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このページでは中国関連銘柄について 本命・出遅れ 一覧をわかりやすくまとめて紹介する。
中国関連銘柄とは
中国関連銘柄とは、その名の通り中国で積極的に事業を展開している銘柄の総称である。
中国の名目GDPは1996年~2016年の20年間で10倍以上に成長しており、現在は世界第2位の経済大国である。また中国の人口は13.5億人(2013年時点)と日本の人口およそ1.2億人の10倍以上もいる。中国で事業を展開すれば単純計算に母数は10倍、「一攫千金のチャンス」であることは理解できるはずだ。
だが同時に中国関連銘柄にはリスクもある。ここ数十年続いた中国の高度経済成長も、終わりが意識され始めており、不動産価格の上昇・金利の上昇・国内体制の不安などの問題も指摘されている。また、尖閣問題をはじめとする日中関係の悪化などのリスクもある。今後、中国関連の経済ニュースでネガティブな内容が報じられれば中国関連銘柄にとって悪材料となるケースもあるかもしれない。
中国関連銘柄にはリスクも混在していることを理解しておこう。
なお、中国向けを含む海外へ向けたインターネット通販事業を手掛ける越境EC関連銘柄も広義では中国関連銘柄とも言える。越境EC関連銘柄については別途まとめてある。
中国で習近平1強体制が構築。中国関連銘柄に追い風か。【2017年11月01日(水)追記】
2017年10月25日(水)に中国共産党を今後5年間率いる「習近平」氏の2期目の指導部が始動したことにより習近平総書記の「1強体制」が構築されることになった。この習1強体制構築により、中国における権力争いなどによる政治的リスクが軽減され、中国でのビジネスを展開する企業、いわゆる中国関連銘柄に追い風となっているようだ。今後も中国関連銘柄には注目だ。
中国関連銘柄 一覧
いまや中国は世界2位の経済大国だ。これまでの数十年で中国に進出してきている企業は多数ある。全市場に上場している企業を含めると当ページで紹介しきれないほどだ。
だが、個人投資家が知りたいのは中国関連銘柄のなかでも、比較的最近になって中国に進出すると発表しこれから中国への事業展開の恩恵を受ける銘柄のはずだ。と、いうことでこのページでは思いきって古くから知られる中国関連銘柄は除外し、比較的最近注目されている新しい中国関連銘柄を中心にピックアップしていきたい。
- 2425 ケアサービス
- 2340 極楽湯ホールディングス
- 3561 力の源ホールディングス
- 3760 ケイブ
- 7829 サマンサタバサジャパンリミテッド
- 2160 ジーエヌアイグループ
- 2927 AFC-HDアムスライフサイエンス
- 9941 太洋物産
- 2122 インタースペース
- 7612 Nuts
- 3825 リミックスポイント
- 7859 アルメディオ
- 6620 宮越ホールディングス
- 6325 タカキタ
- 3372 関門海
- 6239 ナガオカ
- 6310 井関農機
- 6740 ジャパンディスプレイ
- 3224 ゼネラルオイスター
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中国関連銘柄 本命・出遅れ
それでは中国関連銘柄のなかでも、今後本命視される可能性のある銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命・出遅れ ケアサービス
2017年03月28日現在、もっとも注目されている中国関連銘柄といえばケアサービスだろう。ケアサービスは社名の通り、介護関連の銘柄。訪問介護や入浴サービスや、サービス付き高齢者向け住宅などを手掛ける企業だ。
ケアサービスは2017/03/17に中国・北京に介護事業を展開する合弁会社を設立すると発表し、一気に中国関連銘柄としての物色が集まり材料発表の翌営業日から6日連続のストップ高となった。
これは今、中国が急速に高齢化社会が進んでいることが買い圧力の背景となっているのだろう。高齢化社会が進んでいる以上、介護事業は社会的なニーズが高まっている状況と言える。ケアサービスは今、もっとも注目される中国関連銘柄の本命・出遅れ株と言えるだろう。
余談だが、ケアサービスを「中国進出の材料」がでる2日前に推奨していたサイトがあってビックリした。6日連続のストップ高を材料2日前に推奨したのは凄すぎる。詳細はコチラ≫
出遅れ ロングライフホールディング
ロングライフホールディングは出遅れの中国関連銘柄として注目だ。同社は介護付き有料老人ホームを展開する介護関連銘柄の一角で、高齢化社会の進む中国にも拠点を持つ。
ロングライフホールディングの中国における合弁会社「山東新華錦長生養老運営」が2017/03/30に中国青島市政府による訪問介護事業を受託したと発表した。この買い材料により、ロングライフホールディングはストップ高となった。
直前に同じく介護事業を展開するケアサービスが中国で介護事業を行う合弁会社を設立すると発表したことにより6連続のストップ高となったこともありロングライフホールディングも注目されそうだ。
本命 極楽湯ホールディングス
スーパー銭湯「極楽湯」を展開する極楽湯ホールディングスも中国関連銘柄として注目の銘柄だ。極楽湯HDはスーパー銭湯「極楽湯」を2013年2月に初の海外初進出となる中国・上海に出店ししている。中国では空前の「スーパー銭湯ブーム」らしいが、その火付け役となったのが極楽湯である。
中国はもともと湯船にゆったりと浸かるという習慣はなかったようだが、一度、湯船に浸かる気持ちよさを味わってしまったらブームになるのもわかる。当方も実は極楽湯ファンだが、極楽湯ってもはや「お風呂」というだけでなく「お風呂アミューズメントパーク」のように楽しいからな。それに中国の極楽湯は日本のおよそ6倍の広さらしい。そこまで広いと、よりアミューズメント感は増すのかもな。
極楽湯が中国関連の材料で急騰したのは2016年8月。中国の極楽湯子会社の極楽湯沐浴が、同国企業の2社とフランチャイズ展開することで合意したと発表。これにより大幅に株価を伸ばしたのは記憶に新しい。ともあれ、極楽湯は今や中国関連の代表格とも言える銘柄だ。中国関連銘柄では外せない。
出遅れ 力の源ホールディングス
力の源ホールディングスはラーメンチェーン「一風堂」を展開する企業で、2017年3月21日にマザーズ市場に上場したばかりのIPO銘柄だ。同社は国内に一風堂をはじめとしたさまざまな外食事業を展開しているが、海外事業にも力を入れている。中国には2012年に進出したようで、15店舗を展開しているようだ。
まぁ中国関連銘柄としては若干弱い気もするが、まだ上場したばかりの銘柄なので話題性もあるし値動きも軽い。引き続き注目したい銘柄だ。
本命 インタースペース
インタースペースも中国関連銘柄として注目したい。インタースペースはアフィリエイト型広告「アクセストレード」を運営する企業。同社は2013年12月に中国最大のアフィリエイトネットワークを提供する「EMAR(イーマー)」と業務提携していることから中国関連銘柄として注目される。インタースペースは時価総額の規模もさほど大きくなく、値動きも軽い銘柄だ。中国関連銘柄として注目しておきたい。
本命 サマンサタバサジャパンリミテッド
女性に人気のバッグで成長したアパレルブランド「サマンサタバサ」も中国関連銘柄として注目だ。サマンサタバサは2015年6月にアリババグループが運営する中国最大のBtoC(個人顧客相手のビジネス)オンラインショッピングモール「(Tmall)」においてサマンサタバサ旗艦店をオープンしている。
本命 ジーエヌアイグループ
バイオ創薬ベンチャーのジーエヌアイグループも中国関連銘柄として注目。同社はアジアに多い疾患をターゲットにしており、中国に研究開発・製造の拠点を置いている銘柄。中国の環境問題、PM2.5問題などに関連する病気の治療薬などを開発しているようだし、中国関連銘柄として面白いのではないだろうか?
ケイブ
スマホアプリの開発・運営を手掛けるケイブ。ケイブの代表的なアプリといえば「ゴシックは魔法乙女」(通称ごまおつ)だ。ケイブは「ごまおつ」をはじめとしたスマホアプリの中国・韓国・台湾などのアジア展開に積極的な企業。日本でヒットしたタイトルをアジア諸国向けにローカライズしてヒットを目指す。新興銘柄で値動きも軽いので、中国関連の材料が出ればドンと火柱がたつ可能性も。
野村マイクロ・サイエンス
水処理大手の野村マイクロ・サイエンスは2013年に中国の水処理事業に参入すると発表している。中国・貴州に子会社を設立し浄水場と汚水処理場の設計や施工・運転管理を行う。
野村マイクロは半導体や液晶向けの超純水製造装置に強みをもつ企業だが、その他の柱の事業をつくりたい考え。こちらも中国関連銘柄とみてよいだろう。
【2017年06月22日(木)追記】
本命・出遅れ Nuts
時価総額:20,079百万円
PER:---倍
PBR:(連) 15.83倍
≪2017/06/22時点≫
カジノ関連銘柄としての認知度が高いNutsだが、中国関連銘柄としても注目すべきかもしれない。
Nutsは2017年04月24日に、中国最大のインターネットポータルサイト「新浪(sina)」と、中国最大級のSNS「微博(weibo)」を擁する新浪グループと業務提携をしたことを発表している。
また、これは思惑の段階だが、Nutsは2017年05月26日に「定款の一部」を変更し「医療に関する事業」「ホテル等の宿泊施設の運営」を事業内容に加えている。
このことから、Nutsは中国最大級のIT事業者と組んで、中国で医療関連の事業を展開するのでは?という思惑があるようだ。
中国で介護事業を手掛けるという材料で大きく株価をあげたケアサービス・ロングライフホールディングの後を追う銘柄となるだろうか。
Nutsは時価総額の規模も小さく値動きも軽い。値動き妙味という面を考えると中国関連の出遅れ・本命株としてみるのも面白そうだ。この先の株価推移にも注目したい。
【2017年07月11日(火)追記】
本命・出遅れ リミックスポイント
時価総額:57,925百万円
PER:(連) 478.41倍
PBR:(連) 37.48倍
≪2017/07/11時点≫
ビットコイン関連銘柄として知られるリミックスポイントも中国関連銘柄の仲間入りをしたと言えるかもしれない。
2017年07月11日、リミックスポイントの子会社で仮想通貨取引所を運営するビットポイントジャパンが中国の大手総合金融会社である「仁和智本有限公司」と中国仮想通貨取引所「浙江文智有限公司」を支援する合弁会社を杭州に設立し、中国本土の仮想通貨交換業へ本格参入すると発表した。
この合弁会社は浙江文智へ仮想通貨取引システムを提供するほか、仮想通貨ICOなどの手法を用いたアメリカ不動産投資事業なども展開する予定とのことだ。
リミックスポイントはビットコイン関連銘柄としての側面を持ちつつ、さらに子会社の中国での事業展開により中国関連銘柄としてのテーマ性も手に入れたと言えるかもしれない。中国関連銘柄としては出遅れ株と言えるか?
【2017年07月21日(金)追記】
出遅れ アルメディオ
時価総額:2,658百万円
PER:(連) 43.70倍
PBR:(連) 0.96倍
≪2017/07/21時点≫
CDなどの規格テストを手掛ける企業のアルメディオも中国関連銘柄の出遅れ株として注目したい。アルメディオは2017/07/20(木)に中国でのカップ式自動販売機オペレーション事業に参入するため上海に子会社を設立すると発表した。
中国では高品質の嗜好品に対する消費者の需要が高まっているようで、高級コーヒーなどの普及が見込まれているそうだ。アルメディオは時価総額の規模も小粒で値動き妙味としても非常に面白い。中国関連の出遅れ銘柄として注目したい。
【2017年11月01日(水)追記】
本命株・出遅れ株 宮越ホールディングス
時価総額:25,963百万円
PER:(連) 31.10倍
PBR:(連) 2.30倍
≪2017/11/01時点≫
中国関連銘柄の出遅れ株・本命株として宮越ホールディングスに注目だ。宮越ホールディングスはもともと、電機機器などの製造・販売を手掛けていた銘柄だが電機事業からはすでに撤退。現在では中国の深セン市に事業拠点を置き、中国における不動産賃貸や不動産開発・投資事業などが柱の企業となっている。
宮越ホールディングスは時価総額の規模も大きくなく値動きはそこそこ軽い銘柄だ。中国関連銘柄の出遅れ株として注目。ただし業績的な部分では不透明感もあるのでその点には注意したい。
本命株・出遅れ株 タカキタ
時価総額:11,004百万円
PER:(単) 15.62倍
PBR:(単) 1.57倍
≪2017/11/01時点≫
中国関連銘柄の出遅れ株・本命株としてタカキタにも注目だ。タカキタは飼料系農機を手掛け、クボタや井関農機、ヤンマーなどと資本提携する農機関連銘柄だ。
中国では大規模な農業政策が推進されており、またタカキタは中国での積極ビジネス展開を標榜していることから中国関連銘柄として期待される。なお日本国内においても安倍政権で国策として農業分野の競争力強化を目指していることもタカキタには追い風だ。
タカキタも時価総額規模は小粒なほうだ。PER・PBRも現状では過熱感を感じない水準と思える。中国関連の出遅れ・本命株として注目だ。
本命株・出遅れ株 関門海
時価総額:5,824百万円
PER:(単) 56.76倍
PBR:(単) 8.34倍
≪2017/11/01時点≫
フグ料理店の「玄品ふぐ」を展開する関門海も中国関連銘柄として注目だ。関門海は2017/03/29に「玄品ふぐ」の中国フランチャイズ展開に向けて、上海企業とエリア本部契約を締結したことを発表しており、すでに中国にフグ料理店を展開している。
中国ではフグ料理は2016年に解禁されたばかりで、中国人にはまだまだ物珍しく人気がある。関門海は時価総額の規模が小粒で値動きが軽い点も面白い。
【2017年11月14日(火)追記】
本命株 ナガオカ
時価総額:3,886百万円
PER:(連) 31.04倍
PBR:(連) 1.96倍
≪2017/11/14時点≫
ナガオカは石油精製・石油化学プラント用の内部装置や取水用スクリーン、水処理装置の製造を手掛ける銘柄だ。ナガオカは日立造船と合弁で中国に那賀日造設備(大連)有限公司を擁し、インターナルや取水装置等の水処理装置などの製造を手掛けていることなどから、中国関連銘柄として知られる。
ナガオカは時価総額規模も小さく、値動きが軽い点も注目ポイントと言えるだろう。PER・PBRをみても現状では過熱感はなさそうだ。引き続き中国関連銘柄として注目したい銘柄だ。
本命株 井関農機
時価総額:62,450百万円
PER:(連) 21.16倍
PBR:(連) 0.89倍
≪2017/11/14時点≫
井関農機は農業機械専業3位の企業だ。コンバインや田植え機に強みをもち、稲作・野菜関連機械や農業用施設にも注力する。そして、井関農機は欧州・北米、そして中国、東南アジアを4本柱としてグローバル展開する企業。このことから中国関連銘柄の一角とみられている。
井関農機の時価総額規模は小粒というほどでもないが、PER・PBRは割安に思える。引き続き中国関連銘柄として注目だ。
【2018年12月14日(金)追記】
出遅れ株 ジャパンディスプレイ
時価総額:59,232百万円
PER:---倍
PBR:(連) 0.57倍
≪2018/12/14時点≫
中小型液晶パネルなどを手掛けるジャパンディスプレイも中国関連銘柄の出遅れ株として注目しておくべきかもしれない。
2018年12月14日の日経新聞の記事で「経営再建中のジャパンディスプレイが中国のファンドや企業から支援を受ける方向で交渉していることが明らかになった」と報じられたのだ。
ジャパンディスプレイは、経営再建中のいわゆるボロ株。今後、中国ファンドや中国企業からの支援で経営が再建されるとすれば、ここからの上値幅は大きそうだ。注目しておきたい中国関連の出遅れ株といえる。
【2019年01月24日(木)追記】
出遅れ株 ゼネラルオイスター
時価総額:3,467百万円
PER:(連) 173.18倍
PBR:(連) 9.50倍
≪2019/01/24時点≫
ゼネラルオイスターも中国関連銘柄の出遅れ株として注目しておくべきだろう。どうやら中国のインターネットサービス大手など中国企業3社がゼネラルオイスターの買収・出資に関心を寄せ接触したと一部メディアで報じられたようだ。
ゼネラルオイスターはカキの直営レストランを全国展開している企業だがカキレストラン、オイスターバーの展開のほかカキの養殖を手掛けるている。光の届かない海洋深層水でカキを60時間浄化することで、食中毒の元となる細菌・ウイルスを取り除く養殖方法で2018年に特許を取得している点などに関心を寄せたのだろうか。
なんにせよゼネラルオイスターが中国関連銘柄として浮上したということだ。ゼネラルオイスターは時価総額規模も小さく値動きも軽いため、中国関連銘柄として出遅れ株として注目しておきたい。
中国関連銘柄 まとめ
中国関連銘柄は、【日経中国関連株50】という株価指数もあるほどに息の長いテーマ株である。しかし、すでに中国の高度経済成長は終わりの兆しも指摘されるなど、リスクもあることも理解しておこう。
ここ数十年で中国進出の恩恵を受けた銘柄に関しては注意が必要だが、今後新たに中国への事業進出をする企業などはチャンスである。上記にあげたケアサービス・極楽湯などの実例のように急激に株価を上げるケースもある。
中国関連銘柄に注目するなら、今後中国に進出する銘柄を見逃さないようにするべきだろう。