:2,323百万円
PER:(連) 0.88倍
PBR:(連) 1.50倍
≪2017/05/08時点≫
やまねメディカルも介護関連銘柄の注目株だ。やまねメディカルは首都圏中心に通所介護(デイサービス)併設の高齢者向け住宅を展開している。いわゆるボロ株・低位株なので、こちらも値動き妙味としては面白そうだ。
セントケア・ホールディング
時価総額:13,128百万円
PER:(連) 11.25倍
PBR:(連) 1.51倍
≪2017/05/08時点≫
セントケア・ホールディングは介護関連・介護用品レンタル関連銘柄の本命として注目したい銘柄だ。同社は訪問介護・入浴などが主体だがデイサービスなども育成中とのこと。またセントケア・ホールディングは福祉用具・介護用具のレンタル事業も行っている。
時価総額の規模もさほど大きくなく値動きも重くない。介護関連・介護用品レンタル関連の本命株として注目したい。
日本ケアサプライ
時価総額:21,605百万円
PER:(連) 19.56倍
PBR:(連) 1.88倍
≪2017/05/08時点≫
日本ケアサプライは介護用品のレンタル卸の最大手。介護用品レンタル関連の本命銘柄といえよう。少子高齢化社会は日本にとっても深刻な問題だが、介護用品レンタルを手掛ける同社にとってはビジネスチャンスと言える。
【2017年11月30日(木)追記】
出遅れ株 幸和製作所
時価総額:13,819百万円
PER:(連) 39.37倍
PBR:(連) 13.51倍
≪2017/11/30時点≫
2017年11月28日にジャスダック市場に上場した幸和製作所も介護関連銘柄として注目したい。幸和製作所はシルバーカーや歩行車、杖、入浴補助用具などを手掛けている福祉用具の総合メーカーだ。幸和製作所はIPO銘柄であり手垢がついていないし、時価総額規模も大きくなく値動きも軽い。介護関連・シニア関連銘柄として注目したい。
【2019年11月10日(日)追記】
本命・出遅れ アイスタディ
時価総額:3,308百万円
PER:(連) ---倍
PBR:(連)2.40倍
≪2019/11/10時点≫
アイスタディが急騰。
11月5日の取引終了後に、東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻・松尾豊教授の研究グループなどと共同で、人工知能(AI)を用いた介護施設向け検知システム構築の共同研究を開始すると発表したぞ。
今回の東京大との共同研究は、ディープラーニング技術を活用して、様々な顔認証など画像認識をエッジデバイスで実現するOlloやAI技術のビジネス活用を支援するIGPI、ビジネスアナリティクス&インテリジェンスのBAI。
そして特別養護老人ホームや介護老人保健施設などを併設した複合福祉施設「サンタフェガーデンヒルズ」を運営する善光会と連携。
この共同開発で、アイスタディが企業向けLMS(学習管理システム)の開発で培った技術力、ディープラーニング技術を用いて、善光会の「サンタフェガーデンヒルズ」の入居者の行動を、AIによって認識・分析し、入居者の転落防止などのリスクを防ぐシステムの開発に向けた共同研究を行うようだ。
老人介護施設などは高齢化が進む今、需要は高い。認知症なども含め予測不能の動きをする入居者なども多い為、今回のAIの入居者管理は今後さらに注目されていくだろう。
【2022年9月2日(金)追記更新箇所】
政府が介護職の処遇改善へ介護費の見える化を推進!国策テーマとして本格浮上となるか
政府は8月30日に開催した「公的価格評価検討委員会」で、「介護費の見える化」に向けた基本的な考え方を提示したが、会合後の記者の取材に応じた政府関係者からは、「国の政策として行った処遇改善策が実際にどんな効果を及ぼしているのか、しっかり把握する必要がある」と説明があり、「介護職らの処遇改善には今後も政府として取り組んでいく。「介護費の見える化」を図りながらより適切な処遇改善に努めていく」と発言があった。
スケジュールとしてはまだ決まってはいないが、高齢化社会もだが、今後介護サービスは重要視される。そこで改めて介護関連の本命銘柄をPICKUPするぞ↓
本命 4355 ロングライフHD
時価総額:2,809百万円
PER:(連) 51.86倍
PBR:(連) 14.65倍
≪2022/09/02時点≫
ロングライフHDは東証スタンダード上場、介護付き有料老人ホームを展開。地盤の関西から首都圏を開拓。会員制リゾートホテルの運営等も手掛ける企業だ。介護関連銘柄の本命株として注目したい銘柄だ。
ロングライフホールディングは中国に拠点をもつことで、中国関連の銘柄としても注目される銘柄。2017年03月30日にはロングライフホールディングの中国における合弁会社「山東新華錦長生養老運営」が中国青島市政府による訪問介護事業を受託したと発表したことで大きく注目を集めた銘柄
同社のセグメントだが、ホーム介護事業、在宅介護事業 、フード事業、リゾート事業の4つを展開している。業績面は22年10月期第2四半期累計(21年11月-22年4月)の連結経常損益は6300万円の赤字と業績面は今一つではあるが、主力とする優良唐人ホームなどを展開するホーム介護事業は、当第2四半期連結会計 期間末におけるホーム数は23ホームで居室総数は1,040室となっております。引き続きホーム介護事業の運営体 制の効率アップ並びにブランディング活動等の営業強化中。
在宅介護事業は、訪問入浴、訪問介護、通所介護(デイサービス)及び小規模多機能型居宅介護 等の介護サービスを運営新たに障がい者用グループホーム1拠点、ケアセンター2拠点を開設し、当 第2四半期連結会計期間末におけるサービス数は125サービス。サービスの質の向上を図り、事業拠点 の収益力アップを図っている。
直近で同社の子会社エルケアが米ナスダックに上場するヘルステック事業を展開するメディロムと事業提携を発表、介護向けの見守りシステムを共同開発すると発表した。
見守りシステムは24時間365日充電不要の活動量計「MOTHER Bracelet」を用い、体温変化や体調の急変、心拍データの異常などを検知した際に施設管理者や家族に連絡するシステムだが、2022年10月から子会社のエルケアで試験運用を開始して、共同開発後は「在宅介護者1万人にメディロムの活動量計を配布。その後、施設利用者3万人の利用を開始し、合計で4万人の利用を目指す」としている。
業績拡大に期待がもてる材料からも注目と見る。また時価総額の規模もケアサービスとさほど変わらない。人気化した際には火柱が立ちやすい銘柄といえよう。
介護関連銘柄・介護用品レンタル関連銘柄 まとめ
少子高齢化が加速している日本にとって介護関連の事業は大きな成長が期待される分野と言える。介護関連銘柄・介護用品レンタル関連銘柄は、爆発的な伸びが期待できるテーマとはいえないかもしれないが、定期的に注目される息の長いテーマとなる可能性は高いだろう。
また、ケアサービスやロングライフホールディングのように介護関連銘柄が中国などへの海外進出を材料に大きく株価を伸ばすケースもあり得るかもしれない。
介護関連銘柄は把握しておいて損のないテーマ株だ。本命銘柄・出遅れ銘柄などはしっかり把握しておこう。