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新型コロナウイルスの接種は世界で進んでいるが日本では遅れていたワクチン接種の状況は接種完了率は二転三転したが新型コロナワクチンの2回目の接種を終えた人が人口の2割を超えたと発表している。
感染のリスクを抑えながら経済活動を正常化させる為に、新型コロナウイルスワクチンの接種証明書(ワクチンパスポート)を発行・活用する動きが世界で行われているが、「ヨーロッパなどの海外では、デジタルコロナ安全証明が導入されており入国者がワクチン接種証明書を所持していれば入国時の制限を緩和する動きとなっている。」
ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)があることで、今後海外旅行の際に、検疫で待機を求められる期間が短縮される形となるが、海外旅行がこれにより緩和されていくと言えるだろう。
現時点で加藤官房長官はあくまで「海外渡航者の為として他の利用は考えていない」とはしているが、国内の商業施設などでの利用に向けたガイドライン作成は進みだしており、政府もワクチン接種を全国民に接種してもらいたいという狙いからもワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)を提示した人の飲食代や利用料を割り引きしたり、イベントの人数制限を緩和したりする方針とする可能性は高い。
日本では7月26日から紙の公式証明書を利用できるようにする想定、年内にはスマホアプリなどでデジタル化する方針で検討している。
紙で発行というのはデジタル音痴の日本という感じだがワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)の免罪符がある事で、海外旅行・航空会社は恩恵が高く、今後は方針次第では飲食・宿泊施設・テーマパークなどもコロナで打撃を受けた企業にも波及すると見ているぞ。
と、いうことで当ページではワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)関連銘柄について本命株・出遅れ株 一覧を詳しくわかりやすくまとめておく。
ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)関連銘柄とは
ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)関連銘柄とは、その名の通り新型コロナウイルスワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)で恩恵を受ける銘柄の総称である。
具体的には海外旅行を主力とする企業は大本命だが、今後海外からの旅行者を受け入れていく動きからもインバウンド関連、宿泊施設も本命と言える。今後はGOTOキャンペーンと絡めたものもでてくる見込みがある。本命株・出遅れ株を把握しておくと短期急騰の思わぬ利益を得ることができるかもしれない。
ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)関連銘柄一覧
- 6030 アドベンチャー 格安航空券の予約サイト、スカイチケットを運営
- 6577 ベストワン クルーズ旅行予約サイト「ベストワンクルーズ」を運営
- 9603 HIS 格安航空券販売の最大手、ハウステンボスを運営
- 9045 京阪HD 大阪京都間が主力の私鉄。京都観光に強み
- 9173 東海汽船 伊豆七島への生活・観光航路に強み
- 9193 東京汽船 東京湾内の曳船大手、フェリーや観光船も運航
- 9377 エージーピー 航空機向け電力供給や空港施設保守が主力
- 9708 帝国ホテル 高級ホテルの代表格、帝国ホテルを運営
- 4681 リゾートトラスト会員制リゾートホテル、エクシブを運営
- 5261 リソルHD 三井不動産系。ゴルフ場・ホテルの運営受託
- 4755 楽天グループ 楽天トラベルを運営
- 9713 ロイヤルホテル 西の名門ホテル、リーガロイヤルを運営
- 9723 京都ホテル 京都の名門ホテル、ホテルオークラを運営
- 3926 オープンドア 旅行比較サイト、トラベルコを運営
- 6191 エアトリ 航空券予約サイト、エアトリを運営
- 9726 KNTCT 近鉄系の旅行業界大手、国内外旅行パック多数
- 3710 ジョルダン 鉄道経路探索ソフトの開発・販売が主体
- 9376 ユーラシア 高所得者層向け海外旅行の企画販売
- 6548 旅工房 ネット専業旅行社。企画提案型・販売が強み
- 2440 ぐるなび 飲食店情報サイト、ぐるなびを運営
- 9202 ANA 国際線、国内線1位の航空会社
- 9201 JAL 国際線、国内線2位の航空会社
- 9206 スターフライヤー北九州-羽田が主力の新興エアライン
- 3646 駅探 乗り換え案内サービス「駅探」を運営
- 9020 JR東日本 国内最大の鉄道会社
- 7048 ベルトラ 海外・国内の現地体験型ツアー専門の予約サイトを運営
- 2477 手間いらず ホテルの予約管理システム販売
- 6561 ハナツアー 韓国系、訪日外国人向け旅行業。免税店・ホテル施設も運営
- 9021 JR西日本 北陸、近畿、中国に鉄道を展開
- 9022 JR東海 東海道新幹線が柱
- 9695 鴨川グランド 房総で有数のリゾートホテルを運営
- 9722 藤田観光 椿山荘など高級宴会場の名門、ワシントンホテルとネット予約
- 4691 ワシントンホテル全国にワシントンホテルプラザ、R&Bホテルを展開、藤田観
- 光とネット予約
- 6565 ABホテル 東祥の子会社。愛知県を中心にビジネスホテル展開
- 4344 ソースネクスト 自動翻訳ポケトーク
- 9616 共立メンテ ホテル事業を運営
- 2371 カカクコム 価格比較サイトが主体、飲食店情報サイト食べログ
ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)関連銘柄 本命株 出遅れ株
それではワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)関連銘柄の中でも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば今後追記するつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命株 7048 ベルトラ
時価総額:22,980百万円
PER:(連) ---倍
PBR:(連) 13.78倍
≪2021/07/17時点≫
ベルトラは2018年12月に東証マザーズ市場に上場。国内外の現地体験型オプショナルツアー専門のオンライン予約サイト「VELTRA(ベルトラ)」を運営している企業であり、日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語にも対応。150カ国、約5000社の催行会社と直接契約し、観光ツアーや文化体験などを日本人の海外旅行客や訪日客向けに提供している会社だ。
海外旅行のツアー専門サイトを運営しているだけに本命株として注目しておきたい。
本命株 6561 HANATOUR
時価総額:10,076百万円
PER:(連) 8.69倍
PBR:(連) ---倍
≪2021/07/17時点≫
ハナツアー東証マザーズに上場。韓国からの日本向けインバウンド旅行商品にかかる日本国内の各種手配業務や中国、東南アジアからのインバウンド手配業務、旅行販売専用サイトの運営する企業だ。
新型コロナから直近の決算は2021年12月期1Qは前年同期比84.6%減収 6億円営業損失5.9億円経常損失と落ち込んでいるが、インバウンド市場回復を見据えた取り組みを強化しており、政府インバウンド実証事業参画準備、海外有力サイトとのAPI連携推進をしている。ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)でインバウンド、旅行が盛んになっていけば需要が拡大して業績はV字回復の期待もできるだけに本命株と言えるだろう。時価総額100億円と動きやすいところも妙味有り。
本命株 9202 ANA
時価総額:1,264,006百万円
PER:(連) 350.81倍
PBR:(連) 1.22倍
≪2021/07/17時点≫
ANAは東証1部に上場する国内線、国際線ともに首位の航空会社、旅行というキーワードで真っ先にANAとJALは投資家のみならず誰もが思い浮かべる人も多いだろう。時価総額を見ても簡単に動くものではないが海外旅行と言えば、ANAという人も多いだけにやはり外せない本命株と言える。
傘下にエアJ、ピーチ、ウイングスなどを持っている。業績面が改善されれば今後配当も復活して中長期投資家も戻ってくる期待は高い。
本命株 9603 エイチ・アイ・エス
時価総額:186,092百万円
PER:(連) ---倍
PBR:(連) 2.76倍
≪2021/07/17時点≫
HISは東証1部に上場する格安旅行の大手、国内外から人気の高い、長崎ハウステンボスを運営する企業だ。
同社の旅行事業はエイチ・アイ・エスを始め、外国籍の方に向け多言語にて海外・国内旅行のナンバーワントラベル、。スキー、ダイビング等のスポーツ系ツアーと、首都圏、関西・中京を結ぶバス運行等、自由でリーズナブルな旅を提供するオリオンツアー、贅沢なイメージの船旅をリーズナブルに提供するクルーズ専門の旅行会社クルーズプラネットなど多数の旅行ビジネスを展開している。
日本のみならず中国、韓国、東南アジアなどアジア圏の訪日外国人に人気の高いテーマパーク、ハウステンボスを運営しているだけにワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)関連の本命株と言える。新型コロナウイルスの流行が落ち着きをみせれば業績の改善が見込める。
本命株 3926 オープンドア
時価総額:69,616百万円
PER:(連) ---倍
PBR:(連) 11.13倍
≪2021/07/17時点≫
オープンドアは東証1部に上場する旅行比較サイトの「トラベルコ」を運営する企業だ。
トラベルコは国内旅行会社、国内外のオンライン旅行会社(OTA)、国内外ホテル及び国内外航空会社が販売する海外及び国内のパッケージツアー、ホテル、格安航空券等の各種旅行商品など1,500以上の旅行サイトを一括で検索できる旅行比較サイトだ。
国内ホテル・宿泊比較において小田急トラベルと連携を開始、今後のアフターコロナの旅行需要回復を見据えて、主力の旅行比較サイト「トラベルコ」において人員の強化、機能の強化、ラインアップ拡充を積極的に進めているだけに業績の大幅改善が見込めると言えるぞ。
本命株 9376 ユーラシア
時価総額:1,974百万円
PER:(連) ---倍
PBR:(連) 1.04倍
≪2021/07/17時点≫
ユーラシア旅行社も旅行関連銘柄の本命株・出遅れ株として注目しておきたい。ユーラシア旅行社は、成熟した旅行者層向けに海外旅行を企画販売している企業。世界遺産や自然、伝統をテーマに差別化し旅行商品を企画販売。成熟した旅行者向けということで、高単価の模様、ワクチン接種は高齢者が先に行き届いているだけに、やっと旅行にいけると
ユーラシア旅行社は時価総額規模が20億円に満たない非常に小粒な銘柄だ。EPSは-55.01と収益状況はかなり苦戦しているが、業績改善となれば値動き妙味の観点では旅行関連銘柄の本命株といえるだろう。
ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)関連銘柄 まとめ
ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)は海外旅行を中心とする企業に特に恩恵が高いが、ワクチン接種が進んでいけば外出自粛が続いていただけに消費マインドが一気に戻り業績面もV字回復していくと言える。
何よりも2021年1-6月に全国で休廃業・解散を行った企業(個人事業主を含む、速報値)は2万8400件あるが、ホテル・旅館や旅行会社など観光関連は過去最多となっている。この最大の危機を乗り越えて生き残った会社は恩恵が高いだけに注目しておくべき。