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このページではロシア関連銘柄 本命・出遅れ 一覧についてまとめている。
ロシア関連銘柄とは
ロシア関連銘柄とは、その名の通りロシアに関連する銘柄のことである。
2016年11月現在、ロシア関連銘柄が市場から熱い視線を浴びせられている。「なぜ今ロシア関連銘柄が注目されているか」という点だが、これは今日本がロシアとの経済協力を強め、北方領土問題を解決しようと動いているからである。
2016年12月15日(木)にロシアのプーチン大統領が来日することが決まっているが、これは北方領土問題を巡る交渉の大きなヤマ場とみられている。この会談を控えているというのも、今ロシア関連銘柄が注目される大きな理由の一つといえよう。
具体的なロシア関連銘柄
今回のプーチン大統領の来日・会談によって、北方領土問題が解決に向け進むとみられているが、ここでもし北方領土の返還などの話がまとまれば、日本の北方海域が拡がることになり主に水産系銘柄にとって大きなメリットとなる。水産関連の銘柄はロシア関連銘柄の一角といえるだろう。
また日露関係が今よりもさらに良くなることを見越して、ロシアに進出している企業やロシアとの貿易を行う企業なども物色が進んでいる。
ロシアは世界でも有数の石油輸出国である。ロシアとの経済協力では石油や天然ガスなどの資源開発なども検討する方向とのこと。つまり、石油関連の銘柄や商社系銘柄もロシア関連銘柄として注目する向きがある。さらにロシアのオイルマネーが日本株に回帰する可能性も含め、注目されているようだ。
ロシア関連銘柄 一覧
- 6445 蛇の目ミシン工業 ロシア向けにミシンの実績 本命
- 9380 東海運 ロシア向けに国際物流展開 本命
- 4616 川上塗料 ロシア向けに商品納入の実績アリ 本命
- 8058 三菱商事 商社 オイルマネーに期待
- 8031 三井物産 商社 オイルマネーに期待
- 8002 丸紅 商社 オイルマネーに期待
- 8053 住友商事 商社 オイルマネーに期待
- 8001 伊藤忠商事 商社 オイルマネーに期待
- 1605 国際石油開発帝石 石油関連銘柄 本命
- 1662 石油資源開発 石油関連銘柄 本命
- 1606 日本海洋掘削 石油関連銘柄 本命
- 1332 日本水産 水産系 日本の海域拡大で恩恵? 本命
- 1333 マルハニチロ 水産系 日本の海域拡大で恩恵? 本命
- 1301 極洋 水産系 日本の海域拡大で恩恵? 出遅れ
- 6366 千代田化工建設 石油化学プラントを手掛ける 出遅れ
- 1963 日揮 石油化学プラントを手掛ける 出遅れ
- 6330 東洋エンジニアリング 石油化学プラントを手掛ける
- 2914 JT ロシア向けに売り上げ高大きい 出遅れ
- 7745 エー・アンド・デイ ロシア向けに売り上げ高大きい 出遅れ
- 9812 テーオー小笠原 北海道地盤 シベリア鉄道延長の思惑 本命
- 9678 カナモト 北海道地盤 シベリア鉄道延長の思惑 出遅れ
- 9355 リンコーコーポレーション 新潟地盤 新潟でホテル運営 本命
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ロシア関連銘柄 本命・出遅れ
それではロシア関連銘柄のなかで本命視される銘柄・出遅れ銘柄などをピックアップしてみよう。当方の個人的意見を含む内容なので、参考までに。
本命 蛇の目ミシン工業
蛇の目ミシン工業はロシア関連で本命視される銘柄の一角と言えるだろう。
蛇の目ミシン工業は家庭用ミシン1位の企業で、以前からロシア向けの売上比率が高いことからロシア関連銘柄として注目されている。
蛇の目ミシンの時価総額はさほど大きくなく値動きの妙味という点にも注目したい。値動きの軽い銘柄は短期資金・投機的資金が入りやすい特徴がある。加えて蛇の目ミシンはPERもそれほど高くなく、割安感からも買われそうな銘柄だ。
今回、安部首相とプーチン大統領の会談によって北方領土問題など、日露関係が改善すれば蛇の目ミシンにとってはビジネスチャンス拡大のチャンスが訪れる可能性がある。ロシア関連の本命銘柄として注目したい。
本命 東海運
東海運は太平洋セメント系の企業で、アジア線ターミナル業務を行っている。ロシア関連銘柄の本命とみる理由は、東海運がロシアへの国際輸送を強みとしている点だ。
今後、ロシアとの経済協力がさらに深いものとなればロシアへの国際輸送を行う東海運にとっては大きなビジネスチャンスだ。東海運も時価総額がさほど大きくなく値動きが軽いのも短期スタンスのトレーダーから注目される要因の一つ。
本命 川上塗料
川上塗料もロシア関連銘柄の本命視される一角だ。川上塗料は住宅や機械用の塗料を手掛けており、ロシア向けの売上比率が高いことからロシア関連銘柄として注目される。
また川上塗料はロシア国営のガスプロム社に天然ガスパイプライン用塗料を納入した実績がある。このこともロシア関連銘柄としての位置づけを高めている格好だ。
そして特筆すべきは川上塗料は時価総額がかなり小さいこと。ロシア関連銘柄のなかでも特に時価総額の小さい川上塗料を本命視する声は多いようだ。
本命 日本水産
日本水産は社名の通り水産系の企業である。水産系の企業はロシアとの北方領土問題が前進することで、日本の海域が拡がる思惑からロシア関連銘柄として注目される。
政府は北方領土をロシアと日本の共同統治を検討しているというニュースが報じられたが、もし共同統治となった場合は日本の海域は拡がるのだろうか?ちょっとハッキリはわからないが、水産系の銘柄にもロシア関連の思惑的な買いが入る可能性はあるだろう。
本命 ナラサキ産業
ナラサキ産業もロシア関連銘柄の本命銘柄として注目したい。ナラサキ産業は北海道が地盤の企業で農業設備・燃料・建設資材・港湾作業などを手掛ける企業だ。石油製品など燃料系の事業も行っていることから、ロシアとのエネルギー分野での経済協力という面で期待したい面もある。
また、日本とロシアの経済協力項目の一つに「ロシアのシベリア鉄道を北海道まで延長したい」というものがある。
このシベリア鉄道延長は「日本が島国であることのメリットを捨てる」ということにも繋がり、賛否両論あるが、もし実現した場合は北海道はロシアに対する玄関口となり、地域の活性化は著しいものとなる可能性がある。
北海道に地盤を置く企業にとっては大きなビジネスチャンスといえよう。なお、ナラサキ産業も時価総額は決して大きくない。値動きの軽さ、という面でもロシア関連銘柄の本命と呼ぶにふさわしいと思う。(個人的にだぞ)
出遅れ 極洋
極洋をロシア関連銘柄の出遅れ銘柄として注目したい。極洋は水産品の貿易や加工、買い付けが主力の企業。水産系の銘柄ということで、北方領土問題前進による日本の海域拡大による思惑買いに期待。
また、極洋は昔から仕手株として注目されるフシのある銘柄である点も面白そうだ。仕手株として注目されるということは値動きが軽いということ。そういった銘柄にテーマが絡むとなれば、短期資金が集中する可能性はあり得ない話ではない。
【2016年11月17日(木) 追記】
本命 テーオー小笠原
テーオー小笠原もロシア関連銘柄の本命銘柄として注目したい。テーオー小笠原は流通、木材、住宅が3本柱の企業で、フローリングでは業界首位。
テーオー小笠原は北海道が地盤の企業であり、北海道新幹線の開通の時にも関連銘柄として注目された経緯がある。
今回、日本とロシアの経済協力では「ロシアのシベリア鉄道を日本の北海道まで延長する案」が検討されている。シベリア鉄道の延長は正直賛否両論あり、意見がわかれる。日本は島国であることから、歴史上どこにも侵略されなかった。島国には地政学的なメリットがある。シベリア鉄道を延長させることは島国としてのメリットを捨てることにもなりかねないため、意見が割れているわけだ。
だが、そういったことを抜きに経済の面だけを考えればシベリア鉄道の延長は大きなメリットである。北海道は新たにロシアからの玄関口になる可能性がある。と、なれば周辺の地域が活性化する可能性はかなり大きく、北海道に地盤を置く企業にとっては大きなビジネスチャンスでもある。
テーオー小笠原は時価総額も比較的小さく、値動きが軽い点も面白い。
チャートをみるとすでに10月以降からグングンと株価を上げている。これはおそらくロシア関連銘柄として物色されたのであろう。引き続き注目したいロシア関連銘柄の本命株だ。
出遅れ カナモト
カナモトはロシア関連銘柄の出遅れ株として注目したい。カナモトは建機レンタルの大手で、北海道が地盤の企業。テーオー小笠原と同様に、北海道が地盤ということで、北海道新幹線開通の時にも関連銘柄として物色された経緯がある。
こちらもロシアのシベリア鉄道延長の思惑で物色される可能性に期待したい。事業内容も建機レンタルということで、北海道の開発が進むとなれば恩恵を受ける可能性はありそう。
チャートをみるとまださほど人気化している様子はない。ロシア関連の出遅れ銘柄として今後の動きに注目だ。
【2016年11月30日(水) 追記】
本命 リンコーコーポレーション
ロシア関連銘柄の本命銘柄としてリンコーコーポレーションにも注目したい。リンコーコーポレーションは新潟が地盤の企業で新潟港を軸として港湾運送を行っている。また倉庫・運輸・ホテル・不動産など複数の事業を手掛けている企業でもある。
新潟もロシアとの経済協力が進むことで恩恵を受けるだろうと言われている地域であり、リンコーコーポレーションは新潟市と佐渡市でホテル経営も行っている。ロシアとの経済協力が進めば恩恵をダイレクトに受ける可能性もある。
2016年10月以降の急激な上昇はロシア関連銘柄としての物色とみて間違いなさそうだ。今後もロシア関連の本命銘柄として注目したい。
ロシア関連銘柄 まとめ
北方領土問題などが解決に進み、ロシアとの経済協力関係が強固になっていけばロシア関連銘柄は長期的に注目されるテーマにもなりえる。北方領土問題の解決はプーチン大統領次第というような声もあるが、安部首相はプーチン大統領と良い関係を築けているようだし、長年続いたロシアとの問題も解決に向かうかもしれない。
ロシア関連銘柄は引き続き、注目したいテーマ株である。